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2011年08月01日

オクラとトマトのさっと煮

QPで見た料理。味醂と醤油で濃いめに味付けためんつゆ状の出汁にニンニクスライスを入れ、豚肉を入れ、斜め二つ切りにしたオクラを入れ、クシ切りにしたトマトを入れて数分さっと煮るだけ。変わった料理だが簡単にできて意外にオイシイ。このままさまして冷やし鉢にするのもいいかも。
連日のローカルネタになるが、今日と明日は大宮のお祭りで、なにせわが家は氷川参道に近い門前町にあるので朝から祭り囃子があちこちから聞こえてきた。それもそのはず何基もの御輿と山車が、ちょうどわがマンションの建つ一角をグルグル回っているのである。もっとも、騒がしくて仕事の邪魔になるというほどでもなく、風情があっていい感じで、お昼ご飯のあと少し外に出たらちょうど参道を通る山車に出会った。
山車ごとにお囃子のリズムやメロディーは多少ちがっているが、太鼓と笛ばかりでなく鉦入りで、割合アップテンポだから東京のお祭りのお囃子よりも大阪方面のダンジリ囃子に似ている。
祭り囃子が気になりだしたのは1994 年に開催された京都1200年祭で、北は盛岡から南は博多まで全国の祇園祭の山車が四条通りに集結し、祇園囃子の聴き比べが出来たからで、同じ祇園囃子でも東北から関東にかけては笛と太鼓のみだし、西日本は鉦入りが多くなって、あきらかに感じが違うのだった。なので
氷川神社の山車に鉦入りが多いのはちと気になるのだけれど、日本中の山車のお囃子をちゃんと聴き比べたわけでもないので確かなことは何もいえない。大学時代は退官直前の本田安次先生の民俗芸能に関する講義がやたらにあったにもかかわらず、授業中ほとんど居眠りしていて、何を聞いたか全く憶えていないのが、今から思うと本当に勿体なかったなあという気がする。
それにしても今日の大宮は夏祭りとは思えない涼しさで、氷川神社の境内では晩夏を思わせるヒグラシの声のみ聞こえた。新潟の水害が明らかとなり、またついに米のセシウム検査が義務づけられるという報道もある中で、このまま冷夏になったりすると本当に米不足が心配されます。


コメント(2)

猛暑も困るけど、冷夏は全然良くないです。これから半年先の野菜やお米が心配です。黒豆は大丈夫か?
けれど、またお盆の頃に、カ~と暑くなるんとちゃいまっか?8月入ったばっかりですやん。
氷川神社の夏祭りは広々していいですね。それとケガ人が出ないテンポそう~なのが好ましいです。(参道広っ)私個人的には人ごみが苦手なので、お祭りとは遠目で勘弁してもらうもんなのです。(最初の1回はお付き合いしますけれど後は逃げまくり)
祭囃子にもテーマがあり、それが学問になると言う事は、なんでも学問の母ですね。鉦の入りの量が東西差がありまた例外もあり、そういうところが研究者にはたまらないのでしょうな。
けれど若いコには関心の低い授業にランクされるんでしょうね(小っちゃく笑)

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月01日 21:50

 はじめまして 松井先生! 毎日、献立をチェックしながら脳内昼食で粗食を変身させている者です。 
そのコメントでないのですが、、 昨夜 「海洋天堂」という中国映画を見ました。 http://kaiyoutendo.com/intro.html

 北京ヴァイオリン の脚本家の監督第一作です。

 、監督として表現が手慣れてない部分がありますが、この人でしか送れないメッセージがちゃんと表現できて心にのこる映画でした。

 青島:チンタオの水族館が 舞台なのですが、その中で、主人公が 水中で亀と泳ぐシーンがあります。 ウオンクリストファー・ドイルという名手が撮っているのですが、
この亀の視線が もの凄く 無言のドラマを演じています。 大宮の亀が俊寛なら、ここのはヨーダです。  亀のこんな視線を直視した事が無かったので、これは 松井先生にお教えしなくては、、と 初めての投稿となった次第です。 
昨日は涼しかったので、客入りも大分、涼しかったです。 明後日から、また暑くなると聞いています。 そんな時 この映画をお薦めします。 あっ、、この映画館 水曜日は 女性は1000円です。 そして 混むそうです。

投稿者 八島 秀二 : 2011年08月02日 17:58



2011年08月02日

鶏ハム、ラタトイユ、湯葉豆腐、春雨サラダ、とうもろこしのかき揚げ&豚天、プルコギ

乗馬クラブのMさん、オペラ歌手のSさん、自宅で昔ペンギンを飼っていたOさん、ライター&ディレクターのSさんと一緒にわが家で会食。鶏ハムとラタトイユはSさんお手製のおもたせ。豆腐は市販品。春雨サラダ以下の料理は私が手作りしたいずれもQP料理。
春に大宮公園でお花見をしたメンバーが暑気払いに集ったのだが、どこが暑気払いなんだ?!というような涼しい一日でした。食事しながら先月超蒸し暑いさなかにクラブで開催された競技会のDVDを見せてもらい、メンバーそれぞれの好プレー珍プレーに大笑いしていたら、アッという間に時間が経ってしまいました。
町は今日もお祭りで、その一部の映像を下にアップしておきます。


コメント(1)

そのお友達のお家で飼ってたペンギンとはまさか皇帝ペンギンじゃないですよね。コンパクトなフェアリーですよね。そしてイワシを餌にやったりするんでしょうか。
なんだか毎日水族館ごっこですね。
一説によれば知能が高いと聞きますから申し分のない飼いもんかもしれませんね。(ペットライフを満喫しようと思えばアホなコでは困る、やはりこの世界も知能は大事)
とうもろこしのかき揚げおいしそう。生のもろこしで、ですか?
かき揚げの衣具合が大変、薄すぎてもバラバラになるし、ポッテリはダサいですし。
揚げ物はたまにしますが、やはりたま~では要領が悪くてプロがやるようにはいかないのがくやしいです。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年08月03日 17:40



2011年08月03日

とろろ蕎麦とかき揚げ丼のセット

整体治療の帰りに新宿ルミネの中で食事。
このところ消化系の調子はいいようで、それは以前ちょっと調子が悪かった時に、「どうも自分としては胃腸が悪いような気はしないんですけど。胆石もあるし、膵臓とかなんかそっちのほうの具合が悪いんじゃないかと思って」と寺門先生に私のほうから訴えたところ、「それはそうです。消化の良し悪しは胃腸よりも脾臓とか膵臓とかの影響が大きいんですよね」と言われ、「それを良くするのに自分で出来ることって何かありますでしょうか?」と訊いたら、「クエン酸を飲むようにするといいですよ」と教えられたので、まめにククエン酸を溶かした水を飲むようにしていたら、明らかに調子が良くなったのである。なので今日はそのことを話したら、「それはいいですね。クエン酸水を飲んでいたら、ペットボトル症候群にもならないですし」と仰言って、そこからひとしきり近頃の市販飲料の話になった。「スポーツドリンクはもちろんだけど、果汁100パーセントと書いてあるジュースであっても、10パーセントまでは何か混ぜていいことになってるんですよ」と先生。「ええっ!!!そうなんですか」と私。「いくら100パーセントと書いてあっても、果物にしろ野菜にしろ甘いジュースには糖分がしっかり入ってるんですよ。今はそうして甘くしないと流通しないんじゃないのかなあ」と先生。「どうしてそんなになっちゃったんでしょう?」と私。「思うに、たとえば缶詰のシロップ漬けと一緒で糖分を加えたほうが日持ちするんですよね。たぶん毒性のある抗酸化剤とか防腐剤が使用できなくなったせいで、糖分を過剰に加えるようになったのかもしれませんね」と穿った分析をなさった先生は「甘い味に慣れたら、もっと甘い味じゃないと満足できないようになるんですよ。だから若年性の糖尿病がどんどん増えてますよね」と仰言るのである。「そういうと、トマトジュースなんかでも、私が子供の頃は塩味だったのに、今は甘くなってますよね」と私。「今の人はみんな味覚がくるっちゃってますからね」と、先生はハッキリ仰言った。
食べ物から放射能が検出されるのも本当に怖いけれど、それ以上に食文化が崩れ、味覚がくるっちゃってることのほうが、若年層の身体に及ぼす影響は大きいのではなかろうか?アトピー等のアレルギー疾患がこんなに増えたのも、これまでの食品添加物や何かの影響が考えられるわけだし、「食の安全」をしっかりキープするのは現代社会における最大の難事業といえるのかもしれない。


コメント(2)

確かに、甘過ぎるものが多いように思います。
果物でも、ちょっと前までは初秋に出回っていた酸っぱい緑色の蜜柑に最近はめぐりあえません。
林檎も、甘ったるいものが多いですし・・・。

個人的に炭酸飲料が好きですが、市販のは甘すぎて飲めないので「ただの炭酸水」に自分で加えて飲んでます。
そうすると、市販品の砂糖量がものすごいものだと分かって、ますます飲めなくなりますね。

投稿者 スノウ : 2011年08月04日 03:59

お安く売られているジュースは混ぜ物ありです。果物本来の旨みの味が薄い分を補うために香料や甘味を加えてあるのです。家で自分でオレンジやグレープフルーツを絞ると200㏄採るのに数個果物要ります、値段に直したら売っている値段ではとてもムリなのがわかります。
キリンのトロピカーナシリーズのプレミアムが付いた濃縮果汁還元じゃないストレートジュースは絞ったまんま、一切余分な手を加えてないとの触れ込みを信じて!わが家のMYジュースに指定してます。(あっ、なにもキリンのまわしもんじゃないですよ)
もちろん容量740ccと割高値段ですがそこはそれ、自分で絞ると果物が何個も要るのがわかりますから、さもありなんと言い聞かせながら。
とかくこの世で多く売られているものは甘・柔とマイルド系が多いですので、歯ごたえ好きな者は苦労いたします。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年08月04日 18:45



2011年08月04日

茄子とシシトウの香味炒め

QPで見たのは茄子とピーマンでした。共に素揚げしてから、生姜とニンニクと長ネギの粗みじん切りを炒め豆板醤と酒と砂糖と醤油で味付けしたものと炒め合わせる。茄子は縞目に剝いて高温でこんがり色づく
まで揚げること。
日中は風が涼しいどころか寒いくらいになったかと思ったらまた蒸し暑くなるし、降れば土砂降りかと思いきやすぐにまた青空が広がるし、空に向かって「一体どうしたいんだ!!!」と叫びたくなるような今日のお天気である。「一体どうしたいんだ!!!」と叫びたかったお母さんも多かったのではないかと思われるのが子ども手当で、ずるずると妥協を繰り返して結果、廃止に追い込まれてしまった民主党の稚拙な政権運営にはあきれるばかりである。
私は子どもがいないから税金の取られ損にはなるものの、子どもは社会で育てるという民主党の理念には賛成で、子どもは家庭で育てるものだという自民党の中途半端に旧弊な考え方には与することが出来ない。昔は子どもを大家族の「家」で育てたのであって、多くが核家族になってしまった今日に濃密な血縁ばかりに子育てを任せておくと、根本的な社会性の欠如を招くのではないかと頗る警戒しているのである。だから、とにかくお金を出した分、オトナは他人の子どもにもガンガン口を出せるようになったほうがいいように思っていたのだけれど、民主党も本当にちゃんとした理念に基づいているのかどうか疑わしい気がしたのは今回の原発対応である。子どもは社会で育てるという理念を掲げるなら、なぜ福島の子どもたちに共同疎開先を用意して強制疎開をさせないのだろうか。
それにしても、児童手当にしろ子ども手当にしろ、現金給付にはそれなりのメリットがあるにしても、だからといって少子化対策に結びつくものではなさそうだし、今はそんなことよりも放射能をなんとかしてくれ!!と子どもが欲しい若い女性なら思うのではなかろうか。


コメント(2)

お金を出しても今は他所の子供にはガンガン口を出せないと思いますよ。お金は欲しいけど他人どころか祖父母も口は出せない家が多いように思います。
確かに昔は家族、親戚、近所の中で子供は育ちましたから、相手の気を汲む事は自然に訓練できましたが、今は核家族に一人親が増えてますから子供時代から大人と付き合う訓練、人の思いを忖度する事などが親子でできない。しかし、「お金は欲しい、できるだけ沢山」他人からは自分たちの生き方や子育てには口を出して欲しくない。誰でも子育て最中は多少共に子育てに他人が口出しして欲しくない、という思いがあります。
しかし、昭和50年代頃までの子育ては親が「人生の先輩の言われる事は一応聞かなければ」という躾を受けてましたから、それなりに言って頂いた事を生かす事も出来ましたが、今はそこの所が壊れてるように思います。子供手当を支給しても社会で子育てをしている事にはならないと思います。

投稿者 お : 2011年08月04日 22:51

子ども手当のこと、被曝回避のこと、まったく同感です。
今の核家族と江戸時代の「家」の重さを同じように考えるのもおかしいですね。
渡辺京二の「江戸幻景」に教えられました。

投稿者 佐平次 : 2011年08月05日 10:37



2011年08月05日

茄子入りキーマカレー

市販品のキーマカレーセットのレシピ通りに作って賽の目切りにした茄子を加えただけ。玉ネギを狐色になるまで炒めるのは面倒だったがおかげで美味しくできました。
今日は電気料金の8月分の請求書が来て、独居とはいいながら、ずっと自宅で仕事をしているのに去年の半額以下で4千円台だったのには我ながらビックリ別に政府に言われたから節電したというわけではなく、猛暑の訪れが早すぎてエアコンを使うきっかけが喪われたせいだと思われる。夏場に涼しい家は経済的で有り難いというべきだろうが、これまで結構むだ遣いをしていたのかもしれないと反省する。
むだ遣いといえば、円高を招いているアメリカや欧州諸国の財政破綻は一体どのようなバラマキによるのだろうか。日本だって政治はムチャクチャ国土がデンジャラスなことは周知のはずなのに、それでもまだマシに見られているのはアメリカ欧州共によほど酷い状態なのだろうか。国家の財政破綻はもちろん個別の諸事情に因るものだろうが、アメリカの一番のお荷物は当然ながら軍事費だと思われるのだけれど、共和党の超保守層いわゆるティーパーティの人たちはその責任についてどう考えているのだろうか。ともあれ政府はなるべく何もしないほうがいいという彼らの判断は移民の国が抱える特殊事情を反映したものかもしれない。すなわち乱暴ないい方をするなら、弱者救済を掲げだすと、難民ばかりか母国で立ちゆかない流れ者がどっと押し寄せて国家破綻につながりかねないという危機意識が常に働くからではなかろうか。
翻って日本の国情を考えると、今後しばらくは莫大な財政出動を余儀なくされることを思ってもむだ遣いはなるべく避けるべきだけれど、これまで何が財政の負担になってきたのかをきちんと検証した上でむだ遣いを指摘するのは当然であろう。高校無償化をむだ遣いという自民党が長年してきたむだ遣いは余りにもあり過ぎて、簡単に指摘することもできないのが腹立たしい人もきっと多かろうと思われる。


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わははい。晩御飯の下ごしらえを終えてセンセのブログのぞいたら、同じ挽き肉系が。少しびっくりです。
私とこは、冷奴に載せる肉味噌を作っただけですがね。
夏は青の三銃士(ナス、青唐系、ゴーヤー)に日替わりで登場してもらう事になりますね。冬にナス売ってますけど、買う気が起こりませんもん。
円が高いというよりドルが弱いんです。今度の大統領選挙どうなるんでしょ。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月05日 22:42

 おいしそうなキーマカレーですね。あとで作ります。たまねぎを狐色になるまで炒めるのは暑い時期はたいへんです。わたしは電子レンジでチンしてから炒めています。炒める時間も半分以下です。
 

投稿者 hanako : 2011年08月06日 10:26



2011年08月06日

バーニャカウダ、前菜各種、海老のパスタジェノベーゼソース、イベリコ豚のソテーほか

乗馬クラブで知り合ったバリキャリのOさんと大宮の副都心に近いイタリアンR「イルクオーレ」で食事。
クラブをやめて久しいOさんは「いや~体力がすっかり落ちちゃって」と仰言るので、「クラブのめちゃ近所に住んでるんだから、また始めたらいいじゃない」とオススメした私である。例年ほとんど夏休みがとれないほどハードなお仕事をなさっているOさんだが、今年は節電休暇が1週間も取れたため、「大宮でお食事しませんか~」とお誘いを戴いて前に翻訳家の松岡さんとご一緒したそこそこ美味しくてリーズナブルで雰囲気のいい店にご案内した次第。
コンピュータ関連のお仕事だけに、節電に伴う影響もかなりのものだったらしいが、久々に会ったので、やはり震災の当座お互いどうしてたかという話になり、当日もちろん会社に泊まり込んだOさんは、翌日のお昼に上野駅に行ったら、物凄い混乱状態だったので、タクシーで帰宅したとのこと。高速はひどく空いていてスイスイ走り、赤羽を過ぎて荒川を越えたとたん「いや~埼玉はホントのどかだな~という気がしました」
と仰言るくらい東京は殺気立った雰囲気だったらしい。高層ビルの低層階にいても、いつ窓ガラスが割れるんじゃないかとヒヤヒヤするほどで、窓から隣の高層ビルが「まるでコンニャクみたいにぐにゃぐにゃして見えるんですよ。もう怖くて怖くて、隣の女の子に抱きついてました」とナマで聞かされると確かに怖い。自宅はどんなに悲惨なことになっているかと怯えながら帰って見たら、「馬の絵を入れた額が一つ倒れてたくらいで全く問題なかったんですよ。だからやっぱりあまり揺れなかったんでしょうね」とのこと。
それにしても、震度5強くらいでそんなに怖い体験になってしまった東京の高層ビルは本当に大丈夫なんだろうか。わざと揺れやすく造ってあることがわかっていても、中にいる人が怖いことには変わりがないのではなかろうか。吉村昭氏の「関東大震災」を読むと、江戸時代の安政大地震と比べて関東大震災のほうが東京直下ではなかったにもかかわらず火災の被害が甚大だった理由の一つに、なまじあてにしていた水道管が破裂して全く使い物にならなくなったことが挙げられていたように記憶するが、文明が発達すればそれだけ災害が防ぎやすいはずだとばかり考えるのはいささか楽観的すぎるのかもしれない。とにかく
地震ばかりはあらゆる点において常に想定不可能だし、一体いつ起きるかもわからないものを相手に、残りそんなに長くない人生をビクビクして過ごすのもシャクなので、自身にはGOOD LUCK!と声をかけるしかないのだろうか。




2011年08月07日

おこわ弁当、ゴーヤサラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。埼玉に大雨警報が出るなか、ゴロゴロして今にも土砂降りになりそうな曇天の下で1鞍騎乗し、なんとか無事にレッスンを終えられたのは何よりでした。このところ雨続きでも意外にどろんこで立ち往生するというわけでもないので、不思議に思っていたら、先日Mさんに聞いた話では、めちゃめちゃ広い馬場の土壌を水はけのいい土砂に全部入れ替えたのだそうで、クラブサイドのやる気が感じられて会員にはとても有り難いケアというべきだろう。
ところで例年暑いこの時期は浅間山の麓にある北軽井沢の乗馬クラブでお世話になるのだけれど、今年は震災の直後に軽井沢の不動産屋さんの女性から、貸別荘の予約が早くもどんどん入り始めたので、私が今年も借りるなら予約を入れてほしいとの連絡を頂戴し、震災直後にいくらなんでも決めかねたために
毎年お借りしていた家を借りられなくなってしまったのだった。つまり節電のため軽井沢で避暑することを早々と決めちゃった人がいかに多かったかという話である。で、いつも向こうでお世話になっている星野さんが8/10より軽井沢駅構内で写真展を催されるので、それを拝見に行こうとしても、定宿の予約すら全く取れないのである。やはり今年の夏は海よりも山でレジャーする人が多いという証拠のひとつだろう。
ただ関東がこれだけ不安定なお天気だと、軽井沢や北軽井沢のあたりは落雷が相次ぐのではないかと想像されて、それも怖いので二の足を踏んでいるのだった。例年でもお盆の前後は人がいっぱいで、飲食店も落ち着かないし、やはり避けたほうが無難だろう。8月末になれば、急に物悲しいくらい閑散とするので、行くならそのあたりが狙い目かもしれない。
ここ数年、私はきちんとした夏休みを取っておらず、今年は超円高だから久々に海外旅行をしたいところだけれど、亀ファミリーが冬場は冬眠しちゃうので3月くらほったらかしでもOKだが、夏場は食欲旺盛なので1週間も放りだしておくわけにはいかないという事情もある。が、まあ、こういうフリーランスの商売をしていて、何もお勤めの皆様と同じ時期にバカンスを取る必要もないので、今は休まずにせっせと先々の仕事をしておいたほうがいいという判断であります。
埼玉のクラブでの乗馬はやはり暑いので、このあと夏の間は平日の仕事のあとにナイターレッスンを入れるようにしたいと思っております。




2011年08月08日

豚の生姜焼き、茄子炒め、湯葉豆腐

レシピ不要の手抜きメニューだが、写真がないのはそのせいではなく、ケータイの写メ機能がどうも壊れちゃったみたいだからである。そろそろ買い換え時で、今度はスマホにしようかと思っていたのだが、それにしてもドコモのCMでスマップがライバル社のパロディをするのは意外すぎて、最初見たときは一瞬ぴんと来なかった私であります(^_^ゞ
昼間は立秋とは名のみの猛暑だったが、夜になると急に涼しい風が吹き込んできた。きのうも夜中は窓を開けていると肌寒いくらいだったので、たぶんどこかのスコール的な夕立で大気が冷やされるのだろう。きのうの夕方は乗馬クラブで大宮方面が雷雨と聞かされたのに、帰宅したらゼンゼン降った様子はなくて洗濯物も無事だっのでホッとしたものである。
ホッとしたといえば、アメリカの国債格下げによって、今日は1929年のブラックサーズデーが再現されるのではないかと心配されたが、すでに織り込み済みで続落していたためか、そこまで突然の大暴落には至らずに済んだようである。もっともG7の緊急電話会議なるものによる国際協調が、どこまで市場の安定を図れるのかは不透明で、今後の成りゆきは予断を許さず円はこのまま高止まりするといったところだろうか。それにしても、格付け会社という一私企業が、世界の経済を左右することにもなるのは資本主義社会の凄さだろう。江戸時代の日本なら、そんな不届きな会社は、僭上(せんしょう)の沙汰をもって、すぐ闕所(けっしょ)だよな~と思ってしまいました。


コメント(4)

あらら、大変ですね、一から取り説を始めるのは少し面倒でしょうけど、新しくなって食卓の風景の画像がキレイになるのを、楽しみにしております。
ムーディーズの格付けが発表される度にニュースで取り上げられ、buyから1段階引き下げ・・・なんて株価が下がったりして。投資ジャーナリストなんて当たるも八卦当らぬも八卦、エエ加減ですわ。けれどそれが商売になるなんて、誰が一番得をするのかを考えると、ちと腹立たしいです。
格付け会社のCEOになってみたいです。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月08日 22:20

昨日北軽井沢に行きましたが、午後1時ものすごい雷雨でした。浅間大滝の水も濁り、怪しい空模様です。ここのところ群馬県、長野県(軽井沢付近)は連日の雷雨です。今も碓氷峠のあたりには灰色の雲がかかっています。軽井沢にお出かけの折はご用心を!!

投稿者 hanako : 2011年08月09日 09:35

いつも楽しく拝見しております。
差し出がましいのですが、SMAPはソフトバンクのキャラクターであるので、ライバル社のパロディではなく相乗効果のCMと思われます。
大変失礼とは存じますが、本文をお直しいただいたらこのコメントを削除していただけますでしょうか。直接メールできればよかったのですが、コメントにしてしまい申し訳ありません。

投稿者 koro : 2011年08月10日 00:04

koro様へ
ご指摘ありがとうございます。
確かにスマップってIPadのCMしてましたよね。てことはソフトバンクのCMだって気づけばよさそうなものなのに、私ったら何を勘違いしたんでしょうか(^_^ヾどうも失礼しました。

投稿者 今朝子 : 2011年08月10日 21:50



2011年08月09日

挽き肉の卵炒めミョウガあん

昨日のQPで見た料理。ミョウガあんは塩、みりん、醤油、酢で味付けた出汁に、粗みじんにしたミョウガを入れて片栗粉でとろみをつける。粗みじんの玉ネギを炒めて挽き肉を加え、卵でとじたものにミョウガあんをかけるだけ。挽き肉と卵は、あまりいじらないでざっくり炒めるのがポイント。手間のかからない夏向きの料理。今日ゲットしたスマホで撮ったものの、それをUPする操作がまだ巧くつかめません(-_-;)
NHK夏の特集番組「ふたり」を見ながら食事。アニメ界の巨匠宮崎駿と吾郎親子の葛藤を描いたドキュメンタリーだから、ちょうど先日見学させてもらったジブリのスタジオが舞台だし、当然ながらご案内していただいた渡邊部長はもちろんのこと、ご紹介くださったミミさんまでバッチリ映ってました。
 同じくNHKの先日見たスペシャル番組で、長崎の原爆投下は5時間も前に日本の軍部がキャッチしていたにもかかわらず、長崎市民にそれを全く伝えず空襲警報さえ発令しなかったという事実を知り、66年を経た今日もなおそうした指導者階級の意味不明な隠蔽体質が消えていないことを、改めて感じさせられたものである。
やはりまた先日のNHKスペシャルで「東北夏祭り~鎮魂と絆と」も非常に感慨深く見させてもらったが、とりわけ陸前高田市で、七夕の飾り付けをした山車が廃墟を明るく照らしながら曳かれるシーンはその凄まじいまでの美しさに深く感動させられ、映像で見るだけでも涙がこぼれた。その陸前高田市の松の木を京都の大文字焼きで燃やす計画が頓挫したというニュースを見て、京都市民の心の狭さにがっかりし、京都出身者としてはいささか恥ずかしい気がしたものだ。


コメント(5)

写真、なめらかかつ凹凸がはっきりしていてグッドですね。
光の陰影を機械がうまく調整してるんですね、人間ちゃんは何も苦労せずラクチンな世の中になりましたな。
(私とこも日記代わりに晩御飯をデジカメで記録するんですが、小鉢の縁のわずかなハネまでが写ったりするのがイヤどす、特にトマトやマヨネーズ系の時は特に)
送り火、なんだかブサイクなことになりましたね。やめろと言う人もいたけど、何でやめるんやという意見も市民から多数寄せられたと聞くとバランス取れてるわ~と思いましたわ。
大文字以外の四山で引き取って燃やす事に落ち着いたそうな、けどまだ16日まで日があるから大文字の人らが「やっぱり、使おか」となるやも?
ええか悪いかはこっち置いといて・・すごい宣伝効果ですよね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月10日 15:15

陸前高田の松ノ木を大文字で焼く事が、京都市民からの反対で計画が頓挫したニュースの中で、陸前高田の関係者が涙をされておりました。 
人体に与えるほどの放射能が出るとはとても思えません。 放射能に、あまりにも過敏に反応しすぎと感じました。 

京都市民ではないので、偉そうなことは言えませんが、今回の大災害後 皆一応に切ない気持ちを持ったと思いますのに、亡くなられた方々を供養する事より、放射能に過敏に反応された人が大勢おられた事が残念です。

投稿者 mso : 2011年08月10日 17:08

★「大文字焼き」ではありません。
「五山送り火」が正式名称らしいですけど、京都では「だいもんじ」と呼びならわしております。
「大文字焼き」は、銀閣寺にあった今川焼です。

★大文字騒動は、いろいろ裏があるとか。
まとめwiki(サイト表示はNGと存じております。不適切ならお手数ですが削除願います。)
www14.atwiki.jp/kyoto-henkouhoudou/

★陸前高田の瓦礫から放射性物質が出ています。
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110810/trd11081013310011-n1.htm

★町内会から回ってきた護摩木に書いていたころが懐かしいです。
わたしは、この件なぜ引き受けたのだろうと思っていました。(みなさんすみません)感情と現実は違うからです。

★この騒動で、関西広域連合(ヤクザみたいですが、府県連合)が、住民の承諾なく神戸沖に埋め立てようとしている、ずさん検査の東日本からの瓦礫処理が進むことを憂います。瀬戸内海まで放射性物質で汚染され、浮魚ばかりでなく底魚まで危険になります。

★瓦礫は、福一30キロ圏など居住不適切地域に放置し、住民を一刻も早く関西以西や北海道などに避難させ、新しい福島を政府全面援助で作ってはどうかと思います。

長々申し訳ありません。

投稿者 waysea : 2011年08月10日 23:20

いつも拝読しています。
社会的、政治的なご意見に、共感することは多いのですが、今回の「大文字焼き」の件については、異議ありです。
マスコミ報道を素直に信じておられると思いました。
こういうことになると、マスコミは、情緒的なものいいになり、きちんと調査しないままに報道するのが不満です。
大文字保存会にはふんばっていただきたいと念じています。

投稿者 京にんじん : 2011年08月11日 11:17

陸前高田の瓦礫から検出された放射性セシウムは1480ベクレルだったようですが、これをシーベルトに換算すると0.00003256ミリシーベルトで、この程度を恐れていたらとても東日本では生きていけないような数値です。西日本在住で、しかも若い方だと、放射能を大変に恐れられる気持ちもわからないではありませんが、関東で暮らす私はこの件で京都人の評判がとても悪くなったのを心配しております。

投稿者 今朝子 : 2011年08月11日 22:53



2011年08月10日

トマトソースの冷製パスタ

QPで見た料理。トマトを刻んでハチミツとレモン汁、塩、醤油、胡椒で味付けしたソースをきりっと冷やした
細めのペスタにかけて食べる。パスタにはレタスの千切りを添え、仕上げにツナをトッピングして、オリーブオイルをまわしかける。今日のような猛暑日にはぴったりのサラダ感覚パスタ料理。
サッカーキリンカップの日韓戦を見ながら食事。女子サッカーのワールドカップ優勝に続いて、松田選手の急逝がさかんに報道される今、やっぱりこの試合はゼッタイ勝たなきゃダメでしょう!!と思いながら見ていたが、緒戦からガンガン飛ばして、なんと3対0で圧勝したのは驚きでした。香川の復活は心強い限りで、長友を欠いてもこの調子なら、今後が大いに期待されます。




2011年08月11日

茄子とインゲンの胡麻味噌和え

QPで見た料理。砂糖と酢少々で味付けした味噌で、茹でたナスとインゲンとしゃぶしゃぶ用の豚肉を和えて仕上げに擂り黒ごまをたっぷりかける。ナスは半分に切って茹でてから斜め小口切りにして、しっかり水気を切り、最後に合わせて水っぽくなるのを避けるのがポイント。黒ごまは少し煎ってから擂るといい。
震災から5ヶ月。お盆を前にして、被災地では感慨深い時を過ごされた方が多いのではなかろうか。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申しあげることしか、残念ながら今の私にはできない。
大宮に引っ越して一年目になる今年は、相馬の野馬追いや青森のねぶた等々、東北の夏祭りを是非とも見に行こうと思っていたし、野馬追いには松岡さんと一緒に応援に行こうという話も出たのだけれど、南相馬市のHPを見たら、今年は地元の方々が慰霊的な意味を込めてなさるような雰囲気だったので敢えてご遠慮申しあげたのだった。来年になれば復興が飛躍的に進んで訪れる観光客も多からんことを願うばかりだ。
ともあれこの5ヶ月のあいだ、政界では菅首相がなかなか辞めないという話題ばかりに終始したのは噴飯もので、一昨日あたりからようやく今月中には辞めそうだという報道が流れているが、果たして首相が替わるだけで復興の進捗状況は本当によくなるのかどうか、ここはしっかり見届けたいものである。
「菅さんを降ろそうとしたら、また何か起きんの違うかと思て怖いわ~」と言うのは京都のわが妹で、菅政権はすでに震災の前から瀕死の状態だったし、ご本人が在日韓国人の献金問題でトドメを刺されそうな雰囲気の中で震災が起きたことをよく記憶しているのだった。要するに、あと一歩のところで逃げられた自民党としては、最初から何としても引きずり下ろしたいモードになってることはまだ理解できるのだけれど、民主党内部で菅降ろしが高じていったのは、本人に何かよほどの問題があったのではないかと、ただ推測されるのみで、にもかかわらず、本人がとことん粘って辞めようとしなかった理由は一体何だったのか、お辞めになったらぜひとも手記を発表して戴きたいものだ。自分が辞めないために、民主党が自民党に対して妥協に次ぐ妥協を重ねざるを得ない国会運営に陥ったことをご本人はどう思ってらっしゃったのだろうか。
その点も知りたいのであった。


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先日、お墓参りで帰省した際、釜石に行って来ました。郷里は内陸ですが、釜石は子供の頃、海水浴に何度か行ったし、義兄が釜石出身で、叔父も住んだ事があり、観光的に行くのをためらう気持ちもありましたが、復興応援のつもりで、姉妹・叔母達と出かけました。
駅前の市場で海産物店の方に、「何も買わなくてもいいから、ぜひ町を見て行って!」と言われて、タクシーで町の中心を回ってもらいました。中心部に入ると鉄筋ビルが並び、初め、(ここは被害を免れたのか?)と思ったら、コンクリートが残ってるだけで、壊滅状態。シャッターが波打ち、内部が未だ散乱してる所やガレキを片付けた所、様々でも、至る所に生活の残骸があり、所々、作業の人も見かけました。5・6階建てビルの上階は照明が付いて、洗濯物が干してあり、ローソンだけは営業してましたが、それ以外は静まりかえっていました。悪臭やハエがひどく、マスクが手放せないと聞いて、正直、少し怖かったのですが、そんな気配は無く、信号がない以外は道路も正常で、4月には一般車は入れなかったそうで、ここまで復旧したのは自衛隊や警察などの尽力なのでしょう。海の方に向かうと、正面に大きな貨物船が出現。岸壁に乗り上げて、道路に船首がはみ出し、船底がむき出しになって、その脇を車がスレスレで通り、他にもひっくり返った船も大小見かけ、その先は巨大津波を起こしたとは思えない穏やかな海でした。駅前に戻り、市場内の食堂で焼きウニ&帆立丼定食を食べ、海産物やお菓子など買って帰りましたが、地元の水産高校がメーカーと共同開発した海草入りアイス最中も塩味が効いて、美味しかったです。
接する方達は皆、被災した方々でしょうし、遭遇した惨事、直面している現実に思いをはせると、目頭がジワッとしましたが、ほんの数時間いるだけの観光客が出来ることは、来年もその後も、復旧の様子を見に来て、出来るだけお金を使って応援する事かな、と思った次第です。

投稿者 ウサコの母 : 2011年08月12日 00:23

最近のインゲンは少し太短め(わが家での呼び方はらぶインゲン)が主流で喜ばしいことです。
少し前まで高野豆腐のトメに使う細っい(わが家での呼び方はにざインゲン)のばかりで、食べてもあまり美味しくなかったから。
野菜もファッションと同じく、流行でないのを食べたくても売られてないとあきらめるしかないですわ。
噛んだ時に中の豆がクキッと音が立つくらいが好ましいです。
管君の後は誰がいいか、個人的な好みから言えば(顔で選んでません)、前原さんかな。けれど前原さんはまだ若いし直情径行みたいやから、賢いブレーンが付かないと長続きしそうにないだろし。
樽床、平野君らはイヤなだけなのですが・・・どうでしょうか?

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月12日 19:20

青森のねぶた!!!!!ぜひご覧になってください。
乗馬で鍛えたお御足でぜひ跳ねてください。
7日はねぶた海上運航と花火がセットでご覧になれます。
豪華客船‘飛鳥‘の御客様は6日夜ねぶたを見て、7日は船上から海上運航と花火を見ます。
飛鳥は花火を提供しているので、花火の始まりと終わりに
汽笛をならします。
7日のお昼はちっちゃな我が乗馬倶楽部エルデへどうぞ。
イケ面のオーナーがお待ちかつご指導いたします。
新幹線も9月23日から正常運転になります。
来年の御越しをお待ちしております。

投稿者 小山 雅子 : 2011年08月12日 22:12



2011年08月12日

ガーリックポークソテー

前にQPで見た料理。豚ロース肉は塩胡椒した上でおろしニンニクを塗って薄く粉を振ってソテーする。オクラも一緒に炒めること。それらを引き揚げたあとの油でニンニクの薄切りを炒め、酒と醤油を加えてソースにする。猛暑にピッタリのスタミナ料理だ。
連日TVで猛暑の報道ばかりが相次いでいるのはお盆前で取材を手抜きしてる?と思われないでもないのだけれど、実際に熱中症でやられてる人が多いみたいなので皆様どうぞ気をつけてください。幸い私は体調もよく、今週は仕事が思いのほか捗ったので、来週は平日に仕事休みを作ろうと思っている。
体調がキープできているのは、やはり仕事するとき以外にはエアコンを使わないせいだろうと思う。一度だけ真夜中にウチの前で道路工事を始められたために窓を全部閉めざるを得ず、仕方なくエアコンを使って寝たら、案のじょう翌朝は偏頭痛がして躰のキレも悪かった。
エアコンを使わないでも平気な理由その1は、京都生まれなので比較的暑さに強いのかもしれず、その2は乗馬で筋肉がついたのと整体治療前の汗出しデトックスによって発汗しやすいカラダになったことかもしれない。ちなみに筋肉質のカラダは発汗しやすいのだそうである。で、その3はわが家が風通しがよくて断熱材を巧く使った設計になっているせいかもしれず、その4は、やはり大宮という町が意外に涼しいのではないかという気もするのである。もともと中山道の宿場町だった名残なのか、通りがいっぱいあって高い建物も少ないせいで町自体とても風通しがいいのだった。日射しが強いので昼間は確かに外に出るのを避けたい暑さになるが、陽が落ちると毎日必ず涼しい風が吹き込んでくる。東京も私が京都から移住した頃は本当に涼しい町だと心底から思えたのだけれど、今は夜にときどき芝居を見に行ったりすると空気が少しも冷めていなくてムシムシする感じに辟易させられる。昼間暑いのはともかく、夜に気温が下がらないのはあきらかに室外機とアスファルト舗装道路のせいだろう。わが家が涼しい大きな理由の一つは近くに氷川参道の並木と土が剥きだしの地面があることに違いない。
軽井沢でひと夏を過ごしていた折に、アスファルト道路を歩くのと土の道を歩くのとでは同じ町とは思えないほど体感温度が違ったのをよく憶えているが、埼玉県内の昼間は猛烈に暑いわが乗馬クラブでも、ナイターレッスンでは急に気温が下がるのにビックリさせられ、土が剥きだしの地面は陽が落ちれば速やかに温度が下がるのを実感した。言っても詮無い話だけれど、舗装道路を増やしたことは夜を凌ぎにくくさせた大きな理由であるのは間違いない。要は人類が住みやすくなるために施されたさまざまな都市化が結果としてこの地球を人類にとってどんどん住みにくい場所にし始めているのはなんとも皮肉な話としかいいようがありません。




2011年08月13日

夏野菜と豚肉の揚げ出し

QPのレシピ本で見た料理だが、写真があればレシピは載せなくても大体おわかりだろう。
昨夜お茶の阪本先生と電話して、「今朝子ちゃん、ブログで皆さんに謝っといてえな」と言われたのは大文字騒動の件である。「あちらの方がお気の毒で申し訳ないし、私らも情けないわ」と仰言るので、事の真相をよく知らない私はひとまず経緯を訊いたのだが、先生ご自身もあまり詳しくはないようだったので、今度は妹に電話して問い合わせたら、妹も「京都の人間はいかに心が狭いかやで。ほんまに恥ずかしいわ」と怒っているわりに事情はほとんど知らないようなのである。つまり、この件はどうやら京都の住人の多くがあまり事情をよく呑み込めぬまま、たまたま外界とのパイプを持ってる人が盛んにこの問題で突っ込まれたりして困っているらしいということがわかったところで、私なりにネットで事情を調べるはめになった。以下がその経緯のあらましである。
そもそもは大分在住の雛人形作家の藤原さんという方が、被災者のメッセージを書いた薪を大文字で燃やしたらどうかという提案をまず陸前高田市のほうにして、その企画には、どこかの時点で福井市のNPO法人も噛んだらしい。思うに藤原さんは仕事がら京都の人と何らかのパイプがあったのだろう。全然そうでなくて突如こんなことを思いついたという風にはやはり考えにくいのである。で、陸前高田市に話をしてから京都の大文字保存会にその話を持っていったところ、最初にたぶん「そら、確かにええご供養になりまっしゃろ。まあ、考えてみますわ」というような返事をされたのではなかろうか。京都人にありがちな口上手な返事を真に受けて着々と準備が進められる一方で、放射能汚染に対する地元の懸念も持ちあがってはいたのだろう。如何せん、保存会の中心メンバーにそうした懸念を払拭するだけの科学的知見の豊富な人はいなかったために、突き上げを喰うとすぐにそれを中止する決定をみた。ところがその時点でマスコミに取りあげられたことにより、事情を知らない京都内外の人びとから袋叩きに遭ったのも、まあ、多少気の毒な面がないとはいえない。保存会の人たちにしてみれば、何も自分たちが積極的にいいだしたわけでもなければ、それをすることを全員に承知させたわけでもない時点で準備が勝手にどんどん進められていったというふうな認識だったのかもしれない。ちなみによく問題にされる京都人のリップサービス過剰による裏表のある行動は、何も都会的にソフィストケートされた産物ではなく、外部から侵入する権力によって代々蹂躙され続けた民衆のDNAが産んだ卑屈な精神によるものだという認識で他の地方の方々には大目に見て戴きたいし、京都人には21世紀にもなったらいい加減それを克服してもらいたいものだと思う。なぜなら情報化が飛躍的に進んだ今日は本当のことを発信して同類を募ったほうが、結果的には自分の生きやすい社会にめぐり合う可能性が高いからである。
閑話休題。内外から袋叩きに遭って、急遽また陸前高田の薪を受け入れる方針に転じたのは本当に今どきの弱腰な態度で、つまり悪者になれる責任者の不在は、今回の件に限らず現代の日本国中に蔓延しているメンタリティーの疾患ともいえそうだ。結果、急遽取り寄せられた薪は前回のように木の表皮が剥ぎ取られていなかったために放射性セシウムが検出されたのは無理もなかった。ただし1キロあたり1130ベクレルという値だから、かりに1トン燃やしたとしても0.02147ミリシーベルトという東京都新宿区に毎日漂っている線量の三分の一程度がひと晩出るに過ぎないのである。その程度にも恐怖心を抱く人に対してはもはや理屈で説得するのは不可能だろう。
私は時代小説を書いているくらいの人間だからして、超低線量の被爆を恐れるいい歳をした男性に対しては「お前はそこまでわが身が可愛いか、浅ましい奴め」という目で見ているが、子供を抱えた女性やまだ子供が産める年齢の女性に関してはこの沙汰にあらずして、できるだけ被爆を避けてほしいとは思っているし、また原発の存在も核廃棄物の完全な処理方法が見つからないまま許すわけにはいかないと考えている。その上で、超低線量の放射能に対する過剰な反応が巻き起こしているこの間のさまざまな問題に関していささか苦々しい気持ちにならざるを得ないのは、それよりずっとリスキーな状況に置かれている人たちのことをあまりにもないがしろにした話ではないかと思うからだった。


コメント(5)

大文字の送り火騒動、京都人では無いですが関西人として「何処でこんなややこしい話になってしまったんやろ?」と毎日変わる新聞発表に首を傾げています。

今や日本国中「セシウム」と聞いただけで「癌になる」と異常反応する方と「岩手県のコメ当選者セシウムさん」と毎日の原子力発電所の放射能漏れをコメディタッチで面白がってる人(これがマスコミにかかわる人間だから呆れるのですが)極端に違う認識の方達に振り回されてる気がします。
高齢化すれば癌に罹患する割合は多くなりますので、放射能汚染された藁を食べたビーフを食べても食べなくても自分の持ってる遺伝子やそれまでの食生活や環境汚染によりだれでも癌に罹患する要素はあるわけですから、薪の表面についてるセシウムを燃やし、濃度が圧縮された灰が塵となり京都の町に降り、それを浴びても癌になる人、ならない人が出てきます。
それは薪の汚染とはあまり関係無いと思いますけどね。しかし、思いこみの強い方には何を話しても無駄なんでしょうね。
せめて市長が、大文字でその岩手の薪を使うにしても使わないにしても「決定した事には私が責任をとります」と言って欲しかった。毎日コロコロ話が変わるという岩手県の被災者を愚弄する事だけは辞めて欲しかった。

投稿者 お : 2011年08月13日 22:36

大文字保存会が陸前高田からの薪の受け入れを断ったというニュースが流れたとき思ったのは、あーやっぱり京都の人って東のことはわからんのねーということでした。陸前高田が福島からどのくらい離れたところに位置しているのか地図をご存知ないのでしょう。東京あたりもひとしなみに危ないと思っておられる京都市民も少なくないみたいですし。福島原発からそれだけ慣れた土地であれば、仮に検出されたとしてもたいした放射線量ではないと判断し、OKするなら腹をくくって受け入れるべきでした。放射線についてのリテラシーが全国民的にまだまだ足りないんだと思います。なにしろ原発は絶対安全だったのですから。

投稿者 美茄子 : 2011年08月14日 00:02

もともとが「余計なおせっかい」という感じもします。
大文字で送ることが陸奥の海岸で送ることとどんな違いがあるのか。
京都の人にその気があるならば薪なんかなしで心静かに祈ればいいのです。
どちらも傷つきましたね。まあ、それが放射能の怖さかもしれませんが。

投稿者 佐平次 : 2011年08月14日 09:36

京都市民にとって福島原発のことは遠い地方の出来事なんですね。これから先日本に住んでいる限り、福島原発で漏れた放射能と無縁で過ごすことはできません。あのレベルの放射能で騒ぐのなら京都の皆さんは京都盆地でひっそり過ごし、箱根の山を越えないほうがよろしいかと存じます。
薪を燃やすの燃やさないのという瑣末なことよりも、被災者の方、お亡くなりになった方に思いをはせてください。こんなことでは大文字の送り火で御霊を送ろうにも、御霊も安心してお帰りになれないと思いますよ。

投稿者 hanako : 2011年08月14日 12:57

今度の事で一番びっくりしたのが元市民の松井センセも含め京都市民が「京都市民として心を狭くしてるのがいて申し訳ない」と低姿勢だった事です。
大阪人やったらそこまで低姿勢になりません。
もっと他人事と考えて悪く言うと無責任な態度になるんじゃないかな。
エエかげんな大阪人は他所の人からみると、ともすれば誤解されがちなんですが、たまにはエエかげんさのあそびが問題を深刻化させない良い面もあるかいな、なんて思います。
大津波で亡くなられた人たちを偲ぶのは個人が勝手にできますやんか、16日の送り火が燃やされてるわずかな時間「安らかにお眠りください」と祈る人の数がいつもより多いでしょう。(無神論者の私が言うなんて、少し、いいこぶりすぎましたか)

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月14日 14:03



2011年08月14日

鮭かま弁当、ゴーヤサラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
日中は猛暑だったが、夕方のレッスンだったので思いのほか涼しい風に恵まれて快適でした。専用馬のスーパー氏が脚を腫らして馬場に出られず、代わりに騎乗した葦毛さんも結構よく走ってくれるいい馬なのだが、このところの猛暑にはさすがにグッタリしており、鼻の穴を大きく膨らましてゼイゼイいってるのが気の毒なので、騎乗する前後にホースで水をかけてカラダを冷ましてやった。黒い馬が暑さに弱いのはわかるのだけれど、ふしぎに葦毛のほうがもっと暑さに弱いようで、この時期はどの葦毛も目のまわりが汗で隈取りされている。暑さに弱いといえば、まんま冬物コートを着てるみたいなアルパカも気の毒で、去年たしかアルパカ牧場で熱中症による死亡のニュースが流れたが、乗馬クラブに隣接した動物園にいるアルパカはしっかりサマーカットとされてろくろく首状態の奇妙な姿をしております。


コメント(2)

へぇ~馬も昔のクルマと一緒ですね、黒は暑いというのは。もっとも今日びの黒のクルマは自動車塗料が進化してるおかげで、白のクルマとそう大差ないそうです。(今のクルマを買った時に担当セールスマンに笑われて最近知ったワタクシです)
暴れん坊将軍の上様専用馬は白馬でしたが、暑さにやられにくいのでしょうね。
とかく革や毛皮の生き物にこの世に生まれると、夏は大変やから、かわいそうです、知人が節電のため、飼い猫に留守番させる間エアコンを切って出かけたところ、
帰ったらすぐにそのネコに睨み付けられた挙句、後ろから足首噛まれたそうです。
コワイですね、ネコに節電の理解を求めるのははムリな話なんでしょう。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月15日 15:54

プードルカット状態のアルパカ!見てみたいです。高地の動物なので高温多湿の日本の夏はさぞかしつらいことでしょう。
私はペット(ハムスター)の為に外出時はエアコンをかけっぱなしにしています。

投稿者 tucci : 2011年08月15日 23:34



2011年08月15日

牛すじとネギのチヂミ、海苔付きグリーンサラダ、茸のナムル、スンドウブほか

池袋ルミネ内の韓国料理店「けなりぃ」でスラッシュの守部さんと食事。守部さんと会うのは久々で、いろんな話が出たが、世界は今やどの国も不安定で先行きが見えない感じだよねとは言うものの、日本の次期
総理候補の粒の小ささにはちょっとビックリするし、だれがだれだかわからないとのご意見だったので、私が何人か特徴を話してあげた。「あの人のカラダはボディービルで鍛えたのよ」と話したのは馬淵氏のことだが、「地味なおっちょこちょい」と話したのは誰のことか、「あの人の仇名はブースカにしたのよ」と言ったら「たしかに似てる(笑)」と言われたのは誰のことか、おわかりになりますでしょうか?
ところで明日は軽井沢に日帰り旅行するので、ひょっとしたらブログをお休みするかもしれません。向こうでよくお世話になる星野和彦氏の写真展が明日で最終日を迎えるからそれを拝見するつもりで、宿は取れなくても、大宮から軽井沢までは38分で、渋谷に行く所要時間と全く同じだから、日帰りで十分なのでした。で、向こうに行ったら当然ながら北軽の乗馬クラブにも参るつもりです。




2011年08月16日

軽井沢日帰り行

大宮からだとアッという間に行って帰って来られる軽井沢だが、今日は10時ジャストに自宅を出て、大宮から軽井沢までノンストップの新幹線に乗って、駅ビル内で催されている「星野和彦写真展」を11時開場と同時に拝見できた。テーマは9.11後のN.Y.風景というわけで、建築物の外壁が相当に変化している様子などが星野氏ご自身の解説によってよくわかり、現地のスタイリッシュな建築美をたっぷりと味わえた。ショービジネス界では、ブロードウエーを潰したのはディズニーであり、ラスベガスを潰したのはサークル・ド・ソレイユ(シルク・ド・ソレイユとは別組織らしい)だと言われている話も面白く伺えた。
そのあと12:15分発の路線バスで北軽井沢に向けて出発。満員になったバスのほぼ全員が旧軽銀座の入り口でバスを降り、当地の芋の子を洗う混雑ぶりに目を瞠りつつ、それを尻目に山越えの道へ向かい、
白糸の滝付近の大渋滞にまたも目を瞠りつつ、午後1時にはなんとかいつもの乗馬クラブ浅間クレールに
到着。お馴染みの名馬プリンちゃんに久々に騎乗して、相変わらず速歩のスピードについて行くのが大変で、「いや~ここに来ると速歩のスピードってやっぱり本当はこれくらい速いんだってことを想いだします」と言ったら、「毎回最初の感想は必ずそれですよね」と真理先生に笑われてしまった。このところ夕方は必ず
凄まじい雷雨に襲われたらしいクラブだが、今日はお天気が保ってくれたので、しっかり2鞍騎乗させてもらい、5時のバスで麓に降りる間、さすがに疲れてずっと居眠りを続けた私である。
駅で星野夫人と落ち合って、手打ち蕎麦専門店の「東間」でご馳走になり、写真の手打ち蕎麦やゴボウの唐揚げ、鮎の焼き物のほかだし巻き玉子や自家製薩摩揚げ、蕎麦がきなどいずれも大変美味しく戴きましたm(_ _)m東間は以前にも一度ご馳走になったが、店舗が移転して以前よりカジュアルで入りやすい雰囲気になったようだ。今日がちょうど16日だったために、当然ながら星野夫人とも大文字問題が話題になり
「ほんまに恥ずかしいて、かなんなあ」と何度も仰言っておりました。
下の映像はロケーション抜群の乗馬クラブ浅間クレールです。


コメント(1)

軽井沢とは見るからに湿気が少ない感じですね。高温より多湿が暑いから過ごしやすそうですね。
ごぼうの唐揚げ、初めて見ました。家でできるかしら?ピーラーで剥いていくのでしょうか、まさかかつらむきだったりして?
私がやるとそんなに長~くはムリでしょうが、いっぺんやってみよ。
夕べ、テレビ中継で送り火観ましたが、中継はいつも大文字ばかり。
他の4山の点火風景はやりませんね、観てみたいのに。
偏ってますね、なぜに大文字ばかりに集中するのか。
来年は4山も詳しく中継してね、地元の京都テレビはん。(こんな事考え付くのは私だけでしょうか?)

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月17日 16:22



2011年08月17日

コンニャクとピーマンの肉炒め

QPで見た簡単で安上がりな炒め物。コンニャクと豚バラ肉とピーマンを炒めて粗塩、酒、味醂、醤油で味付けし、仕上げに黒胡椒を振るだけ。コンニャクは薄切りして、最初にから煎りで水気を抜くのがポイント。
今日はさすがに猛暑を感じたが、昨日の疲れは意外に少なくて、原稿もある程度書き進めることができたのは何よりである。しかしながら朝起きて驚いたのは写真でご覧の通りのカメ卵の惨状で、どうやらカラスのしわざらしい。そういうと一昨日あたり、何だかやたらにウチの周りでギャアギャア騒いでいたから、また大きな地震でも起きるのではないかと心配していたのである。前の家でも何度か食べられたが、今回は黄身をたっぷり食べ残しているから、恐らくすでに腐っていた無精卵だと思われる。だから、まあいいようなもんなんだけれど、たった1日留守した時を狙うとは、まったく油断も隙もあったもんじゃないカラスであった。
それにつけても、私が軽井沢長期滞在中に、勝手に孵化して育っていた有王は、まさに奇跡の子ガメというべきかもしれない。
私はこと生命に関して人工的な操作は抑制すべきという考えで、本当をいえば、自然に育つものだけが育ち、生きられるものだけが生きればいいくらいに思っているが、カメの両親はもっと薄情で、子育てを全くしないばかりか、へたすると卵やソフトシェルの稚亀を踏みつぶしちゃうくらいだけれど、カラスが飛来して卵をかっさらう瞬間はひょっとしたら何らかの反応をするのか、それとも全くの無関心なのか、ちょっと見てみたい気もするのだった。
というのは♂カメの俊寛が、以前からベランダをシュロボウキで掃くと猛烈に怒ってそのシュロボウキを追いかけ回すし、口をくわっと開けた凄まじい形相でシュロボウキに異常なまでの敵意を見せるのがとても不思議で、最近はわざとカレの目の前にホウキをちらつかせて興奮させるのが面白かったりもするのだけれど、ひょっとしたらカレには黒いシュロボウキがカラスの翼に見えるのかも……と今日ふと思ったのでした。


コメント(2)

カメ対シュロボウキのバトルを見てみたい気がしますね。
“俊寛”君ですか。名前もまた先生の小説に出てきそうで・・・。

投稿者 磯  明 雄 : 2011年08月18日 08:21

亀の父性愛が存在するのかな?して欲しいような気もします。棕櫚箒の色がカラスと似ているから威嚇するのか?棕櫚って茶色ですよね。

動物の生命については全く同じ意見です。あまりにも人間は手を出しすぎているような気がします、人の誕生についても。

投稿者 お : 2011年08月18日 22:29



2011年08月18日

フレッシュトマトのスパゲティ茄子ソテー添え

夏の定番料理。ありふれたメニューなので材料のみ記す。生トマト3個、ニンニク2かけ、玉ネギ1個、豚挽肉100g、鷹の爪2つ、茄子2本、オリーブ油、塩、胡椒、白ワイン少々。
NHKBSで小林正樹監督作『人間の條件』を見ながら食事。五味川純平の原作は子供の頃に読んで人生観に多大な影響を与えた1冊であり、この映画も子供の頃に見て、日本の軍隊というものをある程度理解したのである。なにせ実際に軍隊経験がある監督の作品だから、その描写は凄まじいまでのリアリズムに貫かれていて、私はこれを見ているので、クリント・イーストウッド監督が『硫黄島からの手紙』で描いた日本の兵隊なんてチャンチャラおかしくて見てられなかったのであります。全6部作一挙放映というので毎回録画して、改めて見直すと、極端な形ではあるが、日本人が組織を作る時に陥りやすい欠陥を示すものとして、今日にも通じる面白さがあるのだった。内務班のイジメなどは若い人が見たらどう思うのか訊いてみたい気もする。今どきのニッポン男子がこうした軍隊に叩き込まれたら、戦場に行く前に大半が死んでしまうにちがいない。


コメント(3)

「人間の条件」、全巻一挙上映、たしか10時間くらいかかったかな。
大學生だったから体力的にも時間的にも出来たことです。
「神聖喜劇」も日本軍隊から日本人のメンタリテイや組織のあり方を描いた傑作ですね。

投稿者 佐平次 : 2011年08月19日 15:13

それはぜひ見たかったです。うちの息子らとともに。
NHK再放送しないかな。

ところで、近頃の韓流ブームって、

「日本の男どもにも兵役を課してちったぁ鍛えたらどうよ」

なんていうおばちゃんを増やそうという作戦なのではないでしようねぇ(+_+)

息子血税に取られてなるものかと思う母でした。

投稿者 大石 弥生 : 2011年08月19日 20:29

まだ子供でしたが「人間の条件」は祖父が「よく覚えておけ」と全編、封切られるごとに見に行きました。日本軍の将校が主人公に中国人の首を刎ねるように迫る所、有馬稲子さんが中国の娘で出て居られ日本兵を中国語で激しくなじる場面があったような?今はNHKBSプレミアムで放送されていますが、もう一度見ようか?強烈な上官の苛めを思い出すと躊躇しています。戦争で一番怖いのは人間性が破壊されてゆく事だと知り、余計怖くてもう一度見る勇気が萎んだままです。

私も「人間の条件」以外の第2次世界大戦の事を記した本を何冊か読み「こんな苛めを今の20歳台が受けたら全員間違いなく鬱になる。戦う事はできない」とある意味安心してる所もあります。安心してたらダメなんですけど。

投稿者 お : 2011年08月19日 22:11



2011年08月19日

ナスのぴりから照り焼き、万願寺とうがらしの塩炒め

照り焼きはQPのレシピ本で見た料理。ナスをコチュジャンか柚胡椒を塗った豚肉で巻いてフライパンで焼いて酒、砂糖、醤油で味付けするだけ。簡単にできてオイシイ。万願寺は伊勢丹クインズで安売りしてた京都産をゲット。
猛暑から一転豪雨になって、窓を開けてたら寒い!!ってどうよ!!という無茶苦茶なお天気で、今や世界中がこうした気象異常に見舞われるなかで、果たして人類の文明はホントにこのままで大丈夫なんだろうか、と誰しも根本的な疑問と不安を抱いて今までの自信を喪いつつあるというのに、日本の総理候補がドングリ乱立してる状況は一体どう考えたらいいんだろう?ここ数年、あんなヤツでもなれるなら自分がなったっておかしくないと思うような人たちが毎年なっては消え、なっては消えしちゃってるからだろうか。まずはここで名乗りを挙げておかないと、将来その目があるようにカウントされないのが困るからだろうか。
いずれにしても、岸や池田時代から記憶がある世代の人間で、『小説吉田学校』を愛読した身としては、スケールダウンなぞというのもおこがましい感じで、どうせ一年おきに替わる総理なんだったら、いっそ自分がやりたいことをもっとハッキリいえるだろうにと思うのだけれど、そういうことさえできないのは、結局のところ目的と手段が逆転しているからだろう。当初増税路線をハッキリ打ち出していたブースカ野田が、党内反発が強すぎるせいか、またしても玉虫色の言い方に日和ってるのは全く戴けない。別に私は増税派というわけではないが、もしそれが絶対に必要だという認識に立つ者ならその旗を堂々と掲げて選挙に臨むべきだろうとは思うのである。票欲しさに毎度この手の曖昧な妥協を見せるから、結果、国民選挙のレベルでも一体どの党やどの候補者が自分の代弁者たり得るのか、有権者はさっぱり判断できないのである。
地元に利益誘導してくれる人を選んでおけば間違いないというような発想とは無縁である都市部の有権者は、一体いつになったら自らの本気の投票行動を何らかの結果に結びつけることができるのだろうか。
とにかく2年前の本気の投票行動を思いっきり裏切ってくれた民主党の罪は深いにもかかわらず、そのことに対する自覚があまりにも欠けているような気がしてならない。


コメント(2)

同感です。
馬渕が「(候補者が多いのは民主党に人材が多いことを国民に知ってもらえて結構だ」みたいなことを言ってるのを聞いて民主党はダメだと思いました。
政権のたらいまわしをやめて再編成を急ぐべきではないでしょうか。急がば回れで。

投稿者 佐平次 : 2011年08月20日 09:50

「誰が民主党の代表になっても菅さん以下」と思っている自分が情けないです。あの人たちと菅さんとどこが違うのでしょうね。週刊文春のおかげで、民主党の情けない代表候補の名前を一発で覚えました。前樽馬鹿野海小(またばかのかお)代表選というより雑居ビルの管理人選びです。

投稿者 ころちゃん : 2011年08月21日 17:04



2011年08月20日

おこわ弁当、30品目サラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
午後までしっかり原稿を書いて、夕方クラブで1鞍騎乗。専用馬スーパー氏との相性はこのところ絶好調で、先日飛び込みでナイター乗馬をした時は、「途中から馬がのってきたのわかりますか?激走しましたよね」とインストラクターの方に言われたくらいだったが、今日も好調をキープしてたので、こういう時こそと思ってレッスンのステップアップをお願いしたところ、即OKがもらえたのだった。スポーツはなんでもそうかもしれないのだけれど、乗馬は回数を乗るだけどんどん上達するものかといえば然にあらずで、先月はずいぶん巧く乗れるようになったと思っていたら、今月は全然ダメで乗り方がまるでわからなくなっちゃったなんてことがしょっちゅうあって、一体なぜそんな風になるのかはまったくわからないのである。今日のインストラクターの方は「馬は機械とちがって生き物だから、何かをちょっと変えるだけでよく走るようになることがあります。たとえばムチを左手から右手に持ちかえるという動作をしただけでも変わりますよ」と、仰言ったが、たぶんその逆も真なりで、こちらの何かが微妙に違うと走る馬も走らなくなってしまうのだろう。バランスや足の位置が違ったりするのはもちろん、体調や気分が違ってもそれが馬に伝わってしまうのだろうし、
馬もまた当然そのときの体調や疲労度や気分があって、お互い生き物同士がイイ感じの関係を保って協力し合うのはなかなか難しく、それこそがまた乗馬の醍醐味ともいえそうだ。とにかく初対面の馬はお互い不安な気持ちで、こちらはさぐりさぐり乗ってる感じだし、馬のほうもこちらを舐めたり、変にびびったりして
最初はスムースに行かず、なんとなく扱いがわかりかけたところで残念ながらレッスン終了となるケースが多い。専用馬で何鞍も重ねて乗っていると、何があっても大丈夫という安心感がこちらに生まれるから、馬のほうも安心して乗せてられるのだろう。上達した人はきっと乗った瞬間に馬のクセを見抜いて、それに合った乗り方が自ずとできるのだろうけれど、私なんかはまだまだ、人見知りならぬ、馬見知りが強いレベルであります。


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乗り慣れた馬の安心感は何とも言えませんね。
それでも脚や手綱や座骨の位置が微妙に違うとそれなりに反応するので、3歩進んで2歩下がりの進捗状況で、ひどい時は全然動いてくれなかったり・・・・・・。
今朝子様がおっしゃるように馬と人が共に
”今日はベストだぜィ”なんて日は滅多にありません。
でもいいんです。
”地上の楽園は馬の背にあり”ですもの。

投稿者 小山 雅子 : 2011年08月21日 23:06



2011年08月21日

上方ちらし寿司、黒酢豚、ナスのマリネ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。今日も夕方に1鞍騎乗。馬場は最悪のコンディションでも、おなじみのスーパー氏はしっかり走ってくれました。写真はサマーカットされて今日はさすがに寒そうなアルパカさんたちで、わが家の亀ファミリーもいきなり冬眠モードに突入です(@_@)
ところで日本の演劇界はお能あり、歌舞伎あり、新派あり、新劇あり、アングラあり、小劇場ありと、あらゆる時代の演劇を古典化して残すという、極めて特殊な発展を示しているが、それは演劇の新しいスタイルに目覚めた人たちが、古いスタイルを堅持する人たちにそれをぶつけて対立し、葛藤することを通じてアウフヘーベン(止揚)するという発想や仕組みにはどうしてもならなかった結果だろうと思われる。つまり古い高級住宅地に住んでる人と付き合うのは鬱陶しいから新興住宅地に家を建てるみたいな感覚なわけだけれど、もともと他人と論理的に対立することが極めて苦手な民族だから、たぶんそういう現象が起きるのではないかと私はかねがね思っていた。と同時に、古いスタイルを堅持している人びとは何かと既得権益を手放したがらないし、新たな勢力もそれを直接奪いに行って過激な対立をするよりも、迂回して自らの新たな権益を確保したほうが得策と考えるからに違いない。で、演劇界はたまたまわかりやすい例として取りあげただけで、何も演劇界に限らず、これはこの国のあらゆる文化面において現れる現象だろうと思うのだった。なぜ唐突にこんなことを書いたかといえば、ちかぢか行われるであろう民主党の代表戦をめぐってあの小沢クンが、またもや「昔の名前で出ています」的な存在感を示し始めていることのアナクロニズムに愕然としたからである。
新劇が誕生するにあたっては、「素人を役者にする」立場を取った文芸協会と「役者を素人にする」ことを標榜した自由劇場の立場があったが、いずれにしろ歌舞伎に代表される旧劇を脱皮するには「素人」というキーワードが欠かせなかったように、これからの政治にもどこかで「素人」くさい要素が必要だと思って2年前に民主党に投票したにもかかわらず、このていたらくは一体なんなんだ!!!と怒っているのは私ばかりでしょうか?


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私も怒っています。とうよりアホらしくなっています。今さら代表選に出るからと小沢詣では何を意味するのでしょう?

小沢氏は田中型政治家、彼らの大きな後始末をバブルが弾けて以後、ずっと国民がやらされてきてるわけです。同じ事をするのが嫌だから民主党を一時的に支持しましたが(自民党を支持した事は一度もありません。と言うより今の日本の政党で支持し続ける党はありません。帯に短く襷に長しで、その時々で選んでいます)国民よりも自分の事だけしか考えられない方が政治家になるのか?と思うこのごろでございます。

投稿者 お : 2011年08月21日 22:19

サマーカットのアルパカさん、あまりに間抜けな姿なので思わず笑ってしまいました。首回りが暑いと思いますが、丸刈りしてしまうと誰だか分からなくなってしまいますね。

投稿者 tucci : 2011年08月21日 23:29



2011年08月22日

茹で豚と叩きキュウリの香味ダレ

QPで見た料理。香味ダレはニンニク、生姜、ネギのみじん切りに醤油、酢、砂糖少々、豆板醤、胡麻油を混ぜて作る。豚はしゃぶしゃぶ用の肉を使う。キュウリは4分割してから叩いたほうが仕上がりがキレイになる。今日の天気とは全然マッチしないとても夏らしい料理だと思いながら作ってしまった。
昨夜バスの中でラジオを聞いて、ふと耳に止まったのは、三陸の地層に千年おきの巨大津波の痕跡が発見されたというニュースで、こんどの東日本大震災がやはり千年に一度の自然現象だったことが地学的に検証されたのを知った。前回の貞観大地震の9年後には、関東で元慶大地震があり、さらにその9年後には、近畿地方に仁和大地震が起きたことを思うと、今回がそうしたパターンを辿らないようにただただ祈るしかないのだけれど、それにしてもよくぞこんなキケンな島に大勢の人間が長らく住み着いているものだとほとほと感心してしまう。とにかく昔よりも科学が発達しているとはいえ、一方で昔とは比較にならないほど多くの人間が密集しているのだから、リスキー度はむしろ高まっているのではあるまいか。
天変地異が相次ぐと元号を変えたり、政変が起きたりするのはこの国の常であり、江戸時代だとたとえば天明期の相次ぐ天災の直後に松平定信が登場して、極めてドラスティックな寛政の改革を行ったことが知られるが、拙作をお読みの方は、私が寛政の改革の必ずしも良い面ばかりを描いているわけではないのをご存じだと思うのだけれど、それでも当初において松平定信は民衆から待望されたヒーローであったし、彼が世の中をがらっと変えてくれることが期待されたのも事実である。
現代の民主主義というシステムにおいては、なまじヒロイックな指導者が登場するほうが怖いような気もするのであるが、それにしても千年に一度かもしれないクライシスの中で、今どきの政治家の寝ぼけ方には何をか言わんやであります(-_-;)


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三週間ほど、田舎に帰っていたので、地方紙では詳しくわからなかった、大文字焼きのことや、小沢君のあやしさなど都会と田舎は時間の流れが少し違っているなと感じました。
 しかし収穫も。関心がなく覚えていなかったのかもしれませんが、わたしの地方で津波の言い伝えは潮が引いたら逃げろ程度でほぼ皆無でした。今回聞いてみると、母の祖母?にここまで津波が来たと聞いたと言われた場所は、実家より三キロほど川の上流でした。今まで毛ほども知らなかったので、大きな地震があったときに、どこまで逃げると安全か考えましたが、裏山に徒歩で登るのが一番よさそうな気がしました。どこに住んでいても標高が高くないと津波の危険は日本中どこでも同じだと思い、改めて背筋の凍る思いです。
 自民も民主も当てにならない今、共産党が躍進してもよさそうなのに、どんどん議席を減らして発言力がなくなっているのも不思議で、なりません。もしも共産党が与党になったら、民主党よりはた迷惑な政策を打ち出しそうでこわくかんじますけど(苦笑い)。

投稿者 nao : 2011年08月23日 02:32

以前、教わった「川上」の板前さんが出たBSの街歩き番組、昨日も放映されて、やっと見ることが出来ました。
先日、友人から、昔「川上」でご馳走になった事があると聞いて、ビックリ。社会人になって間もない頃、その日、たまたま知り合った年配男性から、奥様が急に都合が付かなくなり、「折角、予約したので、良かったら…」と誘われたのだそうです。舌の肥えた友人ですが、若かったし、入った瞬間、店の格式を感じて、緊張してしまい、何を頂いたか、良く覚えてないそうですが、そんな事あるんですね。そうした偶然を期待できない私は、自力で伺いたいと思っています(笑)。

投稿者 ウサコの母 : 2011年08月23日 22:05

はじめて書き込みさせていただきます。
今日母と一緒に、松井今朝子先生の行きつけ(?)の場所、氷川神社に参拝しにいきました。そしたらば神橋で撮影中の松井先生発見!!まさかまさかの遭遇!撮影中だったので、参拝してからお声がけしようと思ったのですが。参拝終わりに神橋をみたらば、もう撮影撤収。。。時すでに遅しでした、残念!!帰りの電車の中でも母と「凛としてるってああゆう人のことゆーんだろねー!」と興奮がなかなか醒めずここで思わず書き込みしてしまいました(汗)。

投稿者 sayaka : 2011年08月23日 23:42



2011年08月24日

ピータン&甘酢白菜、海老チリ、豚とキャベツの辛味噌炒め、海鮮おこげ他

国立劇場で「京のみやび」公演を見た帰りに旧友の河合さんと一緒に赤坂の「栄林」で食事。
今日は午後からサンケイリビングさいたま中央版の取材を受けてまずは氷川神社境内で撮影。その現場をたまたまご覧になった読者の方から早々と投稿を頂戴してビックリです(@_@)さいたま市誕生10周年の特別企画で大宮という町についてのインタビューを受けたので、こんなにベンリで住みやすい町はありませんよ!!!とお答えした。編集長の丸山さんは昔から拙著をご愛読くださっていて、ブログもよくご覧になっていたそうなのだが、まさか私が大宮に引っ越してくるとは思わなかったとか。で、ご主人が劇団を主宰なさっている関係で旧友の岡本蛍をご存じだということを聞いて、相変わらず世間は狭いな~と思いながら国立劇場に向かう途中で、なんとこれまた大学の同級生で三越劇場の蓮池氏とすれ違い、劇場に入ったら、当然ながら次から次へと色んな時代に知り合った方たちにご挨拶で、今日はまったく人生の総ざらいみたいな一日でした。
「京のみやび」は京舞の井上八千代と笛の藤舎名生のジョイント公演で、大切りに芸子さんたちによる「手打ち」もあるから、久々に祇園町の引っ越し興行という雰囲気が漲ってロビーの賑々しさは格別だし、古典芸能関係者も今宵はここに集結したという感じだった。八千代さんの出し物は「玉取海士」と「もさ順礼」という共に井上流の大曲ながら、片や能取り物を素で舞い、片や衣裳付きで人形ブリをふんだんに見せるという、毛色の違う演目を2本並べたプログラム立てがまずは功を奏したといえそうだ。「玉取海士」は幕があがった一瞬、祖母の四世八千代を髣髴とさせ、全体に落ち着いた舞いぶりで、技術的にはもちろん何の問題もないのだけれど、欲をいえばもう少しドラマチックな雰囲気が漂ってもいいように思われた。四世八千代のこの舞いはTVの映像で見ただけだが、それでも広々とした海に女ひとりで分け入る高揚感のようなものが全身から滲み出ていたような気がするのである。それゆえこの出し物に関しては却って今後がまだまだ楽しみにも思われたのだった。「もさ順礼」は井上流ならではのアクロバティックな人形ブリがあるし、また舞い手が若い娘に設定されているために、ひょっとしたらこれが舞い納めになるかもしれないと思いながらも、まだ可愛らしい娘に十分見える八千代さんの舞いぶりに感心させられました。


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同じ時間に小劇場の落語研究会。
遊馬「佐野山」、喜多八「死神」、白酒「お化け長屋」、一朝の「定五郎」がよござんした^^。

投稿者 佐平次 : 2011年08月24日 11:25



2011年08月24日

バーニャカウダ、パエリヤ

旧友である大阪府立大学教授の河合真澄さんと女義太夫の鶴澤寛也さんをお招きして手料理のランチ。合羽橋でゲットしたパエリヤパンはカジュアルなおもてなしに持ってこいです。
初めて新居を訪ねられた河合さんは、大宮駅からわが家に着くまでの道すがら、あたりをキョロキョロしながら「三軒茶屋とちっとも変わらしまへんがな。全くおんなじですやん」と言い通しだった。
4月の「はなやぐらの会」以来初めてお会いした寛也さんからは素敵なカメグッズを頂戴し、寛也さんも♂ガメ俊寛に黒いシュロボウキをちらつかせて興奮させる遊びにハマられたところから、人間も動物としての雌雄の差が相当にあって、育てていても男の子と女の子とはいかに違うかというような話になった。子育てをほぼ終えられて、すでに大学生のお嬢様がいらっしゃるとはとても思えないほど若々しい美人である寛也さんだが、ご本人も実年齢を忘れてらして「40代になってるのはわかってたんですけど、娘からお母さん
今年もう50よ!と言われて物凄くショックだったんですよね~」と仰言ったから、たしかに私も50の大台に乗った時はぐっと来るものがあったという話をした。「とにかく折り返し地点は完全に過ぎちゃったという感じで、ある意味コワイもんがないというか、どっちみち死んじゃうんだから、義理もヘチマもない、なんでも正直に言いたいこと言って、出来るだけしたいことして死んじゃおうって気持ちになったんだよね」と言いながら、考えてみれば高齢化社会はこの手の人が結構多いわけだから、若い人も大変だよな~と改めて思ったのでした(^_^ゞ


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自分自身が40代になった時になんか思ってたより、若いと言おうか普通と言おうか妙な感じなのは覚えております。
そして50歳が近づいてきますと、折り返し地点過ぎたなと思います。
今から30年前くらいでしたか、浅丘ルリコさんが呑気な年下亭主をもったしっかりものの才色兼備な奥様役を演じていてそのドラマのなかで、シーズン過ぎた荒波の海で泳ぎながら「私今45歳、人生80年としたら折り返しちゃったのよ」とありました。私はそれを観た時に大分先な話やなと思いました、

が、実際なってみると、確かにやりたい事はやっておかなければと言う気分にはなりますね。
食べたいもんを食らい、行きたいとこに足を運び、住みたいとこに住む。後何がありますかしらん?
なんだか欲のおはなしになりました、崇高な事はまだまだ考えられません。まだまだなまぐさいです。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月25日 16:22

私は、大学で事務をしてた頃、上司が、
「あの先生はまだ若いよ。僕と同じくらいだから」と言ったのが、今でも耳に残ってます。
どう見ても40歳過ぎの上司が、同じくらいの年の先生を「若い」と表現した。(確かに、60過ぎのジイさんバアさんがゴロゴロな大学の先生たちの中で、45歳はまだ若手かもしれないが)
20代の人間にとって、それがどれだけ奇異な物言いに聞こえたかを私は身をもって知っているので、人生において、絶対に、「あの人はまだ若いよ、私と同じくらいだから」という言葉だけは言うまい!と肝に銘じてます。

投稿者 せろり : 2011年08月25日 23:02



2011年08月25日

塩引鮭、茄子と油揚げの煮物

茄子と油揚げの煮物は昔から夏場の定番総菜。ムシムシする今晩は鷹の爪を入れて濃いめに味付けした。
前原氏の出馬でますます混沌としてきた民主党の代表選だが、この人が世論調査で常に比較的高ポイントを稼ぐのは何故なんだろうか?わりあい思いきったことをハッキリ言う人だからだろうか?そういえば、あの八ッ場ダムは今一体どうなってるんだろう? 外交や防衛に関しては、自民党のタカ派と似たり寄ったりの印象だが、むしろその点が今の若い世代にはウケがよかったりするんだろうか?とにかく清廉で真直な人というイメージもあるんだろうか?京都の妹はたまたま家の前に前原氏の事務所があって、辻立ちしている頃から見ているので昔からひいきにしているが、それでも「今は前原さんが表に立たんほうがええで」とかねがね言っており、外国人献金問題でまたぞろ自民党に突っ込まれて国会審議が停滞するのを恐れているのだった。むろん立候補を決めた以上、少なくともそれはクリアする自信があるのだろうけれど、この人が妙に意地っ張りなのは以前の偽メール問題で明らかだし、それゆえ自民党が何かとヘンな突っ込みを入れて引きずりおろそうとする可能性は確かにあって、「西田ちゅう同じ京都出身の自民党議員がいて、そいつが前原さんを目の敵にしてよんねん」なぞと、国会中継をいつも見ているという妹はさすがにその手の事情にも詳しいのである。で、その西田某の経歴を調べたら西部邁から思想的影響を受けていると書いてあったので、な~るほどね、と思われました。


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八ッ場ダムの工事は停滞し、地元の方は何十年も前からダム問題に翻弄されたあげく、やっと半分あきらめながら「ダム工事しかたがないか」と、いやだけれど消極的賛成に回った方もたくさんいます。前原の一言で工事は中止となり、原発事故で八ッ場ダムは多くの国民から忘れ去られているありさまです。地元民としては前原だけは許せない、人の人生を踏みつけにして何が代表選ですか。前原は言いっぱなしの無責任男です。おそらく彼の頭の中には八ッ場ダムはないのでしょうね。能もないのに自信たっぷりという人物が一番困ります。このような人物が首相になったら恐ろしい時代の到来です。だからといってほかの候補者もB級どころか論外!!

投稿者 hayase : 2011年08月26日 15:49



2011年08月26日

魚介と野菜のカリー

整体治療の帰りに新宿の「中村屋」で食事。
菅総理は今日やっと正式に辞任表明をして何故だかとても満足そうな表情が頗る印象的だった。いよいよ始まる民主党の代表選なんて国民にとってはホントどうでもいいようなものだけれど、週明けに誕生する新首相はまたすぐに辞めて、ムーディーズの格付けをさらにダウンさせるような事態は回避してほしいものである。ところで世論調査で人気の高い前原氏はどうやら党内の支持固めがイマイチのようで、小沢クンの支持を受けた泣きの海江田氏が急浮上してる感じだが、なまじ小沢クンの支持が得られた結果、それが世論の反発を招くことにもなりかねないから、海江田氏としては痛し痒しといったところかもしれない。小沢クンは財務経験の豊かな藤井裕久氏を担ごうとして果たせず、次にモンキー西岡を担ごうとしたくらいだから、今や手持ちの人材が本当に払底している上に、人を見る目も完全に衰えてきたことを窺わせる。ただしペコちゃん原口よりは海江田氏のほうに安定感があると見るくらいの目はまだあるというべきか。結局のところ民主党内は今や理念や政策のぶつかり合いではなく、単なる世代間闘争をやってるだけにしか見えないのであった。それにしても政治家を引退するといってたはずの鳩ぽっぽ兄は、さんざん貢いだんだから元を取るまでゼッタイ辞めちゃダメよ!!とお母様に注意されちゃったのかもしれないが、いまだにウロチョロしてるのは大宮駅にいる鳩よりも目障りであります。


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菅 破れ、海 野 前 に 馬 鹿 野 (郎) と叫ぶ

はぁ〜〜〜〜

投稿者 天 : 2011年08月27日 09:53



2011年08月27日

ピーマンと豚肉のピリ辛炒め煮

前にQPで見た超カンタン料理。胡麻油に鷹の爪を入れて辛みを出してから豚肉を炒め、ピーマンを加えてしんなりするまで炒め、酒、味醂、醤油、砂糖少々で味付けして水気がなくなるまで炒めるだけ。お手軽で安上がりのわりに美味しく食べられます。世界陸上のライブ中継を見ながら食事。陸上はトラック競技とフィールド競技を同時にするからTVでも気が散ってしまうのだけれど、会場で見ている人はどんな感じなんだろうか?
今日はお昼に男性4人組が現れて、台所や浴室や洗面所の排水口に高圧洗浄ホースを挿入し、あっという間に排水管の清掃をして帰られたのであった。うちのマンション全体で行われたのだが、メンテナンスの一環として1年に1度はやってくれるらしい。生活用排水管は下水管に比べて細いので、ゴミが付着しやすいから、特にディスポーザーがあるマンションなんかは高圧洗浄をマメにやったほうがいいという話を4人組のおひとりに聞かされて、要はマンションのデトックスなんだろうと納得した。ところで人間の躰にデトックスが必要なように、人間が作る組織や集団でも時々はデトックスをしないと動脈硬化を起こして機能不全に陥るのではないか。それにしても、千年に一度とされる大震災と、世界が初めて経験する原発大事故という凄まじい高圧ショックを受けながら、ちっとも洗浄できた様子がない永田町って一体何なんだろう!!!


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 その通りです。仕分けのときに詳しくチェックしていませんが、個人的に、政治家(県や市の市議会含む)や、自衛隊、皇室に関係した予算は減らしても良いのではないかと長年思っています。
 皇室の方は素敵だと思いますが、これに関係する国費は結構高額ではないかと思いますし、自衛隊は災害時に役にたっていますが、消防隊と被っていてそれ以外の事に国費が膨大に使われていると認識しています。
 政治家は、詐欺師なみに口だけ責任取らずで、居眠りできるほどまともに仕事をしなくてすむ職業なら、全て半減、又は十分の一でも良識のある人間の集まりなら十分と思います。
 田舎の新聞では被災地の事はほんの一部でしたので、都市の新聞を見て元気な記事を見ても空元気ではないかと(懸命な気持ちを否定したくありませんが疲れや問題の起き易い時期で支援も所によって偏りがあり途絶えがちでは?)少し心配です。
 今、永田町に革命を起こしてほしいです。勝手ですが私の考えるより良い方向に向かうように。

投稿者 nao : 2011年08月28日 00:41



2011年08月28日

おこわ弁当、シュウマイほか

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。今日は久々の洗濯日和ならぬ馬具手入れ日和で、日射しはまだ強くても、空の雲や涼しい夕風に秋の気配が濃厚に感じられるなか、馬場レッスンに参加した専用馬スーパー氏は極めて素直にこちらの合図通り走ってくれました。
帰宅して食事しながら昨日と同じ世界陸上のライブ中継を見て、100m走のボルトの記録を楽しみにして
いたら、なんとフライングで失格して唖然(@_@)TVの前で、さんざん気を持たせてコレかい!!!と憤慨した人も多かろうと思われます。
長々と待たされたわりに、スタートしたらあっという間に終わっちゃうのは民主党の代表選も同じで、ブースカ野田がややフライング気味に復興増税や大連立構想を表明した結果、小沢クンと鳩ぽっぽ兄に後押しされた海江田ナミダ氏が急浮上。ところがその海江田氏が、代表になったあかつきには、マニフェストを見直すことで一致した自民・公明・民主の3党合意を再度見直すと発言したのでビックリ(@_@)あくまでマニフェスト堅持にこだわる小沢氏の意向を反映したものと思われるが、もし3党合意を覆したら国会がまたもや紛糾し、復興対策が遅々として進捗しなくなるのではないかと大いに心配される。それにしても小沢氏が
マニフェストに異常なまでのこだわりを見せる背景がイマイチよくわからない。というより、この人の行動は民主党を一体どうしたいのか、日本の政治をどうしたいのかがさっぱりわからないので困る。「死ぬまで生き甲斐のある人生を送りたい」と発言したこの人の生き甲斐って何なんだろう? まさか政界を引っかき回すのが面白くてたまらない愉快犯だったりするんじゃないでしょうねえ(-_-;)


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やっと「吉原十二か月」を読み終え、次はどれにしようかと?と(^◇^)

小沢さんの「死ぬまで生き甲斐のある人生」って、随分前にこの方心臓が悪いので激務には耐えられないと、いかにも政界引退のような事を言って涙をこぼされた事がありましたね。あれは何だったのでしょう?海江田さんを支持応援するのは自分の思い通りに行かない時には涙で逃げる所が似て居られるからでしょうか?自民党時代から今日まで小沢さんの生き甲斐で振りまわされ続けてる永田町。彼にとって震災はまたもや利権で見方を増やす絶好のチャンス!と思って居られなかったら良いですが。

投稿者 お : 2011年08月28日 22:53



2011年08月29日

塩肉豆腐

QPで見たお手軽料理。広口の鍋に入れた出汁を塩と味醂だけで味付けし、ニンニクのスライスと鷹の爪の輪切りを入れて木綿豆腐、しゃぶしゃぶ用の豚バラ肉、ニラを順に煮るだけ。豆腐はしっかり水切りして使うのがポイント。煮汁が美味しい。
相変わらず世界陸上のライブ中継を見ながら食事。室伏おめでとう!!!ついでにブースカもおめでとう!
ひょっとしたらこれは地味なブースカをアピールするために、途中わざと混沌とさせて盛り上げようとした戦略だったのかも?と疑うくらいに、フタを開けたら意外にすんなりと、当初の大本命に落ち着いた民主党代表選だが、政策の是非は別として、この人ならまだ一番長持ちはしそうだから、その点ではホッとしてる人も多いのではなかろうか。前原氏になればまたもや外国人献金問題で審議時間が大幅に取られるだろうし、海江田氏の3党合意を見直すという発言には、国会がにっちもっさっちも行かなくなるのが見え見えなので、さすがに引いてしまった民主党議員も多かろうと思われる。それにしても海江田氏は代表戦を前にして何故そこまで言っちゃったんだろう?もし小沢クンが言わせたのだとすれば、なんでそこまで言わせたんだろう?どうもそのあたりが不可解である。一方のブースカも復興増税はともかく、代表にもならないうちから何故あんなに自民党に対する大連立ラブコールを言い募ったんだろう?連立したらポストが減る恐れもあるのだから、同じ党の議員には嬉しくない人もいて当然だし、むろんそんなことは百も承知でなぜ???という疑問がどうしても湧くのである。そこにはきっと何か裏があるに違いないと思うのは単なる考えすぎで、
当人たちは意外にうっかりペラペラ言っちゃってるだけなのかもしれないなあという気もするのは、私が図らずも選挙直前の立候補者のスピーチを聞いちゃったからである。
今日は妙に朝早く目覚めて5時から執筆を開始したので、お昼ご飯も早めになり、TVを点けたらたまたま代表戦直前の候補者それぞれの訴えが放送されて、それを聞いていたら、要するに政治家は弁論大会に出場するのが好きな子供のなれの果てみたいなものらしいと判断せざるを得なかったのだ。すなわち子供の弁論大会を彷彿とさせるくらいに幼稚な内容に終始して、本格的な政策論みたいな話は誰からもほとんど出てこず、こんな情緒的な訴えが胸に響く人たちの集まりなんだ~と私はスッカリあきれてしまったのである。リテラシーなんていい方をするのもおこがましい感じだった。


コメント(4)

野田ブースカさん、確かに一番長持ちしそう。しかし長持ちって何カ月くらいでしょうか?
前原さんも野田さんも松下政経塾出身、日本がバブルに向かっている頃に政治を学ばれた方達ですから理想はそれぞれお持ちでしょうが、自分達が政治家になった時にはバブルは去り理想を口にできないのかもわかりませんが、とりあえず頭に浮かんだ事を反芻しないで口にされる所がありますね。
しかし何方が首相になっても茨の道。国民のどの意見に一番耳を傾けるか?被災地は地区ごとに、いや個々に要求が違がう。全てが納得できる政治はできません。本人も言って居られるように野田さんが首相になって支持率が伸びるとは思えない。だから支持率に振り回されないで一点にしぼり、一つづつできることからやって頂きたい。マスコミも上げ足とりばかりしないで、もう少し良識を持った報道をして欲しいと思います。

投稿者 お : 2011年08月29日 22:51

民主党も人材が枯渇していますね。民主党も松下政経塾出身者頼みではこの先はありませんね。私の中では消去法で野田くんに落ち着きました。(支持しているわけではない)一番びっくりしたのは高校生の野田くんはいい男の一歩手前だったのに、今はそのころの面影はゼロ。まったくの別人です。

投稿者 hayase : 2011年08月30日 10:31

多分、今朝子さまにとっても初めてだと思います、首相が自分より年下ということが。
なんか、「もう越えちゃったなぁ」とシミジミとした感慨があります。年取ったんだなぁ、私。

は~るか昔、高校野球の選手が自分より年下になった時に、愕然としたものです。今や、高校野球の選手は自分の子どもよりも年下ですが。

投稿者 せろり : 2011年08月30日 14:58

だから私は、明石家さんま・中村勘三郎・桑田圭祐・江川卓たちに
「ご自身よりも首相が、初めて年下になったご感想は?」と質問してほしいです。
または、柴門ふみに「ご自身と同い年の方が首相になったことで、何かお感じになることがありますでしょうか?」とか、聞いてほしい。

投稿者 せろり : 2011年08月30日 18:48



2011年08月30日

鶏肉とパプリカの炒め物

QPで見たカラフルな料理。鶏肉は皮を取って生姜汁、酒、醤油で下味して片栗粉をまぶして先に炒めておく。叩きつぶしたニンニクとネギのみじん切りを炒めた油でパプリカを炒め、酒、醤油、砂糖少々で味付けしてから鶏肉を戻して炒め合わせる。味付けしてからしっかり水分を飛ばすように炒めるのがポイント。
食事しながら久々に見たNHKの「クローズアップ現代」で、カダフィ大佐追放後のリビアの暫定政権が案の定なかなか巧くまとまらない様子を知って、他国を心配してるどころではない日本の政情に思いをめぐらしてしまった。
とにかく輿石東氏の幹事長就任は党内融和最優先の意図が端的に表れているが、日教組出身の社会党議員だったこの人が、自民党保守本流だった小沢クンと親しいのは55年体制を知る者にとってはやや奇異な感じがしないでもない。もっとも自民党の中でも小沢クンが属していた田中派は福田派と違って、米国の共和党よりはやや民主党に近い政治的理念を掲げていたので社会主義とも相容れる点があると、互いに認識しているのだろうか。究極のバラマキはなんといっても田中の茶坊主みたいだった竹下政権のそれだったし、考えてみれば自民党はいつの間にか福田派系の清和会が主流派になって、田中派系は追いだされたかたちで民主党に寄り集まった格好なのである。また55年体制下の旧社会党と自民党は対立していたように見えながら、けっこう馴れ合っていたふしもあり、小沢輿石両氏も共に古い政治体質を有していて、今どきの松下政経塾出身者よりはお互い話が通じるということもあるのだろう。
ともあれ荒れた中学校の教頭先生みたいな輿石氏が、ガキ大将の小沢クンを時にはなだめ、時には注意しつつ、クラスの運営が巧く行くよう助けてくれることをブースカ学級委員は期待しているのだろうし、もう子供たちが余計なケンカをして授業時間を少しでも無駄にしないよう、国民PTAとしてはしっかり監視してゆくほかなさそうです。
 それにしても、とかく他者を排除しようとして攻撃的になるのは人間の♂ばかりではない証拠として、わが家の♂俊寛とカレがなぜか妙に敵視するシュロボウキとの一戦を下の映像でお目にかけます。


コメント(5)

うわあ、俊寛君、凄い形相で棕櫚箒を追いかけて噛みつきそう(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
敵だと思ってるんですねえ。亀がこんなに必死になる姿は初めて見ました、爬虫類を飼うのも面白そう。

投稿者 お : 2011年08月30日 22:51

俊寛様の俊敏な動きに\(◎o◎)/!
亀界の世界陸上選手権では優秀な成績をおさめる事
間違いなしですね( ^)o(^ )

投稿者 小山 雅子 : 2011年08月30日 23:11

俊寛様の動画楽しいです!私はメスの星亀を飼っておりまして、うちの子は細長いロングスカートに興味しんしん、興奮しておいかけてきます。なぜスカート、なぜシュロ箒?亀っておもしろいです。

投稿者 山本カオリ : 2011年08月31日 15:57

顔がダークな色の反対でピンクな口の中が目立ってよけい怖いですね。うちのネコなんかたぶん同じような事を私がしても全然ムキにならないので、面白くないです。
(ネコできてて、普段はものわかりの良さに助かってますが)
松井センセのとこの俊寛ちゃんは、もしやわかっていてわざとフリしてるのかも?そうやとしたら、亀のほうが人間より一枚上手だということになりますね、そんな事あったら歴史が変わりますか。
余談ですが、かしわの皮は別にカリッと焼いてはるのでしょうね、無造作に捨ててたら手討ちに致す~なんてね。
別名、食べもんの皮愛好家なので(笑)
ぼちぼち、時鮭が美味しい季節になってきましたね、(皮だけ売っていたら私、買いたいくらい)

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年08月31日 16:07

ブースカって誰なのかなあ、、と時々しか覗かない私は迷ってしまいました。 あー津田沼の宮澤賢治か、、と遅まきながらに気がつき、なるほどなるほどと合点しました。 ドジョウの名演説は、今までの民主党の第一世代には云えなかったドショッポネを感じさせて好感が持てましたので、あの時 ブースカに似てるなあ、、と気がつかなくて良かったです。  それにつけても、鶏肉の炒め物からリビヤと我が国の戦後史を鮮やかに切って、俊寛のドンキホーテでほっとさせる。  こういうのをリテラシーと云うのだな、、と 初めて リテラシー=教養 という事を知った小生はますます今朝子先生に感心した時でした。  

投稿者 八島 秀二 : 2011年08月31日 17:15



2011年08月31日

茄子とソーセージのニンニク煮

QPのレシピ本で見たちょっと変な料理だが、食べたら意外に美味しかったし、とても簡単にできる。縦割りにした茄子の皮に切れ目を入れて全体に油をまぶしてフライパンに皮目を上にして並べ、そこにソーセージとたっぷりのニンニクと鷹の爪を加えて強火で熱し、水とめんつゆと砂糖を注いで落としぶたをして強火のまま加熱し、煮汁が少なくなってからインゲンを足してさっと煮れば出来上がり。
昨夜京都の妹に電話したら当然ながら民主党代表選挙の話になり、彼女のマンションの真向かいにある前原氏の事務所のそばには「TVの中継車がずっと駐まってたで~」と言いながらも「今度はホンマに前原さんやのうて良かったわ。あの人がなったら献金問題でまたメチャメチャ揉めるとこやったで」とのこと。「そやけどドジョウの話が出てきたら、すぐにドジョウ屋さんに取材するてな単純な発想しかできひんTVの人にも呆れてしまうわ。日本は一体いつから、こんなに物を考えへん人ばっかりになってしもたんやろ」と嘆きつつも「まあ、この私が50にもなってるんやから、皆たいしたことのうてもしょがないけどなあ」と諦めモードであった。「ところでブースカて何なん?」と訊かれて「あんた怪獣ブースカて知らんの!」と私。「姿カタチはよう知ってるけど、あれは一体どういう怪獣なん?」と言われたら、私もさすがに返答に詰まり、その場でネット検索をしてウィキペディアを見たところ、ブースカになった元の動物はなんとイグアナ!!であることが判明。
ああ見えて、ゴジラやガメラと同じ爬虫類だったんだ(@_@)