トップページ > 2012年11月の月別アーカイブ

2012年10月 |メイン| 2012年12月

2012年11月01日

炒めビーフン

この前QPで見て美味しそうだったので、今日はレシピ本で確認しながら作ってみた。まずビーフンを湯でなく水で戻すのがポイントだ。干しエビはぬるま湯で戻してから刻んで、ニンニクのみじん切りを炒めた油でインゲンやサイコロ状に切った厚揚げと一緒に炒め合わせ、ビーフンとエビの戻し汁を入れて炒め混ぜてからナンプラー、醤油、酢、砂糖、ケチャップ、タバスコを合わせた調味料をまわしかける。そのあとフライパンの隅でスクランブルエッグを作ってさらに混ぜ合わせ、もやしと香菜、砕いたピーナッツをトッピング。指示通りにしたらかなり本格的なエスニックビーフンが完成しました!
今日でもう11月!年内あと2タ月しかないのに、まだ何にもしてないし一体どうしたらいいの(>_<)ゞとお焦りの方も、国会を見てたらちょっとは気が楽になるんじゃないでしょうか。あるいは国会が空転して予算が下りないドミノ現象で仕事をしようと思っても出来ない方だって結構いらっしゃるのであろう。ふざけんじゃねえよ!(`ヘ´メ!と国民が何度スゴンでみても一向に意に介しそうにない国会の連中は、廃棄物処理しても引き受け手が見つからないほどに成分が悪そうである。粘るブースカもブースカなら、アホの一つ覚えで解散時期ばかりを聞きたがるアベボンもアベボンだが、それにしてもカンペから少しも目が離せないようなと政治家の演説って一体どんな意味があるんだろう???メイン業務がこんなレベルで許されるような職業なんて、政治家以外に無いんじゃないの〜!!!時間つぶしにしたってもっと真剣にやれ〜!!とTVの国会中継をチラ見して思った私である。とんだ党首を擁する2大政党とはいえ、第三極とやらの結集も聞くからにアホらしいばっかりで、ハシモトはさすがに立ち枯れ政党の加齢臭が閉口であることを発言したが、この人はもっともっと周りを切り捨てないと結局は立ち腐れてしまうのではないか。孤立したかに見せるくらいの度胸がないとホンモノのカリスマにはなれないだろうし、この人を支持してない私としては、イシハラとかとくっついて時代ズレしたセンスがこの際いっそ暴露されたほうがいいように思っているわけですが。





2012年11月02日

中華前菜、海老の炒め物、酢豚、水餃子、茸の火鍋ほか

六本木のサントリー美術館で「お伽草子」展を見たあと幻冬舎のヒメと近くの「御膳房」で会食。クウちゃんことサントリーの久保田宣伝部長から「お伽草子」展の招待券をだいぶ前に頂戴しながら、なかなか行くチャンスがなくて、会期終了間近の今日駆け込みで拝観したのだが、日本のマンガ文化の原点は絵巻物にあることが改めて実感される興味深い展示品のオンパレードだった。江戸期の黄表紙とほとんど変わらない構図があったり、浄瑠璃や歌舞伎の成立に関してのミッシングリングとなりそうなものもあったりして、近世文芸の理解にも役立つ一方でスプラッターありスカトロジーありの画題に刺激され、可愛らしい動物モノに癒されたりもして、「正直こんなに面白いとは思わなかった!」というのがヒメと私の感想で、もっと早くに観てオススメすればよかったのかもしれませんが、たぶんすでにご覧の方も多いのではないでしょうか。
ヒメからはソニーのリーダーや楽天のコボ等の電子書籍で拙著がそこそこ売れスジになっているらしいという話を聞いて嬉しく思いながら茸の火鍋をたっぷり頂戴した。参鶏湯風のスープに多種大量の茸を加えて食べるこの薬膳鍋はダシがよく出て美味しい上に意外なほどボリュームがあって最後はお互い苦しいほどの満腹状態となり、いや〜たかが茸といって侮れないね〜という意見でも一致をみたのでした(^◇^;)




2012年11月03日

ブリ大根ゴボウ

QPで見たのはゴボウだけだったが大根をプラスしてみた。ブリは湯通しして血合いをしっかり除いて、酒砂糖醤油味醂を合わせた調味料を煮立たせて中に生姜と一緒に加え、濃いめの合わせ調味料にしばらく煮からめるようにしてから水を加えるのがポイント。ふたたび煮立ったら大根とゴボウを入れたらじっくり煮込む。
日本シリーズ第6戦とフィギュアスケートグランプリ中国大会を交互に見ながら食事。巨人は先発の澤村が好調で3点リードだからこのまま優勝するのを見るのはヤダな〜と思い、フィギュアに切り替えて浅田真央とロシアの新星リプニツカヤの演技を見てたら、いつの間にか中田翔が3ランを打って同点になっていて、これは日本シリーズを見直さなきゃと思い、8回表の中田と稲葉の凡退まで見てたら、今度はフィギュアの男子で優勝した町田樹の演技を見逃すはめになりました(>_<)ゞ日ハムはベテラン稲葉が頑張ったのだから中田翔もうちょっと頑張れよ〜!と思ってただけに、最後の試合でなんとか意地を見せたのは何よりだったし、今年初采配の栗山監督が日本シリーズまで制しちゃったら来年は何やるかの目的よりもプレッシャーのほうが高まるしみ、今年はこれくらいでいいと思っちゃってたのかもしれません。
今シーズン初戦の浅田真央は順調な滑りだしでまずは優勝を決めたものの、22歳にして早くも14歳の新星に追われる身となるのだからスポーツの世界はやはり厳しいものだし、かつて天才少女の名をほしいままにした浅田もそれなりの感慨があったにちがいない。リプニツカヤは驚くべきカラダの柔軟性を備えているとはいえ、相当なプレッシャーがあったのだろう、今日の演技は堅さが目立ちあまり魅力が感じられなかったけれど、当然ソチ・オリッピックまでにはさらなる進化を遂げているだろう。片や浅田は今シーズンのフリーが「白鳥の湖」というわかりやすい選曲もあってプログラム自体に魅力があった。ことに後半からフィナーレにかけては浅田の力強いステップがよく活かされて大いに盛り上がったし、この間、浅田もジャンプが得意なだけのイメージを払拭して表現力を高めたのがハッキリとわかる。さらに磨きをかけてくれるのが楽しみなプログラムでもあった。




2012年11月04日

シューマイ、おにぎり、昨日の残り

シューマイとおにぎりは乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
年に何度もない絶好の乗馬日和の今週末、私は先週末に落馬させられたハイセイコーのお孫さんに4鞍立て続けに乗ってなんとか関係修復を図った次第。
面白いもので最初の90分レッスンは完全に舐められていて、ウォーミングアップの段階は誘導になかなか従わないくせに、それでいて径路を回り出すと駈歩できれいに走るといった「やる時はきっちりやるんだから、それでいでしょ!」的なお孫さんならではワガママがまたぶり返した感じで、一時はそのワガママも収まっていただけに、あ〜お互いの信頼関係また一からやり直しかよ〜(×_×)と落ち込んだ私である。
以前、横浜ズーラシアの園長さんで乗馬エンデュランスの普及活動でも知られた故・増井光子さんが「馬と人間との関係は、犬とのような主従関係じゃ決してなくて、強いて言えばやはり友だち関係ですね」と仰言っていたが、そうなると乗馬は馬にとって別の動物との遊びのようなもので、落馬して自分の遊びについてこれないヤツなんてもう友だちじゃない、という風に乗り手を見切っちゃう馬だっているのかもしれなかった。とにかくお孫さんは径路を駈歩で回ったあとは態度が急にころっと変わって、私の合図をある程度きくようになったのだけれど、インストラクターの方には常歩の段階からもっと絶えず細かく合図をして従わせるようにしたほうがいいとアドバイスされ「その馬は気が強いですから、こちらも強く指図しないとダメですよ」と言われたらナルホドごもっともである。なにしろ人間でいえば百歳くらいの高齢馬でありながら食欲めちゃめちゃ旺盛で、突然あんな猛スピードを出して人を振り落とすのだから気の強さもハンパじゃなかろうと思う。おまけに若い頃は自馬で競技会に出ては優秀な成績を収めていた馬らしく、それを人間に当てはめると、お嬢さま育ちでちやほやされてプライドの高いのが年を喰ってしかも知能が低い(馬だから当然)
といった感じなのだから、どんなに手が焼けるか想像がつこうというものだ。人間だったらゼッタイ関わりになりたくないタイプだろうに、相手が馬だとそれでも可愛く思えるのが不思議で、とにかく今週末はお孫さんに乗り倒して、最後はなんとなく仲直り状態まで持ち込めたかな?という感じで終えられたのは何よりでした。




2012年11月05日

明治座

今日は朝5時から執筆を開始。夕方からは明治座の歌舞伎公演を観た。大宮からは思いのほかベンリで早く着きすぎたため、久々に甘酒横丁をゆっくり通ったが、以前より賑わいを増していて、通りの幅も広すぎないから、昔ながらの芝居町らしい雰囲気は歌舞伎座周辺よりもこちらにずっと強く感じられる。この劇場が巨大なビルに建て変わった時は興ざめだったものの、町の雰囲気がそれを巧く救ってくれたのだけれど、来年再オープンされる歌舞伎座が一体どんな感じになるのか、歩きながら、ふと、心配になったものである。
さて、新猿之助の奮闘興行ともいうべきこの公演、夜の部の演目は鶴屋南北原作の「天竺徳兵衛新噺」で、大変な無人の一座ながら、客席は大盛況である。舞台のほうも理屈はヌキにしてとにかく座頭の見せ場をふんだんに盛り込んだコンパクトな台本で飽きさせずに進行し、ファンが満足できるようなものには仕上がっていたように思う。役者として器用であるのは新猿之助の強みであり、時にはそれが弱点になって感じられる時もあるのだけれど、この芝居は器用さを巧い具合に活かしたパターンといえる。序幕の第一場は現代の政治を諷した天竺徳兵衛の今様ばなしに始まって、「毛剃」のような汐見の見得で閉じられるが、この汐見の見得にはもう少し大きさがほしいところである。小柄な役者でも舞台でカラダを大きく見せることは出来るはずで、それこそが舞台役者の生命でもあり、第二場の上使の役で光秀のような燕手の実悪姿で出てくるとカラダがぐっと大きく見えるわけだから、汐見の見得でもカラダの使い方を工夫すればもっと大きく見せられるのではあるまいか。眼目となるのは二幕目の世話場で、同じ南北の「彩入御伽草」を元にした小幡小平次の怪談を取り入れており、小平次の役はやはり初演した猿翁のほうがニンに合っていたものの、二役で演じる毒婦おとわの役は新猿之助のほうがずっと似合っているように感じた。この人のいわゆる「悪婆」の役はなかなか魅力的なので、今後も他の芝居でもっと見せてもらいたい気がする。小平次の不気味さは出せないのか、出したくないのか、いずれにしろ怪談の主人公としては物足りなく感じられるいものの、怪談でも笑いが起こるようなライト感覚のほうが今風の観客には受けがいいと本人が判断しているのかもしれない。大詰めは石川五右衛門やら「関扉」の関兵衛やら「本朝廿四孝」やらさまざまな有名戯曲を別にパロディの意図なくコラージュしたような台本で、宙乗りはたっぷり見せてくれるし、錦秋の舞台にふさわしい大曲輪の幕切れにもなっているとはいえ、こうも他の戯曲を取り入れられると、かえって「天竺徳兵衛」ならではの本水をたっぷり使った水中の早替わりなんかをちゃんと見せてほしくなったのだけれど、考えてみたら今月の興行に本水はちょっと合わないかもしれません。


コメント(2)

昨日は私も明治座で、開演前に甘酒横丁を歩いたので、ニアミスしていたはずです。甘酒横丁も明治座も初めてでしたが、明治座ロビーは仲見世のような賑わいで、江戸の芝居小屋の気分が感じられました。
「天竺徳兵衛」は10年近く前、今朝子さんがラジオ番組収録で語られたのを聴いて以来、ずっと観たかった芝居です。初上演では、大きな水船に姿を消してすぐ花道に現れる早業や呪文などが、切支丹の魔術か、と話題を呼んで大入りになり、芝居小屋に町奉行の見廻りがあったものの、実は南北が話題作りの為に広めた噂だった、とか、その後の四谷怪談、初代松助の芸について等々、歌舞伎を見始めたばかりの私には分かり難い個所もありましたが、とても興味深い話ばかりで、やっと今回、観ることができました。
昨日も、本水はなかったものの、「ハライソ」の呪文やガマの大仕掛け、早替わり、冒頭の異国話など、スピーディで飽きさせず、2階席脇からは花道引っ込みは見えなかったものの、葛篭抜けの宙乗りを間近で見れて、芝居の面白さを満喫しました。

投稿者 ウサコの母 : 2012年11月06日 21:18

見たいですね4世猿之助の「天竺徳兵衛」来年1月に松竹座でも襲名興行があるのですが、昼は「吉野山」夜は「川連法眼館」両方とも狐忠信。もうちょっと考えて欲しいですわ。
当代猿之助さんはやはり女形、あくの強い女形の演目を一つ加えて欲しいです。

投稿者 お : 2012年11月06日 22:22



2012年11月06日

ヴァーニャカウダ、里芋と黄色いカリフラワーのフリット、牛すじのトマト煮込み、ブリ大根のパスタほか

大宮駅東口のイタ飯Buon Viaggioで乗馬クラブの友人オペラ歌手のSさんと食事。Sさんはここんとこずっとクラブにご無沙汰をなさってたので心配してメールしたところ、急きょ会いましょう!ということになってわざわざ大宮にお出まし願ったのであった。で、久々にお会いしたこともあって、二人ともず〜〜〜〜〜〜っと馬の話ばかりしていて、気がついたら四時間以上が経過\(◎o◎)/! 乗馬の話だけは乗馬をしたことがない人とは話せないので、私がハイセイコーのお孫さんで落馬したことを含めてお互いここんとこ溜まりに溜まった話をドーッとぶつけ合って、あ〜スッキリした〜と言いながら別れたのでした(^^ゞ それにしても馬の話だけでこんなに保つのが我ながら不思議でもあり、とにかく病膏肓という状態なのは自分たちでもわかるので、この際お互いちゃんとクールダウンしましょうね、と誓い合うのも忘れませんでした。




2012年11月07日

鶏肉と野菜のオイスター味噌炒め

QPで見た料理。先にレンコンとニンジンをサイコロ状に切って多めの油でさっと炒めて塩胡椒し、いったん取りだしておく。残った油に鷹の爪を加え、同じように細かくして酒醤油で下味し片栗粉をまぶした鶏もも肉を入れて炒め、さらにぶつ切りにしたネギと皮むいたギンナンを炒め合わせ、味噌とオイスターソースと味醂を合わせたタレで味付けする。QPはこれにカシューナッツを加えていたが無くても十分オイシイ!
外交官夫人の旧友モリに「オバマ再選はどうなの?」とメールしたらさっそく電話があってすっかり話し込んでしまった。日米関係ではTPPの問題もさることながら、普天間基地問題は一体どうなるんだろう?という話になり、オスプレイに加え最悪のタイミングで立て続けに起きた米兵の暴行事件もあって、沖縄の県民感情は当然なだめられるわけもなく、さりとて辺野古移転が決まらないうちは日米関係も膠着した状態に留まるだろうし、「とにかく日本なんかもうどうでもいい国なわけよね。もともとそう大した国でもなかった
んだけど、今まではなんとなく勘違いしてられたのが、経済もダメになっちゃってホントにどうでもいい国になっちゃったわけよ。ああ、日本これからどうするんだろうね〜」と極めて悲観的な意見を述べたモリである。
オバマが初めて大統領に選出された時にモリはまだアメリカにいて「この人でダメならもうアメリカはどうしようもないっていう雰囲気になっちゃってるわよ」と聞かせてくれたので、改めてその話をしたところ「ああ、そんなこと言ったっけ。じゃあ、もうアメリカもどうしようもない状態になっちゃったんだわよね〜」とのこと。「ヨーロッパも青息吐息だし、中国もなんだかムリのかたまりみたいだしね〜」「なんか今は地球上のどこで、どんな政治家が何をしようと、もう無理なんじゃないの、って気がするんだよね〜」「まあ確かに人類がこれだけ増えて長生きしてみんな豊かになることを目指したら、地球自体がもたないって気がするもんね〜」てな具合にお互い悲観論の応酬と相成りました(>_<)
ところでゼンゼン話が変わって、こんなに短期間でもしっかりとバクダンをぶつけてディープインパクトを残すマキコさんてやっぱり一種の天才なのかも!!!と思ってしまう3大学不認可問題であった。確信犯的におやりになったことなんだろうけれど、目的は大学のレベルにまで劣化をもたらしたコイズミの規制緩和政策を指弾することだったのだろうか?それともオザワを追放したブースカの足もとに地雷をしかけてぶっ飛ば
すことだったんだろうか?どっちでもありそうなのがマキコさんの怖いところだろう。とにかく、なぜ少子化なのに大学がどんどん新設されてきたのかのナゾはこれまでも漠然と想像されはしたが、今回の件で文部官僚の天下り先の確保であることや、学校業界の人たちの職域確保であることがハッキリとして、それはそれで良かったとしたほうがいいのだろうか。とにかく日本では現在あらゆるムダな事業が結局は人間の寿命の延びる中で豊かさを確保したい中高年層の思惑に関係していて、同じ中高年としてなんともいえない気持ちにさせられるのでした(v_v)




2012年11月08日

こんにゃくと豚肉の照り煮

QPで見た料理。豚肩ロース肉のブロックを切って炒め、脂が出たらこんにゃくを入れて表面がちりちりになるまでじっくりと炒め、長ネギのぶつ切りを入れて焼きつけてから水と酒を注いで昆布を加えて15分程度煮る。そこに里芋を加えて柔らかくなるまで煮て、砂糖醤油で味付けしてさらに煮込む。こんにゃくは表面に細かい切れ目を入れた上でしっかり茹でてあく抜きしておくこと。
食事しながら見たNHKの「クローズアップ現代」では中国の経済格差が広がる一方で毛沢東回帰ブームや地方行政に対する反対運動が激化している問題が取りあげられた。中国の共産党大会では胡錦濤総書記によってやはり国内の経済格差是正を進める考えが強調されたが、経済格差は現代のグローバル社会が生んだ全世界共通の問題であることはいうまでもなく、それを是正する取り組みは世界の政治家が取り組む必須の課題と化しているようで、オバマ大統領も高所得者層への課税を強化する方針を打ち出したものの、当選した途端にNY株価がド〜ンと落ち込む展開だから、この問題は本当に対処が難しいといわざるを得ないのである。
そもそもモノを沢山買ったりしてお金をグルグルまわしてくれるのはお金持ちなわけなので、お金持ちが金を出し渋るような政策をしたら途端にお金が回らなくなってしまうという悪循環のリスクも当然考えておかないといけないのだろう。とにかく昔と違って今は大概の必需品が極めて簡単に作られて安くで売られてしまうから、別にあっても無くてもいいようなモノを余裕で高価に買ってくれるような人しか経済を活性化してくれない社会構造になっているのではなかろうか、てなことを、たまにオシャレな街を歩くとつくづく思うのであった。それに情報や流通が飛躍的にグローバル化した今日では、能力のある人やお金持ちは世界中どこへでも行けるわけだし、むしろ一国に留めておくほうが難しいのではないかと思っちゃうのである。よほど愛国心のあるお金持ちでないと、重税を課されたら逃げていっちゃうのではなかろうか。
この高所得者ターゲットの税制を日本で割合ハッキリ明言しているのはハシモト氏だが、大衆受けはしても、果たして経済効果がそれほどイイ目に出るのかどうかはまるでわからない。一方、自民党のアベボンはインフレターゲットを設定して物価の上昇を図るという経済政策を打ち出しているが、それって格差社会に追い打ちをかけるようなことにならないのだろうか?政治家にはむろんそれなりの経済学者がくっついていろいろとやらせるのだろうけれど、何かすると必ず反動で余計に事態が悪化するケースもままあって、あのとき余計なことしなきゃよかったのに!というのが概ね人類の歴史であるのを承知の上で、日本の今どきの政治家がやろうとしていることを冷静にしっかり見ていきたいものであります。


コメント(1)

まだ熟読できていないので、直感的な感じなのですが、毎月師父の遺言をするめのようにかみ締めて拝読しています。今月は、今朝子様の子ども時代が主でますます味がありました。注釈も本当に有難いです。
 私はお金持ちは基本的にケチだと思っているので今日の本文には賛成しかねるのですけど、今の日本で客商売をするなら大勢の庶民から原価を安く利を高くする商売が一番儲かりそうだなーと思っています。
 全く個人的にハンバーガーの業者にむかついています。子供向けのおもちゃを餌にして慈善もやってますよと寄付を声高に言っている企業が私は嫌いです。たまに買いに行くのですが、このメニューは馬鹿にしているのか?と尼崎の美代子被告ではないですが、店舗によって違いますが難癖をつけたくなります。家族が嫌うのでなるべくクレームや腹立たしさは云わないで溜め込んでいます。

投稿者 nao : 2012年11月09日 00:14



2012年11月09日

ヅケ丼、湯豆腐、椎茸のソテー

伊勢丹クインズで青森産の本生マグロが解体販売されていて、赤身が美味しそうだったので、あんまり安くもないのについゲットしてしまった。残したら勿体ないと思って半分のサクを買ったが、ケチるのではなかったと貧相な写真を見て後悔しきりf(^ー^; それにしても、私は関西出身で昔はマグロの赤身なんてゼンゼン興味がなかったのに、急にヅケ丼が食べたくなったのだから、もはや完全に関東人?かと思われます。
ところでヅケ丼を思いついたのは、今日の午後取材にいらした「通販生活」編集部の方から海苔を頂戴し、それも使えると思ったからだが、その海苔があまりにも立派で、封を切り、ちょっとだけ使って湿気らせるのはこれまた勿体ない気がして使いませんでした(^^ゞ
「通販生活」で何を取材されたのかというと、「捨てられないモノ」特集で、歌右衛門グッズを紹介してほしいとのこと。それって今やいくら何でも渋すぎないか〜と思ったのだけど、そういうことは編集部が判断なさることだから、歓んでお引き受けした次第である。で、久々に歌右衛門のことをいろいろ話して写真なんかもお見せしているうちに、私は子供の頃からずいぶんいろいろと立派な方やインパクトのある方とお会いしてきたけれど、やっぱり歌右衛門ほどオーラの強い摩訶不思議な存在感を持った人はいなかったように思えたのであった。それと同時に、ここ半世紀の間で、人間そのものの質が著しく変わったということを改めて感じた。私くらいの年代の皆さんも、昔の何か強烈な印象を受けた人や物事を想い出されたら、きっと同じような感想をお持ちになるのではないだろうか。昔の政治家を想い出すと、昭和生まれのイシハラなんていくら白髪アタマになろうが、どう見たってガラの悪いチンピラにしか見えないのである。


コメント(1)

ガラの悪いチンピラ、ホンマやわ。確かに昔の政治家は骨柄卑しからずの雰囲気がありました。どの階層のご出身でも。
それなりに政治家としての場数を踏めば、それなりの思慮も感じられたもんですけど、石原さんは老齢化したチンピラにしか見えませんね。

投稿者 お : 2012年11月10日 22:44



2012年11月10日

日の浦姫物語

シアターコクーンで井上ひさし作・蜷川幸雄演出「日の浦姫物語」を観る前に翻訳家の松岡和子さんと東急プラザ内の麻布茶房で食事しながら、私はこの芝居を初演で観ているけど、どちらかといえば失敗作の部類だから、あまり期待しないほうがいいですよ、なんて申しあげていたのである。ところが、どっこい、今回の再演はまるで別の芝居を観ているようで、アレこんなシーンあったっけ?こんなに笑えて且つこんなに泣ける芝居だったっけ?と開演中も終演後も自問自答して興奮冷めやらぬ始末だった。ご一緒に並んで観た扇田昭彦さんも同様の感想をお持ちだったようなので、何も私だけが初演の出来を誤解していたわけではなさそうなのである。
初演は文学座に書き下ろされて杉村春子主演、木村光一演出で、当時としてはメジャーな制作のほうだったし、劇場も国立劇場という大舞台であったにもかかわらず、そうしたスケール感よりも何か陰惨な小屋がけ芝居のような印象を受けたのは、これが一種の「因果もの」じみた芝居として上演されたせいではないかと思う。何しろ双子の兄妹が契って男子が生まれ、その男子がまた母親と契って子供が生まれるという「日の浦姫物語」を、兄妹相姦の説教語りが物語るというストーリー設定なのだから、初演の演出家が「因果もの」風に解釈したのは無理もなかったのであろう。かくして何の救いもない非常に後味の悪い作品として印象づけられたのだった。しかしこの作品の本質は、無自覚な人間が陥る救いのない「因果もの」などでは全然なくて、むしろ世の中にとてつもない「混乱」をもたらした人間が自己を徹底的に追求することで最後に神の加護を得て復活再生を遂げるという、極めて西洋的な「奇蹟劇」に近いものであることが、今回の再演で初めて理解された。この再演の舞台こそが戯曲を復活させた奇蹟といってもいい感じだし、まさに蜷川マジックを見せられたような気がしたものである。
俳優の進化もまたこの戯曲をより面白く感じさせてくれたのはいうまでもない。初演当時のいわゆる「新劇」役者の演技術では、大女優杉村春子をもってしても、この戯曲の面白さを伝えることは全くできなかった。だが今回主演した大竹しのぶは相手役の藤原竜也と共に、この荒唐無稽ともいえるストーリーの、しかも極限状態の場面でありながら言葉のギャグが満載しているという初期の井上作品ならでは狂騒的な戯曲の中で、各場面そのつどリアリティをしっかり持たせた演技を発揮できるのは、まさしくポストモダンな「現代の名優」だからだろうと思う。実にバカバカしいギャグシーンで大いに笑わせてもらった直後に、ふたりの身に奇蹟が起きるシーンでは観ていて思わず涙がこぼれた。「笑えて泣けて」というのはひと昔前の商業演劇のキャッチコピーだが、長年いろいろと芝居を観ていても実際にそんな体験をすることは滅多になく、今回はそのレアなケースだったのだ。
日の浦姫とその兄との子で且つ夫にもなった男のふたりは「物語」の中で浄化されはしても、それを語る兄妹相姦の説教語りは浄化されないまま世間から石もて追われるという過酷な現実を提示して幕は閉じられるのだが、この語り部兄妹を木場勝己と立石涼子が共に好演している。立石は義太夫の太棹三味線を巧みに弾きこなして芸達者なところを見せるし、木場のラストシーンには狂気の迫力があった。日の浦姫の叔父役を演じたたかお鷹のとぼけた味わいが舞台にふくらみを持たせたし、その妻役の井口恭子も抑えた大人の演技で舞台に落ち着きを与えている。ほかにも辻萬長ら井上蜷川チームのベテラン陣が脇をがっちり固めて全体に優れた舞台に仕上がっている。初演をご覧になった方にはこの際に是非とも見直して戴きたいし、もちろん知らない方にもオススメだ。




2012年11月11日

豚しゃぶ

日曜日なのに家で一日中お仕事していた私である。もっとも昨日は午前中に乗馬に出かけて、そのあと渋谷で久々に松岡さんとお目にかかっておしゃべりしてからコクーンの芝居を観たので文句はいえない。とにかく明後日は九州の佐世保で講演する予定でその準備もあるし、この間に年内入稿を予定していた執筆のみならず、突発的な仕事がいくつか入ってきたから、ゲッ!ひょっとしたら私ってけっこう忙しい人なんじゃないの(!_+)!てな具合に煮詰まってきたのだけれど、まあ、年が押し詰まってきたら人間だれしもそういう気持ちにさせられるのだろう。でもって、年齢のほうもだんだんと押し詰まってきてる感があったりするから、今や人とのお付き合いや遊びも仕事と同等の比重を持ってスケジュールに組み込んでしまいたくなるのだった。ああ、人間やらなくちゃならないことが多いわりに人生はあまりにも短い!別にそう長生きをしたいわけでもないけど、その時が来たら、えっ、もう終わっちゃうの!とは思ってしまうかもしれません(^_^;




2012年11月12日

海老チリ、チンジャオロースー、麻婆茄子の3点盛り、ちらし寿司

近所の高島屋地下でゲット。明日は朝から九州に向けて出発するので今晩の料理はカットしました。明後日の夜に帰宅する予定とはいえ、何しろ帰宅早々15日は入稿の〆切り日であるにもかかわらず、せっかく佐世保に行くのだから、この際ハウステンボスを見ておきたい!な〜んて気になるところが遊び好き人間らしい発想というべきでしょうか(^^ゞそんなわけで原稿を一応ある程度の形にまとめて出発し、帰宅後に仕上げるつもりなので、14日の更新はちょっと無理かと思われますが、15日には佐世保の風景をたっぷりアップさせて戴くつもりです。 ところで、この間TVニュースは衆議院の解散がいつになるのかという話をアホの一つ覚えみたいに繰り返しており、ブログをお休みしてる間もきっとそんなに状況は変わらないものと思われます(v_v)


コメント(2)

うーむ勿体無い。愉快犯が三月から十一月にかけてコメントを入れていますが、何故書き込みできないところに書き込めるのか全くわかりません。そのスキルはいたずら書きのレベルで終わらせず有効に活用したくて堪りません。
 単に楽しく読み返していたらここからここまでだけ書き込んでるのね?と思っただけですが?

投稿者 nao : 2012年11月13日 19:48

PS. 間違いないか見返すと2010と2011年にもご丁寧に月にひとつずつくらい入っていました。あほらしいので、それ以上見ていませんが、こんなことをして優越感に浸るより有効活用して暇な時間をなくしたらいいのではないかと思う気持ちが拭えません。

投稿者 nao : 2012年11月13日 20:25



2012年11月14日

佐世保行

更新は15日にするつもりだったのだけれど、たった1日留守にしてる間に3件も新たな仕事が舞い込んでるし(@_@;)、意外にも早くに衆議院の解散が決まるなどして、ちょっとボヤボヤしてられない気持ちになり、こうして帰宅後すぐに更新するはめになりました(^_^;)
佐世保は一度行ってみたかった土地で、理由はエンタープライズ入港騒動でも、村上龍の出身地だからというわけでもなく、私を3歳から6歳まで育ててくれた「おはるさん」という女性(「師父の遺言」のWEB連載をお読みの方にはお馴染みの)の嫁ぎ先だったためである。彼女は未亡人となって婚家を離れてからもたびたび佐世保を訪れていて、お土産に必ず買ってきてくれた桐箱入りのカステラが今でも忘れられないくらい美味しかったのを想い出す。そんなわけで翻訳家の松岡和子さんのご紹介により、連載と時を同じくしてアルカス佐世保というイベントホールでの講演を依頼された時は何やら不思議なご縁を感じてお引き受けしたのだった。で、講演の内容は歌舞伎に関することで、どちらかといえば洋モノ志向が強そうな土地だけに話が通じるだろうか?と少し心配していたのだけれど、聴講者の皆さんは熱心に聞いてくださり、とても歌舞伎好きの方がいらっしゃったりして、こちらも気持ちよく話をさせて戴けたし、また主催者側も気持ちの良い方々ばっかりで、夜は山海の珍味をご馳走になり、とても幸せな出会いができたのを有り難く思った次第。
佐世保といえばむろん軍港のイメージがあったので、講演の翌朝はタクシーで港の周辺を回ってもらいながら運転手さんからいろいろとお話を伺った。市の一番いい場所は米軍のベースキャンプにどんと占められて
いて、それとは別に自衛隊の基地もあるのだが、海自の護衛艦?2隻が米軍ベースのほうに碇泊しているのを見て「あれってアリなんですか?」と思わず訊いたら「ああ、自衛艦はベースにしょっちゅういますよ」との答えで、考えてみればとっくに一体化しちゃってたんだろうな〜と改めて感じたものだ。そういうことが許せなくて三島由紀夫が自決してから、もう40年以上たつのである。「佐世保は沖縄のような問題は起きないんでしょうか?」と訊いたら「昔はちょとはあったけど、今はもうありませんねえ」とのこと。それでも沖縄の事件を受けて佐世保でも米兵の門限が早まり11時以降は外出禁止になったという。こうした問題も実際に基地がある土地の人でないと切実には感じられないことだというのを改めて考えさせられたのだった。米軍ベースに碇泊している自衛艦はバッチリ撮って下の佐世保港の動画に収録した。
もう一本の動画は佐世保駅からJRに乗って15分で行けるハウステンボスとそこから見た大村湾の絶景。わりあい早い時間に行って、なるべく人が写らないような場所を狙って撮っているが、平日の悪天候にもかかわらず午後になるとそこそこの人出で賑わっていた。テーマパークの走りとしていまだに健在ぶりをアピールしているのは、なぜ日本にこんなものを造っちゃったのか?という疑問はさておき、やっぱり非常によくできた景観だからだろう。今日は終日雨との天気予報だったけれど、晴れ女パワーが発揮されて、そこそこいい写真が撮れたのは何よりだった。馬車挽きと乗馬の双方をこなす!馬たちもいて、さすがに乗りはしなかったものの、しようと思えば乗馬でお散歩もできるらしい。夜は世界一のイルミネーションを誇るイベントもあるのだとか。とにかく短時間ではあったが、おはるさんの第二の故郷を訪ねて、思っていた以上に風光明媚な土地であったのを知り、運転手さんも含めてフレンドリーで感じのいい方ばかりと知り合えたのは非常に嬉しいことに思えたのである。



コメント(1)

先日は本当にありがとうございました。
14日は天気も回復してよかったです。
興味深いお話をたくさん聞くことが出来て、私もとても勉強になりました。
ぜひまたお越しください。

投稿者 塩田 : 2012年11月17日 15:41



2012年11月15日

豚肉とカリフラワーのカレー蒸し煮

QPで見た料理。すり下ろした生姜とニンニクを炒めてカレー粉とトマトを加えてしっかり火を通してから豚肉を炒め合わせ、塩で調味し、カリフラワーと水を加えて煮崩れるまで蒸し煮にする。簡単にできるのでオススメ。
帰宅そうそう色んな仕事の連絡でアタマが熱くなったため朝の4時過ぎまで原稿の手直しをし、珍しくナイトキャップを呷って寝たら8時に目が覚めた。それから別に昼寝もせず仕事を続けられたのは往き帰りの機内でけっこう寝てたせいかもしれない。ともあれ今晩はぐっすり眠りたいのでブログも早く切りあげるつもりなのだけれど、昨日は書くネタがありすぎるのにそれが書けなくて残念だった。
森光子さんの「放浪記」を最後に見たのは六年前の二〇〇六年で、その時関係者に配られたラジオ付き時計が今もベッドのそばに置いてある。当時はまだ驚くほどお元気だったし、「放浪記」はたとえば杉村春子さんが主演したら見るのが辛いような毒気の強いシビアな内容を含んだ作品だが、森さんだからこそこれを商業演劇にできたんだろうなあ、というような感想を改めて抱いたのを想い出す。決して演技が巧い人でもなければ、杉村や山田五十鈴や初代の水谷八重子のような大女優としての器が備わった方でもなかったけれど、とにかく色んな点で精進に精進を重ねて昇りつめられた方なのだろう。森さんがまだ無名の時代に京都で暮らしてらした家のすぐ隣がたまたま私の伯父の奥さんの実家で、その義理の伯母は森さんが鴨川に面した物干し場で朝から晩までずっと発声練習をなさっている姿を見て心を打たれたという話をしたものだ。果たしてあの世でもゆっくりとお休みになるのだろうか、と思いつつ御冥福をお祈り申しあげたい。
昨日は長崎空港でテレビの前に人がかたまってるので何を見てるんだろう?と思ったら国会中継だった。で、ブースカは窮鼠猫を噛むといった感じでもなかろうが、アベボンの虚を衝くような恰好で衆議院の解散宣言をした時は本人きっと気持ちがスーッとしたにちがない。あのやりとりでブースカを見直したという人も中にはあるだろうし、当然それを計算に入れた上での答弁であるのは確かである。それにしても定数削減の提案はともかく、離党者をゼッタイに出すに決まっているTPP参加の意向を解散前に明らかにしたのはどういう成算があってのことなのだろう。経団連の要請に沿うことでまだ何らかの協力を得られるという判断なのだろうか?それともこの際アメリカの意向を汲んで動いておけば、今後もまだ目は残されていると判断したのだろうか?いずれにせよ、このクソ忙しい年末に党名を憶えるヒマもない選挙かよ!!!と怒ってる有権者は私ばかりではないと思うのですが(-_-#)


コメント(2)

いいえ。少なくとも私は、諸手を挙げて選挙を歓迎しています。
マスコミは必死に、有権者から選挙への関心を逸らそうとしていますが、
その手には乗りません。
「民主も自民もどっちもどっち」作戦に引っ掛かる阿呆は、残念ながらもういませんよ。

ご存知ありませんか? 既に安倍景気が始まっています。

腐りきったマスコミ騙されず、自身で情報収集をし、正しい一票を投じます。

投稿者 明日 : 2012年11月16日 00:03

ご冥福をお祈りいたしますが、潔い方ではなかったと思います。亡くなった方にこんなことを言うのは失礼ですが、私はどうしても好きになれなかった方でした。杉村さんや山田五十鈴さんにはなぜか尊敬にも似た感情で好きだったのですが。

投稿者 nao : 2012年11月16日 00:42



2012年11月16日

白菜とカリカリ豚の甘酢炒め

QPのレシピ本で見た料理。豚ロースの薄切りを塩胡椒で下味してフライパンでじっくりとカリカリになるまで火を通して取りだしておく。出た脂を除いて新たに油と鷹の爪ニンニクを入れて火を通し、香りが立ったら白菜の軸を入れて炒め、さらに葉先の部分と豚肉を加えて炒め合わせて、砂糖、酢、醤油と水と片栗粉を混ぜた合わせ調味料でまとめる。リーズナブルで簡単に出来るのでオススメ。
本日とうとう衆議院が解散。いよいよ選挙で、今回はさあ困ったと思う有権者のほうがメジャーなのではなかろうか。少なくとも私は大変に困っている(>_<)ブースカがいくら演説で力んでも、身内がどんどん離れていく現状は如何ともしがたく、沈没船から逃げるネズミもネズミだけれど、この人は何をしても独りよがりの印象を周囲に与えちゃうんだろうなあという気がして、どうも応援しにくいのである。かといって自民党が政権復帰をしても、結局のところ目先の景気回復とアメリカ頼みの外交が旧に復するだけで、今の生活さえ何とかなればいいと思ってる人にはともかく、日本の今後を真剣に考えた時には、単なる後戻りで時間を費やすばかりか、アメリカの世界戦略に巻き込まれる一方になりはしまいかという懸念があまりにも大きい。もっともこの点はブースカ民主も同断だが。
それにしても震災と原発事故という、世界的に見て今世紀始まって以来の国難に陥りながら、かけ声だけは立派でも、こんなに変わらない政治家たちの鈍感さというのも珍しいのではないか。マスコミが名づけた「第3極」なんてのは噴飯もので、それに踊らされて右往左往してる爺さんどもの情けなさったらない。民主党のバラバラさ加減にうんざりした直後に、いくら大同団結しようが、こんなに最初からバラバラなのが見えている集団に投票する人って一体どんな人なんだろう?「とんぼ」とか歌ってる人なんだろうか?
ハシモトは最初イシハラを利用するだけしてるのかと思っていたけど、結局、心中する気なんだろうか?
このふたりの共通点はコトバ遣いがあまりにもアナクロなことで、私は時代小説を書いている人間だからして、ひょっとしたら社会状況をパースペクティブに見られない人たちなのかしら?と余計にそのセンスを疑うのである。ハシモトは幼くして、イシハラは若くして父親を喪っているという点もふたりの気持ちを近づけて、擬似父子関係のようなものが出来上がっているのかもしれない。イシハラは実の子供たちが不甲斐なさ過ぎて、ハシモトの跳ねっ返りぶりを自分のDNAを受け継ぐものとして認めているんだろうか。いずれにしろこのふたりに共通する最悪の点は極めて情動的な態度や発言が多すぎることで、こういう人たちには危なくてとても国の舵取りなんかは任せられないと、私なんかは感じてしまうのだけれど、こういう乱暴者だったら現行の官僚制度を覆してくれるように思う楽天的な人たちもいるんでしょうねえ、きっと(v_v)
さて、リベラル派の第3極をまったく想定してこなかったマスコミも、また旗揚げがあまりにも出遅れ過ぎたリベラル系の党も、その理由は何だったのかを知りたいし、また民主党がこうも期待を裏切った元凶は何だったのか、官僚の巻き返しで主導権を手放さざるを得なくなった経緯などなど、この際正直に訴えてもらいたいことが山ほどあるものの、それらを聞いても、だったらこの党に入れよう!という気持ちが固まるのかどうかは全く不明であります(-。-;)




2012年11月17日

皿うどん

長崎空港でゲットしたキットで作る。キャベツと玉ネギを加えただけで出来るから忙しい時には有り難い。もっと沢山買って自宅に送ればよかったと後悔している。仕事はきちんとスケジュール通りどころか前倒し気味にやってきたにもかかわらず、年末が近づくといつも予定外のモノが入って年が越せるかどうか心配な事態に陥るのは何故なんだろう(>_<)当たり前だが、どれもこれもアタマを使わないと出来ない仕事のオンパレードなので、ヒートアップし過ぎないように注意しないと保たないかも^_^;である。
そこへ持ってきて選挙なんかやるから昨夜は京都の妹と電話で話し込むはめになったではないか(-_^:)
「政治家てホンマに自分のことしか考えてへんヤツらやちゅうことだけがようわかったわ」と妹は相変わらずあらゆることに憤慨しており「離党して自民党に潜り込もうとしてるヤツだけは許せへんで」と息巻いていたのはごもっともであろう。「自民党になったほうが景気はようなるていうたはるけど、自民党て結局世襲議員ばっかりで庶民の暮らしなんかちっともわかったはらへん人の集まりやないの。やっぱりそんなんでええのやろかと思て党首討論を見てたら、ブースカのほうがまだずっとマシな気がしたわ」と、これまた相変わらず根っからの民主党びいきらしい意見を聞かせてくれた。「そやけど投票はどうしたらいいのかわからへんねん」と言うので「あんたとこの選挙区は前原さんちゃうの?」と訊いたところ「それは決まってんねん。比例のほうをどないしょうかと思て」と言われたところで私だってまだ決めかねているどころか政党の名前すらよく知らないのである。これからこういうことにもアタマを使わなきゃいけないのかと思ったら本当にグッタリしてきた(v_v)


コメント(2)

妹様と全く同じ思いでおますわ。
民主にいると次の選挙は危ないと、いっそ今回の選挙立候補を見送り今の日本の状態を海外諸国の眼で見直し勉強しなおしてかから次の選挙に備える!という緻密な政治家居らんのかいな?
自民に鞍替えするなんてアホの骨頂ですがな。今の日本のどないもならん諸問題を作ってきたのは自民党に長~い事政権運営させてきたからやおまへんか。自民に政権が移れば景気はようなる?そんな保障がどこにおまんねん。中国も顔が変わりましたけど、あの方の中国共産党での地盤は柔らかいもんでっせ。何で国民を一党支配するか?抗日しかおまへんやろ?
叔父、岸元首相を崇拝してる安陪さんが日本の首相になったら余計に中国側は抗日に国民を持ってゆきやすいですがな。

石原はんと橋下はん、橋下もうちょっと賢いおもいましたけどな。石原と組んで何ができると思てるんやろ?
選挙は国民の権利やと思って棄権せんようにしてきましたけど、今は権利とちごうて縛りのような気分ですわ。
あ~~ホンマニ誰に投票したらええのんやろ?

投稿者 お : 2012年11月18日 14:12

「ああ、もう。誰に投票していいのやら、さーっぱり分からないワ」
と、お悩みの皆様に、是非お勧めしたいサイトがございます。

選挙前ドットコム

泥舟民主党を離党し、自民党に移る噂のある長尾敬さんですが。
無所属で立候補されるようですよ。
掃き溜めに鶴と申しましょうか。
民主党にはそぐわない良識ある保守議員ですって。
マスコミが一切報じない、日本人の人権を蹂躙する悪法
『人権救済法案』『人権委員会』に、立派に反対されました。

マスコミは、世論操作によって情報弱者をコントロールしようとしていますが、
目覚めた日本国民はもう惑わされません。

石原さんは子泣き爺でしたね。
維新という名の第二民主党をつくろうとした、やんちゃな橋下君に抱き付いて、
見る見る間に重くなり、動きを封じてしまいました。
真正保守の平沼さんが混じることによって、訳の分からぬ集まりになり、
投票する価値のない党につくりかえました。
日本のオジイチャンたちは大したものですよ。

投稿者 明日 : 2012年11月19日 06:25



2012年11月18日

継承の会

今日は夕方五時半から青山の銕仙会能楽堂で「継承の会」を観た。武智鉄二夫人であった川口秀子師の孫千枝さんが二代目川口秀子を襲名。最初は同級生市川染五郎との共演により「秋風の曲」で楊貴妃を舞う予定だったが、染五郎のアクシデントで急きょ演目を差し替えねばならず、地唄舞いとして非常にポピュラーな難曲「雪」を独りで舞うことになったのは大変だっただろうけれど、舞踊家として立つには結果としてこのほうが良かったのではないか。この前に観た時はいかにもたどたどしい舞いぶりだったので、大丈夫だろうかと心配したが、この間の精進の甲斐あって、今回は思いのほか堂々とした舞いぶりで、躰の使い方もかなり落ち着いてきた。年齢のわりにまだ稚い芸とはいえ、押しだしが立派で花もあるから、精進を重ねれば斯界のスターにもなれそうである。ただ、まだまだこれからみっちりと稽古を積んで舞台を数多く重ねることが必要なのはいうまでもない。中村京蔵がお付き合いで同じく地唄舞の「珠取り」を素で舞ったが、橋がかりの出で袴付きでも女の姿に見えることにまず感心した。歌舞伎役者で地唄舞の得意な人がめったにいないのは、表情を含めて抑制をきかせた中で表現力を発揮するのが難しいためなのだけれど、芸の濃すぎる気味さえあったこの人が、意外にも地唄舞に向いているかもしれないと思わしめたのはお手柄であろう。開演の途中では故人のVTRも流されて、これには思わず目が惹きつけられ、改めて故人の芸が偲ばれた。それについてはいずれ「師父の遺言」で詳しく触れることになりそうです。


コメント(1)

川口の会私は行かれませんでしたが暖かい目で見て下さり有り難うございます。
お付き合い下さった京蔵さんは大変に稽古に精進なさったと聞いております。拝見できなくて残念でした。
私が言うのも変ですがお忙しいのに有り難うございました。
所で今度の選挙私も妹君と同じく誰にしたらよいのやら、もう嫌だ!と言いたいですね。今頃になって池上彰の本読んでます。やれやれ。

投稿者 ねこ : 2012年11月21日 16:56



2012年11月19日

カレーライス

今日の夕方はNHKの方が打ち合わせにいらっしゃる予定だったので、長引いた時のことを考えて新宿中村屋のレトルトカレーを昨日うちにゲットしておいたのだが、意外に話が早く片づいて、これなら料理するかな〜と思いつつも、その後も明日〆切りの原稿を書き続けて結局レトルトのお世話になった。NHKの打ち合わせは「にっぽんの芸能百花繚乱」正月4日放送分に関するもので、お正月らしく三番叟についてのお話である。この番組は前半の「花鳥風月堂」と後半の「百花繚乱」とに分かれていて、以前の「芸能花舞台」と比べたら画期的にカジュアルな作りになっているのだけれど、時にムリクリ感もあって従来の古典芸能ファンからはよく批判を耳にするので、今回の担当者の方には「カジュアルにして視聴者が増えたかどうかは知りませんけど、従来の視聴者は却って取り逃す結果になってるかもしれませんよ〜」てな具合に敢えて苦言も申しあげたのだった。
食事後は旧友モリから電話があって、明日から娘と一緒に京都へ行くので紅葉の名所を教えてほしいとのこと。「京都は幼稚園の時に親と行って以来なのよ〜」という彼女は当時修学旅行がなかった!極めて珍しい東京のミッションスクールに通っていたそうだ。幼稚園の時は時代祭を見ていて、行列の馬が糞をボロボロしたのが京都の唯一の記憶なのだとか(!_+) いかにも子供の目線の低さを窺わせるエピソードである。というわけで超有名所も全く知らないようだから、その昔、紅葉のシーズンに見た金閣寺が素晴らしかったことや、嵐山はゼッタイに外せない話とか、東山方面なら真如堂がタダで見られるからイイとかいう、今どきの女性誌では陳腐すぎて取りあげないような場所をお教えしたのであった。それにしても東京に生まれて50をとっくに過ぎ、「パリには何度も行ってるのにね〜」といいながら、京都には子供の頃に一度しか行ったことがないというのは超レアなケースではなかろうか。おまけに私の友だちなのに……と思うとますます不思議な気持ちになりますヾ(℃゜)々




2012年11月20日

牛肉と白菜の甘辛炒め

QPのレシピ本を参考に作った超カンタン料理。酒、砂糖、醤油で下味した牛肉を先に炒めていったん取りだしておき、白菜の軸、舞茸、葉先の順に炒め合わせて肉を戻し、酒砂糖醤油をさらに鍋肌からまわしかけて調味。QPは最後にバターを落としてコクを出すようにしているが、私はカロリーを気にしてカット。
昨夜は電話でモリも「いや〜選挙困っちゃうわね〜どこに投票したらいいのか全然わからないもんね〜学生時代にもっと経済の勉強をしときゃ良かった〜」と言ってたけど、経済は勉強したから間違いの無い判断ができるというものでもなさそうである。それは世界の名だたる経済学者の打ち出した政策が、次の時代になると明らかな失政だったと結論づけられる例の多さを見てもわかるのだった。結局のところ経済は生き物で、いったん動きだしたら一個人のアタマで考えられる範囲に巧く留まってくれないのが恐ろしいところであるのは、バブルでしっかりと心に刻まれたはずだ。にもかかわらず目先の景気を回復させるのになりふり構わぬアベボンの発言を、今のところマーケットが好感しているのは、人間が懲りない動物だということをよく表している。いずれにしろ自民党は相変わらず目先の景気をよくするために公共投資のバラマキをすることくらいしか政策が浮かばないらしい。それによっていつの間にか財政が大きく傾いてしまった「美しい国」を沈没させない保証はどこにもないのであった。片やブースカがここに来て異常なほどTPPに前のめりになって見えるのは、選挙戦であのチャウチャウ犬みたいな経団連会長の後押しを狙ってるのだろうか。
今やあらゆる経済活動は世界に開かれることを前提とする勢いを止めようはないはずで、その際には個別的にも国家的にも人間の交渉力というものを支えにするしかないのだけれど、その点での頼りなさが如何ともしがたい日本では、TPP参加に後ろ向きにならざるを得ない人も多いのだろうか。ともあれこの問題については業種や何かによっても立場はずいぶん異なり、農業関係と労働現場では影響が目に見えるかたちになるから真剣に考えざるを得ないのだろうし、わが妹も介護の現場で働くことになりそうな息子の将来を案じてとても気にしている。私の仕事の場合は具体的にどんな影響が出るのか、今のところ出版社の方がまだ誰も教えてくれないので、真剣に考えるきっかけをつかめないのである。


コメント(4)

オランダ人ジャーナリスト カレル・ヴァン・ウォルフレンの「日本を追い込む5つの罠」をお読みになって下さい。TPP や世界情勢の事が、よく分かりますよ。

投稿者 TT : 2012年11月21日 10:18

お札をたくさん刷るだの、国債を日銀に全部買わせるだの、幼稚園のお買い物ごっことどこが違うのだろうか?こんな男に期待している人間がいるとは、あきれるというか情けないというか私はどこに投票したらよいかわかりません。あのチャウチャウ爺さんのことをうちでは「子泣き爺」と呼んでいます。

投稿者 hanako : 2012年11月21日 17:36

松井今朝子様 お久しぶりHPを開かせていただきました。私は3・11の後、とにかく多忙のひと言で、放射線測定に関する一般の方々への情報提供のサービス、研究会、六ヶ所村地域女性たちの文集の『英語版選集』の編集など、今、漸くその目途がついてきましてホッとしているところです。
 政治家は政策が第一であることは勿論ですが、人間として立派、というか、人として信頼出来そう、ということも大切だと思います。
野田首相は、安倍、福田、麻生、鳩山、菅と頻繁に交替した歴代首相の中では私は、印象として一番、人として信頼できるような気がしております。
 日本は、高齢の科学者のノーベル賞受賞が続きましたが、これは過去の遺産を食い潰しているようなもの、という一面がありましたが、島津の田中氏や今年の中山教授のような若い世代の受賞もあることで、科学者、科学者予備軍は健全で、政治家ほどには劣化してはいない、と少しは安心できたような気がします。
 政治家やその予備軍が劣化しているのではなくて、選ぶほうが劣化が反映しているわけですから難しいですね。でも、民主主義以外の体制がそう簡単に構築できるわでもありませんし・・・

投稿者 荒谷美智 : 2012年11月21日 18:05

TT様
『日本を追い込む5つの罠』
どうやら、今の私に必要な一冊のようです。
早速明日、書店に走ります。
TT様の書き込みは(陳腐な喩えで情けないのですが)砂漠のオアシスでした。
ありがとうございました。

投稿者 明日 : 2012年11月21日 20:32



2012年11月21日

アンチョビパスタ、ハム

アンチョビパスタは時間が無い時によくやる超カンタン料理。ニンニクの薄切りと鷹の爪とアンチョビを炒め合わせて溶かし、パスタと時間差で茹でたキャベツ、カリフラワー、スナップエンドウに和えるだけ。今日の夕方は集英社の伊礼さんと打ち合わせをしたのでコレにした。
小説すばるで丸一年連載した「壺中の回廊」を来春四月いよいよ単行本として刊行するのだが、伊礼さんには「最終回は胸がいっぱいになりました」と言ってもらえたのでホッとしている。少なくとも作家本人と担当編集者くらいはその作品を気に入ってないと、出版する意味なんてないと思うからである。「ラストは本当に今の時代にかぶさって、何ともいえない気持ちになりました」と仰言るのは当然で、もちろんそのつもりで書いているし、元々そのつもりだったから昭和五年という時代を背景にしたのだけれど、それにしても連載開始時はまだここまで世の中がきな臭い雰囲気になるとは思わなかったので、現代における時代の流れの速さを改めて感じたものだ。
「本当に戦前みたいな過ちを繰り返さずに済むにはどうしたらいいんでしょう?」との問いに対して「今は女性にちゃんと参政権もあるんだから大丈夫なんじゃないかと思うんだけどねえ。動物を見てたら♂同士はやっぱり子ダネを残そうとして争いたがるもんねえ。動物は人間ほどバカじゃないから♀を争いには巻き込まないけどねえ。でも今の日本の若い女性って昔より政治に関心が薄い感じがするのはどうしてなんだろう?」と逆質をした私である。昭和五年は意外と女性の政治参加意欲が高まっていた年で、婦人参政権運動が活発化する一方、女工さんたちだけによる大規模な工場ストライキも起きているし、単身女性用の有名な「大塚アパート」が誕生した年でもあって、戦前でも女性はきちんと社会活動をしていたわけだが、それでも参政権がなかったという点は致命的だったように思われるのである。勿論そうした婦人参政権の有り難みを現代の女性に感じろというのは無理な話だとはいえ、世界的に見て日本の若い女性は今どんな感じなんだろう?というのがちょっと気になっているのである。若いといっても二十代と三十代と四十代(って若いにカウントしていいのかどうか?)では知ってる限りでもゼンゼン気風が違うのでひとくくりにはできないのだけれど、三十代の伊礼さんも自分たち世代が政治や社会状況に関心が薄いのをご自覚なさっていて、「う〜ん、なぜなんでしょうねえ。やっぱり恋愛とかに気が行っちゃってるせいなんでしょうかねえ」と仰言るから、オイオイ昔のおんなだって恋愛はしてましたゼ〜(^_^;)と思いながら、「これは男女に関わらずだと思うけど、自分以外のことに関心が薄いんだろうねえ、きっと。まあ一口でいえば世の中が世知辛くなってて、学生なんかも自分が就職できるかどうかで気持ちがイッパイイッパイになっちゃうんだろうし、世界的に人口が増えて人類全体が過当競争時代に突入してるからなんだろうとは思うんだけど」と私。「これから先、私たち一体どうなるんでしょう」と、めっぽう不安がる伊礼さんに「さあ、私は先に死んじゃうから別にどうなったっていいけど、未来を選ぶのは若い人だからね」と釘を挿すのは忘れませんでした。




2012年11月22日

生ハムの盛り合わせ、ポルチーニのリゾットほか

今日は世田谷文学館で恒例となった「花の会」の講演。「猿之助襲名について」と題してざっとそれについて触れてから、先代の市川猿翁(二代猿之助)にちなんだ話をさせてもらった。というのも、来春敢行予定の「壺中の回廊」には部分的に彼をモデルにした人物が登場するからで、それに関連して昭和五年に起きた歌舞伎界の労働争議について書かれた当時の新聞記事を紹介したのだった。演劇評論家や歌舞伎研究家の方はこうした記事の掘り出しにあまり関心を持たれないのだろうし、松竹社史にも多くを裂かれていないけれど、当時としては劇界を揺るがす大問題であり、二代猿之助はその中心人物だったのである。次いで昭和五年当時のさまざまな社会状況について、色んな点が今日と非常によく似ているとはいえ、決定的に違う点を一つご紹介した。それは当時の平均寿命で、日本のみならずイギリス、フランス、ドイツ、ノルウエー、スエーデン、オランダ、オーストリア、インドといった八カ国のそれが国民新聞の記事になっている。で、皆さん何歳ぐらいだとお思いでしょうか?当時の日本の平均寿命は男性がなんと42歳女性は43歳(@_@;)
で「人間わずか五十年」にも達していなかったのである!!!最も長寿の国はノルウエーの男54歳女57歳で
短命はインドの男22歳女23歳。もちろん幼児死亡率の高さがこうした結果になっているとはいえ、この八十年間で人類はまるで別種の動物になったかのような観があるのだった。こういう点からも、個人の生き方や社会のありようは今や根本的に問い直す必要があるのかもしれません。
講演後は久々に三軒茶屋に足を運んで元米朝事務所の大島さんを呼び出してイル・ピッツァイオーロで食事。歌舞伎はどうなる問題や困った選挙問題について語り合い、それにしてもこの歳になると世の中どんな業界でもすぐ誰かの知り合いにぶつかっちゃうから、何かと注意しなきゃね〜てな話をして、渋谷から湘南新宿ラインのグリーン車に乗ったら、大宮駅に着く直前に「今朝子さん、今朝子さん」と声がかかるので驚いて振り向くと、なんとそこには乗馬クラブで知り合ったバリキャリOさんの姿が(!_+)!またしても世間はホントに狭いシリーズでした(^◇^;)


コメント(1)

昨日はたっぷりお話が聴けた上、思いがけなくお茶までご一緒させて頂き、望外の喜びでした。ずっとドキマギしていて、後から(これを訊ねればよかった、これもお話すれば良かった)と次々に思い浮かび、悔いが残りましたが、とても幸せな午後でした。又の機会を心待ちにしております。

投稿者 ウサコの母 : 2012年11月23日 13:29



2012年11月23日

鶏肉とこんにゃくの味噌煮

QPのレシピ本で見た料理。鶏もも肉に塩をして胡麻油で炒め、ゴボウとこんにゃくを炒め合わせてだし汁を加え、味噌酒砂糖醤油を混ぜ合わせて鷹の爪を入れたタレで味付けし、じっくりと煮込む。こんにゃくは下ゆでして賽の目切りにし、ゴボウは斜め切りしておくこと。簡単にできてご飯よく合うおかずだ。
今日は勤労感謝の日なんてゼンゼン関係なく朝からずっと勤労していて、夜はようやくフィギュアスケートNHK杯女子ショートを見ながら食事。ショートでは精彩を欠くことの多い浅田真央が珍しく魅せた演技で、表現力が確実にアップしているのは頼もしい限りだ。日本のフィギュア陣は男女共に期待が持てて嬉しい\(^O^)/男女共に絶望的な気持ちにさせる政治家とはえらい違いである(-_-#)
ところで今日は政治ネタでなく、ちょっと複雑な気持ちにさせられたのは、こないだロンサム・ジョージが死んでついに絶滅したと思われたピンタゾウガメのDNAを持つゾウガメが近所の島でなんといっきに17頭も見つかったというニュースである。結局ジョージは最後の1頭じゃなかったのに、ロンサムだと思われたまんま死んじゃって、死んだ後から17頭もぞろぞろ出てくるって何なんだよ〜(-_-;) と言いたくなるようなニュースでした。





2012年11月24日

ミラノ風カツレツ

QPで見た料理。豚ロース肉を倍ぐらいに広がるまで薄くして塩胡椒し、パン粉にパルメザンチーズを入れた衣をつけて多めのオリーブ油で揚げ炒めするだけ。ふつうのトンカツより簡単にできてオイシイ。付け野菜はオリジナルでエリンギのソテーとルッコラにした。
昨日は元ミセス副編の福光さんと電話して、やっぱり今度の選挙は困ったもんだねえという話になった。ふつうリベラル系の人ってみんなそうなんじゃなかろうか。「とにかく維新だけは絶対イヤよ」という雰囲気になったのはやっぱり太陽とくっついちゃったからだろうし、ハシモトも国賊的暴走老人を利用するつもりでむしろマイナスイメージを背負っちゃったんじゃないのかしら?的マスコミの質問には、例のいかにも弁護士あがりらしい詭弁を駆使してかわしたかのように見えているものの、冷静に聞いてたら、こんなに言うことがコロコロ変わる人間の人格を信じるほうがどうかしているし、彼の支持者はあんな荒っぽい詭弁ですんなり騙されるような頭脳レベルだと、彼自身が見切っているとしか思えないのであった。みんなの党さんも彼らとはちょっと距離を置いたほうが得策なのではなかろうか。ハッキリいってイシハラ総理なんかが誕生したら、日本はもう先進国からつまはじきされるのが目に見えていることをしっかりと自覚すべきである。でもって「ブースカは好きになれないけど自民党はもっとどうよ!」というのも一致して、とにかくアベボンは諸刃の剣的にリスキーな経済対策を打ち出していることに加えて、正直に憲法改正と米軍との集団自衛権に対して踏み込んだ発言をしており、そこまで言われたら、根っからの自民党びいきでないとフツー投票できないだろう。それとも日本人の民度は相変わらず低いから、今回は民主党にお灸を据えるためだけに自民党に投票する人なんかが出ちゃうんだろうか。
かといって今さらオザワ君に群がってる連中や、非常に出遅れたリベラル系を標榜しているミニ政党に入れても死に票になっちゃうだろうし、彼らの主張もイマイチはっきりとやりたいことが見えない上に具体的な実現性が示されていないし、てなわけで、一体どこに投票したらいいんだろう???と二人して煮詰まっちゃって「やっぱりこの際いっそブレない共産党しかないのかしら」と福光さん。「ええっ!!!KO出のあなたが共産党を支持するわけ(O_O)」と私。「共産主義の社会には絶対になってほしくはないけど、批判票として投じるなら共産党しかないような気もするし、でも意外と票が伸びないんだよね」「それは中国共産党のイメージが悪いからだと思うんだけど、今さら党名を変えられないんでしょうねえ」「そうだ、物凄くやりたいことがハッキリしてわかりやすい政党があった。新党大地よ!私が北海道の住人なら新党大地に入れちゃうかもね。だって僕らは北海道をよくすることしか考えませんの一点張りだもん」「なるほど、私も前に行った旭川のお寿司屋さんで、鈴木宗男が日ソ漁業権の交渉でどれだけ活躍してお寿司屋さんの役に立っていたか聞かされたもんねえ。確かに北海道にとって新党大地が本当に役立つのなら、私は鶴居どさんこ牧場や釧路の炉端焼き屋さんのために、新党大地に一票投じてもいいかも」と、ふたりしてそういう気持ちになるほど混迷が深い選挙なのでしたf(^ー^;




2012年11月25日

突発的軽井沢行

このところ仕事が押せ押せでかなり煮詰まった気分で過ごしており、今日は仕事を休むつもりだったのだが、朝起きたらとてもイイお天気だったので、急に思い立って、そうだ、軽井沢行こう!と相成った。大宮から軽井沢まではノンストップのあさま号だと37分で行けて、湘南新宿ラインで渋谷に行くのとかかる時間が全くいっしょなのである。ああ、大宮ってな〜んてベンリな町なんだろう\(^O^)/
かくして10時にわが家を出たら、11時45分には北軽にある乗馬クラブ「浅間クレール」で石田興平先生のマンツーマンレッスンを受けることができたのである。いつもは奥様の真理先生のご指導を仰いでいて、今日はあいにくお留守で会えなかったのは残念だったけれど、代わってご指導いただいた興平先生は以前オリンピックの強化コーチなどもなさっていた超プロフェッショナルな乗馬指導者でありながら、私のような単なるヘタの横好きにもキチンとしたことを丁寧に且つやさしく教えてくださるので、わざわざ新幹線に乗って行った甲斐は十分にあるのだった。で、私の問題はどうやら脚を使うことよりも騎座を安定させるために骨盤の向きに注意したほうがいいとアドバイスされて、あぶみを外してしばらく乗りながら馬の揺れに逆らわずに腰を動かしていたら、脚の扶助まったく無しに馬が速歩になったりするので、へ〜と感心してしまった。で、以前に乗ってほとんど動かせなかった超重い馬に駈足までさせられたのは、我ながらかなりの進歩だと大いに自己満足しておりました(^^ゞ 北海道のどさんこ外乗でごいっしょしたバリキャリのOさんの友人Nさんも以前この石田先生の指導を受けてらしたことがお互いにわかったため、レッスン終了後はNさんの話にもなり、いや〜世間は狭いとはいえ、中でも乗馬はやってる人の少なさを考えると、みんながどこかで誰かとつながっているに違いないと思われるのだった。
軽井沢から北軽に向かうバスの車窓から見る冬景色は私がここに来る楽しみの一つでもあって、山中に葉を落とした冬木立が遠近に延々と広がるさまは、まるで白骨を散らばらせたように凄まじくも美しく見えて、まさに無常観の絵解きのごとく胸に沁み入る風景なのだ。それに加えて真昼どきは澄み切った青空をバックに冠雪した浅間山が素晴らしく映えていたにもかかわらず、それを撮り損ねたのは返す返すも残念である。
ところで軽井沢に来たらご挨拶をしないわけにはいかないのが星野ご夫妻だが、今日は京都から夫人のご母堂でもあるお茶の阪本先生のお母様がお越しになっていて、万平ホテルでごいっしょに中華料理をご馳走になったm(__)mご夫妻には本当にいつも厚かましくご馳走になってしまう私であるf(^ー^; ご馳走になるのも有り難いのだけれど、かつてTV全盛期の名ディレクターだった星野氏の時勢に関するお話を伺うのが毎回楽しみでもあって、今回はやっぱり選挙ホントに困りましたね〜という話にもなったのでした(v_v)


コメント(2)

石田さんの声、小淵沢の競技場で偶然お会いして以来、10数年ぶりに懐かしく聴きました。
今行っている倶楽部には当時の友人もいて、来年あたり一緒に行けたらいいねと話しています。

投稿者 N : 2012年11月25日 23:34

選挙の話はしたくないような、しかしまさに今回の選挙の行方は大げさにいえば国の存亡にも関わりそうなので考えないわけにはゆかず。
消去方で行けば、安倍さんの頭の中は全く信用できないし今の混迷の原因を作ったのはそもそも自民党。
橋下さんも石原さんと組んだ事であの人の人間像が見えてきて、全く信用できない。ただのファザーコンプレックスの子供。思いつきで何を言い、やらかすかわかりまへん。
他の烏合の衆のような政党はひっつく所によりコロコロ政策が変わり、第一どれだけの政党があって何をしたいのか、覚えられまへん。
色々考えていたら、一番ましなことを言ってるのが野田首相のような気がする私が変?
去年の東北の大災害、あれを国民が納得行けるような施策を今までの既成政党の何処ならできましたやろか?何処の党、誰が首相でも結果は同じだったような気がします。

投稿者 お : 2012年11月26日 12:15



2012年11月26日

豚肉と水菜の柚胡椒煮

QPはこういう超簡単なレシピがあるから忙しい時には有り難いのだった。少量の出汁に味醂とゆず胡椒を溶かし込んで、豚肉、しめじ、水菜を加え、醤油少々で調味するだけ!
今日は相当な筋肉痛があるものの、アタマはしゃっきりして執筆も朝から順調に進んだのは何よりである。
ところで元ミセス副編の福光さんからメールがあり、今度の選挙で滋賀県の嘉田知事が新党の旗揚げをしそうなので、それならこっちも投票できる党がやっと決まるからホッとしているとのこと。確かに嘉田知事は脱新幹線や脱ダムでも孤塁を守りながら非常に粘り強い動きをしていることがしばしば報道され、一見物静かな穏やかそうな女性に見えながら、どうしてどうして大変芯の強いアクティブな方なのだろうと拝察していた。ホンキで脱原発を考える勢力の結集には打ってつけの人材なのかもしれない。オザワ君に担がれた格好なのがどうよ!と思う向きもあるだろうけれど、この人のしぶとさだとオザワ君に担がれっぱなしという風にはならないだろうし、余談ながら、オザワ君もかつての剛腕ぶりが信じられないくらい顔からアクがすっかり消えて見えるのは何とも不思議な感じである。
とにかく今度の選挙は不況が重なるせいで、いつの間にか経済対策が最重要課題に躍り出てきた観があって、相変わらずマーケットの反応を気にしてらっしゃる方も多々あるだろうし、私だって昔に買って売り損ねてしまった株が少しでも値を戻してくれたら有り難いと思わないわけではないのだけれど、我々人間は一体いつまでそういったお金もうけのことばっかり考えて生きていくつもりなんだろうか?富の偏在による社会不安の増大や、地球環境自体の破壊を今後どうするべきなんだろう?てな具合に、もうそろそろ人類にとって根本的な問題から目をそらさずに現実を考え直してみるべき時期が世界的に訪れているという風には、私も全くのバカじゃないから思えるのだった。そうした問い直しは、世界中さまざまなきっかけで起きており、日本でのきっかけはやはり震災に付随した原発事故だったにもかかわらず、今や自民はもちろん民主も維新もそのことはまるで無かったかのように勝手な論争をしているのがちょっとビックリなのである(O_O)脱原発のシミュレーションはともかくとして、福島原発事故処理の方法すら結局は役人任せで長期的な判断を示そうとすらしない政治家たちに、やれ消費税増税やTPP加盟の意義だの、やれ尖閣防衛だの、ましてや憲法改正や教育再生だなんて勝手なことを偉そうにほざかせて堪るか!!!とメチャメチャ怒ってるのは私だけなんでしょうか(-。-;)


コメント(1)

私も大変憤慨しています。イシハラもハシモトも全てが変ではないけれども妙に引っかかるし今一番きっちり言明して欲しいことは原発ゼロなのですが、公約と反対のことを野田政権がしたら、それはそれで流されているし全く困りきっています。
 オザワくんは確信は持てませんが一部の特権階級にたんこぶのように鬱陶しい存在であったのだろうと推察しています。まあ、旦那としては最低な人間だと思いますが、政治家としては全てを非難してはいけない存在だったのでしょうか?
 でもここまで追い込まれたうえであくの無い顔になっているなら、しっかり原発ゼロになるよう考えて動いて欲しいです。
 今のままでは、原発ゼロを主張する人たちの声がどこにも届きません。なにはさておき原発ゼロを民意は求めているのに、マスコミも政治も官僚もそれから目をそらせるのに躍起になっている印象を今のところ受けています。だからなかなか支持する政党も政治家もいなくて考えがまとまりません。
 蛇足ですが泥鰌も悪くないのでは?と思いますが、いかんせんもっと腹黒くなければ政治家としては三流ではないかとの疑いを捨て切れません。

投稿者 nao : 2012年11月27日 01:06



2012年11月27日

白子と里芋のフリット、白子とネギのグラタン、しらすとトマトのペペロンチーノ、羊肉と玉ネギのフライ

今日は午後から自宅でNHK「芸能百花繚乱」の収録があって、お正月最初の放送なのでカジュアル過ぎない格好にはしたものの、書斎での収録なので着物にするほどでもなかったし、2時にセティング開始で3時に撤収という早撮りだったのは有り難く、そのあとまたしばらく執筆と校正に時を費やし、5時から「クロワッサン」誌のインタビューをお受けする。これは来年2月からサントリー美術館で開催される「歌舞伎 江戸の芝居小屋」展にちなんだものだったが、編集者の瀬谷さんは以前「鳩よ!」の所属で拙著の「非道、行ずべからず」をお読み戴いていることもあって、何かと歌舞伎話に花が咲いた。
6時からは現代人形劇センター理事長の塚田さんがお越しになって、大宮駅前のイタ飯Buon Viaggioで食事しながら先々週に催された「東二口文弥人形」公演についての話をいろいろと伺った。これはご招待を戴いて見たいとは思いつつ、佐世保の講演を翌日に控えてパスさせてもらったのだけれど、話を聞いて、やっぱり見ればよかった(>_<)ゞと後悔しきりで、塚田さんも再演の機会を持ちたいと仰言っているから、次回は是非とも拝見したいものである。食事後ふたたびわが家にお越し戴いて古典芸能が抱えるさまざまな問題を憂いながら語り合うも、目下それ以上に憂慮されるのは「政治ホントにどうなるんでしょう?何だかヤバイ感じですよねえ」ということのようだった。「確かに都知事がずっとあの人だったんだから、日本人の民度は侮れないよね〜」と私。「小選挙区制が向いてないとかいう問題じゃなくて、議会制民主主義そのものがちゃんと理解されてないんじゃないかと思って」と塚田さん。「まず本当の意味で議論の出来る人が少ないというのが問題なんじゃないのかなあ。私がこれまで見てきたどんな業界の人でも、なるべく周囲と摩擦がないよう気配りすることで全精力を使い果たしちゃってる感じがするんだよね。それじゃあホンキの議論なんかできるわけがないんだけど、いくら世代が変わっても、そこんとこのメンタリティーは昔から少しも変わってないみたいなのがスゴク不思議なんだよね〜」と話ながら、ホントに日本人てこれからの地球でちゃんと生きていけるんだろうか???とますます心配になってきた私であります(@_@;)




2012年11月28日

焼き魚定食

整体治療に行く前に大宮ルミネ内の「寅福」で食事。
仕事が超押せ押せになり、今はとにかく体調を崩したら年が越せない状態で、何事も寺門先生頼みである。そんな中でも股関節を柔らかくする方法についてお尋ねしたのは、何を隠そう乗馬のためだったりするのだから私も相当なエピキュリアンであろう。ともあれ私の馬好きをご存じで、ご自身は競馬好きであるアシスタントの青年が「こないだのジャパンカップ凄かったですよねえ。ジェンティルドンナがオルフェーヴルを負かしちゃったんですもんねえ」と仰言るのを聞いて「確かにドンナも女子三冠馬だけど、オルフェは近年で一番強いと思われてた男子だもんねえ」と応じながら、人間の政界にも果たしてドンナみたいな♀が現れてくれるだろうか?てなことをつい考えてしまった私であるf(^ー^;
嘉田知事はオザワ君に担がれた形になることを百も承知で党首を引き受けられたのだろうし、くっついたことによるメリットもデメリットもあるという発言を公になさっているし、滋賀県知事としての公約に対して異常なまでに頑固な姿勢を貫いてきた方でもあるので、これまでオザワ君がさんざん担いできた♂ほど扱いが簡単ではないものと想像される。少なくとも鳩ぽっぽ兄のようなわけにはいくまい。とはいえ磁石にクズ鉄ばっかりが付着するようなこの政界の構造はなんとかならんもんかね(-_-;) とは誰しも思うのではなかろうか。ハシモトもとんだ古金に吸い付かれちゃったのはなんとも気の毒だが、考えてみれば昔からどんな政党も、使えるヤツが何人かと、その何倍かの使えないヤツで構成されているような感じがしていて、なぜ内部淘汰ができないのか不思議でならないのだけれど、そういう点ではヤクザと一緒で妙に情に厚くて使えないヤツでも何十年かやってたら大臣ぐらいにはしてやらないといけないような気になるし、使えるヤツの子供や孫だったら多少ボンクラでも何とかなるまで温かい目で見守ってやろうとするような人たちの集まりなんだろう。かくして全体が今やゴミのかたまり状態になっちゃったわけであります(×_×)


コメント(1)

育児に追われパソコンの前に座ることもままならない日々を送っていましたが、選挙の報道を目にするたび、松井さんならどんな風に斬っておられるだろうといつも思っていました。ゴミのかたまり状態には全く同感で、スカッとしました。
今のような世界同時不況が何年も続く中では日本のどの政党が政権を取っても状況に大きな変化は期待できないので、景気回復よりは脱原発を掲げる政党の方が投票し甲斐があります。ただ、選挙に勝ったとしても、本当に公約が実現されるのかイマイチ信用できないのもゴミのかたまりが故かと情けなく思います。
嘉田知事には頑張って欲しいですし、投票には子供を連れて行きますけどね。

投稿者 ゆづはる : 2012年12月01日 18:15



2012年11月29日

キノコとツナのスパゲッティ

前にQPで見た料理。まず椎茸と舞茸をフライパンでよく焼きつけて水分を飛ばし香りをださせていったんとりだしておく。ニンニクのみじん切りと鷹の爪を炒め、そこにケッパーとトマトの水煮缶を加えてじっくり煮込み、ツナ缶を入れて、キノコを戻し塩胡椒で調味するだけ。
いよいよ選挙モードで連日各党のいろんな候補者がTVの画面を賑わしているけれど、今日から都知事選も始まって常連のドクター中松やマック赤坂が画面に映っても、別にそうおかしい人に感じない!!くらい、ほかの候補者もなんだかおかしな感じの人の多いような気がする今日この頃である(・_・) その昔は赤尾ナニガシとか秋山ナニガシとか明らかに泡沫な感じの人が必ず立候補して、この人たちは何が目的で毎回供託金を払うんだろう?と訝しんでいたものだけれど、今回の選挙ではTVニュースで激戦区の立候補者を紹介するコーナーを見ていても、みんな泡沫候補に見えちゃうのがスゴイ(@_@;)!しアベボンと赤尾ナニガシの言ってることの違いがわからないのもスゴイ(!_+)のでした。




2012年11月30日

刺身、八寸、蕪蒸し、白子の焼きポン酢、雑炊ほか

大宮駅西口の「新むら」で「オール読物」の武田氏、文春文庫の山口さんと会食。
今日は「オール読物」来年の新春号から連載を開始する時代小説について、全体的な構想や主人公らのキャラクターを紹介し、連載タイトルの候補をいくつか提示してご相談したり、入稿の〆切りをどこまで延ばせるかなど、最終的な打ち合わせをいろいろとしていた。そもそもは江戸時代の設定で、おばあさんを主人公にしたミステリー(!_+)というムチャクチャなご注文だったのを ,「要は江戸のミス・マープルね」と安請け合いした私も私だが、大奥に三十年以上勤めた女中は尼になることを条件に隠居が許されるという話と、寛政の改革で松平定信と衝突して早くに大奥を辞めたお年寄りがいたというエピソードを三田村鳶魚の資料から拾って何とか主人公のキャラを創りあげた。舞台は江戸の町でもよく使われる日本橋界隈や浅草、本所深川は敢えて避けて麹町とすることに。麹町は甲州街道に沿った宿場町的な雰囲気があった一方で大奥や尾張藩紀伊藩の御用達や、番町の旗本屋敷に出入りする商家が密集し、日本橋辺に負けない規模の大店があったにもかかわらず、時代小説でしょっちゅう取りあげられて手垢がついている感じはまだなさそうな土地なので舞台に選んだということもあるのだけれど、お茶の稽古でしょっちゅう通っているし、以前ぴあによく行ってた関係で土地勘があるのも使いやすい理由である。もっとも「オール読物」を発行している文藝春秋社も麹町にあるので、「いや〜タイトルに麹町を付けたいですよね。社長も聞いたら付けてほしいっていうかもしれませんよね」と山口さん。「ええっ!そしたら私はまるでお宅の御用作家みたいじゃない」と私。「大丈夫ですよ。松井さんはゼッタイそうじゃないってみんな知ってますから」と言われたのは一体どういう意味なんだろう?と後から妙に考え込んでしまった私であります(^_^;)


コメント(1)

すごく楽しみです!
年が明けたら読めるのを励みに、頑張って年末のあれこれを乗り越えます。

投稿者 ぷみ : 2012年12月01日 08:56