トップページ > 2013年01月の月別アーカイブ

2012年12月 |メイン| 2013年02月

2013年01月02日

あけまして おめでとうございます

穏やかな年明けで、まずはご同慶の至りと存じつつ、還暦を迎えた今年、私はさらなる脱皮を目指して精進致しますので今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます<(_ _)>
写真は祇園「川上」製のおせち2013年バージョンです。


コメント(2)

いつもブログを拝見しています。
川上のお節、私も今回ようやく注文できました。
丁寧に作っておられて娘達にも大好評でした。
自民党の圧勝には、想像はしていてもうんざりを通り越してどうしようもない重い気分にさせられていたので、松井さんのブログを見て何だかうれしく思いました。
とりわけ原発に関しては本当に信じられない思いです。
ただこれまでとは異なる動きもあるので、そう簡単には行かない気もしてます。
くれぐれもご自愛ください。
これからも辛口時評に期待しています。


投稿者 ナナ : 2013年01月03日 09:30

明けましておめでとうございます。いつも楽しく、ブログを見ています。歌舞伎、文楽のファンなので、松井さんの辛口批評期待しています。今年もよろしくお願いいたします。

投稿者 佐藤 徹 : 2013年01月04日 00:09



2013年01月03日

しゃぶしゃぶ他

三が日の最終日はやっぱり乗り初めをして、その後クラブでお会いしたオペラ歌手のSさん、バリキャリのOさんを氷川神社の初詣にお誘いして(私はすでに今年2度目の参詣)わが家でささやかな新年会。
SさんOさん共ども久々のご参詣だったとはいえ、氷川神社は昔からよくご存じの方々なので、新参の私がお誘いするというのも考えてみたらヘンな話だし、「それにしても、今朝子さんほど東京から引っ越して来て大宮を賞めまくる人って珍しいですよね〜」とOさんにいわれてしまったf(^ー^;
クラブで今やインストラクターの補佐を務めるSさんは、馬の事前調教でなんと今日一日に八頭もの馬に乗って脚がガクガクするとのこと(!_+) 最近は歌手としての活動よりもクラブにいる時間のほうがあきらかに長そうで「私の将来は一体どうなるんだろう?」と心配そうに仰言るから「そりゃもう乗馬インストラクターになるしかないんじゃないの」と思わず言ってしまった私である。とにかく三人で牛と豚のしゃぶしゃぶを食べながら馬のDVDを見て、あれやこれやと四方山話に時を費やす至って罪のない忘年会でした(^^ゞ




2013年01月04日

冷蔵庫にあった残りもの

「川上」のおせちはさすがに食べ尽くしていたものの、年末に買い込んだり頂戴した食品があったので、今晩中に片づけてしまうつもりで食べていたら、それだけでお腹がイッパイになりました(^0^;)
今日は朝からお仕事モード全開で、明日戻す予定のゲラ直しをしたあと、歴史モノのエッセイを書いていたが、調べれば調べるほど事実確認が曖昧になる一方で、わずか五枚の原稿なのに夜になってもまだ仕上がりません(>_<)午後にちょっと煮詰まって、もう書くの止めようかと思っていたところに電話が鳴って、正月早々ダレだろう?と思いながら受話器を取ったら某銀行員さんで、大発会の相場がかなり好感したところでのご挨拶だった。何しろ不況感が異常に長引いていただけに、今年は巳年にあやかって何とかそこから脱皮したい気マンマンの人たちが、株価をようやく震災前の数値に戻したというところなんだろうが、このまままずっと上り調子になるかどうかはゼンゼンわからないし、ただ一応半年くらいは大丈夫かも?と銀行さんは見てらっしゃるようで、バブルで懲りたせいか、今のところまだ意外と慎重な見方をなさってることに少し安心したものである。それにしても正月早々こうしてシッカリお仕事してらっしゃる方もあるのだからと思って、その後も原稿を書き続けている私であります(^^ゞ


コメント(1)

今朝子様、あけましておめでとうございます。今年もブログをしょっちゅう楽しませていただきます。
 少しの無理はしても、あまりハードなスケジュールは組まないで欲しいです。
 平穏で健康な日々がとても有難い今日この頃です。
 政治も自民党にも不安は多々感じますが、正月だけでもおめでたい気分でいたいと思います。

投稿者 nao : 2013年01月05日 22:25



2013年01月05日

すき焼き

けさは四時起きでエッセイを一本書き上げ、ゲラの直しをFAXして仕事を終え、夕方から旅トモSさんを大宮にお迎えし、氷川神社に初詣した後わが家で新年会を兼ねてSさんの昇任祝いをさせてもらった。
釧路にご一緒した時に、昇任試験の件は伺っていて、もしクリアしたら仕事が超ハードになるので、そうなったらいっそ辞めたいくらいですよ〜なんて話を冗談半分にお聞きしてたのだけれど、実際に昇任されて、三月からは仕事も赴任先もガラッと変わるばかりか、百人以上の部下を持つかもしれないと聞けば、そりゃ本当に大変だわね〜とご同情申しあげるしかなかった。四十になるやならずの女性が二十代から六十代の男性までを部下に持つ身となれば、そのプレッシャーとか面倒さとかは容易に想像がつくし、名誉欲や権力欲といったものに乏しい上に「上司なんてみんな心の中では何いってやんだいって思ってるわけでしょう。だって自分もそうだったんだから」と気づく感受性を備えた人にとっては確かに苦痛だろうなあと拝察された。IMFの勧告リポートを受けて日本社会における女性の活用が声高に叫ばれる今日、さまざまな組織や企業で女性の抜擢や昇進がこれまで以上に進むことは決してマズイことではないのだけれど、「それが本当に喜べる人の場合はいいんですけどね〜私はフツーに休みが取れるような適度な働き方がしたいだけなんですよ〜」というご意見の方もまた一方でいらっしゃる現実があるわけで、過重労働が当たり前の日本の男性社会のシステムに女性が引きずり込まれることの是非を考えさせられてしまったのでした。




2013年01月06日

上方寿司、ニラ饅頭

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
いずこの職場も本格的な始動を明日に控え、好天に恵まれた今日は乗馬クラブもいつになく大盛況。で、私は今年からのお相手リー君に騎乗してマンツーマンレッスンを受けたのだけれど、インストラクターの注意を受ければ受けるほど却ってそれに気を取られて乗り方がどんどん不自然になっていくという悪いパターンにハマり、しまいにはリー君に思いっきり脚反抗をされてどツボってしまった(>_<)まあ、こんな日もございますf(^ー^;
晩ご飯のあとはNHK大河「八重の桜」の第一回を見たが、三ヶ日にちらちら見ていた民放の「白虎隊」とかぶって会津藩の家臣がアタマに入っているせいもあるのだろう、思い入れがしやすいので次回も見てしまうような気がする。大河は毎年第一回を見ても、見続けることが近年ほとんどなくなっていて、去年は第一回を見ただけで脚本に愛想をつかして見る気がしなくなったのだった。今年もどこまで見ていられるかはまだわかりません。続けてNHKスペシャルで猿翁と中車父子の襲名興行の舞台裏を撮ったドキュメンタリーを見てしまい、不自由な躰を赤裸々に撮らせた猿翁にさまざまな意味で役者の業を見せられる思いがした。


コメント(2)

脚本だけに限らず、撮りかたもひどいもん。
役者の目ばっかりドアップにするし。今は映像がよくなりすぎてシワのアップになります。
役者さんも気の毒ですわ。
カメラさんの腕は落ちてますよね。
新しいドラマには見るもんないです。
プロは存在しない世の中になりましたね。
その昔親戚で集まったとき松花堂に道明寺粉をまぶした海老の天ぷらが入ってまして、
鼻っぱしらだけが強い従兄弟の嫁さんが「衣が歯にくっつきそう~、こんなん私でも作れるわ、こんなん・・」とのたまったのを会食後、姉と「あの子すごっ、な~んも知らんから大きくでれるもんやな。今年のわが家の10大コピーに入れられるわ、こんなん私でもできるは」
道明寺粉をきれいにまんべんなく30人分いちどきにきつね色に揚げるのんは結構ムツカシイもん、
少し料理するもんにとったらわかるんですが、新婚すぐの彼女はわからんかったんでしょう。
プロと素人の違いは昔はたくさんあったけど、下手な脚本にもなっていない本にド下手な映像ばかりでこんなん私でも・・・が多過ぎてつまらないです。今年もよろしくお願いいたします。

投稿者 毎晩晩酌  : 2013年01月07日 20:24

脚本だけに限らず、撮りかたもひどいもん。
役者の目ばっかりドアップにするし。今は映像がよくなりすぎてシワのアップになります。
役者さんは気の毒ですわ。
カメラさんの腕も落ちてますよね。
新しいドラマには見るもんないです。
プロは存在しない世の中になりましたね。
その昔親戚で集まったとき松花堂に道明寺粉をまぶした海老の天ぷらが入ってまして、
鼻っぱしらだけが強い従兄弟の嫁さんが「衣が歯にくっつきそう~、こんなん私でも作れるわ、こんなん・・」とのたまったのを会食後、姉と「あの子すごっ、な~んも知らんから大きくでれるもんやな。今年のわが家の10大コピーに入れられるわ、こんなん私でもできるは」
道明寺粉をきれいにまんべんなく30人分いちどきにきつね色に揚げるのんは結構ムツカシイもん、
少し料理するもんにとったらわかるんですが、新婚すぐの彼女はわからんかったんでしょう。
プロと素人の違いは昔はたくさんあったけど、下手な脚本にもなっていない本にド下手な映像ばかりでこんなん私でも・・・が多過ぎてつまらないです。今年もよろしくお願いいたします。

投稿者 毎晩晩酌  : 2013年01月07日 20:28



2013年01月07日

七草がゆ

QPの通りに作ってみた。米一合に水10カップを注いで煮立たせ、骨付きの鶏肉と酒を加えて再度煮立たせてから弱火で一時間じっくり煮込んで、鶏肉を引きあげ、仕上げに刻んだ青菜に粗塩を振って絞ったものを加える。別に大根を拍子木切りにして昆布と醤油と味醂と鷹の爪(QPは生姜の千切り)を加えて一時間半ほど寝かせたものを添える。おかゆは薄味でもこくがあってオイシイし、鶏肉も柔らかくて食べやすい。おかゆでもボリューム満点で立派な晩ご飯になります。
食事しながら見たNHKのクローズアップ現代では米国のシェール革命を始めとする世界各国のさまざまなエネルギー源獲得のあり方を紹介した。日本で今後求められるべきはドイツのような獲得法の多角化であろうが、如何せん、日本はこの多角化ということが非常に苦手な国なのではなかろうか?という気がした。何しろ長らくこの道ひと筋が尊ばれたお国柄だし、他国との付き合いも多方面外交は苦手そうで、したたかな面がなさ過ぎるから、資源輸出大国にはどうもいいカモにされちゃってるような気がしないでもない。いっぽう原発は新興国ほど増やす傾向にあるようで、韓国や中国といった東アジア圏に今後どっと増えそうな情勢を見て、なんだか空恐ろしい気がしてきたものの、それならそれで日本は廃炉ビジネスに乗りだすという選択肢を積極的に用意しておく必要があるように思えた。
ところで今日は連載モノの原稿を予定通りの枚数まで書き上げたし、各社からさまざまな連絡が入っていかにも本格的な仕事始めらしい一日だったが、この間に頂戴した沢山の年賀状の書面に、今年は世の中の流れを危ぶみ憂うような文句が何通か見られた。自身は年賀状だからその手の文句はいっさい書かなかったが、あれっ、こんな人が……と、いささか驚くような方までが日本の今後に不安を持ってらっしゃるとわかったのは頗る印象的だった。それは景気が良くなるとかいうのとは全く別次元の話であり、今年はそのことについて今後も何かと書く機会があるように思われます。


コメント(1)

今年初めてコメント致します。昨日、国立劇場の初芝居の前に平河天満宮を参拝しました。あれ程近いのに初めてお参りしたのですが、縁起物の招き猫を求めたら、丁寧にお祓いしてくれ、「恩頼」と書かれたお煎餅も頂戴して、年の初めにうれしい心持でした。久しぶりに麹町・平河町を歩きましたが、麹町が舞台の新連載もまもなく始まりますし、今年も歯に衣着せぬ時評や劇評など楽しみにしております。

投稿者 ウサコの母 : 2013年01月08日 09:54



2013年01月08日

ブリの黒ごま照り焼き

QPで見た料理。ブリは酒と醤油で下味し、片栗粉を薄くまぶして両面をソテーして、酒醤油砂糖水を合わせたタレを注いでしばらく煮込んでから取りだしておく。残ったタレに黒すりゴマを入れてブリにかける。
付け野菜は長芋をソテーして粗塩を振ったもの。
ベッドの中では昔に読んだ本を書棚から取りだしてナイトキャップ代わりに目を通すのだが、大晦日に思わず題名に惹かれて手に取った本が「サイレント・マイノリティ」だったのは師走の選挙で少々落ち込んでいたせいかもしれない。手に取ったはいいが、著者がなんと保守の論客とおぼしき塩野七生氏とあって一瞬ひるんだものの、出版されたのは今から三十年近くも前だし、何が書いてあるのかさっぱり憶えていなかったせいもあって目を通し始めたところ、これが当時よりも今のほうがずっとぴんと来るような内容だったためついつい面白く読んでしまった。私は自身リベラルなつもりなのだけれど、リバタリアンであるアイン・ランドの「水源」に惹かれたりするようなところもあって、塩野氏も同様にリバタリアンっぽいある意味で身も蓋も無いシビアな論調に、いかんなあf(^ー^;と思いながらも同調する気味がなくはないのである。で、そのリバタリアン的論調とは全く別に、「私自身は再軍備論者ではない」とする彼女が、日本人は欧州から見れば軍備アレルギーといえるほど武装に対する一般の拒否反応が根強いのはなぜだろうかという考察を古い歴史に遡って展開したエッセイ「城下町と城中町」が、板垣退助の徴兵論を想い出させて非常に興味深いものがあった。ここで縷々説明するのは大変なので、興味のある方は図書館か古本屋を頼ってくださいませm(__)m


コメント(4)

うわぁ-読みたい。と思ったもののまずは図書館で検索しなければ。(少し億劫)。読むのに時間が必要なほうなのでがっつり読める日はいつ訪れるのかしら?(かなり難しそう)。
 縁がある事を祈ります。
  
 黒ゴマに少しはまってしまい、黒ゴマバタートースト美味しく妙に調子が良くなる気がして、黒ゴマペーストにもはまっているのですが、私は美味しいのに家族は今一でソースという作り方でむしゃむしゃ食べて家族にも勧めてみようかなと思います。

投稿者 nao : 2013年01月09日 00:11

私も読みたいと思ったのでamazonを見てみたら文庫で在庫がありました。
板垣の徴兵論もわからなかったので検索したらNHKの高校講座の簡潔なまとめがありました。
便利な世の中です…。

投稿者 ぷみ : 2013年01月09日 13:03

塩野さんの本は、一時期はまっていたことがあります。この本も、本棚のどこかにあるはずと思って探したらありました。

久しぶりに読み返してみます。

お時間がない方でも、それぞれ8ページ程度の章で構成されている本ですので、少しずつ読み進められますよ。
そういえば、まだイタリアでお暮らしなのかしら・・・。

投稿者 スノウ : 2013年01月09日 15:01

偶然私も年末年始読み返していました。冒頭の脱獄の話に勇気をもらうために年に1度ほど開くのですが、今回はほかも読み直し、イタリアの地理・歴史が少しわかるようになったことと、やはり政治のことが「今の日本のこと?」という新しい発見がありました。
仕事の会議の後、「正統派(常識派)だけれど、私たち主流でなくなってきてる?」と40才女子とひとしきり雪の中立ち話。これからはラウド・マイノリティになろう、そしていつかマジョリティを形成しようと誓った次第です。

投稿者 j-ko弱冠51  : 2013年01月11日 19:43



2013年01月09日

時鮭と山芋とブロッコリー

時鮭は釧路の和商市場からお取り寄せして食べ忘れていたもの。カチカチに凍っていたのをそのまま油をひかないフライパンに入れて山芋と一緒に焼いただけだがとても美味しかった。ブロッコリーも塩ゆでしただけで、いずれも醤油を少し垂らしてシンプルに食した。
シンプルといえば、なかなかシンプルにはできないのが税制なのだろう。消費税をめぐっても公明党は基礎食品に対する軽減税率の導入を積極的に求めているようだし、相続税に関しても自民党とは考え方が違うみたいである。親に財産がない私は相続税なんか100パーセント取っちゃえばいいくらいに思っているが、毎年この季節は税理士さんにいわれて源泉徴収票や領収書の整理をするので、所得税のことを考えて不愉快な気持ちになる。これもお金持ちにはドド〜ンと70パーセントくらいかけちゃえばいいのにと思うくらいだが、そうしたらお金持ちは日本を離れてロシアに行っちゃうんだろうか。一昨日はフランスの国民的俳優だと見ていたジェラール・ドパルデューがオランド政権下の高所得者税率に反発してロシア国籍を取得しちゃったというニュースにびっくりさせられました\(◎o◎)/!


コメント(1)

相続税を気にするスケール大きい金持ち(プラス資産だけが20億くらいか)なんて人口比率しれてますからね、やはり一番所得税が気になりますわ。
せいぜい年間死亡者数の2パーセントにしか課税されない税収なんか、たかだか知れているというのを一番わかっているのは国税局本人のはずですわ。
なんか金持ちいじりすると、貧乏人が喜ぶやろから手をつけるぅ?感がありイヤな感じします。
祖父母からの孫への教育費贈与の枠を増やすやなんてどうでしょ?だって裏で渡せば税務署は把握できへんやろし、実際問題、イチイチ課税調査をするには数が多すぎてムリ。
銀行のプライベートバンクとやらが相続税対策~なんて、あおっておりますが、
これも金持ちじいさんばあさんが亡くなった後に、行われるあろうマル査に厳しくひっかかってさらに締め上げられた相続人がどれだけいるのか怪しい。
税理士さん曰く資産税専門では商売にならないよ、会計事務所の主たる収入源は個人より法人の会計だからねと言われたことありますので。
とにかく所得税の控除をもっと増やすとかをしてほしいです。

投稿者 毎晩晩酌  : 2013年01月10日 20:55



2013年01月10日

大根と挽肉の炒め煮

大根が食べたくなって作った。豚挽肉を炒め、長ネギのみじん切りと乱切りした大根を加えて炒め合わせ、酒、砂糖、オイスターソース、醤油、鶏ガラスープの素とお湯、塩少々と鷹の爪を入れてじっくり煮込み、仕上げに胡麻油を垂らして水溶き片栗粉でまとめた。適当に作ったわりに美味しく食べられました∈^0^∋
食事しながら見たNHKの「クローズアップ現代」では卵子ビジネスが取りあげられていて、海外に渡航して卵子の提供を受ける女性、逆に海外で卵子の提供者となる女性が日本で急増している現状がその大いなるリスクと共に紹介された。身のまわりの女性を見ても、仕事でようやく一本立ちし始める時期と出産適齢期はもろに重なるので、仕事を優先すれば卵子の老化が避けられない現実をまずは社会的なんとかしなくてはならないのだろう。それにしても、私はどうしても子供がほしいという女性の気持ちが正直そんなにわかってあげられない人間なので、この手の問題には強い発言を控えようと思っているのだけれど、臓器移植なども含めて、科学の発達は、人間に希望を与えると同時に諦めきれない不幸というものに導いた側面が否めないような気がする。ips細胞もそれをさらに加速させるのかもしれない。
以前、生物学者の長谷川真理子先生とお話しした時、これから人間に必要なのは諦めるという気持ちだと盛んに仰言っていた覚えがあるが、先端科学の可能性を知る方だからこその発言だったのかもしれないと今にして思う。科学の発達と高度消費社会が相俟って、一体どこで何を諦めたらいいのかが人類はだんだんわからなくなりつつある。世界中で諦めの悪い人類が爆発的に増えて勝手なことをしながら地球上を覆ってゆくという現実はまさに近未来ホラーであります(@_@;)


コメント(3)

 卵子ビジネスは一部の富裕層のためのものだと思います。一般市民にはまず縁がなさそうに思うのですけれども。
 不妊治療を受ける女性の苦痛はとても強いものです。産みの苦しみも大変なものでしたが、長期に亘る分どちらかといえば私には不妊治療を受けている期間のほうがより辛かったです。ホルモン注射や落胆、夫のボケた応答、etc.
医師は患者の言うことに耳を傾ける方は、一割ほどでほぼ九割は患者を牛の種付けのように扱います。
 諦めることが難しくなってきているのは全く同感です。恩恵もあるのですけれども。
 妄想ですが、今朝子様の作ったご飯を一緒に毎日食べられると幸せをしみじみ感じそうだなーと真似していきたいのですが、なかなか真似できず無念です。

投稿者 nao : 2013年01月11日 01:47

「子は宝」と言うのはその通りだと、実感としてあります。しかし、科学の力に頼ってまで得るのは、いつかどこかで自然からしっぺ返しを食らうのではないかと思うのです(震災や原発、はたまた地球温暖化問題などをみているとそう思うのです)。
「あきらめる」という言い方もありますが、望み通りではないけれど「そうでない人生を選んだ」という考え方が必要だと思います。思い通りではなくてもそれでも十分楽しい、今が幸せだと思える人生を送りたいです。

投稿者 j-ko弱冠51 : 2013年01月11日 20:32

ダウン症の検査が簡単にできるようになったことに賛否両論のようです。どんなに反対しても進むのだろうと思いつつ、障害者の息子と生きる私は、選ばないで良かった幸せを感じています。選べる時代諦めなくてよい時代は怖いです。かーたん、好き、と言ってくれる息子を見ながら、選べなくて良かったとつくづく思います。


投稿者 奥美和子 : 2013年01月12日 09:20



2013年01月11日

鮭のチャンチャン焼きっぽいもの

釧路の和商市場から取り寄せた時鮭とキャベツ、玉ネギ、エノキダケ、もやしを炒め合わせて味噌、酒、味醂、砂糖、醤油少々を合わせたタレで味付けしただけ。
食後にBSフジの「プライムニュース」で藤井裕久氏の談話を聞きながら、やっぱりそうだよね〜と思うことしきりだった。やっぱりね〜の一つは、藤井氏が民主党政権で最初の財務相を務めた時に、国のお金は叩けばまだまだ出てくると発言したことに対して視聴者から質問が来て、政権発足時に本当は数字を言いたくなかったが、言わざるを得なかったと答えたことで、あれはやっぱりハッタリだったというのがはっきりしてスッキリした。私もずっと気になっていたことなのである。
ところで、やっぱりね〜のほとんどはアベボンの経済政策や国家観に対する藤井氏の見方であって、まずなぜインフレにしなくてはならないのか?ということはわかっても、それで私たちの生活が本当によくなるのか?というのがさっぱりわからなかったのだけれど、藤井氏はそれに真っ向から反対であり、そもそも日本が今後も高い経済成長を回復維持しようとしていること自体に無理があるという見方なので、やっぱりそう考えてもおかしくないんだよね〜という気がした私である。とにかくアベボンの経済政策が具体的にいくつか出てきていても、結局それは今のところ公共事業のバラマキと、日銀に頼んで円をじゃぶじゃぶにしてしまうことと、お金持ってる高齢者にそれを吐きださせることくらいしかないみたいだし、当面はそれでなんとなく好景気感を出せても、そうそうは長続きはしないと感じるほうが良識なのではなかろうか。時の経済学者が何を主張しようが最後はそのどれも失敗する形で次の時代の幕が開くのは過去の歴史が証明しているように思う。そもそも高齢者の消費をあてにする国になっていること自体、もう登り坂の国であるわけがなく、低空飛行でも無事故で長く飛び続ける道を探る段階に入っているはずで、それでも個々人が幸せに生きる道を見いだせるような精神的な豊かさこそが今の日本には求められているのではないのだろうか。
アベボンのやっぱりね〜第二弾は憲法改正の件で、民主党でも96条の改正条項に関しては枝野氏を中心に検討していたらしいが、アベボンの9条改正志向が非常に明確だったために、危険性を感じて96条を改正する検討も取りやめる結果となったらしい。なるほどね〜やっぱりね〜というようなお話でした。


コメント(5)

藤井さんは、はっきり言って経済音痴です。
日本が成熟した先進国だから、高度成長は望めないという、もっともらしいことを言う専門家が多いのですが、大きな勘違いです。先進国と言うのは相対的なものでしかありません。周りの国に比べて、少し先を行っているだけなのです。

日本が言う程の理想郷になっているかどうか、ちょっと考えれば分かります。電線でグチャグチャの街に、美しいとはいい難い建て売り住宅(最近は少しましにはなっているが)歩道もない道路に、鉄道と車道の平面交差、年に6千人もいる交通事故死もなくならず、ちょっと台風や津波が来れば被害甚大ではありませんか。これで成熟した先進国(?)あり得ません。

まだまだやる事は無限にあるのです。自然と共生する持続可能な理想社会を作るまでには課題が山積しています。ただ、それを克服していけるのも日本ですから、大プロジェクトを組めばいいのです。

それだけで年10%くらいの経済成長も夢ではありません。自然災害のデパートである日本なんて永遠の土木建築国家です。無味乾燥なコンクリートをイメージするからいけないんです。自然を蘇らせ、その中に調和して生きる美しい未来像を想像してみて下さい。

財源は、その技術力と達成出来るであろう超高付加価値が担保です。デフレの日本は、まだまだ通貨発行の余地があります。将来の供給力をなくさない為にも今、正しい経済政策が求められますが、アベボンのやっている事は大筋で間違っていません。

投稿者 TT : 2013年01月11日 23:58

余計なことですが、昨年の交通事故死者数は4411人(警察庁)です。念のため。

投稿者 renge : 2013年01月12日 00:38

有り難うございます。ちょっと数字が古かったようです。
いずれにしても、人口が減る事と、一人当たりのGDPが減る事との相関関係はありません。
日本は、まだまだ上り坂に出来ます。

投稿者 TT : 2013年01月12日 00:53

石油より先に水がなくなると言われていますが、地球という資源が有限だということと、一握りの先進国以外の国も豊かになりたがっていることを考えたら、日本がこれ以上贅沢する権利はないだろうと思います。幸い人口も減ります。成長ではなく分相応な縮小でほどほどの暮らしを維持できるといいなと考えるのは自然なことではないでしょうか。

投稿者 ぷみ : 2013年01月12日 09:25

確かに、資源浪費という意味では日本も贅沢すべきではありませんね。
しかし、逆に言えば、自然(地球)と共生する持続可能な社会さえ構築出来れば、いくらでも贅沢が出来る事になります。
その権利を日本人、いや人類は有していると思います。その為にも資金力と技術力のある日本が先頭に立って、省エネ、環境技術を磨いて行くしかありません。
それが出来なければ、おっしゃるように、人類に明日はないのではないでしょうか。

投稿者 TT : 2013年01月12日 19:34



2013年01月13日

祈りと怪物 蜷川バージョン

昨年の師走に渋谷のシアターコ・クーン上演されたケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲を年明けそうそう同劇場が蜷川幸雄演出で見せるというこの企画、以前の野田戯曲の2バージョンに増して全く別物の芝居に見えたことにまず驚かされる。ケラ版を観てイマイチよくわからなかったと感じられる方はこちらも観るのをおオススメするが、夜は6:30開演11:00終演だから覚悟してご覧になったほうがいいだろう。ともあれ上演時間の長さはそれだけこの戯曲を作者以上に丁寧に読み解いて演出しているからであり、その結果、各場面やセリフやキャラクターがそれぞれに屹立していわばデジタル風に面白かったケラ版に比べて、そこに一本の筋が通ったアナログ風の面白さがくっきりと浮かびあがる。芝居とは本来そういうものだと感じてこられた世代には蜷川版のほうがはるかに納得がいくに違いないし、ケラの戯曲のセリフからその一本の筋を見つけた蜷川幸雄の読み解き方に改めて感心した。
ここから先は12月10日のブログと併せて読んでほしいところだが、大まかな筋は怪物的な権力者とその一族エイモス家によって支配された町 ウイルヴィル が 神に見離された世界として崩壊へと向かう中で、人びとのさまざまな愛や夢が消滅するという群像劇であることは大前提だとしても、その核がケラ版では見えづらかったのだが、今回は権力者ドン・ガラスの孤独を可哀想な動物の孤独として理解する飼育員の青年トビーアスをフィーチャーしてそれを核にしている。トビーアスがドン・ガラスの顔を「少しも気が進まないことをしているように見える」というような細部のセリフを緻密にしっかりと立てることによって、蜷川はこの相反するふたりの結びつきを非常に意味あるものに仕立てた。トビーアスは飽くことを知らない祖母ドンドンダーラをも可哀想な動物として世話をしていることで、ドン・ガラスの孤独は今や過剰な欲望に取り憑かれた人類そのものを象徴し、本来無欲でいられたトビーアスのような人間もまた過剰な欲望を持つ人間に巻き込まれて滅びざるを得ず、町全体が崩壊するさまは世界の滅亡を暗示する壮大な悲劇であることが幕切れではっきりとした。そしてトビーアスを演じた森田剛はナイーブさが全身から滲み出ていて素晴らしくリアルな人物造形をしている。ドン・ガラスはケラ版の生瀬勝久があまりにもインパクトの強い演技を見せたのであれを超えるものはないような気がしていたのだが、今回の勝村政信は全く違ったいわば古典的な役作りで権力者の孤独をリアルに演じて自らが消えゆく最終章の幕切れをかっさらった。ドンドンダーラと双子の姉(ドン・ガラスの母)の二役を演じた三田和代も迫力満点で「怪物」とは即ち「欲望」であり、それに呑み込まれていく人間であることを視覚的に表現している。ちなみにこの人物はひょっとしたら作者が「千と千尋〜」からヒントを得てイメージしたキャラクターではないかとケラ版で見て思った私である。
蜷川版はケラ版よりも各人物のキャラクターや行動が全体的リアルに仕立てられている結果、ケラ版では最後の印象が薄くなってしまった父殺しを目指す青年ヤン(染谷将太)が精神を病んだ若者として強く印象づけられ、それだけにまた腹違いの兄妹であった彼を愛してしまったエイモス家の次女テン(中島朋子)の悲劇もいっそう深まった。エイモス家の三人姉妹は長女のバララ(原田美枝子)三女のマチケ(宮本裕子)ともど演技派の女優陣を配したことで、それぞれの個性が際立った点は制作的な成功といるのかもしれない。一方で蜷川は細部のセリフから美しい情景も仕立てている。喪った息子の幻影に取り憑かれた夫婦(大石継太と伊藤蘭)が息子の飼っていたサナギを蝶にして放つ二幕目の幕切れは、この救いのない物語における数少ない美しい抒情的なシーンだといえる。レジスタンスの連帯も壊滅し、人びとのより良く生きたい「欲望」だけが暴走して崩壊に向かう町にあって、できるのはただ「祈り」であるのも一幕の幕切れで視覚的にはっきりとさせた。ほかにもケラが蜷川を意識してギリシャ劇のコロス風に登場させた町の群衆セリフをラップ風にいわせるなど新たな独自性を打ち出す一方で、本水の使用やラストで劇場の搬入口を開くといったお馴染みの手法を交えつつも、この現代を極めてドライに描いた戯曲に抒情的な感動を与えたのはさすが蜷川演出ならではと思わせた。




2013年01月13日

一昨日の残りにうどんを加えたもの

昨日は午前中に乗馬に行き、そのあと旅トモのSさんと食事して劇場へ向かったし、次の週はイベント満載なので、今日は日曜でも家にいてずっと執筆をしておりました(;O;)晩ご飯も残り物なので、写真は乗馬クラブのものをUP!
昨日も年明けからの新たなお相手リー君に騎乗して、何しろ先週のレッスンではまともに動いてくれたので心配されたが、マンツーマンレッスンで注意された点を想い出しながら乗ったら意外とスムースに動いてくれてホッとひと息(*^^)v とにかく馬それぞれに独特のクセがあるので、それがつかめるまでは手探り足探り状態で脚の使い方や手綱の持ち方を微妙に調整しなくてはなりません。リー君は手綱を譲るとドンドン前のめりになってしまうので要注意だけれど、こちらが合図を間違えたり、強すぎる合図をしなければとてもよくいうことをきいてくれるブラックビューティーです。昨日はフロントで販売していたクラブの馬カレンダーに愛馬ハイセイコーのお孫さんを始めお世話になった馬たちの写真が満載だったので、うちのクラブも商売がうまいな〜(笑)と思いながらついゲットしてしまいました。近年わたしが財布の紐をゆるめるのはカメ関係かウマ関係のみですf(^ー^;




2013年01月14日

関東風雑煮

明日に締め切りを控えた私は今日も祭日と関わりなく、朝からパソコンに向かって執筆しなが窓の外を窺うと、雨がいつの間にか雪に変わって午前中から早くも積もり始め、ええっ、今日は雨かみぞれって言ってなかったけ〜(@_@;) と思いながらちらちら見ていても一向に止む気配はなくしんしんと降り続け、仕事が一段落して外に出たら案の定かなり積もっていて遠出は無理なので、近所のスーパーで適当に買ってこのメニューにした。お正月のお雑煮は必ず京風に白味噌で作るから、関東風の雑煮は新鮮なのである。そういって本当はよく知らずに、ただ鰹出汁で鶏肉と小松菜を煮て焼いた切り餅を入れただけであります(^^ゞ
それにしてもこの大雪では成人式の晴れ着も悲惨なことになっていそうだけれど、成人の日が流動的になって以来、なぜか不思議と悪天候になるような気がしてるのは私だけでしょうか?そういえば乗馬クラブも今日が競技大会で、「不思議と必ず天気が悪くなるんだけど、無理してやっちゃうんですよね〜」なんて出場予定のMさんが仰言っていたが、今日はさすがに無理もできなかったはず。とにかく明日は路面が凍っているから久々に出勤の人は時間に要注意だろう。私も明日は出かける予定があるけど、夕方からなので助かります。


コメント(1)

 私も関東に来てから、成人式に雪が多いなと思っていました。正確ではないと思いますが、二年に一回くらい雪のような感覚になっています。

投稿者 nao : 2013年01月14日 23:37



2013年01月15日

片づけたい女たち

翻訳家の松岡和子さんから面白いので是非とオススメされた東京芸術劇場シアターイーストでのグループ・る・ばるの公演。私よりちょい上でもほぼ同世代といえそうな松金よね子、岡本麗、田岡美也子という芸達者な三女優の共演で、しかも常に同世代的共感ができる永井愛の作・演出だから、期待に違わぬ好舞台だった。開幕した途端にどっと笑いが起きるのはコレ以上ちらかりようがない感じにちらかった部屋が現れるからで、片づけられない病の女を見舞った女友だちがとにかく部屋を少しでも片づけようとしながらあれこれと話しだす。いずれも五十を過ぎた女たちだから会話しても固有名詞がなかなか出てこなかったり、つい持病の話になったり、高校時代の思い出話になったりと、実にたわいないやりとりをしながらも、そこに三人三様の性格や人生やそれぞれの悩みが自ずと浮かびあがってくる。松金の演じる細かい性格の「仕切り屋」や、田岡の演じる前向きで大ざっぱな性格の「頼る女」や、岡本の演じる気配りが上手で他人にハッパをかけたりするわりに肝腎の自分のことがお留守でさっぱり「片づけられない女」。いずれも本当に身のまわりにいそうな等身大の人物を三人の女優が実にリアリティを持って演じきっている。何しろちらかったゴミや何かをごく自然に片づけながらセリフをいい続けるのは実際には段取りや何かが大変だと思うのだけれど、見ているほうはそれもお芝居の一貫だとは思えないほどにごく自然にやってる感じは、さすがに小劇場のベテラン女優ならではだろう。


コメント(1)

「かたずけたい」評判の芝居を初日最前列で見ました。あの舞台にんまり、、、、かたずけられない人が必ずしもだらしないわけじゃあなくて、こだわりのつよいひとだったりする、、パンツの話や、50オンナには共感できる言葉の数々、、、今年の収穫でした。暮れにタイペイで京劇を見たんですが、某会社社長さんが京劇のお道楽をなされて、本社ビルに京劇の劇場を作り、ご自分でも演じていた由。白蛇伝でしたがとてもおもしろく、アクロバティックで楽しめました。台北に行く方はおすすめで~す。

投稿者 trinity : 2013年01月19日 18:22



2013年01月16日

オムライス

今日は夕方から丸の内東映会館でイ・ビョンホン主演の韓国映画「王になった男」の試写を見て、帰りに大宮エキュートでゲット。別にそれほど韓国映画に詳しくない私としては、配給会社の宣伝部からこの映画のコメントを求められる形でのお仕事試写だったのがイマイチ腑に落ちなかったのだけれど、映画そのものはとても面白く見せてもらった。
韓国の時代劇はNHKの「イ・サン」でハマッて一通りの知識は得たからシチュエーション等がある程度わかるのは何よりで、時代としては「イ・サン」の百五十年くらい前で、日本の江戸時代初期に実在した王の日録に十五日間の空白があることを元にして影武者の存在を創造し、その影武者が真の「王権」とは何かを
自ら体現していくストーリーだ。なんて書くとお堅い映画のようだけれど、全然そうではなくてコミカルなシーン満載だし、一方で重厚な映像も交えつつ、巧くバランが取れたエンタメ映画である。王と影武者の二役を演じるイ・ビョンホンが魅力的に撮れているのは当然ながら、とにかく脇役陣の俳優がとてもいいので良質の映画を観たという満足感がある。それにしてもこれは「イ・サン」でも思ったのだけれど、朝鮮半島の国は中国との外交関係が昔から大変で、大国に対して小国がいかに国家の独立性とプライドを維持するかに腐心していたのもよくわかるし、日本も昔からこれくらい揉まれていれば、アメリカともう少し巧い距離の取り方が出来るんじゃなかろうか、というような気持ちにさせられるシーンもありました。
ところで映画といえば昨日は大島渚監督の訃報で持ちきりだったが、現在NHK出版で武智先生の話を書きつつある私としては、こんなふうに書くことになるんだったら、やはり一度は大島監督にお目にかかっておけばよかったと思うことしきりなのは、わりあい最後までお付き合いが絶えなかった数少ないお一人だったようにお見受けしていたからである。猥褻裁判をめぐっての共闘関や京大の先輩後輩といった関わり以外にも、武智師に対してどんなイメージを持ち続けて最後までお付き合いなさっていたのか、ご本人の口から聞けなかったのは返す返すも残念に思いつつ、謹んで御冥福をお祈り申しあげます。


コメント(1)

イ・サン程、史実に忠実でない歴史もののドラマも珍しいと言われています。
日本紀行で有名な英国人イザベラ・バードは、日本に対しては好意的で褒めていますが、反面、日韓併合以前の当時のソウルに関しては、道は牛がすれ違えないほど細く迷路のようであり、家から出た汚物によって悪臭が酷く、北京を見るまで「ソウルこそこの世で一番不潔な町」だとし、紹興へ行くまではソウルの悪臭こそこの世で一番ひどいにおいだ」「都会であり首都であるにしては、そのお粗末さは実に形容しがたい」と記しています。
着物も染料がなかった事からカラフルなものは殆どなく、白系が大半だったと言います。いつ中国やロシアから攻められるかも分からないので、インフラさえ整備されていませんでした。
つまり、イ・サンで表現しているものは、「こうだったらいいな」という願望の具現化ですから、真面目に見るとバカを見ます。すみません。いつも反論のような形になって。しかしながら、事実を知る事は今の日韓関係を考える上でも大事な事ではないでしょうか。

投稿者 TT : 2013年01月18日 01:29



2013年01月17日

あら輝The Final

二月一杯の営業でロンドンに旅立つ「あら輝」での最後の晩餐に翻訳家の松岡和子さんをお誘いしたのは、なんたって私のまわりでロンドンに一番ご縁が深くて今後もよくいらっしゃれそうだからである。で、今日も水口の明石鯛に始まって穴子に終わるまで、いずれもネタといい、細工といい、鮨はこれほど繊細な味わいの食べものなのか!と感じ入らせる逸品のオンパレードに、「今までに食べたものの中で一番オイシイかもしれない!!!」と松岡さんに絶賛させて面目をほどこした私(^^ゞ 心なしか一品一品いつも以上に気が通っていてどれも美味しかったのだけれど、松岡さんを唸らせたのは超柔らかく仕上げた蒸しアワビで、ほんの少しトッピングした肝から磯の香がふわっと口の中に広がるのもウレシイ。とにかく白子の柚にしろ穴子の木の芽にしろごく少量スパイスやハーブが絶妙にそのスピリット発揮していることに改めて感心させられた。ここのヅケはいつも楽しみなのだけれど、今日はヅケを羅臼産の昆布で〆たのがいつにまして素晴らしい味わいだった。ああ、それにしても、この店が日本からなくなるのはやっぱりとても残念で、松岡さんから「一緒にロンドンにも行きましょうよ〜」と早くもお誘いを受ければグラッと心が動いてしまうf(^ー^; ロンドンでは日本の魚は一切使えずEU圏の魚に限られるし、フォアグラやキャビアやトリュフも絶対に使うことになるようだが、それらの西洋食材を日本の伝統的な鮨と如何にマッチングさせるかや、EU圏の海で鮨にマッチする新たな食材が発見されるかどうか等々、ロンドンに渡った「あら輝」の活動にもまた非常に興味深いものがあり、何よりもご店主荒木さんの前向きでアグレッシブなチャレンジャー魂に今後も期待するところ大の私としては、いつかまた向こうで戴くことになるかもしれないのだけれど、今日ところはひとまずこれまで美味しいお鮨をたっぷり食べさせてもらったお礼を言って別れを告げたのでした(;O;)




2013年01月18日

酢揚鶏定食

整体治療の前に大宮ルミネ内の「石庫門」で食事。
今週は夜が出ずっぱりでテレビのニュースを見ている暇もあまりなかった。昨夜はアルジェリアの人質事件がどうなったのか気になって、深夜にNHKBSを点けたら「スプリット二極化するアメリカ」と題する米制作のドキュメンタリーを放送していて、これが面白いのでつい見入ってしまった。
「二極化」は貧富の格差を意味しているのかと思ったら、そうではなくて、共和党と民主党に二極化して深刻な亀裂がもたらされているアメリカの政治的・社会的情勢を指している。昔はそれぞれの支持者に別れていても、両者に議論や話し合いが成り立ったのに、八〇年代以降から徐々に両極化して、今や政治の話を誰もが冷静に出来なくなっている状況が取りあげられていた。話し合いができないとなれば、それは民主主義の根幹を揺るがす深刻な事態なワケで、その結果、政治家は選挙に勝つことだけが目的化し、リーダーシップは喪われ、投票に意味を見いださない若者が増加しているというのだから、オイオイ、本家までそれじゃ困るじゃないの!てな感じである(◎-◎;) 何故そんなふうになってきたのか、原因についての考察もなされており、一つには情報の過多が却って自分に都合のいい情報ばかり受け取る人たちを増やしてしまったことが挙げられて、これは「自分の声がこだまする部屋に閉じこもっている人」と評されてていた。つまり各自が自分の考えに都合のいい情報ばかり受け取ることで、自分は正しいという考えがどんどん補強され、互いにつける薬が無い状態に陥って、話し合いが出来なくなったというわけである。まるでマンガみたいだけれど、こうしたことは別にアメリカに限らず、高度消費社会と高度情報化社会の中で人類の多くが今後みずからの内に必然的に抱えてしまういわば精神の幼稚化の問題として強く意識されるべきなのだろう。もちろん政治の問題ばかりではないが、政治に関わる精神の幼稚化が一番ヤバイことを引き起こしそうでコワイのであります(-。-;)




2013年01月19日

鮭の粕汁

釧路産の鮭、大根、ニンジン、ささがきゴボウ、こんにゃくを具にしてQPのレシピ通りにというかふつうに作ってみたが、出来上がったら、えっ!粕汁ってこんなだっけ???と思うような味になったのは別にレシピが悪かったわけではなさそうです。昔馴染みの月桂冠の板粕を使ったにもかかわらず、酒の粕自体が昔と全然ちがって、酒の味や香りがほとんど残らず肌理が細かい超マイルドなものになったのは、圧搾機が進化し過ぎたせいでしょう。おからがまずくなったのも同様の理由と思われます。
晩ご飯を作りながらTBSの報道特集をわりあい熱心に見てたのは、今週の私が夜に外を出歩いていてあまりTVニュースが見られなかったせいである。アルジェリアの人質事件やボーイング787のアクシデントなど今週立て続けに起きた大きなトラブルとその背景にあるもはこれである程度理解できたけれど、もちろん自分からコメントできるほど詳しい問題ではなかった。
今日のニュースでやはり大鵬の訃報にある種の感慨を持ったのは、「巨人大鵬玉子焼き」世代であるのもさることながら、この人を何度かナマで見ているからだ。実家の料理屋「川上」がお客さんとして迎えた話は「師父の遺言」に書いたけれど、子供の頃は夏の名古屋場所によく行って土俵上の彼も見ていた。で、あるとき一番を取り終えて支度部屋に引きあげる彼と廊下ですれ違ったことがあり、とても色の白い人だったので、胸に相手力士の手形がくっきりと赤くなってついていたのをえらく鮮明に憶えている。とにかく間近で見てもほれぼれするほど美しかった関取の御冥福を祈りつつ、こうして自分の知っていたヒーローが次々と世を去るのを見送るのが年を取るということなんだなあ、と、つくづく思われました。




2013年01月20日

牡蠣と白菜のオイスター煮

QPで見た料理。牡蠣は塩胡椒し片栗粉をまぶして表面をさっと炒めて取りだしておく。潰したニンニクを入れた胡麻油で白菜の芯を蒸し炒めし、鶏ガラスープでしばらく煮たあと、白菜の葉を入れ、牡蠣をもどしてオイスターソースと醤油で調味。またしばらく煮てニラを加え、仕上げに水溶片栗粉でとろみをつける。
今月は土曜日の午後に仕事をして午前中に乗馬、日曜は基本的にわが家で過ごすことにしており、今日も報道番組を視聴しつつ色んな書類に目を通していた。何しろ昨今は作家といえど、さまざまな契約書や依頼書が押し寄せてきて、それらに目を通すだけでもそれなりの時間を設けなくはならないのでした(v_v)
で、 昨日は風も穏やかで絶好の乗馬日和かと思いきや、先週の雪で馬場は最悪(×_×)いったん雪が降ると水分を含んだ土が凍結し、日中は解けても夜間また凍結するの繰り返しで、馬場は掘り返した泥田みたいな感じになり、人間でもずぼっと足を取られたら引き抜けない状態である。そんな時によりにもよって私のお相手はハイセイコーのお孫さんで、何しろ超高齢馬だから、ただでさえつまずきやすくなっているので、粘土質になった土に前肢を取られたら脚が折れちゃうかもしれず、そしたら可哀想に生命まで奪うことになっちゃうから、乗ってる私はヒヤヒヤもので、とにかくつまずかせないよう、重心を後ろ目にカラダをかなり反り気味にして乗る始末。ほかの馬たちも駈歩どころではない状態になったのが何頭か出て、径路も速歩だけで回るはめになり、やや欲求不満が募るも、まずは馬たちが無事で何よりでした。
ところで昨日ちょっとびっくりしたのは、いつもジッパーをあげるのに苦労してる乗馬靴がえらくスムースに履けたことで、ああ、私やっぱり痩せたんだ〜とすぐに納得。実は年末からずっと胃が不調で、お正月三が日は仕事をしなかったせいか快調に食べられたのだけれど、週明けの仕事始めからまた食欲が落ち、食べなくても酸っぱいものが込みあげるのに不安を感じて、昨年の人間ドックで要再検査となった胃の内視鏡検査をすべく予約を入れたのだった。で、去年から予約していた「あら輝」のお鮨だけは何としても戴かなくてはという思いもあって、直前は食事をかなり控えめにして過ごしたおかげでしっかりと食べられた。それが収まると胃が少し復調した感じで、昨日今日とQP料理を作りたくなるまでに食欲が戻った次第∈^0^∋体重が減ったせいかカラダの動きもむしろ軽快になったような感じで元気に過ごしているので今のところ別に心配はないのだけれど、年齢が年齢だから、一応用心のために検査だけはしておこうと思います。


コメント(1)

何か腑に落ちないところがあったのですが、かみ合わせは良いですか?歯軋りやいびきは歯医者さんで指摘されませんでしたか?
 私は歯の噛みあわせが悪く、二十代の頃こき下ろす歯医者さんに出会ったことがあります。しかし、問題は噛みあわせをしっかり調整できない歯医者さんは私の体験上では99%くらいの確率で多いです。口の悪い歯医者さんのほうがしっかり噛みあわせを調整する方が多いです。念のためにもしも紹介して貰える歯医者さんがあればそこにかかってみたほうがいいと思います。
 多分この不調は噛みあわせの悪さに起因する可能性が高いと思います。
 10月の歯医者さんの手法が少し信用できません。感じのよい歯医者はインフォームドコンセントは朝飯前にこなし腕の悪さを隠します。あくまで私の体験談ですけれども。

投稿者 nao : 2013年01月21日 00:57



2013年01月21日

カワハギと黒そいとホッキ貝の刺身、からすみ大根、氷頭なます、白子ポン酢、揚げ出し大根、栃尾の油揚げほか

新潮社の小林姐さん、田中範央氏、青木大輔氏と大宮東口の「雑魚や基」で会食。
今日はNHK出版でWEB連載している「師父の遺言」から昔話に花が咲いて、そういえば出版界もここ二、三十年で相当にいろんなことが変わって、今後もまだまだ変わりつつある状況を何かとお聞かせ戴いた。そもそもFAXさえなかった昔と比べて、原稿の受け渡しからして大変ベンリになったとはいえ、作家にしろ編集者にしろちっともラクになってない状況ってどうよ!である。確かにベンリにはなったけれど、ワープロのおかげで作家は写植を兼ね、DTPが出現して編集者はデザイナーを兼ねといった具合に個人の負担はあきらかに増えている一方で写植屋さんやデザイナーさんの仕事は無くなるといったような状況が、たぶん色んな業界で起きていて、結果、世の中には仕事が無い人とむちゃむちゃ忙しい人に両極化しているのではなかろうか。でもって企業はとにかくコストカットを目指して正社員をなるべく雇用しない方針を取るようになったために、こうした傾向に拍車がかかってるんだよね〜なんて思わぬ社会問題に展開したのでした。


コメント(3)

余計なお世話であれば申し訳ないのですが、良心的な歯医者は大抵私の経験上、神経を抜くときは2-3週間時間がかかります。
 もしも一日で治療が終わっていれば、あまり良心的な歯医者さんでは無いと思います。
 歯の全体像をエックス線で撮り、噛みあわせを確認しない歯医者さんは、相性が良ければ何事もなく問題ありませんが、かみ合わせに関してはとてもグレー~黒色です。

投稿者 nao : 2013年01月22日 03:05

ご心配をかけて恐縮です。
治療後の歯は順調で、噛み合わせも全く問題はありません。胃の不調は昨年末の過労と食べ過ぎによるものだと思われます。最近はよく食べられるようになりました。

投稿者 今朝子 : 2013年01月22日 08:39

心配性すぎて勘違いでしたね(恥かしい)。しつこくてすみませんでした。
 体調が復調してきているようでほっとしました。お答えありがとうございました。 

投稿者 nao : 2013年01月23日 08:26



2013年01月22日

ソーセージ入りトマトのパスタ、コーンクリームスープ

玉ネギはみじん切りにしてじっくり炒めたものと、薄切りにしてサッと炒めたものとのダブル使いで味に変化をもたせた。トマトは缶詰を使用。粗挽きソーセージを加える。スープは大阪の叔母に頂戴したレトルト製。
アルジェリア事件の痛ましい報道に接すると、平和な国で人命優先かテロ対策優先かなんて議論をしても空々しい感じがつくづくする。私は今たまたま去年幻冬舎のヒメからもらった重信房子の新刊本「革命の季節」を読んでいて、その中にも当時のアルジェリアの状況がちらっと出てくるのだけれど、中東から北アフリカにかけては結局のところ永遠に治まりそうもない地域なんだろうか、という気がしてくるくらいである。むろん時代や国によってもそれぞれ問題になっていることは異なるのだろうが、根本的には富の比較的公平な分配が行われにくい地域だという点がさまざまな闘争やテロの温床となる一番大きな原因なのだろう。ウイルスとワクチンの関係と同様、テロ対策を強化すればするで、テロはさらに拡散して先鋭化し凶暴化するといった状況がこれ以上深刻にならないようにするには、やはり根本的な問題を解決しないと始まらないのだろうし、その解決は人類が本当に達成できるのかどうかもわからないような気がしてくるのは、私がたまたま70年代の日本赤軍を率いた重信房子の本を読んでいて、あれから40年たってどの地域も物質的には非常に豊かになったわりに、根本的には一体何が変わったんだろう?という気にさせられているからかもしれない。



コメント(1)

おっしゃるように、何も知らない日本人だけが太平の夢をむさぼっていますが、世界は大きく様変わりしています。
効きもしないばかりか何が入っているのか分からないと言われるワクチン、CO2温暖化詐欺、自作自演も含めて動機が分かり難いテロ、日本のマスコミは正確な情報を伝えていません。
平和で生温い湯に浸かっているつもりが、いつの間にか、ゆで蛙になっているかもしれない事に思いを馳せるべきかも知れませんね。

投稿者 TT : 2013年01月23日 11:21



2013年01月23日

鶏肉と長ネギのぴり辛炒め、小鮎のやわらか煮

QPのレシピ本で見た超カンタンな炒め物。潰したニンニクと鷹の爪を入れた胡麻油で鶏もも肉を炒め、斜め薄切りにした長ネギを加えて炒め合わせ、オイスターソース酒醤油を合わて調味するだけ。小鮎〜は大阪の叔母からの頂き物。
NHK「クローズアップ現代」で個人情報闇売買の実態を見ながら食事。
案の定というべきか、個人情報保護法の制定により、その市場価値があがって逆に闇ビジネスが活性化したらしいのは、アメリカの禁酒法でアル・カポネらのギャングが勢いづいたのと同断であろう。組織の末端で情源と直結しているのは、たとえば役所の窓口業務をしてるとかいったとても堅気の人たちで、彼らはほとんど罪の意識もないまま単に小遣い稼ぎで情報を売っちゃってたりするのだからどうしようもない(-_^:)たぶんスリや万引きをするよりも罪の意識がなくて済むのは、ネットだと過激な発言が平気で出来るのとコレまた同断であろう。それにしても役所の人が小遣い稼ぎにどんどん情報を売っちゃったりしたら嫌だな〜とつい思ってしまったのは、ゼンゼン別のニュースで退職金減額前にさっさと辞めちゃう公務員が大勢いる話を知ったせいかもしれない。学校の先生や警察官でもそんな人が続出したというのだから、なんとも世知辛い世の中であります(v_v)


コメント(1)

番組見ました。公務員、役所の職員から情報が漏れるだろうとは思ってました。昔結婚で差別化があったときに田舎の叔母さんが「役所に知った人が居ればすぐに教えてくれる」と言ってました。個人情報保護法が無い時代でも公務員には守秘義務があったのですが。
地方公務員の退職金値下げで教師の退職が増えるだろう事もある程度予測はしてました。親戚に教師も公務員も多いので、笑い。夫婦で教師だったら二人の退職金合わせると30坪くらいの家が軽く建ち残ります。バブルがはじけてから民間との格差がどんどん開いて、本当にバカバカしくらい。徐々に見直して格差を広げないように早くからすれば、このような事態にならなかったんでしょうが。

投稿者 お : 2013年01月23日 23:18



2013年01月24日

鴨南蛮

明日は胃の内視鏡検査で、晩ご飯を軽めにするよう指示が出ていたのだけれど、それでなぜ鴨南蛮にしたのか本人もわかりません(^^ゞただ鴨が好きなだけなのカモf(^ー^;
胃カメラを呑むのは初めてですが、昔に比べて呑みやすくなったと聞いてるのでゼンゼン心配してません。
年末から胃も本調子じゃないのは確かだし、バリウム検査で要再検査になったので、念のために診てもらいますが、病気のほうも別にそんなに心配はしておりません。
ただ明日は朝から出かけて、そのあとミヤケマイさんの個展に行ったりするので、今日はこれからもう少し仕事を続けようと思います。ブログは短くて悪しからずェ(__)ェ


コメント(1)

ご安心ください。今の胃カメラは本当に楽になりました。胃が敏感ですぐにえずく方は鼻腔からも挿入できます。バリウムを飲むより後がずっと楽です。10年前はきつかったですけど。

投稿者 お : 2013年01月24日 23:09



2013年01月25日

鰆の西京漬け弁当

大宮エキュートでゲット。
今日は午前中に出かけて代々木のクリニックで胃の内視鏡検査を受診。
ベッドに横になって注射をされ、口の中に麻酔薬をシュッシュッと吹きかけられて「躰を硬くしないようにしてくださいね。きっとこの画面を見てたら硬くなりませんから」とモニターを指さされたのだけれど、それをほとんど見ないうちに寝てしまって、揺り起こされるまで何も気づかないほど熟睡してたのは、ふだん薬もお酒も呑まないので麻酔が効きやすかったのだろう。で、すぐに写真を見せられ「本当にきれいな胃ですねえ」と若い先生に賞められて、「少し赤くなってるのは自分の胃酸でやられたんでしょう。ポリープが少しあったから切除して念のために検査にまわしますが、たぶん問題はないと思いますよ」とのこと。確かに写真を見たら、我ながら胃も十二指腸も若い子の肌みたいにバリバリきれいに写ってるからちょっとビックリしちゃったくらいである。そのあとしばらくまたベッドで少し休ませてもらい、それから渋谷に出て元米朝事務所の大島さんとランチして、胃の写真を見せたら「これはホントにきれいだわ〜。私が撮った時はこんなんじゃなかったわよ〜」といわれてさらに自信を深めた私f(^ー^; 次に銀座の村越画廊に寄ってミヤケマイさんの個展を見たが、ミヤケさんからも「松井さんはちっとも変わらなくてとっても元気そうですよ〜」といわれ、そうだよね〜やっぱり病は気からだよね〜と納得。昨年末は仕事が押せ押せで、年明け早々もまたこまごまとあったので、神経が疲れて胃に来たに違いない。とにかく今日は刺激物を避けて軽めの食事にしてくださいとのことで、晩ご飯はコレにしました。


コメント(3)

良かったです。人ごとながらほっとしました。

投稿者 天 : 2013年01月26日 00:47

うわ~私と正反対だ~、麻酔がよく効くやなんて。
やはり毎晩晩酌組のせいでどんな麻酔でも途中で足すことになるんです。そしてその際は必ずセンセが「お酒飲みはるみたやね~、足すわいな」となんかにやつき顔で言われますもん。そんなに大酒飲まないのに。
結果がなんでもなくてようござんしたね。
なんもないとわかったらほっとするし、けれどそうなるには検査を受けに行かないとあかんですしね。
一番イヤなのは検査前日ですわ。寝つきは浅いし、「こんな事くらいが気になるなんて我ながら気ぃ小さいわ」となるのも情けない。
明日からは晴れて曇りなく晩御飯スタートですね、おめでとうございます。

投稿者 毎晩晩酌  : 2013年01月26日 17:35

先生の大ファンです。私も最近胃カメラを受けました。アイスみたいな麻酔のキューブを2個なめました。それだけなのに終わった暁には体がふらついていました。ポリープがあって検査待ちです。それにしても荻野沢之丞が死んでしまうなんてひどすぎます!家、家にあらずから贔屓にしていたのに。今度成田に御来賀くださるようで天にも昇る心持。首を長くしてお待ちしております。

投稿者 大槻裕子 : 2013年01月30日 07:29



2013年01月26日

豚の生姜焼き

今月は土曜日の午前中だけ乗馬をすることにしていて、今日のお相手ハイセイコーのお孫さんは騎乗する前めちゃめちゃ機嫌が悪くてちょっと心配するも、乗ったらちゃんと走ってくれたのは何より。とはいえ横木をまたぐ際にはもう前肢があがりにくいせいか、何度も避けられて往生した。何しろ首までしっかりと馬着に包まれ、後肢にも防寒用の肢巻きをしてもらっていても、こんなに寒い時期はカラダが硬くなっていそうだから、タテガミのほうから首筋を揉んでやると実に気持ちよさそうだったし、走ると便通もよくなるのだろう、レッスン終了直後には必ずボロ(糞)をこれも気持ちよさそうにする。お年寄りはやっぱり馬でも適度の運動とマッサージが欠かせないようである。
ところで安倍政権は高齢者の医療費負担増に踏み切るもいまだ及び腰といった感じは否めないようだし、その問題に限らず、高齢者が圧倒的メジャーとなった今の日本では、それを無視した政策もできなければ、また経済もそれに依存する方向で回していかなければならないのが何とも苦しいところだろう。あらゆる生産がお金を持ってる中高年層の消費をあてにしている感じだけれど、あと十年たったらどうなるのかは自明の理だし、それでいて国内の若年層は生産者としても消費者としてもあてにならない感じだから、気の利いた企業や人材は今後どんどん海外に流失しちゃうんじゃなかろうか?と心配してるのは私だけではないように思う。
それにしても若年層が一概にダメとはもちろん言い切れないのだけれど、昨日ミヤケマイさんから聞いた話がちょっと心にひっかかっていて、それは去年彼女が某有名私大で教えていた時のこと。「あなた一番器用だねえ」と学生のひとりに何げなく言ったコトバが非常に大いなる波紋を呼んだというのである。私は最初それを聞いて全く意味がわからなかったのだが、要するに相手は子供の頃から順位付けを徹底的に廃した教育をされてきた結果「一番」というコトバがタブーになってる世代だったそうなのだ。「でも、彼らはホントは知ってるんですよね。自分のアタマがどの程度なのか、顔がいいのかどうかなんてことも、全部知ってるんだけど、それは誰も言っちゃいけないことになってるから、そりゃ物凄いストレスだし、物凄い周りに気を遣ってるわけなんですよ」その話を聞いて、私はちくま新書の「友だち地獄」を想い出し、やっぱりホントにそんなことになってるんだ〜と改めて驚き呆れ日本の未来を憂えずにはいられなかった。文科省にも日教組にも相当に大きな責任があるとはいえ、学校教育だけでそんなふうになっちゃうとも思えないし、そこには何かもっと根本的な原因、本当のことを言っちゃいけないような雰囲気が子供の頃から蔓延していた
何らかの理由があったのではないか。いずれにせよ、そんなきれい事で世界に伍すのは無理だよね、とは言えそうであります(-.-;)y-゜゜


コメント(2)

エクササイズシートを着せて運動すると腰が冷えなくて良いのですが、クラブの馬では難しいですね。
ヒルトンハーブのマッサージローションは香りも良くておススメです。
私が使っている化粧品よりも高いですが(^▽^;)

投稿者 N : 2013年01月26日 22:51

本当に最近の若い人は、周りを気にし過ぎます。よくKYと言いますが、目立つ事が一番KYのようです。私なども子供によくKYと言われます。
一方、仕事をさせると、こいつは駄目だろうな、と思ってた子が意外に伸びたりします。私も中小企業を経営していますから、何十人も採用して来ましたが、敗者復活戦のような零細企業でも、世界に通用する作品を生み出すクリエーターが誕生したりするのです。一流企業に負けません。ただ、少し偏っている点はありますが。(笑)いずれにしても完璧は望めません。妥協出来る範囲ではあります。
ところで、優秀な人材が海外に逃げ出す事を心配されているようですが、世界の胡散臭さが見えて来た昨今、さらに内向きと言われる性向があり、余程無防備な平和ボケ人間以外、その心配はないのではないでしょうか。
何と言っても、日本は生産要素や技術、産業構造で見ても世界で最もまともです。未だ全てが揃っています。一応世界の一端を見て来た私の経験からも、職場として日本以上に魅力のある国があるとは思えないのです。

投稿者 TT : 2013年01月26日 23:34



2013年01月27日

海老とブロッコリーとカリフラワーの甘酢炒め

QPのレシピ本で見た料理。海老は殻を剥いて塩と酒で下味し、片栗粉をまぶして先にさっと炒めておく。ブロッコリーとカリフラワーに塩と酒を振って蒸し炒めにし、火が通ったら生姜の薄切りと鷹の爪、ネギを加え、海老を戻して炒め合わせ、砂糖・酢・醤油・水・片栗粉を合わせた調味料をまわしかけてさらに火を通し、仕上げに胡麻油をたらす。
今日は絶好の乗馬日和だな〜と思いつつ朝から家でずっと執筆を続け、夕方ついに『壺中の回廊』約360ページ分(枚ではなく頁です!)を脱稿しました\(^O^)/小説誌で連載したものを単行本にする際は毎回かなり書き直しをするのだけれど、今回はミステリーということもあって、書き直すにも前後の整合性にとても神経を使い、昨年末はこの仕事と新連載とが重なって胃をやられたのだろうと思う。とにかくこれでちょっとひと息だが、二月の前半はまだイレギュラーな仕事がいろいろと重なってるのでうっかり風邪をひくわけにもいきません。ちなみに『壺中の回廊』は昭和初期の歌舞伎座をモデルにしたバックステージミステリーで、出版は六月に予定されておりますから、その節はどうぞよろしくお願いしますm(__)m
ところで本といえば、麻生香太郎氏の「誰がJ-POPを救えるか?」という朝日新聞出版刊の本を勧められて、面白くなかったらお代を返すとまで言われたので義理買いしたら、これが意外にも面白く読めたのだった。なぜ「意外にも」なのかというと、私はJ-POPなんかにゼンゼン興味がなかったからで、それなのに非常に面白く感じられたのは、この本が音楽業界の中に、日本の「失われた二十年」や「ガラパゴス化」の原因が象徴されるような現象を捉えて論じているからだろうし、音楽業界に起きたのと同様の問題が今後、いや現在進行形で出版業界に起こっているからでもある。デジタル化時代の出版業界に身を置く私としても、自身はどう生き残るべきなのか、あるいはどんな出版社が生き残れそうなのかを考える上での指針にできる部分があるのだった。
もちろん悪名高きJASRACの内情やK-POPの内幕が知れたり、「夜のヒットスタジオ」からニコ動に至るまで古今の露出媒体の総ざらいや、LPやCDから音楽配信に至る過程の音質の変容など、音楽業界ならではの諸問題が私のような門外漢にも非常にわかりやすく書いてあるから大変いい勉強になりました(*^^)v


コメント(3)

ほっとしましたー。好意的に書いていただいて、うれしいー!献本していない、ということに、今、気付き、青くなりましたー。

投稿者 麻生香太郎 : 2013年01月27日 23:28

「壺中の回廊」とても楽しみ、さらに「誰がJ-POPを救えるか?」
興味がわきました。読んでみよう。

投稿者 天 : 2013年01月28日 01:00

騙されてるのは経験のないヲタクだけ。

投稿者 スーパーコピーブランド時計 : 2013年02月17日 00:39



2013年01月28日

大根、人参、鶏肉の胡麻煮

QPで見た料理。乱切りした大根と人参を茹でて酒、味醂、醤油、砂糖で味付けし、10分ほど火を通してから、酒と醤油を揉み込んでフライパンで表面を焼いた鶏肉を加えてさらにじっくりと煮込む。仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけ、スリ白胡麻をいれただけ。カンタン安上がりヘルシー美味しい煮物なので久々のオススメ!寒いといっても、今日はわが家の♂カメ俊寛がついに冬眠から目覚めたので春はもうすぐのようです(*^_^*)
今日はアベボンの所信表明演説もあって、今のところは経済の回復に力点を置いた言動に終始して安全運転しているようだから、世論も別に早々とケチをつける気持ちもなく、一応は期待しつつも、まあ、実際どうなるかはまだゼンゼンわからないので、様子を見ながら株や投信を少し動かしてみたりしてる、といった感じの人が多いんだろうな〜と思うような株価の推移であろうか。
先週は日銀が物価の2パーセント上昇を目標と定めた発表があったことで、いわゆるリフレ派の拠り所となっているらしい浜田宏一エール大学名誉教授がBSフジのプライムニュースに出演されたので、その発言を少し聞いてはみたのだけれど、相手は何しろ学者さんだから、どんな質問にもご本人だけはわかっていて自明の理でしょうといったような答え方なさるので、お話を聞いて安心できるといった感じでもゼンゼンなかったのは残念である。それよりも浜田氏のあとに出演した東短リサーチのエコノミスト加藤出氏が、米国のFRBの量的緩和がもたらした結果に触れて(工業製品の物価は下げ止まらず上昇したのは食糧)、今度の日銀の金融緩和策にも意外と冷ややかな見方をされていることのほうが印象深かった。日本の場合、アメリカ等と比べてこれまで日銀が円を出し渋り過ぎていたので円高になっちゃったから、この際思いきって円を放出して円安を図るべしという方策はもちろん理解できるし、今のところ成功もして、目先はなんとかなりそうだけれど、それだけで今後の日本が安泰とはもちろん誰も思ってはいないだろうから、結局は成長戦略なるものの当否にかかっているのだろう。が、民主党政権下みたいに貧すりゃ鈍す的な政策をされても困るが、またお金がたっぷりできたと感じる官僚たちが、果たして本当に無い知恵をぎゅうぎゅう絞り抜いた政策を立案できるかどうかは過去の例をみても甚だ不安だから、まだみんなマユツバで様子を見ながら投資をどうしようか考えてる人が多いような気がします。



コメント(3)

FRBが金融緩和で市場に供給した筈の資金は、結局は庶民の元へは届かず、ゴールドマンサックスやJPモルガン・チェースなどの金融機関が吸い上げました。リーマンショック直後には、シティグループに450億ドル、AIGに850億ドルもの公的資金が救済の為に使われたのです。いわゆる焼太りというやつです。
FRBが行ったQE3までの圧倒量的緩和は、するだけ格差が広がったという訳です。従って本来インフレになるところ、物価は却って下がりました。全く参考になりません。

日本の場合、政府と金融機関の間にそこまでの癒着がないので、その心配はありませんが、日銀が本当にやる気があるかどうかが問題です。成長戦略とセットだから、単独でやる事には限界があると言って逃げ道を作っています。

その成長戦略ですが、日本はデフレですから、下手に供給力を増やすとデフレからの脱却が難しくなります。内閣官房参与の本田教授も言っていましたが、成長戦略はインフレ基調になってからです。

いずれにしても、その為の玉は既に民間企業にありますよ。デフレの間に競争力をつけようと必死で磨いて来た玉が、インフレターゲットの2%を達成した時輝くでしょう。(^_^)

投稿者 TT : 2013年01月28日 22:28

東短リサーチというのは東京短資という短資会社の系列会社ですが、短資会社は日銀の天下り先として有名です。加藤出氏は市場では従来の日銀の政策の代弁者とみなされているので、彼の発言は大幅に割り引いて聞く必要があります。

投稿者 K : 2013年01月29日 11:10

「オール読物」の新連載「麹町常楽庵月並の記」、とても面白かったです。謎めいたチャーミングな庵主さまと新米同心は、もしや、花伝書シリーズの登場人物とも関係あるのか、と期待がふくらみます。地理的にもなじみがあり、町人の暮らしの一端が肌で感じられて、今後の展開が楽しみです。時代物で厄介なのが役職や呼び方で、特に大名など位の高い武士の呼称は分からず、「白河様」が「白河候松平越中守定信」のこととは…。現代人には全く理解の他です。
ついでながら、巻頭グラビアの花巻大沢温泉は、私も子供の頃から何度も訪れた湯治場ですが、最後に行ったのは数十年前となりました。

投稿者 ウサコの母 : 2013年01月29日 11:29



2013年01月29日

オニオングラタン、菜の花と鱈白子のフリット、ラザニア、鶏のコンフィほか

元ポプラ社の矢内さんと大宮東口のBuon Viaggioで食事。
今日は夕方から「アエラ」誌の和菓子特集の取材を受けて、インタビュアーが矢内さんだったのだけれど、まずなぜ取材されたのかというと、以前N賞受賞の内祝いでお配りしたカメ型の干菓子が虎屋にオーダーしたものだったのを矢内さんが「とても美味しかった!」ので憶えてらっしゃって、その話を中心にインタビューをしたいとのことでお引き受けした次第。和菓子のオーダーはまだ一般にはあまり知られていないようだけれど、お茶の阪本先生のご紹介で虎屋さんに伺ったら、とても丁寧でリーズナブルな対応をしてくださったし、お味も申し分なかった、というお話をしたのだった。
ところで矢内さんと初めてお会いしたのはもう十五年も前のことで、その時は「週刊朝日」で『仲蔵狂乱』に関するインタビューを受けたのだが、当時、矢内さんは確か紀伊國屋書店出版部にお勤めの傍ら「週刊朝日」の書評コーナーを担当なさっていて、その後ポプラ社に転職されて『今朝子の晩ごはん』の文庫編集を担当。それから今度はAPバンクのクルック移られ、去年そこを退いてフリーランサーになられた由。食事を共にしながら、この間のさまざまな経緯と今後の展望をいろいろと伺った。出版業界も日本も今後どうなるかゼンゼンわからない中で、東京以外にもまた出版界以外にもさまざまな拠点を持っておきたいというお考えは、御子様がいらっしゃることや、ご自身の年齢を考えて至極当然のような気もするし、すでにいろいろとご準備もなさっているようなので、「海外に出るなら早いに越したことはないよ。私くらいの年齢になると、海外経験の長い人でもだんだんしんどくなってくるみたいだからね」とハッパをかけた私である。
その他の雑談で面白かったのは、矢内さんが塩野七生さんや田辺聖子さんとお目にかかった時のお話で、お二人ともいかにもそれらしいステキで可愛らしい一面が滲み出たエピソードを気持ちよく伺えました。


コメント(1)

〇〇〇コピー様、消されていないところをわざわざ挙げて下さった可能性もありますが、できれば消すのに手間が掛かりそうなので普通に入れて下さったコメントを楽しみたいです(私の勝手な希望ですが・・)。

投稿者 nao : 2016年11月17日 19:39



2013年01月30日

揚げ豆腐のえのきあんかけ

QPで見た料理。豚肉の細切れをフライパンで炒めて水を加え煮立ててエノキダケを入れ、酒、味醂、醤油、塩少々で調味して火を通し、水溶き片栗粉でまとめて三つ葉をちらす。このあんを絹ごし豆腐を切って素揚げしたものにかける。思ったよりも簡単に出来ます!
年が明けたら少しはラクになるかと思われた仕事は相変わらずパッつんパッつん状態で、二月十一日に京都で催される阪本先生ご母堂の卒寿祝いを兼ねた初釜に出席するつもりだったのだけれど、ついに断念せざるを得ず、今日その旨お電話するはめになった。一本一本は短い原稿でも〆切りが重なると大変で、今月は講演も抱えているため、中旬以降でないと旅行するほどの余裕は持てない。ひょっとして年齢のせいで仕事の能率が落ちてきてるんだろうか?と不安になるほど、昨年末から体勢がちっとも立て直せない感じの私である(-。-;)ともあれ「小説新潮」で連載していた料理エッセイが「とんぼの本」シリーズで刊行されましたのでこのHPの右覧で紹介しておきます。日本料理にご興味のある方はご購読くださいm(__)mきれいな写真とレシピが魅力的な一冊です!
それにしても今どき仕事が大変なのは誰しも同じで、昨日は矢内さんとご一緒にわが家へお越しになった「アエラ」誌の副編集長が「すいません例の事件で!」と急にあたふたして帰られた理由はコレだったのね〜
と納得されたたのは、案外バタバタと解決に向かっているっぽい資産家夫婦殺人事件である。まんま昨今のミステリー小説みたいな展開で、現実がどんどんリアリティを欠いちゃってる状況が象徴されるような事件でもあった。被害者はもろにバブル世代の成功者といった感じの人たちだけれど、私より若い世代には実際にこんな人たちがいるんだ〜と何だか妙に感心してしまった私はもはや世間知らずといえるのかもしれません。



コメント(1)

ふっふっふっふ・・・嬉しい!
 なべやの江戸のもてなし絶対ゲットするぞと思っていたのですが、残念ながらまだ書店を覗けていません。
 でも絶対ゲットしたいと思います。
 アエラはいつも見出しが絶妙なのですが私はほとんど購入していません。なにはさておき薄すぎてケチな勿体無い精神が発揮されお金を出して購入する欲がしぼんでいます。それでも中身がどうしても欲を刺激すると購入しますが、立ち読みで済ませてしまえる短さと中身の深みが感じ取れないのです。
 題材でいつも欲しいと思うのですが、ゲットしないのが何故なのか本当は謎です。

投稿者 nao : 2013年01月31日 19:56



2013年01月31日

タラのソテージンジャーソース

QPで見た料理。タラは塩を振ってしばらく置いてしっかり水分を抜いてから胡椒してふつうにソテーする。太めに千切りした生姜をバターでしっかり炒め、仕上げにレモン汁を搾ったソースをかけただけ。付け野菜は冷蔵庫で眠っていた先日の食材ブロッコリーとカリフラワーを茹でてアンチョビーソースをかけたオリジナル。
昨夜、京都に帰るのを日延べするという電話を妹にしたところ、「マスコミはイジメいうたらイジメばっかり、体罰になったら今度は体罰ばっかりやろ。ホンマ二月になったらワー!てチョコレート買いに走るアホと変わらへんで〜」と呆れていた。桜宮高校の件と女子柔道界の問題とはむろん一緒にできないが、体育会系の人たち全般に、世間の風当たりが強くなりそうな危機感はあるだろうと思う。それにしても、柔道連盟
の人たちはホントに鈍くさいというか、選手たちが直訴した段階で、これはもう監督を交代させるしかないと判断できなかったんだろうか。相手は何しろ女子である。女子はいったん嫌となったら男子がノーテンキに関係を修復できると思うほど甘くはないということくらい、いくら男性中心社会でも、今どきはわかっとけよ!である。その判断ができなかったことで園田監督を余計に傷つける結果になったのだからお粗末の一語に尽きようというものだ。監督にプレッシャーをかけたらしい、この業界の金メダル至上主義というのも、これはオリンピックの時にも書いたが、やっぱりどうかしていて、私は日本の伝統的な文化に携わっていたり、愛好したりしている人たちの、こうした夜郎自大的な発想や感性は最も忌むべきだとする人間なので、本当に腹立たしく思っている。いくら金メダルを取ってもレイプ犯なっちゃおしまいなわけで、柔道界で生きる人は今後必ずフランス留学を義務づけるくらいのことをしないと体質は変わらないのかもしれない。