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2015年08月01日

牛赤肉の塩焼き、しらすとジャガイモのおやき、ソーセージの盛り合わせ、ほうれん草とベーコンのサラダ他

渋谷の大和田伝承ホールで「三國妖狐譚」を見る前に元米朝事務所の大島さんと近くのキリンビアレストランで食事。この芝居については明日書きます。




2015年08月01日

三國妖狐譚

歌舞伎の中村京蔵とスーパーパントマイムシアター「想起」とのコラボは2013年の『滝夜叉姫』以来だが、前回の劇場スペース・ゼロに比べて今回の大和田伝承ホールは遙かに求心力のある空間だったし、またスタッフとして常磐津界の才人鈴木英一が加入したのも大きいのだろう、前回よりもかなり見応えのあるエンターテインメントパフォーマンスに仕上がっていた。
 ストーリーの大枠は歌舞伎でよく知られた玉藻前伝説に則り、金毛九尾の狐が稀代の妖婦として古代インド、中国、江戸時代の日本に時空を超えて出現し、その妖婦に恋慕して執着した男もまた時空を超えて追い続けるというもの。殺生石から妖婦が出現するオープニングシーンでは京蔵の異形ぶりばかりが際立つが、江戸の芸者妲己の小万に扮したあたりからは女形としての美しさも十分に発揮している。
 妲己の小万という役名でもわかる通り、日本のパートは鶴屋南北の『盟三五大切』をベースにして、これに河竹派の「縮屋新助」や「籠釣瓶」の縁切りを織り込んだ設定だが、縁切りのシーンを「関の扉」風にセリフを常磐津で語らせ、それに合わせて「想起」のパフォーマーらがロボット式の人形振りで演じるのが非常に面白く、このコラボならではの成果ともいえる。
 もっとも、そもそもがパントマイム集団の「想起」のメンバーにセリフをいわせるのはやはり苦しいので、他のシーンでもなるべく身体表現だけで進行してわからせる工夫が欲しかったところだ。京蔵もまた中国の妲己では説明ゼリフが多すぎて、折角のいいセリフまでが興を削がれる結果となってしまっている。中国もインドと同様ストーリー自体はわかりやすいので、日本のパートになるまでは極力セリフ省いたほうが時空を超えた男女の愛のテーマがより活きてくるように思う。
 ともあれインド中国日本の三国にわたって跳梁する妖婦を演じる京蔵はこの酷暑にあって十着以上の衣裳替えをし、インドでは宙乗りを、中国では京劇風の立ち回りを見せるという大奮闘。常磐津のみならず女義さんによる太棹三味線の出囃子まである豪華な生演奏を含めて仕込みの大変さが思いやられるが、こうしたいわば本人やりたい放題のワンマンショーに「想起」のメンバーを始め大勢のスタッフを付き合わせた力業は大いに認められるべきだろう。一方で「想起」のメンバーも妖婦を追い続ける男を演じた小鉄や主宰者の江ノ上洋一を始め、各人がパントマイム技術に裏打ちされた豊かな表現力を存分に披露し得た点で、今回は双方共に少なからず収穫のあったコラボレーションではなかろうか。




2015年08月02日

夏野菜のパリパリサラダ、茄子とモッツァレラのサラダ、ぴりから餃子

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
全国で今夏最高気温を記録し、無用な外出は避けるようにという警告まで出ている今週末も懲りずに乗馬をした私(^^ゞ これで熱中症になったらシャレにならないので、騎乗前後にはポカリスエット系を2ボトルも飲んで、さらに看護師さんの友だちから聞いたと仰言る会員さんのオススメに従って、カリウムが多いらしいバナナを口し、いわば万全の対策を取って臨んだ次第。もっともさすがに陽が高いうちは無理で、土日にまたがって夕方1鞍ずつレッスンを受けたが、両日とも夕方の馬場はとても涼しい風に恵まれ、案ずるより産むが易しというべきか、大気不安定で雷雨が警戒されていたのも結局は遠雷どまりで無事に終えられたのは何よりでした。土曜日のお相手アイドル系鹿毛ヤブサメ君も、日曜日のお相手の神経質な二枚目鹿毛のリュウ君も、夕方こそ涼しくなったとはいえ共に酷暑の炎天下でもレッスンに出てハアハアゼイゼイしてたので、最終レッスンの私が下馬したあと全身丸洗いをしたところ、暑いから水で洗ってやろうとしたら両頭とも嫌がって、お湯を使うと気持ちよさそうに洗われており、そこらは人間とあんまり変わらんようで面白く思えました(^o^)
 それにしても毎度書くようですけど、炎天下でも騎乗する方が結構いらっしゃって(写真は2時台のレッスン)、それも私とそう年の違わないように思える方や、明らかに年上の方だったりするのが驚きで、今日お話ししたMさんはなんと1時台にマンツーマンレッスンをお受けになり、下馬した直後は「やっぱりくらくらして、呼吸が元通り整うのに20分以上はかかりましたね」と仰言るのを聞いて、だから何でそこまでするわけ(-_^:)と言いたいのを私はぐっとガマンしなくてはなりませんでした(-.-;)y-゜゜


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この炎天下で騎乗する方はきっと理由を聞かれても何故かは分からないけど乗らずにいられないのだ!という印象を受けます。この暑さは馬も辛いだろうからなるべく控えていただきたい気もしますけど、乗らずにいられない気持ちもわかる気がします。
 話は変わりますが、最近原発の裁判の記事をよく目にするのですが解せないことがあります。東電側の大津波による事故の予見は出来なかったといういい訳があまりにも東電側に都合の良すぎる言い訳だからです。岩手にあった防潮堤にしても、4年前の震災後に次々とここまで大津波が来ていたという記事を見ても何百年に一回位の割合でもこの百年位は大津波が来ていないが海沿いに原発を建ててその後何千年か何万年管理が必要なら、大津波に遭う可能性はほぼ100%ではないかと思います。原発が安全だとそれまでさんざん言ってきたのだから大津波が来ることを予見した対策を講じている必要があったと思います。今の政権と同じように自分に都合の良い考えばかり言い張っても裁判所はそれを言い訳として通ると認めるのが本当に不思議です。裁判官は、政府に楯突く判決を出せないように何か弱みを握られているのかしらん。そして東電にも?。

投稿者 nao : 2015年08月03日 11:05



2015年08月03日

豚シャブとキュウリのコチュジャンサラダ

一週間前に食べた料理をアンコール。
暑いといっても私は一昨日で峠を越したという感じがしていて、昨夜も今夜も涼しい風が吹き抜けて割と快適に過ごせている。今年もとうとう仕事場以外はクーラーをゼンゼン使わずに済んでおり、夜も結構ぐっすり眠れている。それは京都生まれの私がわりと暑さに強いせいもあるのだろうけど、やっぱりわが家が比較的涼しいせいなのだろう。涼しい原因はまず大樹の列なった参道に近いこと、東向きで陽当たりが一番強いのは午前中であること、断熱材効果の高いマンションであること、真下がエントランスで人が住んでいないこと、つい最近そのエントランスが常に冷房状態であることも関係してるのかも?と思った次第。今後新たに移住される方のご参考までにお知らせしておきます。
ところでベランダを住みかにしているカメらは変温動物なので暑さ寒さ共に影響が激しくて、夏場は余り暑いと冬眠ならぬ夏眠をして食事を摂らなくなってしまうのだけれど、今年食事を摂らなかったのは
今のところ一昨日だけだから、私はその日が暑さのピークと見ているのでした。で、カメらが眠っていない時はエサの要求というより水分の要求が激しくて、そのくせ水を直には巧く飲めない動物なので、私はこのところ自分が食べたくもないスイカを毎日のように買わされております(^_^;)




2015年08月04日

夏野菜のマヨソテー、冷や奴

マヨソテーは前にもしたQP料理。レシピは6/8のブログを参照のこと。冷や奴にはこれまた夏野菜のミョウガをトッピング。
基地問題で政府がようやく沖縄県側とまともに話し合いの場を持つ気になったのは、ここに来て内閣支持率が急落したことに関係しているのだろうか?個人的には今まで支持が高かったことにフシギでならなかったのだけれど、それにしても支持している人は実際どんな考え方の持ち主なんだろう?と思っていたら、これまたここに来て礒崎陽輔首相補佐官や武藤貴也衆議院議員の発言が何かと明るみに出て、なるほどアベボンを担ぐ自民党員らしい発言だと思う人もあるだろうけど、一方でイマドキこうした発言をするセンスに驚きを禁じ得ない方も沢山あるに違いないという気がする。何しろ武藤議員は集団的自衛権反対のデモを「利己主義」と決めつけるのもスゴイが、「基本的人権こそが「滅私奉公」の日本的精神を破壊した主犯」とするに至っては、一体どういう育ち方をしたらその手の発想が出てくるのか、ちょうど私の子供くらいの年齢の男性なので、どういう経緯でそうした思想を持つに至ったかが作家的好奇心で知りたくてたまらない感じもある。
一方でそれほど驚くには値しないという見方もしていて、第二次大戦から七十年も経た現代では、世界中に右翼的な思想の持ち主が増え、彼らに支持される政党がそこそこ躍進しているのも事実なのである。フランスのル・ペン党首率いる国民戦線しかり、ナイジェル・ファラージ率いるイギリス独立党しかり、ドイツのNPDしかり。もっとも躍進しているとはいえ、いずれも政権を担えるだけの人数の国会議員を輩出しているわけでは全然ないからまだ救いがあるが、日本がコワイのは礒崎議員や武藤議員のような考え方の持ち主が政権政党にいる!という事実である。政権政党にいる議員がもしネオナチみたいな発言をしたら、それだけで政権が覆ってもおかしくないという良識が、移民難民問題で苦しみながらも欧州にはまだあるわけで、礒崎補佐官や武藤議員の発言を野放しにしておく日本人の暢気さとは、同じ大戦を経験しても全く違うのは何故なんでしょうか(-.-;)y-゜゜


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戦前も戦後もある種の日本人男性の考え方は全く変わっていず、自分の考えていることが正しく他の人の言うことは全く受け留める才能が無いからでしょう。昔、地方新聞でこれは素晴らしい。父にも読んで貰いたいと思ったことがあります。その一二ヵ月後、父と会話していてふとその記事の話になりました。父はお前にも読んでもらいたいと思ったと・・・。その時私は、あ然としました。これを読めば父は自分の考え方を修正するに違いないと思う記事だったからです。その時考察できたことは、ははーん、父にとっては私は子どもで女だからその記事を見て自分に都合の良いことだけを受け止めて感銘し尚且つ私も自分の考え方に染めたいと思ったのね。でした。
 そして不幸なことにそんな男性は政治家に多い。アメリカの人種差別と同様に非常に根の深い、しかし改めるべきことのように思います。けれども自分の考えを変えることは難しいですが、他人の考えを変えるように動けることは稀よりも少ないほぼ不可能なことなので何か良い動き方がないか藁にもすがりたい気持ちです。

投稿者 nao : 2015年08月04日 23:31



2015年08月05日

牛肉とジャガイモとアスパラガスのオイスター炒め

大学時代の寮友エンコから家庭菜園で穫れたジャガイモを頂戴し、マルエツで国産のいいアスパラがリーズナブルに売られていたのでゲットして適当に作った料理。先にジャガイモをフライドポテト状に揚げ炒めしていったん取り出しておき、酒醤油胡麻油で下味してカタクリ粉をまぶした牛肉を炒め、斜め切りにしたアスパラガスを炒め合わせてポテトを戻し、オイスターソース醤油酒砂糖すり下ろしニンニク豆板醤を混ぜた合わせ調味料を加えた。近所のマルエツはアスパラの仕入れがよくて何よりです。エンコからはジャガイモの外にも美味しそうな野菜をどっさり頂戴し、食糧事情がどうなるかわからない近未来を抱える昨今、やはり持つべきものは農業する友人かもです(*^^)v
それにしてもこれだけ猛暑が続くと農業も栽培品目によっては深刻な打撃をこうむるのだろうが、今日たまたま電話で話した京都の妹は当然のように「とにかく暑すぎやで!」とウンザリ気味で、「そやけどいくら類は友いうたかて、アベの周りは酷すぎやで!」と、こちらの問題にもウンザリのようでした。「オリンピックかてもう、よその国を嗤てる場合ちゃうで〜大体よっぽど沢山の労働者を外国から呼んでこな、建つもんも建たへんのちゃうか。建つにしてからが、たかがひと月のことで大騒ぎして仰山のもんを建てたところで、人口が減ってるいうのに、後をどないする気なんやろ。オリンピックが済んだ後のことは、考えただけでもぞっとするわ」と妹世代が憂慮するのはに何のフシギもないのだけれど、「エイジ(甥っ子)もずっとそれを言うてんねん。あの子の友だちもみんなオリンピックの後のことが心配で堪らんいう子ばっかりらしいねん」と聞かされて、イマドキの20代って意外とそんなふうに冷めてたりするのかしら?と思われたのでした。


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ホンマニ今年の暑さにうんざりやのに、安倍チルドレン?の「戦後教育の間違い」発言には真剣に「この国逆発信してるんやろか?」と暑い後にぞくっとしました。彼の両親も戦後教育受けてるはず。多分百田氏著作の本を読んで「戦争中ってこんなに素晴らしい人が居たんだ」と完全に洗脳されてるんだと思います。私たちが子供の頃「ああ、江田島」とか反戦を謳いながら中身は予科練の生徒の潔さとか、特攻隊員の国を思う心を賛美した映画がよく上映されてました。高倉健さんの映画を見た男性が映画館を出る時は大股で肩を怒らせて歩いていたのと同じ発想で、戦中を美化した本に感化されている男性って多かった。親も戦争はバーチャルな世界。だから余計に美化してしまうんでしょうね。安倍さん自身がそうですから仕方ない。

投稿者 お : 2015年08月05日 23:22

オリンピック招致合戦の頃、他の候補地に比べてトウキョウは市民の支持率が低いのが不利、と言われていました。それが、「おもてなし」が流行語になり、いつの間にか押せ押せムードになっていました。
東京地方に在住していませんので、外から不思議に思って見ていましたが、今考えると招致委員のアスリートをアイドル的に使って「あの子が喜んでるし、いいことなのかな~」というイメージ戦略が成功してしまったということだと思います。
喜んでいる人、がんばっている人の後ろに自分という国民がいて、税金で運営されることを含め、本当に応援しても大丈夫なのか?責任取ってもらえなくても自分でなんとかできるか?を判断基準にいろんなことを選んでいかないといけないのは、法案の審議においてもまったく同じだと思います。
それにしても、「戦争に行きたくない」人をここまで非難した彼は、やっぱり戦争する気まんまんなんでしょうか。それができる法律だと、党も認めたような形ですね。

投稿者 TAKA : 2015年08月06日 10:02

オリンピックには 莫大なお金がかかり、知らないうちに介護保険の利用負担が2割なってしまいました。
当事者には何の連絡もなし、連絡がないから、まだ先かとおもえば、今月から実施とケアマネさんと安い利用施設を探し、利用内容を見直し、家族が補うことに。何のための介護保険なんでしょう。

9月4日 申し込みました。今から楽しみです。
来週から少しは気温が下がるようですが、くれぐれもご自愛ください。

投稿者 karo : 2015年08月06日 20:21



2015年08月06日

刺身の盛り合わせ、穴子の白焼き、夏野菜の天ぷら、鴨ロース、夏野菜の炊き合わせ、甘玉子焼き、しらすのわっぱ飯ほか

せたがや整骨院の帰りに渋谷の「久原」で新潮社の小林姐さん、田中範央クンと会食。
新聞連載を脱稿し、いよいよ次なる連載に向けてのプッシュが姐さんから強まる中で、今日は少しばかり具体的な打ち合わせと相成った。で、以前から範央クンにはわが一家をモデルにした京都の料亭の話はどうかというご提案を戴いていたのであるが、私はこのところ戦前から戦中戦後に至る日本の変容をきちんとした形で書くべきだという思いが強まっているので、母親がその時代を過ごした大阪と京都を舞台に長編小説を手がける旨を述べ、さっそく資料集めやら取材をどうするかなどを話し合った後、昨今のとんでもない政治情勢やなんかについても久々にいろいろしゃべって帰宅が深夜になりました。




2015年08月07日

豚肉とジャガイモのキムチ炒め

昔よくした超お手軽な炒め物。ジャガ豚キムチの順に炒め合わせて酒醤油で調味するだけ。簡単に作れて味も暑い時にオススメ。
 昨日は広島の原爆の日とあって海外のBBCもこれを取りあげ、被曝した日本人女性のインタビューを放送した。彼女が戦後初めて渡米した際「原爆が落ちて助かったね。そうでなければアナタはきっと切腹してるとこだったわよ」と言われて愕然とした話にはさすがに驚かされた。それほどこの問題についてはアメリカ人が無知だったことを伝えて、今は良識的に判断している人たちも増えたとはいえ、まだ一度も米大統領が広島を訪問していない現実を指摘し、もうそろそろ米国も態度を改めるべきだろうという見解のコメントでBBCは締めくくって、この問題について英国は米国と一線を画しているのが窺えた。
 今日はまたロシアTVがこの問題を大きく取りあげ、米国がいかに非人道的な行為をしたかを映像で次々と紹介。トルーマンの孫にもインタビューして、祖父は原爆投下を一貫して正当化していた旨の発言を放送したのが印象的だった。こと日本人に対する人道問題でいえば、過酷なシベリア抑留をした旧ソ連のロシアに米国を非難する資格があるとは到底思えないけれど、一方で日本政府が米国に正面切って謝罪を求めないままここまで来ているのは、今や少なからず異常な感じすらしてしまう。とかく他国のやり方を非人道的と決めつけて戦端を開く口実にしがちな米国に、そもそも人道を云々する資格があるのかどうか、それを真っ正面から問うことができる、また問うてやらなくてはならない一番の国は、原爆を二基も落とされ、空襲で一般市民が十万人以上も殺された日本でなくてどこだろうか。日本がそれを一度も国家全体としてきちんと米国を責めて謝罪を求めずに来たからこそ、彼らは図に乗ってさまざまな地域で軍事介入をし続けてしまい、あげく中東を大混乱に陥れた結果につながっているのかもしれなかった。で、昔はともかく今や人道的であることの価値が飛躍的に増大している世界認識の下で、原爆の件すら謝罪を求めぬままに、今度の法改正で本格的な軍事同盟国を結ぶ恰好にまで踏み込んでいこうとする人たちの神経が私にはさっぱり解せないのである。それってホントに日本のことを大切に考えている人たちといえるのかしら……。
 




2015年08月08日

カレー、プチトマトサラダ

カレーは新宿中村屋のレトルト、プチトマトは大学の寮友エンコからどっさり頂戴したものと冷蔵庫にあったキュウリと玉ネギを併せて自家製フレンチドレッシングで食す。
一昨日新潮社のお二人との会話で、日本人的精神の代表格のように思われている「滅私奉公」という言葉は一体いつから使われてるんだろう?との疑問が出され、「何だか商家の丁稚の教訓だったみたいな気がしませんか」てなことを田中範央氏が仰言ったので、「いや〜江戸時代の文献にはまず見かけないと思うけどなあ。『葉隠』にだってないでしょ」と私。で、そのあと気になって初出が必ず載っている『日本国語大辞典』を調べてみたら、戦後の評論と小説に引用例が求められているのみで、戦前の文献すら挙がっていないのである。ネットで調べたら中国の『戦国策』を典拠としているものの、どういう文脈で使われているのかまでは書かれていない。つい最近ツッパリ女子高生演技で知られた三原じゅん子議員が使って物議を醸した「八紘一宇」は、戦時中に第二次近衛内閣の国策要綱で用いられて一般化し、それ以前の大正時代に日連系の宗教家田中智学が『日本書紀』から引用して造語した言葉だというのがハッキリしているのに、『戦国策』の引用らしいとはいえ、「滅私奉公」を日本で誰が最初に使い始めたのかは不明のままだ。これまたネットには楠木正成桜井の別れ石像の碑文として近衛文麿が揮毫したものの画像が掲載されていて、ひょっとしたらこれも近衛さんに始まるんだろうか?どなたかご存じの方があれば教えて戴きたいものです。




2015年08月09日

島豆腐とゴーヤのサラダ、小鰺の南蛮漬け、アスパラガスの春巻き、イカの葱炒め

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
明らかに先週よりは涼しい!と感じられる今週末も夕方のワンレッスン1鞍騎乗。お相手は神経質な二枚目リュウ君で、インストラクターのHさんが「今日は涼しいので走りますよ!」との宣言通り、広い馬場をぎりぎりイッパイ使った部班駈歩がぐるぐると続けられ、馬たちも懸命に駈けてくれて久々にスカッとしたのだけれど、それでもやはりまだ気が晴れなかったのは、何を隠そうわが最愛の黒鹿毛牝馬ハイセイコーのお孫さんがクラブからとうとういなくなったためであります(;O;)
何しろ超高齢馬なので、ここ数年はこの夏を乗り越えてくれるかどうか毎度心配しながらも、今年は意外と元気で7月もよく駈けてくれていたのに、8月の専用馬予約がストップされた段階でいよいよ引退かと思ったら、特別に夏期休暇がもらえるらしいと聞いて喜んでいたのだった。
ところが今週の火曜日にペンギンのOさんから突如引退して牧場に引き取られて行ったというメールを頂戴し、その夜はほとんど一睡もできないほどのショックを受けたことには我ながら驚いてしまった。
とにかくお孫さんとのあらゆる想い出、その昔まだ元気な頃にインストラクターのS氏との二頭立てで馬場を何周もぐるぐる駈歩して蹄の音がぴたっと揃った時の気持ちの良さやら、夜中に暴走されて落馬させられた時の妙な快感やら、そのもっと昔は高速速歩でよく逃げられて駈歩にさせられなかったことやら、色んなシーンがそれこそ走馬燈のように駈け巡って、私を眠りに就かせなかったのである。
今日は同じくお孫さんファンのTさんとハンナママさんにお会いし、お二人ともやはりその事実を知った時は涙ナミダだったとのお話を聞いて、お孫さん人気はやはりタダモノではなかったことを改めて実感した次第。お孫さんには昔からこうしたファンが沢山いて立派な馬着とかをプレゼントされていたのは知っていたが、今回もどうやらそうしたごひいきのお一人がクラブから買い取って養老牧場に預けられたらしいとの話をTさんから伺い「私はきのう色んな人から、買ったのは松井さんなの?って訊かれたんですよ」とのことなので、ああ、それなら幸せな引退といえるよな〜と気持ちが少しはラクになった。元々障害競技で鳴らした名馬で自馬だった過去があるため、プライドも高いが人間に対しては実に魅力的に振る舞う非常に利口な馬だったので、私自身もクラブから話を持ちかけられたら最後は買い取ってもいいくらいに思っていたのだ。ただ余りにも元気でまだ十分現役で働けるように見えていたし、実際専用馬予約する人が相次いでいたので、クラブはまだまだ引退させるつもりはないと見ていたのだけれど、恐らくそれを気の毒に思ったごひいきの方がクラブと交渉して引き取られたのだろう。でも本当にまだまだ元気なので、引き取られた方が週に何回かは騎乗なさったほうが却って健康が維持されていいんじゃないのかしら、なんてTさんやハンナママさんと話していて、いなくなってもまだ皆に余計なお世話を焼かせてしまうお孫さんてスゴイ!!と思うしかありません(!_+)で、私のお孫さんびいきもよく知られているせいで、今週はいろいろと慰めの言葉をかけてくださった方もあったのだけれど、自馬会員のAさんが側に居るヤブサメ君に向かって「まだ僕がいますよ!って言いなさい」と仰言ってくださった時は思わず涙ぐみそうになった。今日は厩舎を覗く気にはとうとうなれず、お孫さんロスはまだまだ癒えそうもないなかで、私の乗馬ライフもここで一つの節目を迎えた感じがしております。


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お孫さんが!! 馬に乗ったことはありませんが、お孫さんの事をとても楽しみに読んでいました。だから、急に消えてしまったように思えて、心がズキっとしました。お孫さんが元気に楽しく幸せに過ごしていますように!

投稿者 ys : 2015年08月11日 21:34



2015年08月11日

タイ風屋台飯

渋谷のオーチャードホールで寺山修司作・蜷川幸雄演出の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』を観る前に近所の松濤カフェで翻訳家の松岡和子さんと食事。昨日のブログをご覧になった松岡さんからはすぐに同情&憤慨メールを頂戴し、今日は早めにお目にかかってハイセイコーのお孫さんの件をいろいろと訴えて少しは気持ちがスッキリした。で、今夜はもう遅いので、肝腎の芝居2000人の観客がスタンディングオベーションをした舞台に関しては明日ゆっくり書くことにします。




2015年08月11日

青い種子は太陽のなかにある

寺山修司が二十代に発表した幻の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』はタイトルからして難解でシュールな世界をイメージさせるのだが、実際は非常にシンプルで且つ驚くほどベタなラブストーリーだった。戦後のスラム街を舞台に、そこへ私費で近代的なアパートを建設してスラムの住人に提供しようとする政治家、アパートでの文化生活を推進しようとする役人、アパートに入居を希望しつつもこれまで通りの自由な生活を喪いたくない住人たちの思惑が入り乱れる中で、建設現場で事故死した朝鮮人労働者がそのままそこでコンクリート詰めにして隠蔽されるという事件が起きる。たまたまそれを目撃した青年がいくら真相を訴えても、周囲はまるで相手にしないか、暴露を引き止めにかかる。アパートは徐々に完成に向かい、埋まっている死体を取り出そうとすればアパートは根こそぎ解体されて、スラムの住人たちの文化生活を営む夢もぶちこわしにすることになる。青年の恋人は自分の生活を破壊するようなことは真実ではないと主張し、二人の気持ちは完全にすれ違って、青年もまた一度は口封じに応じるかに見えたが、真実から目をそらすことでは本当の愛も生活も成り立たないことに気づいた恋人は自らスラムの住人に真実を口にして土建屋やくざの兇弾に倒れ、愛のために死んだ者として青年の腕の中で太陽の中に葬られるかのような最期を遂げる。
 これをもしリアリズムで上演したら大昔のプロレタリア演劇のごとくに鼻白ませかねないベタなストーリーを、寺山色満載の舞台美術と透明感のある松任谷正隆のテーマ音楽とで現代の若者のハートをも揺さぶる作品に仕立て上げた蜷川演出の功をまず讃えるべきかもしれない。ところで鉄筋コンクリートの中に埋められた死体とは果たして何の暗喩なのだろうか?それは高度経済成長下で犠牲となった大勢の労働者のことばかりではなく、欧米発の近代的な画一文化生活を目指す中で葬り去られていってしまった民族固有の文化や各人の個性といったさまざまなものを汲み取ることもできる。固まった体制の中からが今こそそれを掘り起こして、もう一度何もかも自前でやり直そうという、寺山の熱いメッセージ伝わって、亀梨ファンを中核とする現代の若い観客層をも刺激した点で意味のある上演だったように思う。何しろ客席では抱き合って泣いている若い女性もいたのだから。
それにしても今回は出演者個々の魅力や持ち味や技量を巧く活かしたキャスティングの妙が大きかったように思う。主役の青年を演じる亀梨和也はジャニーズ系の中でも悩み多き青年像にはトップクラスで適任の人材だし、思った以上に真実味が溢れるセリフ回しにも納得させられた。恋人役の高畑充希は小柄な女優だが舞台では大きく見え、声のトーンや佇まいに昭和の清純派の面影を偲ばせて、これまたぴったりの役どころ。彼女とは対照的に過剰な欲望を持てあます政治家のお嬢様を演じた新人女優の花菜は、その声量においてミュージカル舞台としての牽引役をマルシアと共に果たしたのは特筆に値する。登場した瞬間に不思議なオーラを放って起用理由に納得が行ったのはスラム街の長老役に扮した戸川昌子で、セリフが少し聞きづらい部分もあるとはいえ語り物を演じる迫力は大したもの。青年の父親役に扮した六平直政の喜怒哀楽いずれも振幅の大きい演技も平板に流れがちな戯曲に格好のアクセントとなって面白く、山谷初男が懐かしい姿を舞台に現して飄々としつつ哀感に満ちた男の役を好演しているのは寺山の遺産というべきだろうか。


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主にピアノ弾き語りのシンガーソングライターを応援しています。
この音楽劇は花菜とSaxの伊勢さんをお目当てで、17日に観劇しました。
期待以上の花菜の演劇と歌に感激しました。
音楽劇は花菜にとって2度目の挑戦で、前作では端役でしたが今回は準主役、それを確りと務め上げてくれました。

投稿者 仲田順彦 : 2015年08月21日 20:03



2015年08月12日

イカと茄子の煮物

QPで見た料理。皮に切れ目を入れた茄子を炒め、酒砂糖醤油で調味した出汁を入れてインゲンとイカと鷹の爪を加えてクタクタになるまで煮込むだけ。イカは皮を剥かなくてもOK。
朝晩はさすがに風が涼しくてようやく煮物をする気分になれるが、それにしても今年はエルニーニョで冷夏といわれた予報が丸ハズレ(-_^:) もっとも、ひょっとしたら冷夏でコレなのかも ? という気がするくらいに今年は世界中が異常な熱波に見舞われていて、けさ見たアルジャジーラ T Vのニュースではエジプトでも超高気温で大勢の死者が出たのだとか。もうホントに保たないからウザイ人類をさっさと滅ぼしちゃおうぜ〜という地球の意志が見えるようで、中国経済の先行き不安で株が下がったなんて話はこの際もうどうでもいい!時代が目の前に迫って来た感じである。
今日あたり私は仕事場でもクーラーを点けずにしっかり執筆できたくらいだが、夏でも汗を全くかきたくないという不埒な欲望を持つ人もいれば、汗をかきたくてもかけない体質の人も増えていて、全人類はクーラーなしの生活を営めない方向にどんどんと進んでおり、その結果、家電産業が潤って経済が活性化するからいいじゃないか!としか思えない人類ばかりだと、地球がキレるのも時間の問題であろう。従来の経済の発想だと、私だって涼しく過ごしたい!私も!私も!という要望に応える形でそのうちアフリカの全家庭にクーラーが行き渡るようになり、地球がキレるのも早まるに違いない。資本主義は自由で平等を目指す社会が生んだシステムであり、その究極形が今日の消費型資本主義なのだとすれば、自由と平等こそが地球を破壊する主犯なのか?なんて恐ろしい考えがふと湧いたのは、基本的人権が日本精神を破壊したとする自民党議員の影響かもしれない(-。-;)ともあれ消費経済万能時代の人類は自らの欲望を抑えるとか、抑えられるとかいう機会を持ちにくい状態で人生を過ごすのだから、それで地球との折り合いをどうつけるかが今世紀一番の課題となりそうである。




2015年08月13日

高野豆腐の酢豚風

QPの先生が「お盆なので精進料理を」ということらしい。高野豆腐は戻してしっかり水を切って適当な大きさに分け、カタクリ粉を薄くまぶして揚げておく。玉ネギも先に素揚げしておく。胡麻油で千切りの生姜と戻した干し椎茸、ピーマンの順に炒め合わせ、玉ネギと揚げ高野豆腐を加えて、椎茸の戻し汁に酒砂糖酢醤油ケチャップ鶏ガラスープの素を併せたもので調味し、水溶きカタクリでまとめて仕上げる。揚げ高野豆腐は独特の食感がGOO!生麩好きの方なんかにもオススメ。
けさはやけに涼しかったせいか、いつもなら六時前に起きるところが八時近くまで寝過ごしてしまい、仕事の始動時刻も遅らしたせいで噂の早実一年生スラッガー清宮の打席をT V で初めて観ることができた。早実は先制点を叩き出した清宮ばかりでなく結構打てるバッターが揃った打撃型チームのようで、序盤戦にドカドカ点を入れるから圧勝するかと思いきや、相手チームの広島新庄も監督の好采配があって少しも負けておらず、終盤までもつれる好ゲームだったから、ついつい最後まで観てしまったわたしf(^ー^;何たって一応は早稲田OGなのだからスタンドで「紺碧の空」なんかを歌われると応援せざるを得なくなる。何しろ10年や20年に一人くらいのペースで大騒ぎされる選手を輩出する早実だけに、今年もまた甲子園目指してスケジュール調整にやっきとなっているOBOG連中が沢山いそうである。それにしても清宮クンはとても一年生とは思えないくらい非常に落ち着いたバッティングをするので驚いたが、風貌にも柔道の山下名人を髣髴とさせるような「人間として出来上がっちゃってる感」が漂っていて、これまた一年生にはとても見えにくいのでした(^ニ^)




2015年08月14日

肉じゃが風

スーパーで牛肉が四割引だったのでコレにしたが、肉じゃが「風」なのは、大学寮友のエンコから頂戴したジャガイモがまだ十分あると思ってたら1個しか残ってなかった (¨;) ので、車麩でボリュームをごまかしたからです(^^ゞ
何かと懸念された戦後七〇年の総理談話はひとまずそこそこ無難に納めようとした感じだが、こうした謝罪はもう今回で打ち止めにして今後の人たちはしないでも済むようにしたい!という意志表示が鮮明だったことで、果たして戦後世代で謝罪の気持ちが今もある人って正直どれぐらいいるんだろう?という気がしてならなかった。そもそも謝罪すべき事実をドイツみたいに学校でちゃんと教わってるんだろうか?少なくとも私はまず映画や小説や周囲のオトナの話を見聞きした上で、当時のドキュメンタリーにも目を通したりしてある程度は知っているが、学校の日本史の授業ではほとんど何も教わらなかった気がするから、同世代の多くは謝罪の気持ちなんて持ちようがないように思えるのだった。今の子は現代史の授業でちゃんと教わった上で謝罪の気持ちを新たにしてるんだろうか?
お好きな積極的平和主義というコトバも盛り込んじゃったみたいだが、このコトバを文字通りに聞いて皆さんは一体どんなイメージを抱かれるだろう?私のイメージだと、とにかく第二次大戦後世界でイチバン戦争をしてる国、軍需産業に振りまわされて世界中でさまざまな紛争に介入したがるアメリカという国に対して、お前らエエ加減にせえよ!とあらゆる場で文句をつけることに尽きる気がするのだけれど、ゼンゼンそういうことではないみたいだから、コトバというものは使う人間によって全く意味が違っちゃうのである。故に今度の総理談話も安倍晋三という人間から発したものとして必要以上に悪く受け取られる向きがあってもそれはそれで仕方がないのであろう(-.-;)y-゜゜


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中身のない、非常に矛盾した、まぜこぜの談話でしたね。しかも、不必要に感情的で、できの悪い浪花節と言うべきものでしたね。
天皇陛下の反省と平和への希求に満ちたお言葉との本質的な違いが歴然としていましたね。人間のレベルの差がよくわかりました。

しかし、随分と安倍君も、自分の意思から後退しつつありますが、やはり安保法制と側近の問題発言、さらに新国立競技場問題は、相当に応えているのでしょう。意外にも、この政権は脆弱な気がしてきました。

投稿者 さすらい日乗 : 2015年08月18日 10:23



2015年08月15日

鶏肉、ピーマン、キャベツの味噌炒め

前にQPで見た料理。ピーマンとキャベツを先に炒めておいて、酒醤油を揉み込んでカタクリ粉をまぶした鶏もも肉をニンニクの薄切りと鷹の爪を入れた油でこんがり焼き、先に炒めた野菜を戻して味噌酒砂糖醤油の合わせ調味料で味つけする。
昼間TVを録画しておいた『日本のいちばん長い日』を見ながら食事。現在リメイク映画が上映中のこの作品が最初に映画化されたのは私が確か中二の時で、封切りを見て非常に印象に残ったのだが、当時でも珍しかったモノクロ画面を見直して、どのシーンも配役もほぼ記憶通りであることに我ながらビックリ(!_+) 私はやっぱ歌舞伎にのめり込み始めた中学生の頃がイチバン賢かったのかも?と思ったくらいである(^^ゞ リメイク版では昭和天皇に扮したモックンがやたら C Mスポットで出てくるのに最初とても違和感を覚えたのも当然で、昭和四〇年代当時の映画は天皇の姿をいかに画面に現さずに撮るかに腐心していて、先代の幸四郎がほとんど声だけで演じているのも記憶通りだった。天皇の役といえば歌舞伎役者というイメージを定着させたのもこの映画からではなかっただろうか?また東宝がお盆映画に必ず戦争物をぶつけるようになったのもこの作品が皮切りだったように記憶する。リメイク版は東宝でなく松竹製作なのがちょっと意外だ。それにしても今年は終戦記念日に関連してTV各局が例年になく熱を入れたプログラム編成をしているように思えるのも、戦後70年という節目だからというばかりでなく、当然ながら安保法案もからんでいるのだろう。




2015年08月16日

イカのマリネ、茄子とモッツアレラのサラダ、豚ヒレカツ、カレーコロッケ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
早くも秋空っぽくなった埼玉県下の馬場で今週末は2鞍騎乗。Ⅰ鞍目はお馴染みアイドル系鹿毛のヤブサメ君、2鞍目は同じく神経質な二枚目鹿毛のリュウ君で、夕方からは涼しい風に恵まれたせいもあって、両君とも懸命な駈歩をしてくれてワタシの気分はすっきり。ことに反動がとても大きいヤブサメ君の右手前駈歩は当初えらく苦手にしていたが、最近はちょっとクセになりそうな一種の爽快感がある。片やリュウ君の右手前はヤブサメ君ほど大きな反動ではないにもかかわらず、こちらが手綱を引っ張って速歩に落としてしまうケースが多々あり、今の段階だと乗り馴れた感があるのはやはり断然ヤブサメ君なのだけれど、リュウ君にもそのうち馴れてくるに違いない。ともあれ馬によってそれぞれ動き方が微妙に違うので、乗り馴れるまでに結構時間のかかる馬もいるのだった。
ハイセイコーのお孫さんにも乗り馴れるまでには相当な時間がかかったのよ、という想い出話を、今週はオペラ歌手のSさんや最近レッスンでよくご一緒するワカびいきのJちゃんにもしたりしていて、まだ懐かしさは山々なれど、お孫さんがいなくなったおかげで、今後わたしは乗馬でどんなふうな楽しみ方を目指すのかの方向性が何となく見えたような気もするということを、SさんやペンギンのOさんにもお話ししていたのであります(^-^)/ 




2015年08月17日

夏風スキ煮

QPで見た料理。湯通しして油抜きした油揚げ、同じく湯通ししてあく抜きをしたシラタキと牛肉の順に酒味醂砂糖醤油で味付けした出汁でじっくりに煮込んで仕上げに万能ネギを入れて一煮立ちさせただけ。牛肉は赤身を湯通ししてさっぱりと仕上げるのがポイント。
昼間に録画しておいた岡本喜八監督の「肉弾」を見ながら食事。本土決戦を目前に自ら肉弾となって戦車や空母を攻撃する任務に就いた特攻学徒兵の最後の日をシュール且つユーモラスなタッチで描いた、いかにもATGらしいアヴァンギャルドな実験映画で、封切り当時話題になっていたのを知りつつも見損なっていた反戦映画の名作が今日に改めて面白く見られたのは何より。もっとも、この映画で実はイチバン愕然とさせられたのは、冒頭に出てくる日本人の平均寿命の話である。戦時中が若死なのは当然ながら、それと比較されるこの映画が封切りされた昭和43年の平均寿命はなんと男子68歳女子74歳だった(!_+)これを去年の男子80歳女子87歳と比べたら、いずれもここ半世紀弱で十二、三年は延びているわけだからスゴイ\(◎o◎)/!もちろん平均寿命には幼児死亡率やなんかも関係するわけだけれど、それにしても老人というイメージやら、老後をどう考えるかについての問題が私たちの若い頃とはまるで違って来ているのもまた改めて当然と思うしかありませんでした(-.-;)y-゜゜




2015年08月18日

揚げ茄子のあんかけ、厚揚げと豚肉の煮物、がんもどきの含め煮、レンコンのきんぴら

大宮ルミネ内の総菜売り場でゲット。昨夜までなんとか生きていたPCのキーボードが今朝ついに致命傷に至り、急きょ買い換えに走って執筆の始動が遅れたのと、明日から一泊旅行するために、今晩の料理はカットした。
旅行といえば私は一昨年の夏、タイはパタヤのホースシューポイントでの乗馬を思い立って具体的な計画を立てながら、秋に母が亡くなってそれが流れてしまい、その後はタイが政情不安に陥ったあげく軍事クーデターが起きるなどして、旅行計画を再度立てる気持ちが萎えがちだったのだけれど、昨日はとうとう爆弾テロで「微笑みの国」のイメージを損なったのはアジア一の観光都市バンコクとしては非常に痛いことであるに違いなかった。犯行声明が出ないために背景は不明ながら、以前バリ島が狙われたように、観光地は狙われやすい側面があるため、観光立国を目指す日本としても他人事ではあるまい。京都でテロなんてことは絶対起きないように願いたいもので、そういう意味でも米国との集団的自衛権の行使は危うさを感じざるを得ないのだ。ロシアでさえ最近は観光業に力を入れ始めているような報道がロシアTVでなされており、イノベーションの発達で生産過剰による低廉化に伴って従来の輸出依存から観光にシフトする国は今後も続々と増えるだろうけど(先進国の人間はもう作るものがどんどなくなって行っちゃうわけですよね)、一方でそれによる治安悪化も見越しておかなくてはならないから大変である。ともあれ私が明日行くのも観光避暑地の軽井沢なのだが、観光というよりは恒例のご挨拶に伺うといったほうが適切かもしれません(^^ゞ


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叔母が年に数回はタイに行き「タイランドは素晴らしいわよ。国民性も優しくて敬虔な仏教徒が多くて住みたいわ」と言ってましたが叔父さんが脳梗塞で半身不随になり介護付きの有料老人ホームに入らざるを得なくなってとても残念がってました。もし叔母夫婦がタイに住んでいたら主人は何度か訪ねてたでしょう。
でも私はあんまり好きになれなかった。立憲君主国でしたから、いずれクーデターが起きるだろうとおもってましたし、宗教的な問題も孕んでましたし。
京都の講演、早く申し込みして良かった(^^♪

投稿者 お : 2015年08月19日 21:56



2015年08月21日

軽井沢行2015夏

今夏も行ってきました軽井沢!行動パターンは相変わらずで、まずは北軽井沢の乗馬クラブ浅間クレールにご挨拶。今回は最近よくレッスンでご一緒するMさん♀をお誘いし、共に真理先生のレッスンを受けることに。私が騎乗したのはここの愛馬プリンちゃんで、Mさんはプリンちゃんと大の仲良しペシュ嬢に騎乗しての部班レッスン。プリンちゃんとは長年のお馴染みとはいえ年に一、二度程度のお付き合いで久々だからどうなることかと思いきや、今回はまず曳き馬の段階で私をくんくん嗅いで騎乗してもグイッポが全然出ず安心しきっていて、ようやく認知してくれたらしく、速歩と左手前の駈歩がいつになくスムースにこなせたのは何より(*^^)v 私が苦手な右手前の駈歩は対応が悪くて初日は不安定だったものの、翌日のレッスンではプリンちゃんが自らハミ受けまでしてくれて思いのほか滑らかな走りが出来ました(^_^)b 初対面当時は確か13歳と聞いてたプリンちゃんも今年は早や二十歳を迎えたそうだけれど、まだまだ十分イケイケドンドンで走ってくれるので何とぞそのパワーをずうっと維持し続けてほしいと願わずにはいられません。Mさんも初対面のペシュ嬢をしっかりと乗りこなしてお気に入りのようで、ペシュ嬢は何しろクレア誌でスーパーモデルさんと一緒に撮られたほどの美人馬だけに、ツーショットを盛んに撮ってご機嫌そうでした。
そば処「川上庵」で食事し、万平ホテルでお茶したあと、日帰りのMさんを駅まで見送って、私は何十年ぶりかで万平ホテルに投宿。ここもホントに昔とあんまり変わっておらず、サービスのきめ細やかさと従業員の態度に関してはやはり折り紙付きというべきか、古色蒼然とした佇まいのうちにも凜とした気配が漂って、久々に贅沢させてもらった感じがありました。
二日目はこちらのクラブで親しくなったTさんがお越しになり、真理先生ともどもこれまた久々に歓談の時を過ごさせて戴いた。 今年の軽井沢は少しも涼しくなかったようだが、浅間の噴火騒ぎがあっさり収まったのはまずまずだったのだろう。当初は真理先生も電話取材を受けられたそうで、「でも今回の爆発は馬も気がつかなかったくらいのささやかなもんで近所の人だれも知らなかったですよね〜それでも取材の人がいっぱい現れて、彼らが面白いのは、大勢の人が大丈夫だっていってるのにそれはゼンゼン相手にしないで、何だか不安そうなことをいう人ばかり選んでインタビューしてるんですよね」とのお話はいかにもイマドキのマスコミらしいと思われました(-。-;)
レッスンを終えた後は北軽からいっきに南軽に降りてアウトレットパークで何かと見つくろうのも今や恒例と化しており、最後また例の如く星野ご夫妻とお目にかかって銀座「かねさか」の出店で美味しいお鮨をたっぷりご馳走になりました∈^0^∋生七味を添えたメジマグロのたたきといい、細かく刻んで練りに練ったアサツキを載せたアジの握りといい、何かと薬味の工夫に感心させられながら、これまた相変わらず薬味の利いた星野氏のお話にも感心することしきり。「最近はツアーなんかでもやたらに体験させるのが流行りみたいだけど、そんな簡単に何でも体験できるというふうに思われちゃうのってどうなんだろう?何もかもが安っぽくなっちゃわないのかしら」という話やら、今話題のオリンピックエンブレム問題のバックに見えてるものやら、星野氏はどんな時事ネタでも裏事情をはっきりと言い当てて下さるので、美味しい晩ご飯をご馳走になる歓びもさることながら、いつもそのお話を伺うのが楽しみで、毎回ずうずうしくお邪魔させて戴いておるのであります(^^ゞ




2015年08月22日

豚肉と豆腐の高菜炒め

QPのサイトで見た料理。手で割ってしっかり水切りした木綿豆腐を胡麻油&サラダ油で先に炒めておく。鷹の爪を入れた油で塩と酒で下味してカタクリ粉をまぶした豚肉と高菜を炒め合わせ、豆腐を加えて酒、醤油、塩少々で調味。市販の高菜の漬け物は小さく切ってから水にさらして塩気をある程度抜き、しっかり水切りして使うこと。シンプルな調理でも高菜の旨みで結構おいしく仕上がります。
わずか一泊の旅行に出かけた間に、仕事上でエエッ(!_+)というようなハプニングが続出し、結構あたふたした昨日今日だったが、世の中的にも色んな事件が起きていて、驚かされることの多い一週間であった。寝屋川市の事件については、容疑者もさることながら被害者の周辺で未然に喰い止める大人が誰もいなかったことのほうが不可解に思えてならない。
朝鮮半島の情勢も急に緊迫の度を増した原因が奈辺にあるのか非常に不可解で、金正日体制も朴政権も共に内憂を外患にすり替えて国内統一を図りたい気運にかられているとしたら、本格的な戦闘が開始される可能性も非常に高いので、新安保法案を目前にした日本は今や対岸の火事ともいってられない状況だから大変に憂慮せざるを得ません(-.-;)y-゜゜




2015年08月23日

イカのマリネ、島豆腐とひじきと枝豆のサラダ、海老と帆立のカツ、キャベツカツ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
すっかり涼しくなった今週末も相変わらずアイドル系鹿毛のヤブサメ君と神経質な二枚目鹿毛リュウ君とで計2鞍騎乗。ヤブサメ君は苦手だった右手前の駈歩もすっかり馴れて、左手前は目つぶってても大丈夫なくらいの安心感があって、本当に乗り慣れた気がするのだけれど、ヤブサメ君を可愛がってらっしゃる自馬持ちのAさんにいわせると、やはり流鏑馬だったので駈歩が3節にならずに1節になるのだそうで ( それって遅い襲歩ってこと(?_?) そのヤブサメ君に乗り慣れたせいか、次に騎乗したリュウ君の駈歩に私自身がどうも合わせづらくなっているのか、発進と継続が共にしにくいのは我ながら困ったもんである。左手前の駈歩はまだしも輪乗りが何周か出来るとはいえ、右手前の駈歩は手綱を引かないように気をつけてもバランスを崩して速歩に落ちてしまいがちで、とにかく神経質な二枚目さんだから、こちらがバランスを崩すとアウトなのであった。ともあれ両頭ともよく頑張ってくれたし、涼しくなった分イケイケ感も出て来て、騎乗しているほうは2鞍ぐらいだとゼンゼン疲れた気がしない。暑さはそれだけで人間の体力を奪うものだというのが涼しくなった今こそ実感されます(^◇^;)
ところで今日は久々に人事部のSさんとお目にかかって、この間の積もる話をしたのだけれど、SさんはMさんのカドリールチームに参加しながらも練習日にこのところ仕事が重なって大変らしく、相変わらずご多忙なご様子で、外乗の予定もたちにくいのだとか。そうはいってもJRA主宰の「愛馬の日」にはご一緒しましょうね〜なんて話をしていたのでした。




2015年08月24日

ガパオライス、クイティアオ他

今日は午後から新宿の小田急センチュリーサザンタワーで日本フラメンコ界の巨匠小松原庸子さんと新作公演に関する打ち合わせ。『天目山 曜変の舞い』と題する今度の新作は歌舞伎舞踊『積恋雪関扉』をモチーフに本格的な常磐津演奏や中国古箏も取り入れたゴージャスなスタッフ組で、相手役にはアントニオ・マルケスまで来日するという大変な公演になっていて、ド素人の私なんかが関わったりしていいんだろうか(^_^;と思いながらも一応はアドバイザーとしてご意見を申し上げた次第。先方と何かと連絡を取り合って今日もお付き合い戴いた幻冬舎のヒメも「小松原先生から直接お電話を頂戴するなんて我ながら本当にフシギなんですよね〜このお話が降って湧いた時に叔父に相談したら、大変な方とお仕事するんだから頑張るようにといわれました」とのことで、ヒメの叔父様は商業演劇界で昔からよく知られた演出家の金子良次さんなので、業界人としての心得を仰言ったのであろう。ともあれ、この公演に関してはいずれ右のお知らせ欄できちんとご紹介する予定です。
打ち合わせの後は近所でヒメと遅めのランチをしっかり食べたので今晩のご飯はヌキ。ランチしながら色んな話をしている中で最近の作家にも話題が及んで、たまたま名前の挙がったお一人、冲方丁氏の事件を帰宅直後にTVのニュースで見てビックリしました(!_+)




2015年08月25日

茄子と豚肉のザーサイ炒め

昨日のQPで見た料理。茄子は長めの乱切りにしてじっくりと蒸し炒めにし、豚肉を炒め合わせて生姜のみじん切り、ザーサイの千切り、万能ネギを加えてさらに炒め合わせ、酒砂糖醤油胡椒の合わせ調味料を入れる。シンプルな調理のわりに美味しく食べられました∈^0^∋
西日本が台風で大変な時に関東は何だか申しわけないくらいに涼しくて過ごしやすい一日だったが、昼間ちょうど執筆を一休みしている時に銀行さんから電話があって、中国発の世界株暴落に関して「リーマンショックの時ほど経済実態が悪いわけではないので、中国の出方を静観中です」というふうな説明をされたので、私なんかにまで電話をして下さるくらいだから、投資家の皆さんは相当にあたふたして銀行に何らかのアクションを起こしてらっしゃるのだろうか?なんて思ってしまった。私自身は多少の海外投信や債券をしている程度で、そもそも不労所得をあてにすること自体バクチに頼るのとそう変わらん気がしていて、今や世界中がお金をジャブジャブにして不労所得ゲットゲームに走っているわけなのだから、そりゃあちょっとしたことで暴落もするわさ、と達観するしかないように思っているのだった。先進国の多くがこうした金融経済偏重に陥っていることにもそれなりの理由があって、それはあらゆる生産による収入が不確かなものとなり、且つまた世界各国で戦後のベビーブーマーたちが生産活動の実戦要員年齢から外れてしまったというような、どうしようもない理由だったりもするのだろうけど、お金ジャブジャブ作戦はどこかでとんだしっぺ返しを喰っても仕方がないような実にリスキーな経済の回し方であることは、最初から誰もが承知の上で、このお盆に乗っているのではなかろうか。でもって異次元のジャブジャブ政策を取ったはずの国の通貨が、こうした金融不安になると必ず買われて円高基調になるというのは非常にフシギな気がするほどで、そしたらドルなんてどんだけジャブジャブやねん!と言いたくなるわけでした(-.-;)y-゜゜


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バブルがはじける前から金融経済偏重になってきてましたね。確かに、何処の国もある時期から子供少数政策に切り替わり、生産者も消費者も減り続けているので世界的に大きく経済を変動させる国は限られてる。中国にそれを求めてたわけですが、あまりにも経済活動を急成長させた為に中国国内でも大きなひずみが出て今回の株価大暴落。これで円高が進むと安倍ボンの経済政策は絵に描いた餅になりそう。
安保改正で軍備は倍々ゲームで予算を増やす事をアメリカから要求されてるでしょし、三菱重工業や住友重工業はそれを待ってる。どう乗り切るつもりでしょうね、安倍ボン。福祉や社会保障を削り軍備に使いたいのが現政権ですが、それも限りがあると思いますし。

投稿者 お : 2015年08月25日 22:34

ベビーブームから、いや、戦中の産めよ増やせよに端を発した団塊さまは、その努力のおかげで高度経済成長を果たし資産を大量に持っておられます。資産運用に励み、自分の子、孫にのみ投資を惜しまず、経済格差を広げるべく日々努力をしておられます。
まだまだ、恐ろしい戦後は続きそうです。
政治家には、この戦後処理を延々と続けられる方をお願いしたいものです。
私の親世代は昭和初期生まれで、戦争中は子供でひたすら被害ばかりを目にし、戦後の教育では日本がいかに加害者であったかを思い知らされたと言っていました。こういう世代は元から少数派で、被爆者や戦争孤児などでなければ発言が取り上げられることもありません。安倍さんの親も同じ世代ではと思うのですが・・・。

投稿者 TAKA : 2015年08月26日 11:14

 安倍さんは岸さんがお爺さんのようなので被爆者や戦争孤児の言うことは被害者意識の強い人たちだと捉えているのかもと思っています。
 私から言わせれば、よく知りませんが岸さんは戦中に陣頭指揮を執った上級将校のような気がしますが、今まで見知った限りでは全く自分の言動を省みず己は正しいと思っていた方ではないかと思っています。
 本当によくわからないのですけど、アベノミクスが大失敗になりそうなのにまだ金融政策を続けるのでしょうか?。
 はっきりいって素人ですけど、庶民が沢山買うことが一番お金が動くのではないかと思います。消費税やらTPP(間違えてたらすみません)やらで庶民を締め付けたら需要が下向くのは当然でしょ。需要をあげたいなら、賃金アップやら正社員を増やすように動くことが一番大事では?。しょっちゅう見る派遣社員の法律改正は全く需要アップに繋がっていないのに政治家が真剣に議論しているのは庶民ではなく会社のほうに肩入れしているようです。
 

投稿者 nao : 2015年08月27日 00:03



2015年08月26日

青パパイヤのサラダ、ゴイクン、チャージョー、焼きそば、カレー他

今夜は七時から小松原庸子舞踊団公演『天目山 曜変の舞い』の通し稽古を高円寺の稽古場で拝見し、そのあと幻冬舎のヒメと北口駅前のベトナム料理店で食事。見ず知らずであまり選択肢がないまま飛び込んだ店だが結構おいしかった。
通し稽古といっても、本番は十月中旬とあってまだ試行錯誤の段階のようだったが、それでもこんなに面白い舞踊パフォーマンスを見るのは久々かも……と思えるほどの迫力に満ちたもので、本場スペイン人の男性ダンサーや歌い手らが思った以上に大勢参加しているのには驚かされた。当然ながら稽古場は日本語とスペイン語が乱れ飛んでいる。現地でも一流ダンサーとして名高いアントニオ・マルケスの情熱的な演技を目の当たりにした上に、若手ダンサーがこれまた超イケメン揃いで目が釘付け。とにかく私も一応スタッフの中にカウントされているので、舞台稽古にあと二日お付き合いさせて戴くつもりだが、立方(たちかた)のみならず地方(じかた)も豪勢なので今から楽しみでならない。久々に関わる舞台がフラメンコ公演というのは自分でも意外に過ぎてシュールな感じすらするけれど、これも『師父の遺言』を通じて結ばれたご縁なだけに、どこかで武智師のお導きかもしれないという気もしております。


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今週末の阿波踊りに向けて、高円寺は会場設営など祭りの準備で、いつも以上に活気があります。地元なので小松原庸子スタジオの辺りも時々、通りますが、今日のブログで、昔、マドリッドとコルドバのタブラオで観たフラメンコに血が騒いだのを思い出しました。公演をチェックしたら、既に残席わずかで、少し迷ったものの購入。国立小劇場の規模なら、さぞや迫力ある舞台が見られるだろう、と今から楽しみにしています。

投稿者 ウサコの母 : 2015年08月27日 22:24



2015年08月27日

豚肉、アスパラガス、こんにゃくのぴり辛炒め

QPで見た料理。これで作るの3度目!!何せ好きな食材で簡単にできるから定番になりそう。近所のマルエツで国産のアスパラを安売りしてると必ず買っていて、うっかり冷蔵庫に眠らせていたのを見つけてこの料理と相成った。
食事しながら見たNHK7時のニュースでは橋下松井両氏が維新の党を離党するというニュースをまず流したので、軒を貸して母屋を取られるってこういうことかも?なんて思っていたら、次に自民党の総裁選は7派閥全部がアベボンを支持する形で無投票再選になりそうだというニュースが流れ、自民党も昔と違ってホント頼りなくなっちゃったもんだよね〜離党する度胸がないどころか対抗馬として名乗りをあげるヤツすらいなくなっちゃったのかしら?なんて思ってるうちに、今度は暴力団の山口組傘下の組織が一部離脱して分裂ぶくみの状況にあるというニュースに替わったので、コレってNHKさんワザとなんだよね!と言いたくなるようなニュース編集の妙に脱帽でした(-.-;)y-゜゜




2015年08月28日

スパゲティーナポリタン、ジャガイモとソーセージの炒め物、キャベツの塩サラダ

整体治療に行く前に恵比寿駅ナカの「銀座ライオン」で元米朝事務所の大島さんと食事。昭和の子としてはときどき写真のようなベタなナポリタンを食べたくなるのであります(^^ゞ
大島さんは叔父様である鶴澤寛治師米寿の御祝いで東京在住のご親戚と共に京阪を訪れて、ついでにめちゃめちゃベタな観光をなさったのだとか。「大阪はまず行かない通天閣まで案内したわよ。祇園町はもうテーマパーク以外の何ものでもないわね」とのことでした。
最近どうも右腕をあげづらくて四十肩の再発だったら困るので、それを整体の寺門先生に訴えたところ、いろいろと探られた結果、肩関節の問題ではなく腕の腱が非常に緊張しているとのことで、置き鍼をしばらくされたらたちまち治ってしまった(!_+) 右腕の腱が疲れやすいのは物書きとしての宿命といっても、今はペンを使わずPCで仕事しているのだけれど、私はほとんど右手だけでキーを打っていて、おまけにマウスを使うのも右手だから負担が大きいらしいのだった。「マウスも、あれは人間にとって中途半端な重さなんですよね。いっそもう少し重い方が負担がかかりにくいはずなんですよ」とは寺門先生の弁で、PC製作関係者も今後は人間工学的な改良をいろいろ検討して戴きたいものだと思われました。


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右ききですが、両手の疲労バランスをとるため、マウスはわざと左手で使うようにしています。ちっちゃいことですが生活の知恵?

投稿者 昭和生まれ : 2015年08月31日 14:32



2015年08月29日

五十六カレー、ツルムラサキとベーコンとエリンギの炒め物

五十六カレーは幻冬舎のヒメから頂戴したもの。相変わらず私の口にイチバン合うレトルトカレーで、山本五十六出身地越後の長岡は母方の曾祖父母の出身地でもあるからして、ひょっとしたら私に流れる長岡の血が美味しく感じさせるのかも?と思ったりする。炒め物は冷蔵庫にあった食材を酒塩醤油であっさり味付けしただけ。ツルムラサキは亀ら用でした(^0^;)
神戸大阪派を本流としたはずの組が名古屋派に牛耳られて、もう辛抱たまらんと離脱して分裂するらしい山口組と、同じく大阪市長と知事が起ち上げたはずなのに、いつのまにか永田町のイマイチうだつのあがらん二世議員らに乗っ取られ、ついにアホらしくなった大阪派が離脱して分裂しそうな感じの維新の党とが完全にダブって見えてしまうのは私だけなんだろうか。ハシモト氏に関していえば、もう一人ダブって見えるのがギリシャのチプラス首相で、思想自体は180度違っているとはいえ、昔なら政治家としての信用を絶対になくすような行動や発言の連続で、それをまた面白がって持ちあげちゃうマスコミの責任もあるにはあるのだろうけど、すんなり乗せられてしまうアホほど素直な支持層を有する点が両者に共通して、まさにイマドキの申し子といった感じで旧来のオトナの政治を引っかき回しちゃうところが実にアッパレでありましょう(-.-;)y-゜゜


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私も山口組分裂と維新の党分裂同じやわ!と思いましたよ(*^_^*)方や裏街道、方や弁護士あがり。昔は弁護士を三百代言とも言うてました。早い話が金になるなら少々の嘘もつく、と言う事ですわなあ。頭の中身は同じようなもんですわ。しかしこの期に及んでまだ橋本徹を支持する大阪市民が多い。滋賀県民と同じやなあ、と思います。

投稿者 お : 2015年08月29日 23:35

山口組傘下の阪神私設応援団が応援歌の著作権をJASRACに虚偽申請していた件で裁判が起こされたときに山口組側が立てた弁護士が橋下徹だったそうです。そういう人がいるのは仕方ないにしても、主役として政治にかかわるのを許す人たちが大勢いるということなんですね。それじゃどうしようもないですよね。

投稿者 ぷみ : 2015年08月30日 06:55

山口組が阪神応援歌の著作権を一応申請してたんですか?関西に住んでながら存じませんでした(・。・;虚偽で裁判沙汰!その弁護士が橋下徹!なんな三題話みたですね。
今はどうか知りませんが15年くらい前に甲子園球場に行っていた時,応援団長の周りには何処かの舎弟?と思わせる若い男たちが取り巻いてました。団長が下げてるバッグが黒のカルチェ。一見してその筋の感じで、それから甲子園に行くのは止めましたし阪神の野球も見なくなりました。
橋下徹氏も週刊朝日に出自の事を書かれて告訴されましたが、自身もほじくり出されたくなければバカバカしい告訴には関わらない事ですえね。

投稿者 お : 2015年08月30日 22:13



2015年08月30日

ロールキャベツ、チキンの塩麹揚げ、島豆腐とひじきのサラダ、ズッキーニのサラダ

乗馬の帰りに大宮駅ナカでゲット。エキュートが改装中で晩ご飯の選択肢が少なくなったのは困ったもんであります。
まだ8月だなんて信じられないような天候に見舞われて早くも秋霖の訪れに悩まされる馬場で今週末もアイドル系鹿毛ヤブサメ君と神経質なイケメンリュウ君をお相手に2鞍騎乗。ヤブサメ君は本当に乗りやすくなったのだけれど、リュウ君は駈歩が出てしまえばとても気持ちよく走れる馬なのに、発進時がいつもきれいに決まらないのは、カレが第一歩を非常に大きく踏みだすために手綱がその瞬間ふわっと浮き上がって、こちらがつい引っ張ってしまうからだというのを重々承知の上で、今日みたいに足場の悪い日はつい引っ張ってしまうのだった(-。-;) それでも発進を何度かやり直して左手前の駈歩はそこそこ巧く行ったものの、右手前が相変わらず出づらくて、肩を後ろに引きすぎだと注意され、肩を前に出した途端になるほど推進力アップしたから、さらに前に出したら今度はまた速歩に落ちてしまい、本当にこの馬は敏感なのでちょっとでもバランスを崩すと駄目なんだよな〜と思いつつ、足場の悪い日は余計にバランスを崩しやすくなるので、次週はなんとか好いお天気でありますように!と願ったワタシ(^^ゞそれにしても神経質な二枚目と名づけたリュウ君は本当にクラブ一のイケメンで通っていて、今日みたいな悪天候の日は厩舎でただ顔を眺めるだけで満足なさっている会員さんもいらっしゃるくらいだが、イケメンの理由は単に小顔だからじゃないかと私は思っていて、頭絡をぎりぎりイッパイ小さくしてもまだ額革がぶかぶかするほどで、小柄なヤブサメ君よりもっと顔が小さいのには驚かされる。で、神経質なのは騎乗姿勢に対してばかりでなく、手入れに関してもへたに触ると耳を伏せ首を振って怒りだすリュウ君が、近頃はさすがに私に馴れたのか、今日あたり柔順にカラダを拭かせていて、こちらも泥のついた腹や顔などを拭いてやっているうちに、あっ、こいつはここが快感のツボなんだ〜というのが発見できたのは面白うございました(*^^)v




2015年08月31日

海老のマヨソースサラダ

QPで見た料理。海老は塩胡椒酒を揉み込んで薄力粉を打ってさっと炒めておき、マヨネーズ、ケチャップ、醤油、レモン汁、ハチミツ、ニンニクと生姜のすり下ろしを合わせたタレを加えて炒め合わせる。付け野菜はトマトの角切りとQPがキャベツの千切りにしたのをサニーレタスに代えた。
安保法案反対デモやら維新の大阪新党やら102兆円にまで膨らんだ概算要求やらJRの不審火やらコンビニ立て籠もり犯などなど週明け早々さまざまなニュースが飛び交う中で、今日わたしがしみじみと時代の流れを感じさせられたのはホテルオークラ本館の建て替えによる営業中止のニュースだった。
オークラは実に馴染み深いホテルというばかりか、東京のイメージと分かちがたく結びついた歌舞伎座に次いで想い出深い場所であり、それは何も私自身が愛用者だったわけではゼンゼンなくて (残念ながらそれほどセレブではございません(^^ゞ 若い頃にステキなオトナの方とよくお目にかかった場所という意味なのである。こんなふうに書くと誤解を招きそうなので断っておくと、男性は坂田藤十郎と「オーキッドバー」でよく仕事の打ち合わせをしたくらい。ステキなオトナの方とはいずれも年上の女性であり、今里広記夫人や志村喬夫人に「桃花林」や「山里」や「テラス」や、こちらは別館になるが「カメリア」などでよくご馳走になっていたのだった。お二人とも私がこれまでの人生に出会ったステキな女性の最上位ランクに位置する方々で、今自分があの当時のお二人の年齢になっているにもかかわらず、自分はもとより世の中全体を見まわしても、あんな風にステキな女性はなかなか見いだせないように思えるのは、戦中戦後派以降の日本人が本当の意味での豊かさを見喪ってしまったからではないかと思われてならないのである。ともあれ志村夫人とは当時「テラス」や「カメリア」でしょちゅうお目にかかって色んなお話、たとえば芸能界の誰がゲイであるかなどなど面白お話を山ほど聞かせてもらい、こちらが話をしている最中にも色んな有名芸能人が次々とご挨拶にお見えになっていたのをよく憶えている。志村夫人には初めて「桃花林」でご馳走になった時の美味しさが今も忘れがたいのだが、思えば当時はまだ70年代だった。で、80年代のバブル期はもうすっかり味が落ちていて、その時ご馳走して下さった今里夫人がご自分でもこんなに落ちているのは心外だったというような表情と言葉を洩らされたのはよく憶えている。以後ホテル内の「桃花林」に足を運ぶことはなくなったが、たまたま何かの折に日本橋室町賓館内の「桃花林」に集英社の方々と行く機会があって、その時に大変驚いたのは、ホテルの店から異動したウエイターが私の顔をよく憶えていて声をかけられたことで、志村夫人の話にもなって、こうした顧客への接待術に関してはやはりスゴイ店だと改めて感心せざるを得なかったのを想い出します。


コメント(1)

初めてのコメントです(⌒-⌒; )

松井先生と同い年、70年代は仕事で都内のシティーホテルは全て利用させて頂きました。
今よりももっともっと緊張する場だったことを思い出します。

そしてホテルオークラで忘れられないのがルームサービスでした。
ホテルオークラのルームサービスは温かいものはちゃんと固形燃料で温められていたことが忘れられません。
帝国ホテルでさえそこまでのサービスではありませんでしたからホスピタリティーNo.1と言われるホテルだけのことはあると感動しました。

その後街中に美味しいお店が増えたので食事をする事は無くなりましたがロビーの壁を眺めに訪れたことも度々ありました。
新しくなっても本館の雰囲気が残ってくれることを願います。

投稿者 ES : 2015年09月01日 11:20