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2012年06月01日

会席料理

汐留ロイヤルパークホテル内の「厨車屋」で日本舞踊家の志賀山葵師と漫画家の高見まこさんと会食。
志賀山流は中村仲蔵にゆかりのある流派で、当代の家元は十五世だが、志賀山葵師は十四代家元に鍛えられた当流の重鎮で、拙著「仲蔵狂乱」を高見さんがマンガ化されるに当たってご協力を仰がれた方である。私は以前からご尊名を聞き及んでおり、恐らくどこかでお顔を拝見しているのだろうけれど、お招きを受けてご挨拶をするのは今回が初めてながら、早や米寿の御年と聞いて信じられないくらいお若くて且つクリアーなお話ぶりに驚嘆し、もっと早くお目にかかる機会を持たなかったことを後悔した。今回ご仲介の労をお取りくださった高見さんには大感謝である。とにかく志賀山流の話をいろいろお伺いできたばかりでなく、たとえば文楽における近代の名人吉田文五郎から葵師が直接お聞きになった女のしぐさの教えなど、面白い芸談が山積みだったし、なにせ亡きご夫君がNHKのアナウンサーでご子息が電通マンだったりするせいでもあろうか、今日の時事問題にも頗る詳しくてシャープに且つユーモラスに論じられるので聞いていて実に面白く4,5時間があっという間に経ってしまった。日本の古典芸能に携わっている方で、なかなかここまで引けてきちんとお話ができる方は少ないように思うので、機会があればお元気なうちにまたお目にかかりたいものだと思われた。




2012年06月02日

カレーライスと冷蔵庫の残り物

カレーは市販のレトルトパック。
今週は仕事が押せ押せで、気がつくと、ええっ、もうこんな時間!!てな感じで、慌ただしく着替えて家から駈けだして行くことが多かった。PC画面を見ていると誰しもあっという間に時が経つので、つい出遅れてしまうのであるが、その昔、三軒茶屋に住んでいたころ、築地の松竹であるえらい方と午前11時に面会の約束があったにもかかわらず、目覚めたら時計の針が10時を回っていたという恐ろしい想い出があって、当時まだ30代後半の私は、それから顔を洗って化粧をして服を着替えて家を飛びだし、駈け通しに駈け続けて田園都市線に飛び乗り、半蔵門線から銀座線に乗り換え、銀座駅で降りたあと再び駈け続けて11時ジャストに滑り込みセーフで松竹の玄関にたどり着いた時は、我ながらスーパーマンにでもなったような気分で、よくぞあんな離れ業が出来たものだといまだに不思議に思うくらいだ。今の年齢ではとてもあそこまでのスピードは出せないだろうし、同じ人間でもスピード感が徐々に衰えてくるのはやはり致し方のないものと諦めて自覚するしかないのだけれど、考えてみれば日本が超高齢化社会になったということは、多くの人間が何かにつけてどうしようもなくスピード感を喪失していることとイコールであるのかもしれない。ちっとも埒が明かない国会や、原発事故現場に残された使用済み核燃料をどこへ持っていけばいいのかという差し迫った問題が一向に決まらないことや、何もかもがスローモーに感じられるのは、単純に自らスピード感を喪った人たちばかりが集まって、ああでもない、こうでもないと言い合っているからなのではなかろうか。ところで、大飯原発の再稼働問題に関して、関西広域連合がこれまた意外なほどのスピードであっさりとGOサインを出したのは、ムダな抵抗は結果として市民を利することにはつながらないという、ある意味で実に関西らしい合理的な判断を下したからなのだろうか。


コメント(1)

原発撤退要請の問題でのスピード感の無さはあきれ果てますよね。総理の口調が脅し口調であっても、包容力豊かな発言であっても常識で考えれば東電の言い分は詭弁だと一発でわからないのは、国会事故調にまともな方がいないのだと思います。
 実質関係ない職員はほとんど避難させていないのでしょうか?事故対応に直接関係無い職員を退避させる事を、何故政府に打診する必要があるのでしょうか?
 普通に考えれば、一刀両断に出来る理由をいつまでも言わせているのは白黒つける気が全く無いからなのでしょうね。
 事故や被害の原因解明をすることは必要なことですが、急ぐことはそこではなくメルトダウンした原発を処理することや、福島四号機の処理、休止した中でも三十年使ってきたものを、できる限り急いで処理することなのではないのか。
 優先事項を全く無視したことばかりニュースや新聞に流す前に、少しでも危険を先送りしないように原発の扱いの具体的な策を早急に立てて欲しいのですが、自分はどう行動すれば良いのか?腹立たしさをかみ締め悔しく泣いているだけしか選択肢が見つけられず、何かの光明を切望しています。

投稿者 nao : 2012年06月05日 23:50



2012年06月03日

おこわ弁当、新ゴボウのサラダ、ジャガイモとバジルのサラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。ワールドカップ予選ザック・ジャパンVSオマーン戦を見ながら食事。予定通りの好発進で結構でした。
今日は天気予報が雨だったので、雨具の用意をして行ったにもかかわらず絶好に近い乗馬日和だったし、お相手のメタボ系足どりも重〜いベリー君が軽やかに快走してくれたのは、いずれも嬉しい誤算でした(^o^)こっちもベリー君はだいぶ手の内に入ってきた感じだが、最初はたぷ〜ん、たぷ〜んとゆったり走るタイミングに合わせづらくて、乗られる彼も参ったに違いない。それでも気長に付き合っているうちにだんだん良好な関係になってきたのは、もともと彼のお人柄ならぬお馬柄がいいせいだろう。仙台で被災して津波にさらわれても生き延びた子だけに、多少のことでは動じないから乗っていて非常に安心感がある上に、人に対してとても従順な馬だから色んなレッスンに酷使されていて、ちょっと気の毒になるほどだ。片や洗い場でいつもベリー君の隣にいるのがダービー馬ジャングルポケットの御曹司で、この子は苦み走ったという形容がぴったりのイケメン君なのだけれど、どうもお馬柄はイマイチであるらしく、乗り手をさんざん手こずらせた結果、とうとう乗馬初体験の人に試し乗りをされるお仕事にまわされてしまい、人事部のSさんなぞは「あの馬はせっかくの名血をほんと無駄に遣ってますよね〜(笑)」と仰言るが、いわば態度のでかい社員が自ら窓際仕事にまわって超ラク〜をしてる感じに見えなくもないわけで、お馬柄がよくて酷使される子に比べてどっちがいいともいえず、人も馬も何が幸いするかわかったもんじゃないよな〜と私は思うのであった(-.-;)y-゜ところでもうすぐ始まるロンドン・オリンピックの馬術競技にクラブ所属のインストラクターの方が出場を決められて\(^O^)/その方のレッスンを受けたことがあるSさんは「オリンピック選手に乗馬を習ったって人に言ったら、なんだか凄く巧そうに聞こえませんか」とすっかりご機嫌でした。
 




2012年06月04日

海老とアスパラガスの塩炒め

QPで見た簡単な炒め物。海老は炒める直前に酒と塩で下味して片栗粉をまぶしておく。セロリとアスパラガスには塩と水を加えて蒸し炒めにすること。生姜の薄切りを入れて炒め合わせ、あらかじめ塩、砂糖、胡椒少々、片栗粉、胡麻油、水を混ぜた合わせ調味料をまわしかける。QPにあったキクラゲはカットした。
オウムの菊地容疑者は去年あたりから駅の電光掲示板で必ずといっていいくらいよく名前を見ていたから、昨日の逮捕を聞いても、やっぱりな〜という気持ちになり、たぶん逮捕をある程度見越した上で名前を流していたのだろうと思われたのだった。同じやっぱりな〜の結果でも、小沢クンとブースカの二度目の会談では、ふたりが一体何のために会ってるのかがもうさっぱりわからなかった。もし小沢クンが民主党の政策を大切に考えてホンキで守ろうというのなら、ここは自民党案を丸呑みしそうなブースカを喰い止めるべく妥協する手もあるだろうに、結局は選挙で落っこちそうな民主党議員を守ることだけが大切な政治屋さんであるのがよくわかったというべきか。
でもってブースカは自民党としっかり手を握るべく内閣改造をして、防衛大臣にわざわざ民間から自衛官出身の森本氏を起用したのは、これまでド素人続きと叩かれたので、コレならどうだ!という単純な発想なんだろうか?それにしても常にタカ派的発言に終始して石破氏と話が合う森本氏を起用したあたり、自民党と一体どこが違うのか、その政治的理念を改めて訊きたいくらいで、ブースカやマエハラといった松下塾出身
の国家主義的政治理念を持った政治家と、労組系や市民運動出身者とが同舟している民主党内部もすでに相当ギクシャクしているに違いなく、いっそ早く分裂してくれたほうが有権者もわかりやすいのかもしれない。とにかく民主党が大勝利を収めた前回の選挙は被選挙者も有権者もみんな同床異夢を見ていたことがあきらかになった今、遠からずまた選挙が必要なことはわかるのだけれど、今度は異夢どころかもはや何の夢も見られそうにない気がしてしまうのでした(×_×)


コメント(2)

本当に次の選挙はどこの政党?誰に?夢も何も消え失せました。まさか民主党が防衛大臣に元自衛官を選ぶなんて。
しかし、前原氏をはじめ松下政経塾出身者はタカ派的要素を持った戦争を全く知らない方が多いですね。幸之助氏はそのあたりはどう考えて居られたのでしょう?
「大阪大空襲」を書かれた方が先日お亡くなりになりました。
私も戦後生まれで空襲の怖さを体験はしていませんが、彼らに「東京大空襲」と「大阪大空襲」をしっかり読んで頂きたいです。ついでに「満蒙引き上げ者の記録」も。

投稿者 お : 2012年06月04日 22:38

適任とか無理とかいう 個人能力云々の問題より、指導者として国民の期待にこたえる事の出来る人が出てこられないシステムの問題かと思います。 鳩山さんや管さんに総理をしてもらうなど国民誰もが考えない事が実現するのですから 問題は国の仕組みだと思います。

投稿者 下前國弘 : 2012年06月05日 18:49



2012年06月05日

時鮭、水菜と油揚げの煮物、茄子のアンチョビ和え

油揚げは煮る前に表面をフライパンでパリッと焼くのがQPレシピ本の教えるコツ。アンチョビ和えも同じ本を見て作った。茄子の皮を剥いて電子レンジで柔らかくなるまで蒸してから、バジルとアンチョビのみじん切り、ニンニクのすり下ろし、オリーブ油を混ぜたソースで和える。
食事しながらNHK7時のニュースを見てたら猿之助襲名興行の映像が流れた。新市川中車の口上は、案の定白塗りにいささか無理があるよな〜と思わせ、猿翁もちょっと痛々しい感じだったが、ナマで観たらまるで違う印象になる場合もあるから予断は禁物である。それにしても、この興行にはそう沢山の人気役者や大立者が付き合っているわけでもないし、そのくせチケットは(゜ロ)ギョェっと驚きのお値段であるにもかかわらず、昼の部が早々と完売したらしいのは、やはり香川照之が歌舞伎役者になる!!!という話題性によるものだろう。物見高いは世間の常だが、かくいう私も今週の金曜日に観劇する予定になっていて、他人様のことは申せませんf(^ー^; 映像では名優の域に達していても舞台経験がないはずの人に、最初からあまり多くは期待しないようにして、とにかくまあ話の種というか、ブログの種に見て参ります。もっとも、お母さんの浜木綿子は舞台でも名女優だったから、香川クンもそう遜色はないのかもしれません。ところで離婚した夫婦の息子といえば、大鶴義丹も久々にフィーチャーされて、唐さんが自宅前で転んで脳挫傷を負ったニュースにはどきっとさせられたが、奇跡的に回復とは何よりでした。



コメント(1)

 初日、観てきました。
 マスコミはやはりドラマ性の高い話題に飛びつくものなので、中車中心の報道になるのは想定内です。ただ襲名公演初日になのに場違いな服装をした取材クルーを劇場内で見かけますと、役者さんや、お客さん対して失礼だなと思いました。
 四代目猿之助さんの口上ではまさかニーチェがでてくるとは思いませんでした。口上には療養中の人、病み上がりの人、働き盛りの人、元気なアラ80、アラ70が並んでおり、役者はやっぱり体が資本だなあとつくづく思いました。中車さんは他の役者さんに比べ体の柔軟さなさそうなので、怪我なく舞台を務めて欲しいです。

投稿者 tucci : 2012年06月06日 10:45



2012年06月06日

鶏肉のサラダ、生春巻き、蟹春雨、大根餅ほか

整体治療の前に代々木駅前のカンボジア料理店で元マガハの中田さんと食事。中田さんは『非道、行ずべからず』の担当編集者で、その後クロワッサンやHanako誌の編集者をしてらっしゃったが、マガハを退社後はダンナ様の起業が成功して事業が拡大するに伴い、その経営パートナーとして何かと大変な中で、私が現在「小説すばる」で連載している『壺中の回廊』をしっかり読んでくださってもいて、いろいろとご意見を頂戴した。今はちょうど急募の社員採用に当たって書類選考や面接でお忙しいらしいので、採用の決め手になるのはどういうことなの?と不躾な質問をしたところ、いわゆる就職氷河期に当たった世代の人たちは実践のキャリアが少ない分、資格試験に走ってる人が多いのだけれど、実際に採用する側としては「資格ってあんまり関係ないんですよね。それよりもうちみたいな小さな会社だと、この人なら一緒に働いても巧くやっていけそうだなあという雰囲気を持ってる人かどうかが大切で、それは面接で入って来た時に一目でわかるんですよね」というお話は実になるほどと思われたのだった。要するに、人間関係を円滑にできる人はどこでも引く手あまたなのだろうが、人間関係に不器用な人もいるわけで、本当はそういう人でも働ける場所にしたいのに、小さな組織だと却って居場所が作れないのは残念です、と心やさしき中田さんは仰言るのだった。でもって、彼女の古巣マガジンハウス社は「何をしてるのか、何の役に立ってるのかさっぱりわからない人でもいられる会社だったんですよね〜それが良かったんだけどなあ」と仰言るので、私の古巣松竹も負けず劣らずそういう会社だったことを想い出した。ちょっと前までの日本では、どこの会社もそういう余剰人員を抱えるだけの余裕があって、それが社会全体のゆとりを生みだしていたのだろう。直接何かの経済活動で役に立つ人ばかりではなく、そういうことではちっとも役に立たない人もいて、自然界の動植物が有機的にからみあって成り立っているような感じで、色んな人がいるからこそ世の中は成り立つのであり、経済活動に役立つということに特化して人間を見ていくことは、結果として人類そのものを壊していくことになりかねないような気もするのでした。


コメント(2)

今朝子さま、昨日はお会いできて楽しかったです。『壺中の回廊』楽しみにしております!
本文中、「何をしてるのかさっぱりわからない人」というのは、若輩ものの社員からみて、いて当然と思いますが
「何の役にたってるのかさっぱりわからない人」というのは言い過ぎかと思い、修正させていただくと、日常的な事務仕事や、目の前で仕事を片付けるという意味では、役割のわからない人といういうぐらいのニュアンスです。
にこにこして、テキパキして、効率的で感じのよい若者だけの会社というのも気持ち悪い。多様な人がいて社会ができてたほうが人間的でおもしろいというのが、ほんとは会社にもあてはまると思うのですが、小部屋で長時間いっしょに仕事するとなると、むずかしいなあと感じ、社会の息苦しさを救う場所がどこかにあるといいのだけどと願うのみです。

投稿者 ナカタ : 2012年06月07日 10:25

代々木のカンボジア料理店、昔はよく出かけて、生春巻や丸のかぼちゃに流したプリンがおいしかったのを思い出しました。
私も演舞場昼の部、見て来ました。予約初日はシステムダウンで大混乱。切符を手にするまで心配で、余計に期待が高まりましたが、ものすごい熱気で、筋書も特別価格、売店も襲名記念グッズが数多く並び、バンバン売れてました。初見の「小栗栖の長兵衛」、新歌舞伎で、新中車にセリフや動きに違和感がなく、馬に乗って花道を去る幕切れも花を持たせたし、ブラックユーモア的芝居なれど、この公演にふさわしい気がしました。新猿之助の口上は、気概に満ちた強い決意が感じられ、中車の必死の覚悟が伝わり、新團子のほほえましい言葉で笑いが起き、感動的でした。
新中車が澤瀉屋の座組、かつ新歌舞伎やスーパー歌舞伎以外に出るのは難しくとも、新風を吹き込んでくれそう、と、ずいぶん高く伸びた新歌舞伎座を見上げて、帰途に着きました。

投稿者 ウサコの母 : 2012年06月07日 17:53



2012年06月07日

焼き鳥、鶏刺し、鶏雑炊ほか

角川春樹事務所の原さんと大宮の「比内や」で会食。文字通り比内地鶏の専門店で久々に美味しい焼き鳥をたっぷり食べました∈^0^∋オススメ!の店です。
原さんは並木拍子郎種取帳シリーズ第4弾「四文屋(しもんや)」の新刊見本をご持参になり、四文屋というのは江戸時代に実在した百均飲食店みたいな屋台で、当時は串刺しで売られていた天ぷらの屋台で起きた事件を表題作にしたため、同じ串焼きの焼き鳥がぴったりの打ち上げでした。6月18日の刊行で、ちかぢかこのHPの左欄でも紹介いたしますのでご購読よろしくお願い致しますm(_ _)m
長いお付き合いの原さんとはお互い気兼ねなく色んなお話をするのだけれど、今日のお話で面白かったのは、私とちょうどひとまわり違う原さん世代の男性は、比較的批判精神が乏しいのではないかという分析であった。お勉強ができる優秀な人でも、根本的な疑いを抱かないようなタイプが多いのではないかというお話を聞いて、確かに、そうなのかも!!と思ったのは、私が大学院生だった頃に塾で国語を教えた小6の子供たちが、ちょうどひとまわり年下だったのを想い出したからである。とにかく成績優秀な男の子たちに限って、国語という単純に答え合わせができるような問題ばかりではない科目であるにもかかわらず、考える過程を全くすっ飛ばして、答えが合ってるかどうかだけを気にする態度がちょっと異常なくらいで、これは完全に学校でスポイルされてるんだろうなあと思ったのだった。女の子は理解力があって本当の意味で賢い子がいたのに対し、成績優秀な男の子の精神的な幼稚さに私はすっかり呆れてしまい、こんな子が入学してくる大学の先生なんかには絶対になるまい!と決意せしめた出来事だった。もちろん小学生の頃は女の子のほうが大人で、男の子が子供っぽいのは当たり前だから、彼らがずっとそのままだったとはさすがに思わないけれど、現在のテレビや何かで異常にクイズ物が増えてるのを見ると、子供の頃にテスト漬けになってスポイルされた人間の幼稚な部分を今日に引きずってのかも?と思えるのであった。ちょうどバブル時採用と重なる世代なのではなかろうか。でもって現在各業界の第一線で活躍している世代であろう。世の中全体が幼稚になるわけである。


コメント(1)

わーちょうどわたし(65年生まれ女子)と同世代の男子のことですよね。記者会見をそのまま流して平気、みたいな感覚が取材側に育っているのだとすると、報道機関はいろんな意味でまずいですね。いまその世代がデスクになっているころだと思いますので。

わたしは原発事故以降、NHKの水野倫之(のりゆき)解説委員に注目してるんですが、同世代でも骨っぽい男子です。一つ上の64年生まれ。

投稿者 ぱぐ : 2012年06月08日 18:37



2012年06月08日

市川猿之助、市川中車襲名披露

新橋演舞場の昼の部は久々の超満員で、新猿之助や中車にはもちろんのこと、起死回生の興行的成功にもおめでとう\(^O^)/をいうべきだろうか。お茶の阪本星野両先生と相弟子の岩崎さんともども前から五列目の花道際という素晴らしい席で観劇し、終演が2時半というメチャメチャ中途半端な時間だったせいもあって、そのあとペニンシュラ・ホテルで豪華なアフタヌーン・ティーまでしてしまったのは半分ヤケクソ的な贅沢のような気もするほど、とにかくお高いチケットだったので、この際、言いたいことを言わせてもらおうと思う。
序幕の「小栗栖の長兵衛」は、まずイイ演目を選んだものである。一杯道具の地味な舞台面ながら、人が大勢出て動きまわることで華やかに見えるし、主人公の退場の仕方も派手だから、意外なほど襲名演目にふさわしい感じで、新中車も十分にその魅力を発揮している。この人の舞台は蜷川演出「桜の園」のロパーヒンくらいしか見ていなくて、その時は期待していた割に印象が薄かったように記憶するから、今度は期待しないようにして見たのだが、猿之助一門の役者たちにこれまた意外なほどよく溶け込んでいて、常識人たちの怨嗟の的である手の付けられない乱暴者が逆に彼らの化けの皮をはぐという、いかにもトリックスター的なタイトルロールの主人公を演じて、この芝居のシニカルな面白さをしっかりと伝えている。3階席では声が届きにくいという批判も聞いていたのだけれど、1階でも見る分には発声の難もさほどに感じなかったし、何より役者として大きく見えたのは結構であった。ただもう少し舞台で何もしないでじっとしていられる
ことを身につけたら、歌舞伎役者としても立派にものになる人だろう。もっとも口上はまだまだで、やはりこの口上というものは、歌舞伎役者の格やキャリアが如実に滲み出ることが改めて思われた。新猿之助は才気煥発なこの人らしい口上で、彼独特の畳みかけるようなエロキューションにはちょっとハマってしまいそうなところがある。新猿翁は化粧した顔が昔とそう変わらないだけに涙を催さずにはいられす、つい先代のことを想い出して、襲名口上で涙を誘うのは澤瀉屋のお家芸なのかも、という気がしたほどである。
ところが一番の眼目である新猿之助の「四ノ切」がまったく涙を誘わないというのは一体どうしたものか。せっかくの襲名にケチをつけるのはどうかと思いつつも、これまで若手随一の芸達者と認め、大いに期待もしていただけに、正直今回は失望させられた感じだ。まず役者ぶりの小さいのが気になった。ふつう襲名時にはどんな役者でも大きく見えるものなのに、亀治郎の時のほうがもっと大きく見えたというのは困ったものである。また、まさかこれをスペクタクル本位の芝居とのみ解釈しているわけではないにしろ、テクニックで処理する意識が強すぎるように思われるし、かりにテクニックで処理するならするで、本行の義太夫の
狐詞をしっかり勉強した上ですべきであるのはいうまでもない。もともと怜悧な芸風のこの人には向かない演目なのかもしれないとはいえ、私は「四ノ切」を先代勘三郎から観て、むろん先代猿之助を何度も観て、一度として泣かなかったことはないこの芝居で、泣かしてくれなかった亀ちゃん、ならぬ新猿之助を恨みに思う。とにかく彼なら義太夫の名人級のレコードなんていくらでも聴いているはずだし、伯父さんの舞台だって観てるだろうに、それでいて今回のような役作りになった背景には、この作品に対する彼なりの割り切った解釈があるのだと思うけれど、どうもそんな風に割り切ってしまうのはドライ過ぎるし、古典に対する尊敬心が欠けているといわれても仕方がないのではなかろうか、という苦言をここに呈しておきたい。



コメント(10)

涙している人もいますが…
自分の知ったかぶりを披瀝することで
優越感を味わう典型的なタイプですねw

投稿者 ふんどし : 2012年06月09日 08:50

よくぞ云ってくださいました!拍手!!
最近は新聞記者の文芸担当の批評記事が横行、しかもとかく役者の提灯持ち記事ばかりでうんざりしてましたが、松井先生のブログを読んでスカッとしました。
とかく一門の流儀でしょうか、『吉野山』だってケレンにしてしまう、六代目が嫌ったそうですが・・・・私も歌舞伎の本領ではないと思います。
「ヤマトタケル」が新猿之助の云うように”古典”なのでしょうか?
ケレン物が好きだとか嫌いだとか言う以前の問題だと思いますが。

投稿者 syun : 2012年06月09日 11:03

よくぞ云ってくださいました!拍手!!
最近は新聞記者の文芸担当の批評記事が横行、しかもとかく役者の提灯持ち記事ばかりでうんざりしてましたが、松井先生のブログを読んでスカッとしました。
とかく一門の流儀でしょうか、『吉野山』だってケレンにしてしまう、六代目が嫌ったそうですが・・・・私も歌舞伎の本領ではないと思います。
「ヤマトタケル」が新猿之助の云うように”古典”なのでしょうか?
ケレン物が好きだとか嫌いだとか言う以前の問題だと思いますが。

投稿者 syun : 2012年06月09日 11:03

よくぞ云ってくださいました!拍手!!
最近は新聞記者の文芸担当の批評記事が横行、しかもとかく役者の提灯持ち記事ばかりでうんざりしてましたが、松井先生のブログを読んでスカッとしました。
とかく一門の流儀でしょうか、『吉野山』だってケレンにしてしまう、六代目が嫌ったそうですが・・・・私も歌舞伎の本領ではないと思います。
「ヤマトタケル」が新猿之助の云うように”古典”なのでしょうか?
ケレン物が好きだとか嫌いだとか言う以前の問題だと思いますが。

投稿者 syun : 2012年06月09日 11:04

木曜日の夜の部を見ました。 スーパーカブキは見た事なかったので、新派や長谷川歌舞伎 なんかが過ぎり、、戸惑いましたが、 そうだ 別に歌舞伎と思わなければいいんだ、、と枠を外したら、段々 面白くなりました。  唸るような芝居は無かったですが、猿翁が最後に出てきて 祝祭に参加してるような感動でした。芝居小屋から出て銀座まで歩きながらウキウキしました。 木戸銭払った分は、私は楽しみました。 

投稿者 八島秀二 : 2012年06月09日 23:31

今回は新猿之助さんの狐は利口そうなので、鼓を貰うことまで計算づくだったのではないかと私は思いました。藤十郎さんの義経はそんなことは承知の上で鼓をあげているように見えました。同じ演目でも役者によって印象がだいぶ変わりますので、歌舞伎は面白いですね。

投稿者 tucci : 2012年06月09日 23:50

亀治郎は梅原流「学者肌」っぽくて、歌舞伎芝居を理論的に分析しすぎるのかも知れませんね。幼い彼の「独楽』はきびきびかわいらしい日本男児、すなおな踊りでした。すばらしい役者なのに、松竹側が傍流扱いしてきた面があるのではないでしょうか。
彼はみずみずしい若木。すなおな芝居を心がけてほしい。べたつく中村屋や、傲慢な海老蔵と根本的に違う、匂いたつ花橘の薫風を亀治郎(新猿之助)に期待しているのですが。。。松井さんも期待なさっていただけに残念でらしたことでしょう。

投稿者 ウーピー : 2012年06月10日 20:52

あの一座で一等の19000円はいくらなんでも高いと思ったので、どうしようかと思っていました。やはり今回の襲名興行はパスします。そのうちテレビでさわりだけ見ればいいか。

投稿者 hanako : 2012年06月12日 15:34

失礼をいたします。同日、昼の部を自分も拝見いたしました。
亀治郎の会で、安達が原演じていた、あの新猿之助さんの「四ノ切」は正直「不憫な子狐に胸が詰まる」を感じられませんでした。そうしかお芝居見られない自分なのか、帰り道考えてしまいましたが、これからも猿之助さんの舞台が楽しみです。

何よりも先生が触れて下さっている、この日の猿翁さんのお顔が冴えわたり、手を上げず不動で華やかな口上、忘れられません。

投稿者 syunrei : 2012年06月19日 13:50

失礼をいたします。同日、昼の部を自分も拝見いたしました。
亀治郎の会で、安達が原演じていた、あの新猿之助さんの「四ノ切」は正直「不憫な子狐に胸が詰まる」を感じられませんでした。そうしかお芝居見られない自分なのか、帰り道考えてしまいましたが、これからも猿之助さんの舞台が楽しみです。

何よりも先生が触れて下さっている、この日の猿翁さんのお顔が冴えわたり、手を上げず不動で華やかな口上、忘れられません。

投稿者 syunrei : 2012年06月19日 13:51



2012年06月09日

水ギョウザ

急に食べたくなって、手作りのほうが美味しいとは思いつつ、ギョウザは包むのが面倒臭いので結局いつも市販のもので済ませてしまいます(^^ゞ
今週ドキッ!は富士山が噴火した際の広域避難計画を今年度中に策定するというニュースで、そ、それってやっぱりそろそろ爆発しそうな兆候が本当にキャッチされたんだろうか‥>_<‥という気にもなろうというものだ。火を噴いてる富士山が生きてるうちに見られるのはちょっと面白いような感じもするけれど、現実になったらとても面白がってる騒ぎではないし、日本はこれでホントにご臨終となるシンボリックな出来事のようで、当たり前だが、決して望みたくはない事態である。それにしても、富士山の広域避難策定をするくらいなら原発の広域避難策定はもっと早くにやってしかるべきではなかろうか。福島4号機に万が一の事態が起きた場合は4,5千万人が移動を余儀なくされるなんて言っておきながら、誰がどこへどう逃げたらいいのかさっぱり示されないのでは不安を撒き散らすばかりである。大飯原発も同様で、現在の段階ではひょっとしてまだ大事故が起きかねない状態であるならば、事故が起きたときは各地域の人びとが具体的にどうするのかをハッキリ明示すればいいのに、明示したら却って変な動揺が起きるというような思い込みがあるのだろうか。それって身近に喩えるなら、明日をも知れぬ高齢の方がいらして、その方が亡くなった時のことを考えるのは縁起でも無いからよしましょう、と近親者や関係者が思ったりするようなことと似てる一気がしてならない。とにかくあまり悪いことは考えないようにしようという楽観的な態度はこうした多災害国の民心の基調だったとしても、まさか統治者や当事者までがそんなふうに思っているとは想像もつかなかったというのが福島原発事故で得られた大きな教訓である。にもかかわらず、その教訓を全く生かし切れないどkろか、早や忘れちゃった感のある人びとにはただただあきれ果てるばかりであります( -_-)


コメント(2)

あってはならない話ですが「火を噴いてる富士山が生きてるうちに見られるのはちょっと面白いような感じもするけれど」
私もちょこっと思いました、爆笑。

6日の猿之助襲名披露公演のご意見、投稿を読ませて頂き熟慮してから拝見します。しかし2時半に終わる?と言う事は3時間ほどで19,000円ですか。芝居は内容で、今南座の公演は3時に始まり5時5分に終わりますので2時間ほどで16,000円。
少しも高いとは思わないです。あと2回は行くつもりです。
玉三郎さんは御自分の世界に観客を誘い込むのが本当にお上手で、歌舞伎初心者がウットリしてましたよ。

亀治郎さんは人間的には本当にしっかりされた方で、そういう意味ではファンですが芸を理詰めでとらえられる所がありますね。しかし、もう女形はされないのかしら?亀治郎のお吉もお辰も良かったですが。

投稿者 お : 2012年06月10日 13:21

富士山に関しては爆発したら長くて十年くらいどこかに避難出来たらそれでいいし、もしも爆発に巻き込まれたらそれは運だと思っています。 
 ・・・しかし原発事故はそんな程度で済みますか?
 稼働中であろうが、無かろうが同等の危険なら稼動に反対しなくてもいいのかしら?とも思いますが、今までにずーーっと抱えてきた処理と最終処分の問題はずっと棚上げで何も進んでいないように思います。
 福島原発事故で、事故時汚染区域に住んでいた子どもの検査や保障もどうなっているのでしょうか?全て政府の負担で毎年か半年ごとに検査を受けて貰い、万一病気の可能性があれば、すべて政府負担で治療を受けて貰う必要があると思います。県外に住んでいようが、他に制約を設ける資格は政府や官僚に無いし、そもそも検査を受けること自体大きな負担だと思います。そんな負担を背負わしたのは、原発推進を進めてきた東電・政府と官僚なのに、対策が実践レベルで無いのに、再稼動をごり押し決めましたね。
 もう、東電は解体するしか方法は無いのでは?数日前に家庭の電気料金値上げのチラシを見ましたが、原発処理の予算を含まない試算に何の意味があるのか?維持費給料も馬鹿にならないと思います。手の内を全てさらし再稼動するのならまだわかりますが、給料はほぼすぐに平均サラリーマンより高い水準に戻すのって消費者を馬鹿にしています。
 チラシも少なくとも億以上遣って刷っているのでは?少なくとも財政破綻している企業の印刷配布物にしてはお金がかかりすぎています。内容もしかり。覆しようの無い決定事項のようでした。 
 電気料金値上げは、全て正当性を疑います。

投稿者 nao : 2012年06月10日 22:19



2012年06月10日

スンドウブチゲ、冷麺、鶏肉のサラダ、海鮮チヂミ

乗馬の帰りにアニメーターのミミさんと一緒に大宮ルミネ内の韓国レストランで食事。
ミミさんは以前から乗馬にとても興味をお持ちでチラシやパンフレットを集めたりなさっていながら、実際にはまだ一度も乗ったことがないと仰言るので、クラブの試乗にお誘いし、帰りにご感想をいろいろと伺った次第。ミミさんの中で、馬はすぐに立ちあがったり、跳ねたりして、知らない人は決して乗せてくれないというようなイメージが出来上がっていたらしく、それはどうやら西部劇に出てくる暴れ馬の映像が刷り込まれちゃってるせいらしいのだが、クラブの試乗では写真のように小さなサークルに入れられた比較的おとなしい馬に乗って、インストラクター付きっきりで速歩まで教えてもらえるので、「こんなに簡単に乗れるなんてちょっとビックリでした」とのこと。それでも馬が常歩で動きだした瞬間は「オオおっ!!って感じで、とにかく全く経験したことのない感覚なんですよ〜」と、これまたビックリなさったらしい。私は子供の頃、近所の祇園円山公園に当時あった馬場で何度も曳き馬をしてもらったし、旅先のハワイで曳き馬と勘違いして外乗に参加し、いきなり駈歩をされて死ぬかと思うような目にも遭ったから、クラブの試乗では別にオオっ!!とビックリはしなかったけれど、子供の頃にはもっと馴れていたはずの高さに対する恐怖心が改めて出たという自覚があった。片やミミさんはあまりにも乗り慣れるまでの馬は恐ろしいというイメージが出来上がっていたせいで、あれっ、こんなに簡単に乗れちゃうんだという気持ちになられたらしい。で、乗ってる間は馬という生き物に興味津々で見入ってしまい、「なんだかファンタジー映画のドラゴンとかに乗ってるような気分でした」と仰言るので、逆に映画のイメージの元はきっと乗馬なんだよね〜とお答えしたのであった。「アバター」なんかがまさにそれである。軽速歩では馬の動きとタイミングを合わせるのがとても難しいと感じられたものの、下馬した途端に、もっと広い場所で駈けてみたら面白いだろうなあと思った
そうで、今すぐは無理だけれど、いずれ本格的に乗馬をしてみたいのだとか。ただし30分の試乗でもけっこう筋肉に響いたと仰言るから、それも馴れで、だんだん自分の躰にも筋肉がついてきて平気になるというようなお話をしたのだった。それにしても、試乗の段階では1年もやればすいすい乗れるようになるかと思いきや、どっこいなかなかそう簡単にはいかず、だからこそハマってしまったのであるが、レベルの差こそあれ、乗馬にハマる人は皆さんそうなのではあるまいか。簡単にできるものなら簡単に飽きられてしまうだろうし、乗馬はたぶん技量があがるに従って逆にどんどん難しい課題が増えていくからハマる人はハマるのだろうと思う。クラブハウスの仲間内で「いや〜乗馬ってホント難しいね〜」というような感じのセリフを一度も聞かなかった日のほうが珍しいくらいです(^^ゞ


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乗馬歴 2年半です。
今のところ 週イチ… で
初級駈歩 2鞍90分レッスンを受けています。
2年半 経っても… レッスンの翌日は 言うまでも無く!
後 3日は?筋肉痛で!
今朝子さんの 仰るように 自分に筋肉が付き へっちゃらに なる! は? いつになるのか?
自分では やってるつもりでも… 毎回 ' 膝 締めて! ' と 注意されて!! で… 毎週 内腿の筋肉痛です……

投稿者 おきらく : 2012年06月10日 23:10

私も先々週 狭山で体験乗馬しました。 外国で外乗を3回した事があるのですが、サラブレッドは初めてだったので、 ミミさんと同じような体験でした。 あの 馬の動きに合わせて、腰をふわっと動かすのが、難しかったです。オリンピックの法華津選手がどれだけ上手いのかようやく判りました。

投稿者 八島秀二 : 2012年06月11日 18:21



2012年06月11日

鯛刺身サラダ梅肉ソース

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先週のQPで見た料理。刺身は霜降りにすること。玉ネギのスライス、生姜の千切り、グリーンリーフ、大葉は冷水でしゃきっとさせてからしっかり水切りして添えること。梅肉、醤油、粗挽き黒胡椒、水、サラダ油を合わせてソースを作る。梅肉によっては塩少々を加えて味を調節すること。
今週は国会もいよいよ山場でひょっとしたら衆議院解散!てなことになりかねないから議員さんたちは大変だろうが、私は遅ればせのゴールデンウイークで13日〜16日に北海道旅行します\(^O^)/ またしても釧路湿原のどさん子外乗がお目当てで、今回はどさん子友の会の皆さん+ミセス元副編の福光さんとご一緒することに。福光さんは何せKOの馬術部出身だし、友の会の皆さんは全員マイホース所有の方々なので、私はせいぜい足を引っ張らないようくっついて行くのが精いっぱいといったところ。それにしても平日を4日も休むとなると仕事の前倒しが大変で、今日やっとすべて入稿のメドがついてほっとひと息である。昔は芸能人や物書きなどはチャランポランな人がやってるというイメージがあったけれど、今日のような時代では双方ともによほど自己管理がしっかり出来ないと続けられない商売であろう。私も一応IPadだけは持参して、急ぎの校正はメールのやりとりで何とかするつもりだが、ご一緒する翻訳家の松岡和子さんは確か東京ロンドン間でそのやりとりをなさっていたはずで、今日イギリスから帰国なさって、明後日には北海道に出発というのだから、私のちょうど10歳年上なのに、どんだけ〜元気やねん\(◎o◎)/!と申しあげるほかない。
ところで先月から今月、来月にかけて文庫本の刊行が相次ぎ、特に今週から来週の頭にかけて本屋さんに並ぶのがありますので、出発前に少し宣伝もしておきます。まず今日のブログの冒頭でドカーンと表紙をアップしたのは私の第3作目に当たる時代小説で、実年齢とは関係なくいわゆる若書きの面映ゆいところが多い作品ながら、その分いかにも私らしいストレートな真剣さは伝わりやすいかと思いますので、もし未読の方がありましたらこれを機にどうぞ。一度文庫化もされていますが、今回は活字を大きくして読みやすくなっています。内容に関しては近いうちに右の紹介欄に載せますのでご覧下さい。
すでに右欄に紹介されている「四文屋」は先週も少し触れた並木拍子郎種取帳シリーズの第4弾で、去年の震災直後に自身いっそ現実の世の中の流れとは全く関係の無い世界に心を放つべく、こういう時代だからこそ逆にこうしたほんわかムードの捕物帖もあっていいのではないかと思い定めて書き始めた作品です。今回はいきなりの文庫版新刊なので、お手に取りやすいかと存じます。シリーズファンの方はどうぞよろしくお願いしますm(__)m
5月に刊行された「円朝の女」の文庫本には春風亭小朝師匠と私の対談が付録に付いておりますので、すでに単行本をお持ちの方もおまけ感覚でお楽しみ戴けるかと存じます。
7月にはまた「非道、行ずべからず」シリーズの完結編「道絶えずば、また」も刊行されますので、こちらもシリーズファンの方はよろしくお願いします。もちろん1作でも完結した作品として読めますが、このシリーズはできれば3作まとめて読んで戴くと、メインキャラクターにより親しみを感じて戴けるかと存じます。
明日はまだ東京におりますが、夜は世田谷パブリックシアターの「薮原検校」を観る予定で遅くなり、翌日は早朝に出発しますのでブログはお休みさせて戴くかも知れません。もし芝居がめちゃめちゃオススメなら
明日が初日ですので、それだけはご報告申しあげるつもりでおります。



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はじめまして、バリキャリOさんの友人です。
私も13~15日にどさんこ牧場へ伺います。
外乗でご一緒するかもしれませんので、よろしくお願いします。

投稿者 N : 2012年06月11日 20:57

「幕末あどれさん」は、どうしても入手できなくて
オフ会のときに、サイン本プレゼントされていた方が
いらして・・・あぁ私も!! と、ちょっぴり嫉妬した
作品です。楽しみに本屋さんへ参ります!
他にも続々と・・・「円朝の女」も単行本で楽しみましたが
その対談も魅力です!! 楽しみいっぱいに元気出して
夏を迎えられそうです!
ゴールデンウィーク、どうか存分に楽しまれますように・・・。お土産話を楽しみに待っております。

投稿者 彩の女 : 2012年06月12日 00:26



2012年06月12日

薮原検校

「薮原検校」はパルコ初演で観た木村光一演出の印象が頗る強くて、蜷川演出バージョンを観た時にどうも腑に落ちなかったのだが、今回の栗山民也演出は師匠である木村光一の影響を多分にうけながらも、さらにこの戯曲のテーマをくっきり浮きあがらせて感銘深い舞台を創出している。明日は朝が早いので多くは書けないが結構オススメの舞台だ。主演の野村萬斎も近ごろの舞台では出色の出来といってもよく、とにかく変に利口ぶった役作りをせずに、この人ならではのチャーミングさを発揮して思った以上の好演である。脇役陣も揃っており、中でも秀逸なのは塙保己一を演じた小日向文世。彼の好演によって薮原検校の存在が極めて明解になり、二人が共に敵に回すふつうの人びとの「世間」が暴かれてゆくという、極めてブレヒト的なお芝居であるのがよくわかる。




2012年06月16日

釧路行その1

初日は早朝の便で出発して午前中に釧路空港到着。今回同行する翻訳家の松岡和子さん、元ミセス副編集長の福光さんは共に運転可だから今回はレンタ・カーを借りて行動することに。運転の出来ない私はおふたりに感謝しながら高見ならぬ背後の見物と相成りました(^^ゞで、空港から市内の和商市場に直行し、まずはご飯の上に各自が好みの海鮮を選んで載せる「のっけ丼」のランチで満腹の。食後はカヌーで釧路川下りをするも、異常低温のためヒーテックの下着にブラウスとセーター2枚を重ね、さらにフリースを借りて着てその上に持参のジャケットと借りたライフジャケットを重ね着するという超モコモコぶりでカヌーに乗り込んだ私たちである(@_@;) もっともカヌーは専らガイドさんに漕いでもらいながら、いかにも釧路湿原らしい風景を解説付きで満喫できたし、鹿やタンチョウヅルはもちろんデカイ巣を作って棲んでいるオジロワシまで見ることが出来たのはラッキーでした(^o^)この夜に泊まったホテルは幣舞橋の袂にある「ラビスタ釧路川」で、ここはリーズナブルな料金ながらにサービスがとても良くて且つ天然温泉もあるから人気のお宿である。宿をここに定めたのはすぐ近くに「ひょうたん」という炉端焼きの店があるからでもあって、老婦人が独りでやってるこの店は知る人ぞ知る名店であり、出てくるものが何でも美味しい!!!と私が言ったのをマユツバもんでお聞きになっていたお二人も、いざ食べてみるとホントにそうなんだヾ(℃゜)々と実感されての大絶賛でした。写真は刺身の盛り合わせでどれもこれも超イキのいいネタが揃っているが、ほっけの塩焼きやじゃがバターといったものでも一度この店で食べたら私たちがふだん食べてるモノって一体何なのさ〜と言いたくなるのである。中でも白眉はご当地でメンメと呼ばれるキンキと同類の赤魚で、去年の秋は干物で食べても相当においしかったのだけれど、今回これを蒸し魚にしてもらったら、3人が息を呑む超美味な仕上がりで、やっぱり釧路に来たら、この店はゼッタイ外せない気がしたのだった。実際お客さんはリピーターが多いようで、中には1年に18回!!!も訪れた人があるのだとか。いわゆる有名人にもご贔屓さんが多く、テレビに取りあげられたこともあるようだが、とてもそうとは思えない店の雰囲気と料理の味のギャップが大きすぎるので、本当に味のわかる人しか連れて行けないし、味のわかる人は無理矢理にでも引っ張っていきたいようなお店であります。

下の写真はクリックして戴くとカヌーが現れます!





2012年06月16日

釧路行その2

2日目からは好天と暖かさにも恵まれた中で一番の目的地「鶴居村どさんこ牧場」で過ごすことに。この春に子馬が2頭誕生して沸き立つ牧場ではお馴染み「どさんこ友の会」のFさんHさんとも合流し、ジョニー・ディップ似の親切なインストラクターや闊達で可愛らしい女性インストラクターのご案内で、瑞々しい新緑に彩られた素晴らしい絶景を眺めながらの外乗を存分に楽しむことができた。
参加者はもちろん私たち一行のほかにも大勢いらっしゃるので、何組かのチームを組んでそれぞれ別々のコースを進むのだけれど、15日の外乗では偶然にもこのブログによく登場するバリキャリOさんの学生時代のご友人とご一緒することになり、毎度ながらに世間は狭い!!!としかいいようがなかった。そうした狭い世間にも色んな方がいらっしゃるもので、同じチームにはなんと80代後半!!という超高齢のご婦人が参加なさっていたので仰天した\(◎o◎)/ 落馬して骨折でもされたら大変だから、知らない間はとても心配したが、馬には独りで乗り降りなさるし、駈歩で疾走することもある6時間の外乗を無事にこなしてケロリとなさってるのはさらにビックリで、こちらは開いた口がふさがらないといったところヾ(℃゜)々 話を聞けば、かなり高齢になってからモンゴルで200キロ外乗をこなし、フィンランドでは乗馬よりはるかにキケンな犬ぞりを体験なさるなど、めちゃめちゃワイルドなスーパーおばあさんであることが判明し、一度見たら忘れられない独特の濃い関西キャラで周囲に何かと話題をふりまいていらっしゃった。
それにしても乗馬をする人はそれぞれ個性的なキャラの持ち主が多いのか、どさんこ友の会のFさん、Hさん共に私の中でくっきりとキャラ立ちしていて、年に1、2度お会いするくらいでも数十年のお付き合いがあるように話が弾んで、朝晩のお食事を共にしながら笑いが絶えないのであった。
とにかく朝昼晩よく食べ且つ笑いながら馬たちに囲まれて癒される日々に素晴らしくリフレッシュさせてもらった私たちは帰りの機内で「こんなにいい思いをして仕事をちゃんとしないと罰が当たるよね」と神妙に言い合ったのでした。もっとも松岡さんは年内にあと2度は釧路に行くおつもりだそうで、同地では土地付きの家が大変にお安いことを盛んに言われたので、「やっぱり松岡さんがこっちに家を買ってくださいよ〜庭に馬も飼ってくださ〜い」と私はひたすらお願いしていたのであります(^^ゞ


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15日は偶然にもご一緒できて、楽しい時間が過ごせました。
どうもありがとうございました。
北軽井沢のIさんご夫妻ともお知り合いとのことで、本当に世間の狭さに驚いております。
雪上外乗もおススメですので、機会がありましたらいらしてみてください。
足跡のついていない雪原で駆歩をするのは、最高です!!

投稿者 N : 2012年06月17日 13:56



2012年06月18日

時鮭の塩麹漬け、茄子のレンジ蒸し、アスパラガスの練り胡麻和え

時鮭は釧路の和商市場でゲットして家の冷蔵庫にあった塩麹に漬け込んで焼いただけ。茄子は細かな乱切りに、塩と胡麻油をまぶしてチンしただけ。久々にNHK7時のニュースとクローズアップ現代をじっくり見ながら食事。
釧路に旅行中もニュースをゼンゼン見ないわけではなくて、オウム高橋容疑者の逮捕を引き延ばしたのは消費税談合と大飯原発再稼働隠しなのかもね?てなことを言い合ってはいたのである。しかしながら「結局この国は誰が政治家になろうが官僚のシナリオ通りに動くしかないんですよね〜」と私が言ったら、「それもあるし、アメリカの要求でどうにもならなかったりすることを、もっとハッキリ言ったらどうなんだろう」てなことを松岡さんが仰言ったので、「原発が止められないのも、きっとそれが大きいんでしょうねえ」と相づちを打ちながらどんどん暗い気持ちになるのが如何ともしがたくて、その後なんとなくスルーしちゃった感はあるのだった。もっともワタシ的には大飯原発再稼働の問題もさることながら、巨大余震に襲われる可能性の高い福島原発の収束がどこまで進んでいるのかがもっと気になるところであり、使用済み核燃料を
どうするか問題がさっぱり聞こえてこないことのほうに懸念がより膨らむのである。昨夜見たETVの特集によれば、原発をこのまま使い続けると、あと6年ほどで全国の使用済み核燃料プールは全部満杯になっちゃうらしく、そうなったら一体どうするのかも全く考えていないような感じであることに愕然とし、この国では何事にせよ目先のことしか見えない人でもエリートとして通用するらしいのが一番の問題点なのではないか、という気もしたのだった。
ニュースといえば、今日はギリシャの選挙結果でユーロ離脱が当面避けられそうであることにひとまずホッとした人が多かろうと思う。個人的にちょっと心配なのは、いささか次元の違うニュースとはいえ、勘三郎が食道癌を公表したことで、歌舞伎界にとっては今後長らく要となるべき人材だけに、速やかなご快復を祈らせて戴きたい。



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日本のエリートの先見が無いのは、受験制度のせいかも?と思ったりします。今、官僚で働き盛りの方が進学する頃は、とにかく詰め込み暗記ばかり。視野を広げる、広角に物事を判断するなんて事は殆どしてない方が一流大学を卒業し、官僚になり、大企業で会社の経営に参加してるんですから。今日の続きが明日の安定していた経済の時にはなんとか仕事出来るでしょうけど不測の事態を乗り切る思慮は無いと思います。

勘三郎さん、やっと平成中村座のロングラン公演を成功させてホッとされていましたのに。まだまだ勘三郎さんの歌舞伎にかける情熱で若手を牽引して頂かなけれなならないですから、本当に早期であって欲しいです。
関西では9月の松竹座久しぶりの公演だったのに残念です。

投稿者 お : 2012年06月18日 22:37

昨日、「四文屋」購入しました。昼休みの読書タイムが楽しみです。
「東州しゃらくさし」もおもしろかったです!
体調不良とのことですが、読者がわくわくしながら読む作品は作家はまさに身を削りながら作り上げているのですね。
私を含めて大勢のファンが待っていますので、乗馬でリフレッシュしながら、いい作品を書いてください。
僭越ですが、私が今お金を出して読みたい作家の一人です。

投稿者 我妻 幸子 : 2012年06月20日 10:06



2012年06月19日

ほっけの干物、茄子と油揚げの煮物

ほっけは釧路の和商市場でゲットしたが、冷凍で送ってもらった品なので、やはりご当地の「ひょうたん」で食べたものとは比ぶるべくもないのでした(;O;)
大宮は台風の影響がまだゼンゼンないが、それでも低気圧のせいか今日は躰の調子がイマイチで近所の鍼灸院に駈け込むはめになり、釧路であれほど元気だったのはやっぱり仕事をしなかったせい?仕事したら途端に躰の具合が悪くなったのは、もしかして新型ウツ病?な〜んて思っちゃうイケナイ私でありますf(^ー^;
ところで帰宅した次の日は、旅行前から難産で苦しんでいた♀カメの千鳥がめでたく出産し\(^O^)/3個の卵を産んだらしいのだが、私が発見した時点ではすでに1個が潰れて黄味があたりに広がっていた。慌てて2個を別のコンテナに移して様子を見守ることに。前回のようにカラスに狙われると困るので、コンテナの中はわざとぐちゃぐちゃにしてある。それにしても、よくぞ私が帰宅してから産んでくれたもので、放っておいたら全部踏みつぶしてしまいかねない超ワイルドに鈍くさい母親である。有精卵かどうかはまだわからないのだけれど、有王がいなくなったから、今回はなるべく孵化してほしいような気がするも、何せ子育てを全くしないどころかへたしたら幼体を潰しにかかる両親だから(>_<)こちらの負担は大変なのであります。




2012年06月20日

牛肉と夏野菜のオイスター炒め

QPで見た簡単な炒め物。牛肉は酒で下味して片栗粉をまぶして先に炒めいったん取りだしておく。アスパラガス、新玉ネギを炒めて牛肉を戻し、ミディトマトを加え、オイスターソース、酒、醤油少々で味付けし水溶き片栗粉でまとめる。調味料は片栗粉を含めて予め合わせておいたほうがいい。
今回も幸い台風の影響はほとんど受けずに済んだ大宮であるが、思えば災害がひっきりなしに押し寄せてくる日本列島では、大昔から土木工事が欠かされず、その結果、土建業に従事する人数が常に過剰ぎみとなり、過剰であるが故に平穏時にはダムだのハコモノだのを造り続けなくてはならないのかも?と思えてならない私である。というわけなのかどうかは知らず、「コンクリートから人へ」を謳った民主党はボロボロ状態で、次期の選挙では民主党公認で出馬したら誰ひとり当選しない気がするほどだから、小沢クンはとうとう民主党の旗を捨ててまた新たな旗を揚げるつもりなのかもしれないが、もういい加減にしてくれ(`ヘ´)と思うのは私ばかりではあるまい。小沢クンも小沢クンならブースカもブースカで、3党合意に至った経緯は
党内ばかりでなく国民にもちゃんと正直に説明しろよ!である。でないとまるで自民党から派遣された「トロイの馬」だったんじゃないの?と思われても仕方がない。とにかくフタを開けたら思ったほどのお金が国になかったにしろ、震災で土木工事にお金を回さなくてはならなくなったにしろ、事情が変わった理由を具体的にきちんと説明された覚えが一度もない気がするのは民主党に対する信頼感を喪わせている最大の原因であろう。大蔵省OBで大蔵大臣も務めた藤井裕久氏が最初の財務相になって、財源は探せばいくらでも出てきますと豪語したのをハッキリ憶えているのだけれど、それからすぐに病気を理由に引っ込んだのはどこを探しても出てこなかったということなんだろうな〜などとこちらは勝手に忖度するしかないような状態で、且つ党内で揉めてるみたいなことばっかり報道されてるような状態では、選挙で惨敗するどころの騒ぎじゃ済まないのではあるまいか。




2012年06月21日

海老と夏野菜のニンニク塩炒め、イクラ

QPのレシピ本で見た料理。粗みじんに切ったニンニクを炒めて色づいたら取りだし、その油で海老、オクラ、シメジを炒め合わせて、酒、塩、醤油少々、胡椒で味付けするだけ。海老は塩酒胡椒で下味して片栗粉をまぶしておく。QPではこれに別に炒めておいた卵を加えるが、コレステロール過多のになるためカットした。イクラは北海道の和商市場でゲットしたもの。
引っ越してからお風呂で必ず読書するようになり、たいていは雑誌だが、ときどき過去に読んだ文庫本を書棚から引っ張り出してきたりする。で、昨夜はたまたま大昔に流行ったアンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」を手にしたら、意外と今読んでも面白いのでベッドまで持ち込んで読み耽ってしまった。たとえば「政治」の項には「私欲のために国政を運営すること」と書かれているし「個人的責任を負わずに個人的利益を獲得できるようにするための巧妙な仕掛け」と定義づけられたのは「会社」だが、事故調の最終報告書を出した東電なんてまさにコレだよね〜と思ってしまった(^◇^;)




2012年06月22日

時鮭のバターソテー

時鮭は釧路でゲット。付け野菜はジャガイモとアスパラガス。
オザワ尊師と信者さんたちの動向は別にもうどうでもいいけど、もしオザワ君が言ってるんじゃなければ、彼らの言い分のほうが筋が通ってるように思う人も多いような気がするのは皮肉である。消費税増税がやむを得ないくらいのことはわかっていても、何故このタイミングでなければならないかについて、ブースカは余りにも説明不足だと言われても仕方が無いんじゃなかろうか。
ともあれ今日のニュースであまり大きく取りあげなかったのが却って気になるのは、原子力委員会が核燃料政策の見直しをめぐって、原発の依存度を0パーセントにしない限り、使用済み燃料を地中廃棄するばかりでなく、再処理をするのが適切という報告書をまとめたことである。16日のETVの特集で、核の再処理工程がいかに制御不能に陥りやすい恐ろしいシステムであるかを見たあとだけに、頼むからそれだけは止めといてほしい(>_<)と思わざるを得ないのである。福島原発事故以降初めて、日立がリトアニアの原発を受注したというニュースもさらっと流されちゃったけど、この消費税増税をめぐる茶番劇で色んな原発問題がごまかされているような気がしてるのは私だけなんだろうか(-。-;)




2012年06月23日

焼き鳥、薩摩揚げ、鶏雑炊ほか

スラッシュの守部さんと大宮の「比内や」で食事。ここは最近お気に入りの焼き鳥店で、守部さんがご存じの比内鶏専門店よりもオイシイ!とのことでした。
さいたま芸術劇場でシステムカスタフィオールというフランスのダンスパフォーマンスグループの舞台を観た帰りにお寄りなったのだが、どんなものなの?と訊いたら「デユクフレとルパージュを足して子供っぽくしたような感じ」というお答えで、近年は世界的に見て、優れたダンサーはいても、優れた振り付け師や演出家が不足しているとのこと。日本では一時私たちが面白がっていた伊藤キムも、今は現役を退いて教職に就いたと聞かされてちょっとがっかりした。意外にも懐かしの笠井叡が今や非常にパワフルだとして評価があがっているらしく、これまた世界的に四十代くらいのアーチストに人材が不足しているというような話であった。
話題はもちろんそれのみに留まらず、電車内で目撃した「とんでもない人シリーズ」で、「最近一番ビックリしたのは山手線で髭を剃ってる男性を目撃したっていう話ね。それが若い男じゃなくて、五十がらみのオジサンだったって聞いて、若い子にインスパイアされたんだかどうだかしらないけど、世の中ここまで壊れちゃってるのか!!!と思ったわよ。私が見たのは日比谷線で子供に付けまつげを持たせて化粧してたお母さんね。それと車内で刺繍を始めた女性」と聞かされて、なるほど、器用な日本人ならではだよね(^0^;) と思いながらも、アメリカ人が歩きながら食べてる姿を見て、なんて品のない国民だろうと言ってた時代を知ってる私たちとしては、その振れ幅の大きさに愕然とせざるを得ないのでした(◎-◎;)




2012年06月24日

おこわ弁当、揚げイカと揚げ豆腐のマリネ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今日は夕方から冷たい風が吹いて肌寒さを覚えるほどだったが、昼間はけっこう暑かったせいか、いつものお相手ベリー君が馬場レッスンの誘導でいうことをきかなくなり、「私の手綱の持ち方が悪いんでしょうか?」とインストラクターのT先生にお訊きしたら、「あれはワガママしてるだけなのでムチと拍車をもっと使って強く乗ってください」と言われたのだけれど、騎乗後にニンジンをやってもあまり食べなかったので、何しろ仙台のクラブからやって来た子だから、2鞍連続したレッスンで夏バテモードだったのかもしれません。クラブでアルバイトしてるOさんにそれを話したら、「確かにずっと涼しかったのが急に暑くなったので、今週は馬たちも体調不良の子が多くてけっこう馬替えがあったんですよね」とのこと。この時期は人間でも熱中症になったりするくらい、躰が暑さに慣れない時期だし、おまけにこう暑くなったり寒くなったりする気温の急変には馬たちだってもきっと参っているに違いないのでした。
思えば先週の北海道はむちゃくちゃ寒かったのだが、今日はクラブのある駅の近所にお住まいのバリキャリOさんとその駅でバッタリお会いして、どさん子外乗で偶然ご一緒したOさんのご学友だったNさんの話をして別れたのだった。その後クラブハウスで最近よく色んなお話をしていたUさんにお会いしたら、「松井さんに勧められたから、私も来月どさん子外乗に行くんですよ」と言われ、それにしても素早いっ(!_+)と感心した私。感心したといえば、先週のブログを読まれたオペラ歌手のSさんから「ねえ、ねえ、80代の女性と一緒に外乗したんでしょ」と言われ、「そうなのよ88歳の方だったのよ」と私。「へえ〜米寿で外乗するってホント凄いねえ」とSさんは驚きが隠せない様子だから、ついその方の武勇談をいろいろとお聞かせしてしまった。人間だれしも実年齢はあまり関係なく、年を取れば取るほど個人差が大きくなるような気がするが、やっぱり乗馬をしてるといつまでも若さを保てるのかも?と思えるのは、翻訳家の松岡和子さんにしろ、どさん子友の会のHさんにしろ、めちゃめちゃお元気でお若く見えるからで、来年は還暦を迎える私としても、なるべく長く続けたいものであります\(^O^)/
ところで驚きついでに話はゼンゼン違って、帰宅後すぐに晩ご飯を食べながらNHK7時のニュースを見てたら、画面に鳩ぽっぽ兄が出てきて、消費税増税法案の採決の際には棄権とか欠席とかでなくちゃんと反対票を投じると発言した(゜;)エエッ 何せこの方の言うことだから一体どんな理由でそんな心境になったのか見当もつかないし、またいざとなったらホントにそんなことをするかどうかだって全くわからないわけだけど、それにしても民主党は一体どうなるんだろう???


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私が二十歳の時に60才のおっちゃんが「人間60でプラマイ15の差が出るわ」と聞かされたのを思い出します。そん時はこちらは若かったからなんのことやらようわかりませんでしたが、今となったらめちゃ納得できます。
食事だけでなく何か体を動かす運動習慣は不可欠ですね。そのおっちゃんも当時にしては珍しく運動してはりましたわ(スカッシュのやりすぎでアキレス腱断裂したそうな、やはりある程度抑え気味にするのが肝なんでしょうか)
電車の中でお化粧するのは私もよう見かけます、固形ファンデ→2色使いのアイメーク→何と細いアイラインととと最終段階までフルメイク完成。そして次はお着替え。
さすがに下着姿にはなりませんが、なんかどこやらのお店のユニフォームを着用しだしととと、お忙しいみたいでした。
切羽詰った感じがしたから、仕事を2つ3つ掛け持ちしてて勤め先にちゃんとしたロッカーがないので移動ちうが唯一の身だしなみタイムなんかいなと感じたので、非難したらアカンのかしらんとその日から少し考えを改めてしまいました。
それと周りを見回すと他の乗客は案外無関心。それぞれスマフォいじくり~の、真剣組はビジネススクールに入るためのテキストを広げて~の多数。
新聞の投書欄に高校生が車中で気兼ねなくパンかじりたいから、飲食専用車両を頼むと提案してるのを読んでその内どこの私鉄が一番先に始めるのかしらなんて思っちゃいましたわ。
行儀が悪いには違いないので見たくないんですけど、仕方ないですね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2012年06月25日 19:15



2012年06月26日

竹本綾之助叙勲記念女流義太夫演奏会

近作の拙著『星と輝き花と咲き』でモデルにした竹本綾之助は当代で四代を数え、その四代目の旭日双光章受章と、初代の没後七十年を記念した女流義太夫演奏会にご招待を戴いて、今日は執筆が一区切りついたところで大急ぎで身仕度と食事を済ませて国立演芸場へ。ほぼ満杯の盛況の中めでたく三番叟の演奏で幕を開け、第一人者の人間国宝竹本駒之助を筆頭に太夫、三味線、鳴物全員女性の十六名がずらり舞台に居並んださまはそれだけでも壮観だし、これまで素浄瑠璃で聴く機会がなかったため、後半テンポよく盛り上がっていくこの曲自体の面白さを今回はよりハッキリと感じられて存分に楽しませてもらった。
このあと女義研究家のこれまた第一人者である水野悠子氏による「歴代竹本綾之助について」の講演があり、AKBの総選挙のようなことがすでに明治大正期にあったというような現代人にピンと来やすい導入から、初代と二代目が不和だったという報道は当時のマスコミの捏造だった可能性もあるというような資料を駆使したマニアックな研究成果まで、淡々とした口調の中に濃い内容がギッシリ詰まったお話を大変面白く聴かせてもらった。
大切りは当代竹本綾之助による『烏帽子折莩源氏』「伏見の里の段」という大変めずらしい近松物の復活曲で、近松門左衛門の中でも初期の作品だけに、古浄瑠璃風の大らかな味わいのある時代物である。亡き義朝の遺児今若、乙若、牛若の三兄弟と共に哀しい苦労を重ねて放浪する常盤御前を描いたお話で、この幼い兄弟たちが後に頼朝、範頼、義経になって源氏を再興するという予言が劇中でなされる点で祝儀演目にふさわしい曲だ。前半は語り手にも苦労の多い渋いフシまわしの連続で、厳しい寒空のなか常盤と幼子が悲惨な苦労を強いられる哀切なシーンが描かれ、後半は三兄弟をそれと知りながら見逃してやる平家の弥平兵衛宗清と、彼を敵としながらその恩情ある裁きに感じ入って礼を述べる藤九郎盛長の大らかな人物像の登場がすがすがしく、暗い場面から一転して明るい光が射し込むようなラストがとても印象的だ。渋い演目ながら、当代綾之助師は上品で爽やかな語り口の中にも暖かみのある芸の持ち主だから、この作品の持ち味を巧く伝えることに成功し、また三味線の津賀花もそれぞれの情景の描写が的確で健闘している。正直ここまで面白く聴けるとは思わなかった作品だけに、改めて綾之助師の精進に敬意を表したい。場内でバッタリお会いした現代人形劇センターの塚田さんも、事前に越路太夫の録音を聴いて今回の公演に臨まれて、想像以上の出来映えにとても感心をなさっていた。
また場内では拙著も販売され、講演中に水野氏が宣伝を、またロビーでは鶴澤寛也さんが販売をしてくださるなどして売上げにご協力を戴き感謝に堪えませんm(__)m



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綾之助さんの記念演奏会はどこで行われるのでしょうか。チケットはどこで手に入りますか教えてほしい。福岡

投稿者 福岡清 : 2014年02月28日 11:56



2012年06月26日

時鮭のバターソテー、冷やしうどん

今日は午後から女義太夫の竹本越京さんとイヤホンガイドの鈴木多美さんがお越しになり、すっかり話し込んで思わぬ時が経ったので、超手抜きの晩ご飯である。
おふたりは早稲田演劇科の後輩であり、武智鉄二師の歌舞伎塾でもご一緒した仲であるところから、越京さん主宰の義太夫節独演会「京の会」での対談をお頼まれして、その打ち合わせをした後、歌舞伎や文楽に関するさまざまなぶっちゃけトークが炸裂し、いずれも面白いのであるが、とてもここには書けません(^^ゞとにかく古典芸能を後世に伝えるのは演者としても、解説者としても今後ますます難しくなるだろうし、その際にどこまで取っつきやすいものにするかについては、これまたさまざまな見解があろうかと思われる。何事によらず、簡単に手に入るモノは簡単に捨てられるというのが一面の真実であり、簡単にわからないからこそ、簡単に出来ないからこそ、人はのめり込むのだという見方がこれまでの人類には通用したのであるが、それが果たして何もかもがこんなに簡単になってしまった時代に生まれた人類にも通用するかどうか全くわからないのであった(-。-;)各分野の古典芸能が、私たち世代が若い頃に見たり聴いたりしていたものと「レベルが違っちゃってるのは、まあ、仕方ないと思うんですけど、まるでジャンルが違うような感じになっちゃってるのはちょっと困っちゃうんですよね」との発言もあったりして、この世界も今後はなかなかシビアな局面を迎えるであろうことが予想されるのだった。
だが、まあ、日本の古典芸能がどうなろうが別に全く痛痒を感じない人のほうが世の中的にはメジャーなのだろうけれど、日本の政治というものが昔とジャンルが違う感じになっちゃってることに関しては、物凄い迷惑を被っている人が大部分なのではないでしょうか(-_-#)


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今日はお忙しいところ、お時間を割いていただいて有難うございました。
あっという間に時間が過ぎて、あんなに長居をしてしまったとは…でも面白かったですねぇ~いつか第二弾をぜひ!

投稿者 越 : 2012年06月26日 23:31

 先日 三浦しをんさんの「仏果を得ず」を読みました。
1976年生まれの方が、越路大夫を見ていないだろうに
ビデオやCDなどでしょうか?  ちゃんと楽しんでおられ
それが文章に反映されているのに驚きました。 もちろん、それはメジャーでなくて一握りの人でしかないのですが、その語り部がほそぼそでも、必ず未来に繋げていく、、と 日本史を見ると信じられます。世界史と比較して、その連綿とつなぐ意志が日本のエートスなのだろうと思います。 食べ物など昔の方が 断然良いと思いますが、それでも日本料理は生き続けています。

投稿者 八島秀二 : 2012年06月27日 18:02



2012年06月27日

アスパラガスの豚肉巻き梅肉マヨソース

QPで見た料理。ソースは梅肉とマヨネーズと味醂、醤油少々を混ぜただけだが、さっぱりしてオイシイし、簡単にできて栄養価が高いし、なんといってもアスパラ好きの私にはもってこいのメニューでした。
先日お会いした現代人形劇センターの塚田さんが、「今、選挙になったら困るのは政治家だけじゃないですよ。有権者だって一体どうしていいやら」なんてこぼしておられたが、政権交代は必至の気がするだけに却って票をどこへ入れたらいいのか迷う、というより、これだけは避けたい選択肢ばかりだという人が結構いらっしゃるのではなかろうか。あのミスター円こと榊原英資氏のようなバリバリの官僚出身者でさえ、前の選挙で政権交代した時は「これで日本も変わると思ったんですがねえ」と某TV番組で仰言ったのだから、素人の有権者が期待したのは無理もないわけで、まさかこんなに酷い裏切り方をされるとは思わなかった人たちのほうが多いだろう。なので羮に懲りて膾を吹くではないけれど、もう新しい政党はコリゴリで、石原とくっついた「維新の会」に入れるくらいだったらいっそ自民党に入れちゃおうとする人だっているかもしれないし、こうなったらもう共産党しかない!と思う人もありそうだけど、所詮何も変わらないんだからどこに入れたってムダよとばかりに投票率が激減して、結果、公明党が得することだってありそうである。こうして他人事みたいに揶揄った書き方をするのは我ながらどうかと思いつつも、自身どうしたらいいのか今度ばかりはまだ結論が出せそうにない。前回の参議院選の時はもう少し辛抱して民主党を見守るべきだという判断を下したが、昨日の採決の大量造反を見て、さすがに現執行部のいわゆる意味での「政治力」のなさに呆れてしまった。オザワ君もどうよ!だけれど、ブースカやマエハラの松下塾組も狭量に過ぎるのかはたまたオトナでなさ過ぎるためか、党内での説明があまりにも出来ていないと思われても仕方が無いほどの造反者の人数である。まさかブースカはあの中学の弁論大会みたいな仰々しくも空々しいしゃべり方しかできないわけでもないだろうけど、あれで説得される人がいたら、そんな人のほうがよほど信用できない気がするし、あれで演説が巧いといわれてること自体が私には当初からずっと解せず、日本の政界の知的レベルを疑わしめたのだった。とにかく日本の政治家のスピーチの時代遅れ感は否めず、誰か演出家か役者がもっとナチュラルで説得力のある話し方をアルバイトで教えてやったらいいのにと思うくらいで、電通あたりがそうした仕込みもちゃんとしてそうなはずなのに、結局のところ、有権者をかなり高齢に設定した結果がこうなんだろうか?聞いてるだけでも気恥ずかしいような、歌舞伎役者も顔負けの大時代なしゃべり方をする人が多いのだった。
ともあれ今度の選挙の一大争点は原発問題となるはずだが、争点に掲げただけで結果別に責任持ってどうこうする気もない政党が林立するような気がするのは私の僻目というやつでしょうか(×_×)


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私も原発問題を一顧することなく再稼動を決めた時点で、今度の選挙もまた共産党にするしかないのかな?と思っています。
 不破さんが若い頃は、まだ議席も発言権もあったと思うのに、現在は消えるか消えないかの瀬戸際にいるような気がします。
 単なる鞍替えや、今人気があったり、目新しさで新党が掲げることを聴いていると、まず選挙で投票して貰えたら、後はやりたい放題。(今のノダ政権が官僚の言いなりなように、それを変えられる行動はどうすればよいのか?東電の殿様商売をこの先も官僚などの既得権をはがしていくにはどうすればいいのか。本当は根絶したいですけれども)。
 それに比べれば、まだ共産党がましではないかと思います。掲げている理念が、時代から大幅にずれている気がするので、新党立ち上げなどと気張らなくても、共産党の気概を持った名前変えすれば、転がり込む議員はけっこういるのではないかと思います。
 共産一辺倒になるのは、かなり怖く思いますが、今の自民民主公明よりはまだましでは?と思います。
 単なる私の妄想ですが。

投稿者 nao : 2012年06月28日 20:39

前の選挙の時!
世間は 民主党!民主党! と意志イケイケでしたが?
私は 民主党派でも 自民党派 でも 無かったのですが……民主党の公約?! 本当に この公約が 実行出来ると?皆 思ってる訳?と 友達に聞いてみました……

' 実現するかどうかは?置いといて 皆 今の政治から 変わって欲しいのよ!' と 言い切られました……

投稿者 はてな? : 2012年06月28日 23:36

前の選挙の時!
世間は 民主党!民主党! と意志イケイケでしたが?
私は 民主党派でも 自民党派 でも 無かったのですが……民主党の公約?! 本当に この公約が 実行出来ると?皆 思ってる訳?と 友達に聞いてみました……

' 実現するかどうかは?置いといて 皆 今の政治から 変わって欲しいのよ!' と 言い切られました……

投稿者 はてな? : 2012年06月28日 23:37

小澤と、小澤ガールズというより小澤の取り巻きおばさん集団のおぞましい顔を見ると気分が悪くなります。前原の自信たっぷりの顔も白けるばかり。こんな政党に期待して投票した私がおバカでした。今度は共産党に入れます。菅さんも離党して脱原発党を作ればいいのにね。

投稿者 hanako : 2012年06月29日 12:18



2012年06月28日

イカと夏野菜の炒め物、酢豚ほか

大宮そごう内の「銀座アスター」で元米朝事務所の大島さんと食事。今日ラッキーな事があった大島さんにはご馳走になった上、写真のプレゼントまで頂戴した。手先の器用な彼女が土を練り、釉薬も塗って焼き上げたカメ型の香炉ですヽ(^0^)ノ
今日はNHK出版の加納さんもお越しになり、いよいよ9月から開始するWEB連載の打ち合わせで、こちらからも色々とご提案申しあげた。一つはデザイン処理についてで、私が思うに電子書籍はPC上で読むことを前提にするよりも、タブレット端末で読むケースを想定するほうが、今後のタブレット普及率を考えても得策ではないかと提案し、IPad2で青空文庫をお見せしながら説明したところ、加納さんもさっそくIPadをゲットして検討しますとのこと。私は別に頼まれもせず何故かこうしてアップル社の回し者のようにIPadの普及に努めております(^^ゞもう一点は、せっかく電子媒体を使うのだから、文章の単語をクリックすればその注解にジャンプするようリンク張りをしたらどうかという提案で、これは今から二十年ほど前に、当時の最新メディアだったCD=ROMによる歌舞伎事典の監修をした時のことを想い出したのだった。編集者には私より若い世代でもまだアナログに対するこだわりの強い方が多いようだが、今後はタブレット端末の普及によって電子化の流れが加速するように思われるので、敢えてWEB連載をお引き受けする気になったのだけれど、雑誌連載の場合と違って、かりに連載途中から読み始めても、同一画面で第一回から読み直すこともできるという大きなメリットがある。ただしWEBはそもそもフリー(無料)なものとしてスタートしているために、課金することが難しい面は確かにある。とはいえ原稿を溜めることが最大の目的となる媒体などは
早く電子化に踏み切ったほうがいいように思うと私が言ったら、加納さんのほうも「そんなふうに仰言る作家の方が結構いらっしゃいます」とのことでした。


コメント(1)

わたしは今のところPCだけですが、ウェブ連載楽しみにしております。

投稿者 ぱぐ : 2012年06月30日 20:56



2012年06月29日

豚肉とインゲンのくたくた煮、アスパラガスとトマトのサラダ

くたくた煮は昨日のQPで見た料理。水に酒、醤油、味醂を入れて煮立てた鍋に豚肉の細切れとインゲンを入れてじっくり煮ただけで、超簡単なわりにオイシイお総菜。NHKの首都圏スペシャル「あなたらしい老後と死は?」を見ながら食事。超高齢化社会の歪みが至る所に出始めた日本だが、今後ますます深刻になるであろうこの問題に、私たち世代はもはや他人事でなく、会えば互いに「長生きはしたくないよねえ」という言葉が出てしまう現実がある一方、両親がまだ健在だったりするし、行く場所によっては自分よりも高齢者がはるかに多かったりするわけで、本当に先行きどうなるんだろう(◎-◎;) という不安は誰しも拭えないのであった。故に老若男女を問わず老後のための貯金に励んで、ひと頃に比べて節約ムードがぐっと高まる中での消費税増税は、これで社会保障が万全となったわけではゼンゼンなくて、ただ現行制度を維持する財源としてほとんどが使われるのであるからして、恐らく相当深刻な経済的ダメージをもたらすものと想像される。でもって今日は整備新幹線の着工認可で「コンクリート」にお金をまわす方針がいけしゃあしゃあと発表されたわけだから、原発再稼働反対運動はそのまま倒閣運動になだれ込んでもちっともおかしくない気がするのだった。そもそも民主党は社会保障の充実による景気回復、つまりは介護医療従事者の収入アップにつながる仕組みを通して経済の活性化を図ろうとしていたのだとばかり思っていたにもかかわらず、いかに震災で事情が変わった側面が大いにあったにもせよ、土建業者ばかりに金が流れる仕組みや役人天国をちっとも変えられないまま、消費税増税だけ決めちゃう神経が図太すぎてスゴイ!!!さすがブースカである。
それにしてもサッパリわけわかんないのは輿石センセイで、ブースカ&マエハラ学級委員コンビVSガキ大将オザワ君のバトルを止めたいなら、なぜもっと早くに腰をあげなかったんだろう?学校の先生の場合は子供たちに揉めるだけ揉ませてガス抜きをしたところで、おもむろに自らが出て行くほうが効果的なのは確かだけれど、まさか今度の場合も昔取った杵柄でその戦法をお取りになったのではないでしょうねえ(-.-;)y-゜゜





2012年06月30日

明太ニシン、アスパラガスとトマトのサラダ

腹に明太子を入れたニシンは釧路の和商市場でオススメされた超安売りの冷凍食品だが、ニシンはちゃんと味付けされていて意外においしかった。
今週は芸能界に訃報が相次ぐなか、火曜日に文春の内山さんから「訃報につき」というタイトルのメールを頂戴したので、もしかして知り合いの作家か出版人の誰かが……と一瞬ドキッとしたが、それはガラパゴス諸島のロンサム・ジョージという有名なゾウガメの訃報でした。この諸島では各島によってゾウガメの形態がかなり違い、それがダーウインの進化論の拠り所にもなった。ジョージはピンタ島で唯一生き残っていたゾウガメで、ロンサムとあだ名された通り、八十歳くらいまでずっと孤独に暮らしていたのだけれど、近年になって何とか子孫が残せるように、DNAが非常に似ている雌ガメをあてがわれたにもかかわらず、余りにも独り暮らしが長期間続いたので、もはや雌ガメを見ても反応を示さなくなっていたという、実に気の毒なカメであった(;O;) 内山さんと私は生前の彼をしっかりとこの目で見ており、ドードー鳥を最後に目撃した人のような貴重な体験をした気がしている。彼の死については京都の妹もメールをくれて、何か地球の変わり目が来ていることの象徴のような感じがしたらしい。いささかオーバーとはいえ、折に触れて、ついそんなことを考えてしまうほど、今や色んな事で世界全体が成り立たない感じになっているのかもしれません(v_v)下に現地で激写した生前のジョージの姿をアップして冥福を祈りたいと思います。


コメント(1)

ロンサム御苦労さんでした、合掌。
彼の死亡記事を読んだ時、ホンマニ人間って勝手やなあと。
80歳まで一人身できて、いきなり雌亀と同居させられても、ウットオシイだけですよね。生殖機能だって働きませんよ。
人間以外は、いつでも発情して子孫造りに励むという発想はどこから来るんでしょう?

先日も友人と話したのですが、地球に人間が住み、自分達の便利なように地球の資源を使い、環境を破壊してきたので終わりも遠くは無い。しかし、それよりも日本と言う国が地球上から無くなるのはもっと早いかも?と。
子供を育てる層に手厚い福祉にしても、子供はお金だけで育たない。我慢と根気と発送の転換と、気遣いとがいりますが、それが現在子供を産み育てる年齢の人達が一番苦手なんですよ。
初めから産まないか、産んでも育てられない親や、子供を人間に育てる躾が出来ない親が多くなっています。いくら子育て支援をしても子供の数は減り続けると思います。
繁栄を続けていた国が滅んで行くのは歴史にも明らかですし。しかし国名なんかどうなっても、生きている人間は生きなければいけない。これが今を生きている我々にとって一番重要な課題のような気がします。

投稿者 お : 2012年07月01日 09:35