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2009年05月01日

豚しゃぶサラダ

合わせた野菜は新玉ねぎ、茹でアスパラガス、トマト、レタス。練り胡麻、砂糖、豆板醤少々、酢、醤油、鶏ガラスープを混ぜ合わせてタレを作った。
NHKの緊急報告「新型インフルエンザ」を見ながら食事。
 これまで感染の疑いがもたれたふたりの帰国者が検査の結果シロだと判明してまずはよかったが、こういうことでは良きにつけ悪しきにつけ、日本伝統の鎖国体質が露骨に出てしまうのだろう。今はとにかく国内に入れないことに命かけてます状態なのがちょっとコワイくらいで、周りがすべて海だからそれもある程度できるし、そんな発想にもなるのだろうけれど、防ぎきれるものではないわけだから、時間稼ぎをして戴いていることに感謝しつつも、まあ今からあんまりカリカリしないでおきましょうよといいたい感じも受けた厚労相である。今からこんな風だと、日本で流行し始めたらどんなになるかと考えたらとても恐ろしいのである。私なんかはまだ家にずっといてもできる仕事だからいいようなもんだけど、イベント関係者は真っ青ではなかろうか。心配なのはただでさえ内向きの時代にあって、ますます海外に行く人が減りそうなことで、旅行社もたまったものではあるまいと思う。もっとも誰だって罹りたくはないわけで、私は子供のころに40度くらいの熱が何度か出たので、考えてみれば香港型かソ連型の抗体は持っているのだろうし、それで大人になってからインフルエンザに罹ってないわけだ〜というのが今回の件でやっとわかりました。




2009年05月02日

鶏大根、鶏の立田揚げ、塩鮭、海老とオクラのおろし和え

 美容院の帰りに近所の総菜屋でゲット。朝からマキマキモードで原稿の手直しをしていますが、まだ予定通りの仕事は片づいていません(-_-;)。明日の乗馬はともかく5日にホースショーを見に行くとなるとなかなか大変で、週休2日取るのは至難のわざと知りました。けれど美容院の予約はキャンセルせず今晩は料理の時間をカット。
美容師のIさんは近ごろ修学旅行以来という京都旅行をされたそうで、話を聞いてみたら、たった1泊2日で三十三間堂から清水寺、三年坂から祇園周辺を歩きまわったあと、銀閣寺から哲学の道を辿り、次に竜安寺、金閣寺、仁和寺周辺の寺巡りをして、その間ちゃんとイノダで朝食も取り、鍵善でくずきりも食べ、最後はなんと愛宕山に登って土器投げまでしたというから超ビックリ!!!連日、朝6時から始動して、移動はすべてバスか徒歩だったので「膝が笑うという体験を、初めてしました」とのこと。人間やれば出来るという見本のような旅行話を聞かせてもらって、私もまだまだ頑張らなくては(笑)と思ったのでした。




2009年05月03日

上方寿司、30品目サラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
 NHKスペシャルJAPANデビュー「天皇と憲法」を見ながら食事。憲法記念日にふさわしい番組で、明治期の日本帝国憲法が成立した当時の意義から説き起こして、戦前の政党政治が崩壊した過程における犬養毅の責任を端的に語り、美濃部達吉の天皇機関説をめぐる問題をつまびらかにする中で、戦前の日本が右翼的な思想家や学者、評論家の台頭を許して政治が急速に右傾化した背景には、彼らにまんまと乗せられてしまった民衆ことに物事を単純に考えやすい若者たちの存在があったことを暗に指摘した点が非常に面白かった。これと似たようなことはまさに現代にも当てはまるので要注意である。日本という国を考えるためには、そのつどさまざまに解釈されて、また利用もされてしまう天皇という存在を、各時代できちんと認識する必要があることを率直に指摘した点も高く評価できる。
ところで今日も昼間はしっかり乗馬するばかりでなく、少し早めに行って、クラブと隣接してイケイケになってる動物園でアルダブラゾウガメと触れ合ったのが私なりのささやかな連休モードといえるのでしょうか(^_^)動物は他にもいっぱいいただろうに、なんでまたカメの写真やねん!と仰言るなかれ(笑)。 
 下段の写真は本日実施された乗馬学校の入学試験のヒトコマで、受験者は皆さん正式な乗馬服姿で、思わず見惚れてしまうくらいに上手な方ばかりでした。


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良い連休を過ごされましたね。
3日に急に「法事をします」との連絡があり、関西から四国に親子5人で3日午前7時前に車で出発。宿泊しようにも急な事で一泊10万円(一人)のホテルというかリゾートコテージといいますか、そんな所しか空いておらず日帰りを決行しましたが、法事の読経が2時間、その間だけ居てすぐに帰宅しましたが、帰宅できたのは午後10時。約12時間車の中でした。ETC効果なんでしょうが饂飩屋はどこも列ができ食事にも不自由するありさま。休日1000円効果は何時まで続くのでしょうかねえ。おかげでNHKスペシャルを見逃してしまいました。

投稿者 お : 2009年05月04日 22:37



2009年05月04日

焼き鶏、鶏の叩き、焼きおにぎり茶漬け他

熊谷夫妻と近所の「炙」で食事。おふたりは馬事公苑の「ホース・ショー」を見たあと隣接した馬具メーカー「カバロ」でどっさりお買い物をしてお越しになった。PHPにご在職中の折には考えられなかったくらい、今や延々と馬の話で盛り上がったが、私がクラブでお局様とあだ名していた牝馬がどうやら重病で復帰も危ういらしいと聞かされてちょっとショックを受けてしまった。そういえば最近見かけないなあと思っていたのだけれど、高齢ながらクラブ中の馬がインフルエンザに罹っても元気だった馬だけに、病気になったとはとても意外だし、心配でならない。自馬でなくても、何度も乗らせてもらった馬にはやはり情が移ってしまうものである。
 ところで今月末には新潮社連載の『銀座開化おもかげ草紙』の取材で西南戦争の舞台になった田原坂を訪れる予定だが、熊谷氏はすでに同地を取材なさっているのでその話をいろいろと伺ったのが有り難かった。奥様は出版関係のデザイナーなので、デザイナーと編集者との関係をいろいろと伺えたのが面白かった。現場の担当は非正規雇用の社員であるケースが多いそうなのであるが、出版社に限らず、所謂ギョーカイと呼ばれる分野の仕事では、現場を非正規雇用の人や、下請けプロダクション任せにして、正社員は人事異動でどんどん現場から離れてゆくシステムになっている一方で、子飼いの正社員を大切にする風潮があるようなのだけれど、その結果として、会社は正社員に一体何を求めているのかが、私のようなフリーランスの人間にはさっぱりわからないのである。忠誠心?マネージメント能力?って言ってもね〜という感じで、現場不在のマネージメントなんて机上の空論みたいなもんで、現場を通り一遍しか知らない人が組み立てる計画がどんどん破綻を来していくのは国の官僚制度を見ていればよくわかりそうなもんである。要は民間の会社までがつまらない官僚制度に影響されて、空洞化に陥っているのが日本の失速の最大原因ではなかろうか?という疑問が常々あるのですが、これって単なる杞憂なんでしょうか。




2009年05月05日

パンチェッタ、バーニャカウダ、4種のチーズのピッツァ、ラグーのパスタほか

馬事公苑でホース・ショーを見た帰りに乗馬クラブの常連ソフト開発のM氏夫妻、バリキャリのOさん、模型メーカーのI氏、食品関連のM氏、某デパートドイツ支店にお勤めだったMさん、某医大司書のHさんらと三茶のイタ飯「イル・ピッツァ・イオーロ」で食事
ホース・ショー最終日の今日は六段飛越競技という連続障害越えがあり、あいにくの雨天ながら観客は結構多くて屋根付きの観覧席は満員のため、完全なアウトドアでずぶ濡れになって震えながら見るはめになったが、これが実にスリリングで、見応え十分だった。競技者は1mから10cmずつ高くしたバーを連続跳びして、クリアしたらそれにまた10cmずつ足していくという、筋肉バトルのモンスターBOXみたいな競技で、最後は日本新記録1m92cm越えが出るかどうかを5人が争うという好ゲーム展開。1m80cmをすんなりクリアした早稲田の女子大生もいれば、唯一の国産馬で挑んだ61歳のベテランもいて、乗馬は本当に性別や年齢差が全くないスポーツだということが実感される。クラブメンバーの食事会も同様に性別、年齢、職業もみんなバラバラなのに、馬の話で大いに盛り上がって和気藹々と過ごせるのが何よりだ。3人のMさんからは山梨の競技会に参加されたときのお話をお聞かせ戴き、「松井さんもこんど一緒に出ましょうよ」とお誘い戴いたのは嬉しかったけれど、皆さん相当に上手な方々ばかりで、私なんか、まだ、とても、とても、といった状態であります(^^);
それでも上手な人の演技を間近で見たり、話を聞いたりするのは参考になるように思えるだけ、私も下手くそながら少しずつは乗馬を理解しつつあるということなのだろう。これがだんだん高じていくのは、ちょっと怖いような気もしますけど(笑)。
大会最高の障害バーを跳び越すシーンを狙ったのだけれど、なにせ降りしきる雨の中で一瞬のシャッターチャンスを逃し放題の結果、中くらいのバーを跳び越した写真がわずか2枚しか撮れませんでした。下段の写真は食事をご一緒したクラブのメンバーです。


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GWといえば毎年練習に夢中で、馬事公苑のホースショーをみたのは今年が初めてでした。面白いですね。国産馬が大健闘だったのも嬉しかったです。みんな今日の部内競技のイメージトレーニングはばっちりだったのではないでしょうか。
お料理もワインも、どれも美味しかった。素敵なお店をご紹介いただき、ありがとうございました。写真お上手ですね。私も何枚か撮ったつもりでしたが、観客の傘ばかり写っていました。

投稿者 H : 2009年05月06日 18:20



2009年05月06日

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

シアター・コクーンで清水邦夫作・蜷川幸雄演出「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」を観る前にドウ・マーゴでチーズオムレツを食す。
劇場の入り口で「ああ、怖い人が来た、嫌だな〜」といって蜷川さんがニコニコして出迎えてくださったので、出来に自信アリ!とみたのだが、予想に違わぬ好舞台であった。私は82年の初演も観ているが、これはこんなにストレートでわかりやすい作品だったのか!とビックリするくらい、まるで別モノといった印象を受けた。わかりやすくなったのはまず1シーンごとに暗転でくっきりと立たせる場割的な演出と、主演の三田和代の演技力に寄るところが非常に大きいと思われる。大まかなストーリーのは戦争でちりぢりになった某百貨店専属の少女歌劇団(実在のモデルがあったというのも今回プログラムで知った)が30年の時を経て再生し、娘役と男役のトップが再会を果たす中で「ロミオとジュリエット」の芝居を演じるのだが、この二人の再会は、かつては所謂アングラ演劇運動の旗手として共に劇団を組みながら、一度は袂を分かち、時を経て再会を果たした劇作家清水邦夫と演出家蜷川幸雄自身のメタファーでもあるだけに、双方にとって大変思い入れの深い作品であることが清水の書いたセリフの随所に窺われるのだった。残念ながら初演ではそうしたセリフがあまり伝わらず、男役のトップを演じた久慈あさみの存在感が強く印象に残ったのを記憶する。今回はそれを鳳蘭が演じており、これまたその存在感は素晴らしく、タカラヅカの男役も歌舞伎の女形と同じく、年を経ればまた一種独特の色気と魅力が出てくるのがフシギなのだけれど、考えてみれば白拍子にしろ阿国にしろ男装の麗人だからして、要するに男女を問わず異装の芸能は日本の伝統に深く根ざしたものといえるのかもしれない。今回の舞台では女装したウエンツ瑛士もなかなかきれいだったし、古谷一行らの中年男優が少女歌劇の男役に扮するというフクザツな異装もグロテスクな魅力があったのである。グロテスクといえば30年の時を止めて昔のままの娘役であり続ける三田和代演じる主人公の存在はグロテスク美の極みであり、狂った彼女によって周囲がことごとく狂わされてゆき、ついには革命の旗を振り立てて自らの叫び声をあげる。そうした彼女の存在はまさに「演劇」そのもののメタファーであり、三田和代の卓抜したセリフ術を駆使した演技によってそれが証明されてしまう。思えば80年代以降、日本中が充足感に満たされたような錯覚に陥った中で、演劇は急速に力を喪っていったが、ひょっとしたらあらゆる矛盾が噴出して混迷せる現在は演劇がもう一度復権して力を持つべき時代なのかもしれない、というようなことをふと考えさせられてしまうような舞台でもあった。カーテンコールには先日亡くなった反権力のロッカー忌野清志郎の歌が流されて、これに観客は熱烈なスタンディングオベーションで応えたのである。




2009年05月07日

ワタリガニのパスタ、ピクルスのサラダ

 天王洲アイルの銀河劇場で井上ひさし作「きらめく星座」を観る前にPメディアの三村さんと一緒に近所で食事。
この作品を私は見逃していたが、再々演だし、昨日が初日なのでたぶん誰にも会わないだろうと思っていたら、意外に沢山の関係者が詰めかけていて、昨日お見かけした演劇評論家の方々とまたまた会ってしまい、この人よほど暇なの?と思われてるんじゃなかろうか心配(^^);な状態でした。
太平洋戦争開戦直前の東京のレコード店を舞台に、ジャズ好きで暢気な店主と、売れない歌手あがりの若くて陽気な後妻、脱走兵になった息子、傷痍軍人と結婚した娘とその夫、脱走兵の息子を捕らえにきた憲兵、アカのレッテルを張られて教師をクビになり広告の文案家として暮らす下宿人らの登場人物が織りなす、一口でいうとミュージカル仕立ての反戦ドラマである。タイトルは灰田勝彦の同名曲に拠ったもので、「男純情の〜」という歌詞を聞けば、私世代でもなんとなく聞き覚えがあるし、ほかにも当時の流行歌がふんだんに使われているが、大半をやはりなんとなく聞いた覚えがあるのは、子供の頃に懐メロとして耳にしていたからだろう。私より上の世代の方ならもっと懐かしい気持ちでご覧になれる芝居だろうと思う。脱走兵が出した家庭にしては異様なほどお気楽な雰囲気の中で、婿入りしたガチガチの国粋主義者の傷痍軍人もしだいに感化されてゆき、彼があるとき軍人と政商のの会話を洩れ聞いて、日本帝国が鼓吹する大義を疑ってしまったことを告白するシーンと、次いで妻が苦しむ夫を見るに見かねて胎内に宿したわが子の将来を悲観するあまり衝動的に子どもを始末しようとして、広告文案家に諭されるシーンがドラマのクライマックスである。傷痍軍人に扮した相沢一之は冒頭から極めてハイテンションの演技で健闘してはいるが、クライマックスを一段と際立たせるための演技の計算をさらに望みたいところだ。広告文案家役の木場勝己はもともと演技は達者な人だけれど、なんとなく狂言回し風に演じていて、この人物の前後の人生を含めた生活感に基づくリアリティを掘り下げるまでに至らない分、ラストの重要なセリフにイマイチ説得力が乏しい。栗山民也の演出も含めて、その点をもうひと工夫願いたい気がした。


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感想です。http://ameblo.jp/marukindebugon/theme-10008761259.html

投稿者 ばきお : 2009年05月08日 11:39



2009年05月08日

鰹のたたきサラダ、豆ご飯

鰹のたたきは自家製。サクの表面に塩と黒胡椒をすり込んでオリーブ油をひいたフライパンでさっと炙ったもの。ドレッシングも自家製でオリーブ油、レモン汁、ニンニクと生姜のすり下ろし、塩、醤油、胡椒を混ぜ合わせて作った。エンドウ豆は京都で昔よくお世話になっていた杉浦さんから頂戴した。2キロも送ってくださったので、とても感謝して大好きな甘煮も作ろうと思っていますm(_ _)m
 今日の昼間は銀座の交詢社で講演をした。現在はバーニーズのテナントが入っていることで交詢社ビルをご存知の方も多いと思うが、そもそもは福沢諭吉が英国のクラブに倣って創った日本初の社交会であり、理事長は代々どうやら慶應義塾大学の塾長(学長でなく塾長と呼ぶ)がお務めになるらしく、私がお目にかかったのは先々代塾長の鳥居泰彦氏であった。わが母校にはこんな学長はいなかったのが残念に思えるくらい、鳥居氏は実に立派な風貌の持ち主で、話をお聞きすると家康の家臣鳥居元忠のご子孫に当たられるとか。ご専門は経済学で、貧困と売春の相関関係をテーマに東南アジア地域の実態調査をなさったこともあるようで、その手の非常にショッキングな事例を個人的にいろいろとお聞かせ戴いたのは、今回の講演テーマが「遊里と文芸」だったからだろう。戯作者山東京伝らが吉原に取材して書いた洒落本を中心に、江戸の文芸に扱われる遊里の男女関係についてお話をしたが、実際の吉原を体験した方も結構いられるに違いない高齢の男性ばかり100人を前に、女性の私が吉原の話をするというのだから世の中も変わったものであります(^0^) で、話が佳境に入ったところで、なんと私自身のケータイが鳴りだして大あわて。ふだんは滅多にかかってこないケータイなので油断があって、講演者がケータイの電源を切り忘れるという大失態を演じました(-.-);
聴衆の中には、ああ、この人の顔TVでよく見るなあ〜というような財界人も混じっているところがさすが交詢社というべきか、名刺を戴いたら東京証券取引所の会長だったりして、こんな人たちの前でなぜ私が講演をしなくてはならないんだろう?それよりこの人たちにアソー君の14兆円バラマキ予算や天下り用ナントカ基金の大量増設をどう思ってるのか、私のほうが一人一人にマイクを向けて訊いてみたいくらいだわい!と思いつつ、残念ながらそこまでする度胸はなかったのでした(笑)。それにしても、こうした会に呼ばれると、物書きは世間的なヒエラルキーを超越したというか、埒外にいる存在であることを改めて強く認識させられます。会場は明治期からある巨大なカレンダー板が壁にかかった大食堂で、映画で見るような英国のクラブそっくりの雰囲気をカメラに収めたかったのだけれど、講演後に色々な方のご挨拶をお受けして残念ながら撮影する時間的余裕は全くなし。私がかつてお世話になった松竹株式会社の大谷会長もお見えになっていてご挨拶したのはともかくも、声をかけられて誰よりもビックリした相手はわが親友の福光さんのお兄様で、そういうと彼女の家は慶応閥だったのを想い出したが、理事長のお話だとやはり今でも会員の5割以上は慶応出身者なのだそうです。




2009年05月09日

スズキのムニエル柚子胡椒ソース、エンドウ豆の甘煮

近所の市場でオススメされてたスズキをゲット。ソースはほかの白身魚にも合うと思うので、オリジナルレシピを公開!なんて大げさに言うほどのことはなく、柚子胡椒とニンニクのすり下ろし、醤油、レモン汁、オリーブ油を混ぜ合わせただけ。甘煮も隠し味程度の塩を入れた砂糖水で煮込んだだけ。
日本でも今日ついに3人の新型インフル感染者が発見されて少しホッとしたのは、これでようやく「疑いアリだったけど違いました」報道が無くなるからである。それにしても、たまたま周囲にいて濃厚接触者と指定されるリスクが出てくると、うっかり海外旅行もできない感じになるのはやはり困ったもんである。子供の日にお会いしたバリキャリのOさんの会社では、連休中に海外に出かけた人は数日間自宅待機するようにという社内通達メールが着信したと聞いたから、大手企業はどこも自己防衛に懸命なのだろうけれど、もし冬場に本格的な流行が始まったら、設備に恵まれた大手企業的な空間より、もっと注意すべきは恵まれないネットカフェ的空間であるにちがいない。ともあれ今日の買い物では大手スーパーも覗いたが、レジを打ってる人の半分以上がマスクをしてるのを見てちょっと驚いてしまった。いずれどこに行っても、電車やバスに乗っても、全員がマスクしてるという近未来的な光景を見そうなのがコワイです(-。-;)





2009年05月10日

海苔巻き、ゴボウのサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
今日はもう夏ホンバンといった馬場で2鞍騎乗。私も疲れて帰りのバスで寝てしまったくらいだが、もっと疲れたに違いないのは、気の毒に4レッスン連続で人に乗られたナイスビンゴ君だろう。クラブでは皆からチビちゃんと呼ばれている♂馬で、チビちゃんだからだろうか、ビビリ〜でとても落ち着きのない子だと思っていたが、専用馬にして2週目の今日は向こうも私に馴れたのか、すっかり落ち着いて乗せてくれたので助かった。何度も頭を抱えてハグしまくった甲斐があろうというものである。馬は犬や猫よりも記憶力だけは優るのだそうで、確かにどの馬もやはり初会は緊張関係を強いられるが、裏を返すと少し打ち解けて、3会目には馴染みになれるものでありんす(笑)。今日もう一つ嬉しかったのは、重病で再起不能かもしれないと聞かされた例のお局サマと名づけた芦毛の牝馬が少し持ち直したと聞いたことで、厩舎を覗いてみたら、ピンピンしてるとはいえないまでも、今にも死にそうな雰囲気では全くなかったのでホッとした。人間より長寿のカメはともかく、なまじ動物に情が移るといずれ必ず辛い別れを経験しなくてはならないのが嫌だなあと思ってしまう。ところでお局サマに妙に情が移ってしまったのは、ひょっとしたら亡き成駒屋こと六代目歌右衛門にどことなく雰囲気が似てたせいかもしれない。成駒屋はそもそも馬に似ていたと言ったら叱られそうだけれど、大の成駒屋びいきだった元某局のプロデューサーも、歌右衛門の眼はまるで馬の眼のように漆黒できらきらと濡れ光りしていると仰言ったもので、実際にお会いしてみると、本当に吸い込まれそうな眼の輝きだったことが今も忘れがたいのである。ご自身も大変な馬好きで、競走馬を何頭か持ってらしたはずだが、私がこんなにも馬びいきになってしまったのは、歌右衛門という強烈なひいきの対象を喪ったあと、その代わりを他の歌舞伎役者はおろか、人類全体にも見いだせなくて、馬に走っちゃったということなのだろうか。そういえば「夕鶴」で知られた亡き木下順二先生も馬が大好きで、ご自宅をお訪ねしたとき、応接間のそこら中に馬の写真が飾ってあって、ご自身の乗馬姿もあったのを憶えている。思えばわが半生で憧れの人だったおふたりが共に馬好きだったということにも何やら奇しき縁を感じて
しまう。ちなみにわが母親の実家は戦前までとても羽振りがよかった家で、競走馬のオーナーでもあったところから、母親も馬は大好きなので、自分の血が私に遺伝したのだと常々妹に言ってるらしい。そのことを母の日のきょう想いだしました。


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乗馬に憧れていましたが、と言うのも実家の遠い親戚(祖父の従兄の息子達)が競馬の騎手だったので、まだ4、5才の頃、近くの競馬場に来た時に早朝に馬の散歩をさせている姿を何度も見て「カッコええなあ」と思い続けていましたが、とうとう乗馬を習わずにきました。なんだか大きな忘れ物をした気分で松井さんの乗馬報告を読ませて頂いてましたが、馬も裏をかえすと馴染になるとは知りませなんだ。やっぱりあの黒目がちの目にだんだんと色気が帯びて来るんでしょうか?笑い。

投稿者 お : 2009年05月11日 22:50



2009年05月11日

燻製のセット、スープカレーほか

夕方からスラッシュの事務所で集英社「青春と読書」の方とお目にかかって、7月刊行予定の『道絶えずば、また』のインタビューをお受けした。3部作の完結編とあって
3本を通した一種のテーゼを私なりに織り込んだつもりだったが、その点をこちらの想定以上に的確に指摘されるインタビュアーだったので、とてもお話はしやすかったのだけれど、如何せんミステリーなので、内容をあまり書きすぎるわけにもいかないから、どんな原稿におまとめになるのかちょっと楽しみでもある。一緒においでになった八代さんからは、みるきぃ・いそべさんによる表紙装幀のラフ案をお見せ戴き、これまた前2作とは全く趣きを異にしながら、実に今作のイメージぴったりだったので、仕上がりが楽しみである。インタビュアーは最後に「ところでこの三部作は一応完結したとして、スピンオフ(キャラクターを活かした派生作品)を書かれる予定はないんでしょうか?」と突っ込まれ、「う〜ん、まだそこまでは……」と口ごもってしまった私。とにかく今はまず皆さまに完結編を読んで戴きたい!としか申しあげようがありません。
インタビュー終了後にスラッシュの守部さん、進藤さんと共に「燻製屋ヌーベ」で食事をし、「ねえ、さっきネット見てたら、小沢が辞任したみたいよ」という守部さんの発言があって「ええっ!なんで今なんだろう?もっと早いか、もっと選挙が近づいたときのほうがインパクトがあったのに」「党首討論がよっぽど嫌だったのかしら?」と口々に
疑問が続出。ともあれこれで少しでも政治が動いてくれることを期待したいものであります。


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「吉原手引草」の続編を是非(^。^)

投稿者 五島 : 2009年05月12日 08:34



2009年05月12日

鰺の干物、海老とオクラの和え物、豆腐の旨煮、アボガドとトマトのサラダ

鰺の干物は大家さんに頂戴したもの。あとは近所の総菜屋でゲット。
夕方エンタメ評論家の麻生香太郎さんから「ちょっとティーブレイクしませんか?」とケータイでお誘いを受け、三茶駅近くの茶店でお会いしていたら、その店になんと翻訳家の松岡和子さんがあらわれたのでビックリ!といっても元は松岡さんに教えてもらった店なので、おいでになることはフシギでもないのだけれど、麻生さんはシアタートラムで上演中の「楽屋」の昼の部を見たあとで、松岡さんは夜の部を見る前に、たまたまその茶店に立ち寄られ、おふたりともブログ本『今朝子の晩ごはん』に解説をお寄せくださった方々なので、なんとも縁の深い偶然の邂逅というべきでした。ともあれ初対面のおふたりを紹介し、松岡さんが劇場へ行かれたあとも、麻生さんからアカデミー賞の裏側など色々と面白いエンタメ関連のお話を聞いて長時間が経過したため、料理する時間をカットした。
麻生さんとは当然ながら小沢辞任騒動も話題になったが、お互いなんでもいいから官僚のやりたい放題を少しでもどうにかできる政権が誕生してほしいよねという気持ちで、東大出の麻生さんの知り合いに天下りを繰り返して生活がどんどんゴージャスになっていく人がいるらしく、「ああいうのを実際にそばで見てたら、ホントめちゃめちゃ腹立ちますよね(笑)」とのことでした。




2009年05月13日

鶏照り焼き、お好み焼きほか

お茶の稽古の帰りに三村さんと麹町の「文字平」で食事。
PCデザイナーの三村さんは業界の不況感を語り、政府の政策にも全く期待が持てそうもない現状を互いに嘆き合ったのでした。話を聞いていて、どうやら現代のニッポンでは様々な業界で世代間の格差が生じ、それが富の偏在につながってるような印象を受けたのですが、今やひょっとしたら若年層には年齢自体が既得権益?と思われかねない現状を憂慮せざるを得ません。
世界的にも、20世紀に盛んだった国家間や資本家と労働者間の闘争はもはや過去のものとなり、代わって今後はますます世代間闘争というものが前面に押し出されてくるのは間違いありません。で、こんどの民主党の党首選挙もいわばその路線上にありそうで、小沢鳩山ラインに旧社会党系の議員が同調するなんてことは、理念的に合致点が見いだせるのではなく、要は世代的にツルんでるだけなのでしょう。これは自民党にもいえることで、要はボスの年齢を若くすると、ボスより上の世代がいっきに飛ばされてしまうので、若返りを阻止しようとする負の力がどうしても働いてしまうのは困ったもんであります。年齢に関わりなく優秀な人は優秀だし、そうでない方はそれなりなのだけれど、何が困るってボスにくっついてるそれなりの方の既得権益に対するこだわりで、それが今の日本を蝕んでいるといっても過言ではありません。




2009年05月15日

豚ミニバーグ、カツオと新玉ねぎのサラダ

前にQPで見た料理。豚の切り落としに生姜汁と酒と醤油を揉み込んで片栗粉のツナギでまとめ、表面に小麦粉をつけてフライパンでじっくり焼き上げる。電子レンジで柔らかくしたキャベツと合わせてポン酢で食す。近所の友人と食事。
今日のニュースで、ええっ!と驚いたのは新型インフルエンザがワクチン製造か何かの過程で人為的ミスによって発生しちゃったのではないか?との説が出た話で、それってマンガみたいなパラドックスだけれど、いかにもありそうな話である。まだ証明はされていないようだし、真偽の程は定かでないにしても、そういう可能性があるのは確かなのだろう。HIVやサーズなども人工的に作られたという噂が飛び交ったものだが、積極的に作ろうとしなくても、ミスでどんどん出来ちゃう恐れがあるとわかったら、今後のことを考えると恐ろしい。結局、人類は自らの破滅の種を色んなところに撒きまくってるということなのでしょうか(-.-);


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人類はそれ自身の文明で滅びるとかねがね思っていましたがやはりそうでしたか!だとすると人類の存在は何だったのでしょう?もしかして神様のイタズラ?

投稿者 ねこかおる : 2009年05月15日 22:53



2009年05月16日

アクアパッツァ、蒸し野菜ほか

新国立劇場で「タトウー」を見た帰りに松岡和子さんと三茶で食事。
姉娘を犯し続ける父親、それを黙認して自傷癖に陥る母親、父に愛される姉に嫉妬し、姉が恋人の元へ去ったあと姉に代わって犯される妹、父権の支配から脱しきれない一家の救いのないドラマだが、舞台は天井から窓枠やさまざまな家具のぶら下がるインスタレーションを装置に使ったアート的空間であり、役者はセリフをすべて棒読みにするという、情緒性を極力排したパフォーマンス的演出によって、現代詩的な戯曲の持つ今日的なメタファーがまざまざと浮かびあがって、刺激的な面白い作品に仕上がっている。個人的には岡田利規の演出を高く評価したいが、どなたにでもオススメできるといった舞台ではないし、正直言って幕開きからしばらくの間は相当な違和感があって退屈もした。俳優陣では妹役を演じた内田慈(ちか)がとてもよかったように思う。
松岡さんとは相変わらず乗馬の話で盛り上がって楽しいお食事が出来ました(^^)/




2009年05月17日

ゴーヤの炒め物、干し椎茸のソテー、レタスとしらすのサラダ、チャーハン

歌舞伎座の帰りにお茶の阪本先生、星野先生、旧友の大学のセンセイ河合真澄さんと一緒に乃木坂にある「うまいぞお」で食事。ここはオーナーであるグッチ裕三オリジナルの料理を出す店で、タイトルに書いた料理はけっこう美味しかった。一品の量が多めなので、何人かでシェアして食べることをオススメする。
多忙続きでなかなか見られなかったというより、これまでは正直言って、どうしてもこの人のコレは旧い劇場で見ておきたいという気にまではならなかった歌舞伎座さよなら公演だが、今月は海老蔵の「暫」に少しばかり心を惹かれて足を運んでしまったた私である。で、早くからチケットを予約した甲斐あって、前から6列目の中央で見られたのは幸いだった。まず容姿の点では申し分がない「暫」である。これだけ筋隈の似合う役者は当代では他になかろうと思う。稚気あふれる暴れん坊演技もこの人ならではで、ただ祭祀的な演目を伝承している姿勢ではなく、彼なりに面白く演じようとしている心意気も評価したい。こういう意識がないと、今後に上演される可能性はなくなる恐れもある時代に直面している危機意識が彼なりにあるのだろうと思う。ただし発声には難があり、荒事特有の甲声を出すときに、口を横に開いて息を吸い気味にする癖がついてもう直らないように見えるのは惜しまれる。お父さんも発声には難がある人なので、だれも注意のしようがないのだろうし、本人が年齢を重ねてそれに無理が生じてきた段階で新たに工夫するしかなかろう。また面白くはあるが、全体に存在感がいささか軽めなことも、年齢を重ねる中で克服されるべき点だろう。ともあれこの演目は今後も彼でまだまだ見たいという気持ちを起こさせた。
 片やもう二度と見られないと思われるのが富十郎の「猩々」と芝翫の「手習子」で、富十郎は年齢に比して元気だし、裏を向いた芝翫が娘の姿に見えることにも感心はしたけれど、正直言って、これらが二度と見られないことを惜しむ気持ちにまではなれなかったのは、中日近くで両優ともに草臥れているせいかもしれない。老優を見るにはやはり初日か楽日にしたいものだが、私が歌舞伎を見始めたころ、ふたりはまだ竹之丞と福助という名で、若手から中堅になりかけだったのを想いだすと、ああ、私も年を取ったもんであります(-.-)なので美男役者の代名詞だった菊五郎が「盲長屋梅加賀鳶」の按摩道玄を演じてもフシギでもなんでもないし、別に全く血のつながりはないのに、彼の風姿がこの演目を得意とした先々代松緑にとても似ている点にこそ歌舞伎というものの面白さを感じてしまうのである。で、どうしても比較してしまうのだが、菊五郎は陽性の持ち味を巧く活かしてコミカルに見せようとする意識が強すぎる余り、道玄という人物像の掘り下げが足りないのは如何ともしがたい。彼は行きずりの人間をあっさり殺して金を奪い、妻からは金を搾り取ってDVを働き、姪を女郎に売り飛ばそうとし、愛人はいずれ自分も金をむしり取られて捨てられるという予感を抱くような、非情で酷薄な犯罪者であり、先々代松緑はそうした人物の凄みを犯行現場に落とした証拠を突きつけられた一瞬に凝縮して見せたのである。菊五郎はそのシーンが余りにも物足りなかったといわざるを得ない。愛人お兼の役は多賀之丞という名優が鮮烈な印象で脳裏に刻まれていて、今回の時蔵はこの役を演じること自体が気の毒なのだけれど、全体にこぎれいな作りで、黙阿弥の生世話からはほど遠い演技である。
大切りの「戻駕」は成り名遂げた名優が初演した演目だけに、現代ならせめて勘三郎、三津五郎クラスで見ないと本当の面白さは伝わらないはずで、若手の菊之助と松緑だと、おさらい会の域を出ないのはこれまた如何ともしがたい。ふたりとも役者としての成長のあとは確かに窺えるので、今後に期待したいところだ。菊之助は今の段階ではまだきれいなだけでいいとしても、松緑には「悪身(わるみ)」のフリの意味をだれかがちゃんと教えてやってほしいものである。


コメント(1)

松井さんがよもや海老蔵ファンだとはビックリしました。大根さ加減がよろしいのでしょうか?

ところで菊五郎の道玄像の感想には同感です。コミカルに走りすぎていますよね。いつかは菊五郎に、と思っていただけ
ところで菊五郎の道玄像の感想には同感です。コミカルに走りすぎていますよね。いつかは菊五郎に、と思っていただけに残念で…。なぜこの人が?と最初は不満だったものの、幸四郎の道玄がいわゆる歌舞伎味は薄いもの、凄みがあってなかなか面白く観たのですが、松井さんはご覧になりましたか?に残念で…。なぜこの人が?と最初は不満だったものの、幸四郎の道玄がいわゆる歌舞伎味は薄いもの、凄みがあってなかなか面白く観たのですが、松井さんはご覧になりましたか?

投稿者 翔子 : 2009年05月17日 22:23



2009年05月17日

上方寿司、春雨とセロリのサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
強風の吹き荒れるなか、馬たちはピリピリムードで、1鞍目のレッスンでは私の前を走るビビリ〜の牝馬がパニックし、つられてわが愛馬ビンゴ君も一瞬爆走モードに突入しそうでひやっとしたが、さすがにそう慌てはしなかったし、2鞍目は少し風が収まったのでふつうに走ってくれて、2鞍とも事無きを得たのは何よりでした。
クラブハウスでの話題も風と風邪のこと。新型インフル流行の懸念がささやかれ、帰りの電車で一緒になった高校生のナッちゃんには「東京で1人でも感染者が出たら、うちは休校になるんですよ」と聞かされてビックリ!「学校でじゃなくて、東京で1人でもなの?」と思わず念を押すと「とにかく学校が感染源になりやすいので、休校にしちゃうみたいですよ。うちだけじゃなくて、ほとんど休校だと思いますよ」とのこと。で、ナッちゃんは「クラブはやってるのかどうか訊いたら、ずっとやってるというんで、休校になったら私は馬乗りに来ますよ〜」という話だし、どう考えたって元気な子がずっと自宅待機してるわけなんかないのである。それにしても世の中がこうした抑え込みモードに突入すると、各所で却ってパニックするのではなかろうか。Mさんとも話していて「まず旅行社が大打撃、劇場とか飲食関係もダメだし、カラオケなんてもってのほかということになったら、せめて本を買って家で読書する傾向が強まることを、私としては期待したいですよね」と申しあげたのでした(笑)。


コメント(6)

はじめまして、こんにちは!
私、大学生なんですけれど、
今年の4月に京都南座で歌舞伎を見に行って以来、
歌舞伎がすごく好きになって
NHKの「極付歌舞伎謎解」を
毎週毎週欠かさず家族でチェックしてました!

今朝子さんの解説はすごくわかりやすくて
歌舞伎初心者の私でも
楽しんでみることができました。

最終回というのはすごく残念です。
ですが非常に面白かったです!
ありがとうございました☆

投稿者 あゆみん : 2009年05月18日 23:02

「極付歌舞伎謎解」最終回・・・拝見しました。
とっても充実した二ヶ月でした。
毎週楽しみで、テレビの前にテキスト置いて、
夢中で楽しませていただきました。
終わってしまうのが、とてもとても惜しまれました・・・。

でも、お忙しい中、こんなに歌舞伎を近くに
感じさせていただいたこと、興味を持たせて
いただいたこと、大変感謝しております。

本当にありがとうございました!

ちょっとした卒業気分です・・・(涙)

投稿者 彩の女 : 2009年05月18日 23:24

「極付歌舞伎謎解」最終回・・・拝見しました。
とっても充実した二ヶ月でした。
毎週楽しみで、テレビの前にテキスト置いて、
夢中で楽しませていただきました。
終わってしまうのが、とてもとても惜しまれました・・・。

でも、お忙しい中、こんなに歌舞伎を近くに
感じさせていただいたこと、興味を持たせて
いただいたこと、大変感謝しております。

本当にありがとうございました!

ちょっとした卒業気分です・・・(涙)

投稿者 彩の女 : 2009年05月18日 23:26

素朴な料理が1番美味しいですね☆
私もよく参考にさせてもらっています☆
材料が生きる料理も大好きです!!!!

投稿者 竹田節子 : 2009年05月24日 10:08

素朴な料理が1番美味しいですね☆
私もよく参考にさせてもらっています☆
材料が生きる料理も大好きです!!!!

投稿者 竹田節子 : 2009年05月24日 10:09

素朴な料理が1番美味しいですね☆
私もよく参考にさせてもらっています☆
材料が生きる料理も大好きです!!!!

投稿者 竹田節子 : 2009年05月24日 10:10



2009年05月18日

豆腐バーグ

QPで見たヘルシーメニュー。砕いてよく水切りした木綿豆腐と卵を混ぜて塩で味付けし、ネギの斜め薄切り、椎茸の薄切り、三つ葉のざく切り、ホタテ貝柱のフレークを入れて小判型くまとめ、フライパンで両面を焼くだけ。付け野菜はミニトマトのソテー。椎茸は軸も薄切りして加えると美味しい。
関西地区でまさに燎原の火という形容詞のごとく急速な広まりを見せる新型インフルエンザだが(これを書いている時点で感染者は144人)、私は来週関西に出張する予定で、やっぱりマスクを持って行くべきなんだろうなあと思いながらニュース映像を見ている。それにしても新たな感染者が見つかるたびにニュース速報が流れるのはちと大げさではなかろうか。感染した子供を持つ父親の談話を聞けば、熱は37,8度で食欲もしっかりあるとのことで、これもケースバイケースだろうけど、今のところはふつうの風邪といった感じだから、かかっていても気づかない人や、面倒を避けて医者にかからない人もきっといるにちがいない。発病しない人も含めると潜在的な感染者は発見された人数の50倍くらいあってもおかしくないし、往来が激しい今日ウイルスはすでに関東圏にも及んでいそうである。鳥型インフルを想定した、現在の異常なまでの警戒基準を厚労省が1週間後には見直すかもしれないという話で、とにかくこの1週間をどう乗り切るかが非常に重要だというような報道がなされている一方で、WHOはこのウイルスがまだどう変化するかまだわからないとしていて、そうするとこの1週間でWHOが何らかの結論を出すのかどうか、両者の報道に関連があるのかどうかも、さっぱりわからないのが不安である。経済的な側面を考えて、警戒基準の緩和は必至だろうけれど、報道自体のブレがちょっと気にならないでもない。
ところでNHK「知る楽」の『極付歌舞伎謎解」も今晩でようやく最終回を迎えました。私の拙い解説をご覧戴いた皆さまに厚く感謝いたします。7月には江戸時代の歌舞伎界を描いた新作時代ミステリー『道絶えずば、また』を刊行する予定ですので、ご興味を持たれた方にご購読願えれば幸いです。


コメント(6)

ずっと見ていたのに、今日は残業で見られませんでした。
(まだ会社で、これを書いているのですが)
残念です。こんなに遅くなるつもりではなかったので録画もしていません。うかつでした。

あーでも点シリーズが出るんですね
待ってましたー!

投稿者 天 : 2009年05月19日 00:31

毎回楽しみにしていた「知る楽」、最終回も楽しく拝見いたしました。歌舞伎座でもコクーンでも観た「三人吉三廓初買」ですが、松井さんの解説で違った視点から見る事ができました。
まだまだ歌舞伎の演目で謎を解いていただきたいものもあると思います。昨日は昼間国立の文楽でどっぷり浄瑠璃に浸ってきたよい一日でした。7月の新作を楽しみにしております。

投稿者 sumidano-hanabi : 2009年05月19日 14:03

解りやすく、愉しい歌舞伎の解説有り難うございました。
松井さんの解説を聞き、歌舞伎こそが「世に連れ」るものだと知りました。どの芝居も時代を反映し、時代変化の先を行くものだからこそ歌舞伎は300年の長きに渡り大衆に愛され続いてきたのですね。全て録画してありますので時折再生してまだまだ楽しませて頂こうと思います。今月は南座の復活狂言「小笠原騒動」を楽しんでいます。

『道絶えずば、また』の刊行家族一同首を長くして待っております。

投稿者 お : 2009年05月19日 22:32

>天さま
再放送あります。
25日(月)5:35-6:00AM
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/

投稿者 楓 : 2009年05月20日 13:13

>天さま
再放送あります。
25日(月)5:35-6:00AM
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/

投稿者 楓 : 2009年05月20日 13:14

あ、再放送!
そういえばテクストに書いてありましたね
ありがとうございます
これ朝の5:35ですね
早起きします

投稿者 天 : 2009年05月20日 15:24



2009年05月19日

鰺と新玉ねぎの重ね焼き

またまたQPで見た料理。オリーブ油でしんなりするまで炒めた新玉ねぎをグラタン皿に敷き、上にスライスしたトマトと鰺の切り身を載せてパン粉と粉チーズを振ってレンジで火を通す。三枚におろした鰺は塩胡椒してしばらく置き、水気を拭き取ってから粉を薄くつけて、あらかじめ両面をフライパンで焼いておくのがポイント。何よりも新玉ねぎの甘みが美味しく感じられる一品で、意外に安上がりなのでオススメ。近所のスーパーの鮮魚売り場は頼むと三枚におろしてくれるので、こういう料理も簡単に作れてしまう。パン粉は無駄にするのが勿体ないのでパンを買って手作りしたが、細かくする手間を惜しんだために、仕上がりの見た目がいささか悪くなりました。
 インフルエンザ報道でちょっと霞んでしまった観のある民主党代表選挙の結果だったが、選挙前には世論の支持をあまり受けなかった鳩ぽっぽ兄さんが、代表に選出後の世論調査では、アソー君をうんと引き離して総理にふさわしい人物という支持を受けたというのも、要は世間がアソー君にすっかり愛想を尽かしている証拠であり、同じボンなら、唇が歪んでいない、だみ声でない人のほうがまだずっとましだ!と私でも思うのである。鳩ぽっぽ兄さんが正直な人だと思ったのは、会見で自分自身を、かつては優柔不断だったが、いろいろと揉まれて少しは鍛えられましたと語ったことで、実際のところ、以前は許し難いほどピント外れの発言が多くてイライラさせられたこの人も、最近は案外しっかりした発言も聞かれるので、ご本人が仰言る通り、すこしは鍛えられて一皮むけたのだろう。それにしても、こういう感じって何かに似てるなあ〜という気がして、すぐに思い当たったのは古典芸能の世界である。どうも見ちゃァおれん、聞いちゃァおれんというような歌舞伎の御曹司にしろナントカの家元にしろ、何年かたてば、まあ少しは許せるかというレベルに達するもので、それでも別に広く一般の人びとがどうしても注目せざるを得ないとか、だれもがその素晴らしさを理解できるほどの才能の持ち主というわけではなく、ただその世界だけでなんとなく通用して、そのうちに芸術院会員や人間国宝になるかもしれない人というのがこの国には沢山いて、今や政治家もそういう人種になっちゃったんだよね、と思うしかないのである。古典芸能は嫌なら別に見なくても済むわけだし、勝手にやっててもらう分には一般に害が及ぶこともないのだけれど、政治家もその世界だけで勝手にやっててもらってるので本当にいいのかどうか、なんていっても、もはや取り返しがつかないところまで来てしまったような気がしないでもありません(-.-);ところで古典芸能の世界も今のような状態になったのはそう昔の話ではなくて、日本文化が壊滅的打撃を受けた戦後にそれぞれの伝承芸能を残そうと苦闘した素晴らしい人材がいたからこそ今日に残っているわけであり、現代はその二代目、三代目の世代で、戦後を支えた人材とは比べようもないのは言うまでもなく、日本のあらゆる世界で同じような現象が起こっているからこそ劣化が著しいのであろうと容易に想像はつくのでした。


コメント(3)

昨日の「知る楽」最終回、企画段階から進行状況を拝見していた身としては、とても名残惜しく、もっと続けて欲しい、と思いながら見ていました。(この「三人吉三」は、金比羅かな?)と考えていたのと、私も先週「暫」を見て来たせいか、夢の中で、TVと同じ着物姿の今朝子さんが、金丸座で鎌倉権五郎の様な大太刀をふりかざしていました(スミマセン、笑)。

私個人としては、映像より、解説の方にもっと時間を割いて欲しかったですが、この番組を観る人の歌舞伎への親密度がまちまちな事や正味20分ほどの制限時間を考慮すると、素晴らしく充実した番組だったと思います。

以前、続編の放映とテキストの書籍化をリクエストしたい、と書いたまま、まだ実行してなかったので早急に行動するつもりでいます。

投稿者 ウサコの母 : 2009年05月20日 01:27

古典芸能も政治も、観客(国民)が育てるものだというのは本当にそうですね。政治もおとなしい観客のように見てるだけ、ではだめなんですね。そういえば憲法前文にも、民主主義は育てるもんだ、って書いてあったっけ。花伝書シリーズの全2作、中でも「家、家にあらず」には縛りだらけの中でも自分の誠を通そうとする人々、とくに女性たちが何人も登場し、その姿に心打たれました。(花伝書の解説書もすこし読みました。とても面白かったです)7月の新作を心待ちにしています。

投稿者 ogawa : 2009年05月20日 21:46

確かに古典芸能も政治家も人材を育てるのはファンであり国民なのですが、仰るとおり芸能は「これ切り〜」と思えば見なくて済みます。観客が来なくなれば関係者の生活がかかっているからなんとかするでしょうが政治家だけは選挙で落選させようにも個々の持って居る投票権だけでは何ともならないのが歯がゆい。特に総裁なんて直接投票ができないので与党の内部事情だけで決められ、鈍感でバラマキ好きなボンボンに居坐られている。

投稿者 お : 2009年05月20日 22:16



2009年05月20日

海苔巻き、ゴボウのサラダ

整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。
 ついに都内でも感染者が発見された今日の夕方、山手線の車中にはマスクがちらほら見え、きっとヒノキ花粉症の人もいるだろうけど、その人たちは今マスクをゲットするのが大変だろうなあと思ってしまった。近所のドラッグストアは、軒並み表に売り切れの張り紙をしていて、70年代オイルショックのトイレットペーパー狂想曲を彷彿とさせる光景で、豚でコレだと、鳥が来たら一体どうなるの!と叫びたくなるようなパニックぶりには唖然とさせられる。
新型のウイルスがひとたび出現した以上、人類は腹をくくってそれとの長いお付き合いを覚悟しなくてはならないのは自明の理であって、往来の激しい今日、それを完全に封じ込めようとか、絶縁しようとかするのは所詮無理なことくらい、少し考えたらわかりそうなもんではないか。政府にしろ、マスコミ報道にしろ、逆にパニックを煽っているようにしか見えないのは実に困ったもんで、なにせ自己アピールして政権にしがみつきたいだけの政治家や既得権益を守りたいだけの官僚が動かしている国の嫌らしさが露呈してる感じなのは、ちょっと前の北朝鮮テポドン発射時の騒動と似てる気がしないでもない。政府もアソー君出演の広告スポットなんか打つ予算や暇があったら、強毒に変異した時を想定してワクチンの製造や治療体制の整備を着実に進めておいて戴きたいものであるが、スラッシュの進藤さんは、「これってマスク特需なのかしら。だったらユニチャームにばっかり儲けさせないで、いっそトヨタにも技術を提供してマスクを作らせてあげるくらいの思いきった経済政策をとればいいのにねえ(笑)」とのことでした。
ところで野口式整体では、風邪は熱を薬で抑えないで汗を大量にかいて上手に通過させると体が整って丈夫になると考えられていて、これはインフルエンザも同様であり、私は子供のころ40度の熱でも薬を飲まずに治した経験が2度くらいあるし、今はこの年齢なので高熱になるとさすがに薬を飲んでしまう気もするが、軽い風邪なら決して薬は飲まず、とにかく体を熱くして汗をかいて治すことにしている。熱が出るのは要は体内で殺菌してるので、熱が出なければ外から熱くして殺菌するのが一番なのである。で、風邪を引かないようにするにはどうしたらいいか、寺門先生に訊いてみたら、とにかくウイルスが着床しないように常に口腔が乾かないようにしておくことと、
おへそのまわりと足首を冷やさないようにすることだと仰言った。おへそのまわりには腎臓や脾臓があって、これを冷やすと機能が落ちて免疫力が低下したり新陳代謝が悪くなったりするのだそうである。「だから昔の人は腹巻きをしたり、雷さんにへそを取られるとか言って用心してたんですよね。そういう点は昔の人のほうが今よりずっと利口ですよ」というお話にも素直に肯けてしまう、今日この頃の馬鹿げたインフルパニックであります。


コメント(4)

おへそ回りを冷やさない、ですか。おへそもおしりも出して歩いている若い子が罹るのはそういうわけだったのかもしれません。高校生らしき子供たちはマスクしてないし、いつこの騒ぎが収まることやら。症状が軽いからいいというもんでもないと思うんですけど。次に来る鳥インフルエンザでは検疫のすり抜けはできないように対策をたててほしいです。いま、中国とエジプトで鳥インフルエンザででますから、すぐ飛んできそうです。

投稿者 ikoka : 2009年05月21日 11:32

よくぞ言ってくださいました。国民の不安をいたずらに煽るような政治家の行動とTV等の報道はやめて頂きたいと思います。

私が住む地域は関西圏のお隣ですが、「関西から来た観光客のなかに新型インフルの感染者がいたらしい」などと、いや〜な噂が広がっています。

このままでは今年の秋以降のことが不安でたまりません。

投稿者 スノウ : 2009年05月21日 14:37

パリ郊外から毎日とっても楽しみに拝読しています。フランスではまだ発症者が少ないこともあると思いますがニュースでもそれ程騒いでいませんしカンヌ映画祭のニュースで盛り上がっている感じです。
今週は映画が3ユーロで見られるということで映画館も混んでいましたが誰もマスクをしていませんでした。
友人が来月初めパリに来る予定でしたがご主人の会社から家族も渡航禁止というお達しがでてしまい中止となりました。
こちらで今テレビで流している予防広告は「外から帰ったら手をしっかり洗いましょう」「ちゃんと鼻紙で鼻をかみましょう。」(フランス人はハンカチで鼻をかむ人がまだ結構いるのです。(笑)
「鼻をかんだ鼻紙はちゃんとゴミ箱に捨てましょう」というものです。ちょっと先進国らしくない予防広告で笑ってしまいますがあまり衛生観念のないフランスらしい広告だと思います。
2つのお国柄の違いをつくづく感じています。


投稿者 mayumi : 2009年05月21日 17:56

はじめまして。イギリスでいつも楽しく拝読しています。こちらでも、着実にインフル罹患数は増えているようなのですが、殆どニュースネタになっていません。というのも、国会議員の経費使いたい放題が暴露された政治スキャンダルに国中が大争乱。インフルエンザどころじゃない‥という状況です。ブラウン首相にしてみれば、日本のインフル騒ぎが羨ましいと思っているのでは‥?

投稿者 tenko : 2009年05月22日 07:35



2009年05月21日

ザーサイ豆腐チャーハン、レタスとしらすのサラダ

チャーハンは前にQPで見た料理。細切りした豚肉とザーサイのみじん切り、ネギの小口切りを順に炒めてご飯を入れ、砕いてしっかり水切りした木綿豆腐を加えて混ぜ合わせ、塩胡椒で味付けし、最後に鍋肌から醤油を回しかけて仕上げる。簡単にできるのでオススメ。サラダは先日グッチ裕三の店で食べたメニューのレシピを勝手に想像して作った。レタスと青ネギを混ぜて塩胡椒で味付けし、しらすを載せて仕上げに熱した油をかける。油はネギ油にするか、鷹の爪を入れてぴりっとさせてもいいかも。ごま油を少し加えてもいい。
 食事しながらNKK「クローズアップ現代」で斜陽化する外食産業の生き残り戦略を見て、牛ステーキにカレーとバイキング式サラダが食べ放題でなんと千円!というような激安店があるのにはビックリした。ただし効率化による低廉化ばかりを目指した結果どんどん客足が落ちて売上げが激減した例も紹介されていて、要は効率化に徹したあまり従業員の士気が下がって料理がまずくなったのが原因らしく、やはり料理はどんな料理でも自動車の部品を作るようなわけにはいかないという現実を物語っているのである。私は広い意味で外食産業の家に生まれた娘なので、普段は家でこうして料理をするが、外食も好きで、昔から色んな店に行っては、何となくリサーチしてしまう癖がある。で、どんなに良い店だと思っても、味がず〜っとキープされてることは稀で、あれ?こんなんだっけ…と思った店が、次に行くとまた元通り美味しくなってたりするので、要は料理は作り手の「気」というようなものが非常に大きく反映するのだと感じている。開店早々は「気」が入っているのでどこもそれなりに美味しいのだけれど、2年たち、3年たちすれば、だれしも馴れと同時に「気」のゆるみが出てくるもので、そこを巧く乗り越えて生き残る店は今やとても少ないのかもしれない。うちの近所だけでもここ1年で何軒が開店し、何軒か閉店したかちょっと数えきれないくらいで、よくもまあそんなに簡単にやったりやめたりできるもんだと感心している。私が幼いころは外食産業の子供なんてクラスに1人いるかどうかの極めてマイナーな稼業であり、先生に家業を訊かれて「日本料理屋です」と答えたら「お寿司やさん?うどん屋さん?」と言われたのを今でもよく憶えているが、現在外食産業に従事している人の数は当時の一体何倍くらいになってるのか、ちょっと知りたい気がするのでした。




2009年05月22日

豚肉とキャベツの甘味噌炒め

QPで見た超カンタンな炒め物。豚肉の切り落とし、新生姜の薄切り、ピーマン、キャベツを順々に炒めて味噌、砂糖、酒を合わせたタレで味付けするだけ。砂糖と酒をやや多めにしてOK。シンプルな調味のわりに結構おいしい。一貫して強火で炒めるのがポイント。
NHKBSで故忌野清志郎のスタジオライブ再放送を見ながら食事。私は別に彼のファンだったわけでもないのでそんなに語る資格はないのだけれど、「雨上がりの夜空に」のダブルミーニングな歌詞が好きだし、その昔、友人宅で坂本冬美とコラボしたCDを聴かせてもらった時もとにかく歌詞の面白さに惹かれて、自分でもしつこく歌いまくったのだった。いい歌が持つメッセージの強さは文学や絵画や演劇などが束になっても敵わないような気がするが、嫌なニュースばかりが流れる昨今、「JUMP!夜が落ちてくるその前に、JUMPもう一度高くJUMPするよ〜」という彼の歌声を聴いていると、ホントにそうだよなあ…という気がしてくるのだった。




2009年05月23日

塩鯖、茄子と油揚げの煮物

たまにはこうしたさりげない晩ご飯にします(笑)。これもたまたま見てしまったTBSの鳴り物入り土8ドラマ「ミスター・ブレイン」。キムタク主演ながら、初回だというせいもあってか、共演者に主役級をずら〜っと並べたまさに顔見世狂言バリの豪華なキャストで、TBSも思いきっておカネかけましたという感じだけれど、フジ系そこのけのマンガチックなドラマ作りになっちゃうのは結局のところ、プロデューサーのセンスの問題なのか、脚本家が払底してるせいなのか、広告代理店や企業の宣伝広告担当者の知能レベルに合わせてアピールしてるのか、時間帯のせいで視聴者を小中学生に絞ってるのか、何なんだろう?と思いながら見ておりました。
ところで問い合わせたいことがあって久々に米朝事務所の大島さんと電話で話したら、案の定インフルエンザで演芸関係も大変なことになっている模様である。中止になった公演も多く、公演するときは入場者に連絡先を書いてもらったり、会場の入り口に消毒薬を用意したりしなくてはならず、その消毒薬もまた「三茶中のドラッグストアを探しても無いから困るのよ!」とのこと。関西から芸人さんをこちらに呼ぶときも大変で、「へたしたら加害者に見られちゃうからね〜」という話を聞いて、本当に困ったもんだと改めて思ってしまった。なんで風邪引いたくらいで加害者扱いされなくちゃならないのかと思うけれど、生徒が感染者になったことで泣いちゃった先生までいたくらいだから、いつの間にか感染者を指弾するような雰囲気が世間に醸成されてしまったのは確かなんだろう。村八分とかやってた島国根性がいまだに抜けないこの国の庶民感情もどうかとは思うが、それ以上に、鳥インフル対応マニュアルをすぐに切り替えられなかった行政機関やマスコミに大きな責任があるような気がする(この点はWHOの女性職員も指摘されていた)。こんなに騒ぎ立てられたら、かりに感染しても、報せない人が沢山出て却って水面下で蔓延しそうだし、仮にいくら日本では撲滅したと思っても、世界中で無くならない限り、秋冬に流行が再燃するのは必至だろうから、やはり今の時点でこんなに大騒ぎしてることのほうがどうかしているとしか思えない。必要以上にマスクを買いだめした人がいる一方で、肝腎の感染者や医療関係者がマスクを買いたくても買えない現状があるとしたら、結果マスクを買いだめした人のほうが流行に対しての責任を負うべきだし、それをそそのかしたマスコミこそが指弾されるべきなのである。
「鼎(かなえ)の軽重を問う」という故事があるが、予算にしろ何にしろ、限りあるものは常に配分をどうするかが問われるわけで、人の上に立つ者は必ず先を見通した上で優先順位をつけられる能力がなくてはならないのに、思いっきり場当たり的にしか判断できないこの国の指導者たちのほうが新型インフルエンザよりもはるかに恐ろしいのであります。


コメント(4)

豚は今回感染源ではなかったと言う事ですか?
豚処分した国がありましたね〜。報道が良く飲み込めません
キム拓のテレビわたしも見ました。同感です。
以前ピカチュウのテレビの光線で、気分悪くなる子どもが出た事ありましたが、昨日は同じ事感じました。
眼が疲れチャンネル換えました^_^;
アスキー新書「名作時代小説100選」に「非道行ずべからず」が載っていました。読み継がれて行くといいですね。
題名がいつも魅かれます(^。^)

投稿者 五島 : 2009年05月24日 10:26

昨夜のドラマはまったく同感です。バンセンにつられて見ていた81才の主人は「何の話かさっぱりわからん!眠くなった」ととふてくされて寝てしまいました。海老蔵もこんなドラマで眼力ださないで、歌舞伎でがんばってほしいですね。
口直しに「知る楽」を見損なった友人に貸すビデオをもう一度見てから寝ました。

投稿者 sumidano-hanabi : 2009年05月24日 11:05

わたしも見ました。あれってCSIとボーンズとナンバーズのパクリではありませんか。数学者が脳科学者にかわっただけ。セットといい、ネタといい。さらにおもしろいなら許すけど、あれはちょっといただけません。
 

投稿者 ikoka : 2009年05月24日 15:25

本当に困ったものです!マスクも消えましたね。私達介護職も困っていますがマスク、手洗い、うがいのうち本当に効果が認められているのは手洗いだけだそうですしマスクはキッチンペーパーと輪ゴムで作れます。簡単ですよ!

投稿者 ねこかおる : 2009年05月27日 21:03



2009年05月24日

ハンバーグセット

乗馬の帰りに大宮の駅ナカでオペラ歌手のSさんと食事。
今日は午後から雷雨の予報だったので、熊本出張を明日に控えた私としては、びびり〜の専用馬ビンゴ君に乗って暴走でもされたらマズイから、よほどキャンセルしようかと思いつつ、クラブに行ってみたら意外と雨にも降られずに済んで、いつもの通り無事に2鞍騎乗。
先日Mさんからのメールで、私がお局さまと名づけていた芦毛の牝馬スノウホワイトがとうとう死んだのを知ってショックだったが、今日は馬房に小さな祭壇が設けられて、ニンジンや角砂糖がお供えしてあり、お線香まで用意してあった。インストラクターのKさんのお話だと、亡くなったのは月曜日で、厩務員さんがちゃんと看取ったし、たまたまインストラクターの人たちが会議で集まっている日だったので全員が告別できたのだという。クラブの老馬はいずれもいつの間にか姿を消してしまい、可哀想にたぶんどこかで処分されてしまったと考えられるものがほとんどで、「あんな風にしてもらえる馬ってまずいませんよ」とMさんは言い、「スノウはほんと幸せだよね」とSさんと私は言い合ったのである。私の前に専用馬になさっていた登山家のSさんにスノウが死んだことを話すとたちまち涙声になられたし、なんだかんだいってインストラクターからも会員からも愛されていた馬なのだろう。競馬でもそこそこ活躍した馬だと聞いたし、とにかくお局さまという仇名をつけたくらいに誇り高い堂々とした雰囲気を漂わせていた牝馬だけに、処分などされずに天寿を全うできたのが本当に良かった
と思える。晩年はとても気性が穏やかになり優しい顔をしていたので、その写真を載せて冥福を祈ります。
なお明日は取材のために新潮社の方と熊本で1泊しますのでブログの更新はお休み致します。





2009年05月26日

熊本行

「小説新潮」に連載中の『銀座開化おもかげ草紙』のストーリーがついに西南戦争に突入し、その取材のために25日は新潮社の小林姐さん、田中範氏と共に朝9時に羽田を発って熊本入り。空港からタクシーで熊本駅に出て、そこから電車とタクシーを乗り継いで西南戦争最大の激戦地となった田原坂方面に向かった。「雨は振る降る人馬は濡れる。越すに越されぬ田原坂」という歌でよく知られた地名だが、実際はどんな場所か全く知らないまま現地入りして、まず資料館と戦没者の碑などを見学したあとタクシーで坂を下り、実際に起伏や距離感を確かめるためにタクシーに伴走してもらって、こちらは徒歩で登った。想像よりはるかに狭い坂道で勾配は思ったほど急ではないものの、蛇行が激しく先が見えないから、なるほどこれなら抜刀隊によるゲリラ襲撃に悩まされたのは無理もないという確信を得た。その後タクシーで田原坂に次ぐ激戦地の吉次越えに向かい、官軍の本営があった玉名に出て、玉名から電車で西郷の陣所であった川尻の民家を訪ね、お住まいの子孫の方にそこが昔は廻船問屋であったことを伺って、なるほどと納得。さらに西郷が転々と移した陣所の跡をめぐって夜の7時に繁華街のど真ん中にある日航ホテル入り。お母様が熊本出身という小林姐さんのご案内で、晩ご飯は天草の魚介や辛子レンコンなど熊本の名物料理を存分に満喫した。写真上段は田原坂資料館のそばにある「弾痕の家」で、両軍の銃砲でぼろぼろにされた民家の写真を元に作られたレプリカハウスである。写真中段は田原坂、下段は西郷の陣所になった民家。




2009年05月26日

熊本行2

けさは起きてまずホテルの窓から真正面に見える熊本城の美しさに感じ入ってしまった。そのシルエットといい、白黒のコントラストがきいたデザインといい、さすがに日本三名城の一つに必ず挙げられるだけのことはあると思いつつ、9時にホテルを出て徒歩で入城。城もさることながら石垣もみごとで、本丸の天守閣のほか加藤清正時代から遺るという宇土櫓や、西南戦争の前線基地だった飯田丸にも登り、近年復元された本丸御殿の内部を見学したあと、戦闘の舞台になった法華坂、千葉城跡、
藤崎神社跡などを見てまわりながら地形の起伏を確かめ、ランチ後に水前寺公園の近くにあるジェインズ邸を見学(写真下段)。ここは征討総督であった有栖川宮の宿所であり、赤十字発祥の建物ともされている。
とにかく西南戦争については小説で書くために敢えてここでは説明しませんが、戦争に関連のある土地はほぼすべて網羅して歩き回ることができました。姐さんは「人生でこんなに歩いた経験はないかも……」と、いささかお疲れのようだったし、範央クンも「タクシーの運転手さんだって、田原坂を歩いて登った人は初めてだって呆れてたじゃないですか」と仰言るけれど、私としてはやはり何を書くときも、舞台にする土地は実際に行ってわが目で見るばかりでなく、わが足で歩いて土地の勾配や距離感を確かめてみなければ気が済まないたちなのであります。今回は西南戦争に特化したために、熊本市内で見落とした名所旧跡は多々あるとはいえ、1泊2日の短期間にしてはとても充実した取材旅行ができたことに満足している。
熊本は水と食べ物の美味しい町で、地方都市といっても繁華街がそこそ賑わっていて、寂れた雰囲気はまるでなかったが、その理由のひとつとしては、町を歩いていても、電車に乗っても、意外なくらい若い人の姿が多く目につくことで、そのいわば若者率の高さが町の活力を感じさせているのは間違いない。若者率が高いのは学校がと多いばかりでなく、地元に就職先がちゃんとあるからだろうし、つまりは地場産業ばかりでなく企業誘致に成功している土地なんだろうか?それとも若者にとって何か離れがたい魅力があるんだろうか?てなことを考えながら町をあとにしました。


コメント(1)

熊本の友人は自衛隊と化粧品会社の名前をあげてましたね。たしかにデパートにはブランドもいっぱいありました。八代の親戚が買い物は熊本まで行くといっていたし、九州新幹線でけっこう熊本に来てる人は多いかも。太平燕(タイピーエン)おいしかったです。確かこんな漢字。加藤清正が連れてきた韓国の人たちが食べたのが起源とききましたが、ほんとかどうかしりません。加藤清正は韓国では悪人らしいのですが、熊本城にはやたら韓国の観光客の方々が多かったです。私たちだって原爆を落としたアメリカに行くんだから、いっしょですか。

投稿者 ikoka : 2009年05月27日 11:51



2009年05月27日

豚肉と茄子の甘から炒め、辛子レンコン

辛子レンコンはもちろん熊本土産。炒め物は酒、砂糖、醤油でシンプルに味付けしただけ。今日はさすがに疲れていて執筆が捗らず、料理に手間ヒマをかける余裕はまるでなかった。午前中に集英社の八代さんがお見えになって『道絶えずば、また』の最終的な著者校をお渡ししたら、ほっと気がゆるんだせいか猛烈な睡魔に襲われて30分ほど眠り込んでしまった。
今週は金曜日にまた講演で京都に行くし、月末〆切りの原稿が2本あるし、ほかにも新たな仕事のスメジュールや先々の講演の演題も決めなくてはならず、帰るなりどっと疲れてしまったのだけれど、私なんかはまだ寡作で済ませてもらってるからいいようなものの、量産を要求される人気作家のご苦労はさぞかし大変だろうと思う。
栗本薫氏の若すぎる死も相当なご無理が積もりに積もった結果ではなかろうか。デビュー作「ぼくらの時代」と評論家中島梓としての出世作「文学の輪郭」しか拝読したことがないが、早大の一年先輩に当たるせいもあって、デビュー当時の「才女」を絵に描いたような活躍ぶりは強く記憶に留まっている。たった一度だけ、国立劇場のロビーで姿をお見かけしたことがあって、それは私が脚本と演出を手がけた近松座の公演だから、こちらは受付のそばにいて、向こうがちらちら見ておられたので、余程ご挨拶をしようかと思いつつも、紹介者もなく声をかけるのは憚られてそれっきりになってしまった。当時はまさか自分が小説を書くようになるとは夢にも思わず、小説家がこんな芝居を見に来るのか…という意外の眼差しで眺めていたのを想いだす。結局まるでご縁がなかった方とはいえ、後進の身として謹んでご冥福をお祈り申しあげる。


コメント(1)

ポプラ文庫の「晩ごはん」面白く読ませていただいています。エッセイを読むのが好きなんです。小説家のエッセイは肩を抜いて書いているのはわかるにしても、力を抜きすぎてダシガラみたいなものが多くて「金返せ!」という気分になるのが多いのが残念です。
 松井さんのエッセイは全力投球という感じがして読み応えがありますよ。このまま、あと20年、年2冊のペースでエッセイ書けば代表作になること間違いありません。
 でも栗本さんも頑張りすぎたとは思いますが、松井さんの超ハードスケジュールも少し気になるところです。ご自愛のほどを。

投稿者 極楽とんぼ : 2009年05月29日 22:16



2009年05月28日

イカと春野菜のオイスター炒め、海老とオクラのおろし和え、鶏大根、サワラの西京漬け

美容院の帰りに近所の総菜屋でゲット。
美容師のIさんは最近ハワイに渡航なさったそうで、出国の際は、ちょうど新型インフルエンザの国内感染者3人出た時だったから「厳戒体制で物凄かったんですよ。映画のそういうシーンを撮影してんじゃないかと思ったくらいで」、ところが帰国時には感染者が300人を超えており、「アメリカやメキシコに行ったかどうか?現地の人と接触したかどうか?現在発熱してるかどうか?といった3つの質問を書いた紙が配られて、係官はそれを見てるだけなんですよね。一応体熱センサーも置いてあるんだけど、その画面をしっかり見てる係官なんか誰もいないし、あれならウイルスがどんどん入って来ちゃいますよね〜出国の時の騒ぎは一体なんだったの!という感じで、冷静な対応をというTVのコマーシャル見て笑っちゃいました」とのことでした。
明日は講演の仕事で京都に出張し、日帰りですが深夜になりそうなので、すいません、ブログの更新はまたお休み致しますm(_ _)m




2009年05月30日

鶏肉のソテートマトソース

前にQPで見た料理。鶏胸肉に塩胡椒をすり込んで、皮と身の間にニンニクのスライスと大葉をはさんで薄く粉をつけてソテーする。ニンニクと玉ねぎのみじん切りとプチトマトを炒めて塩、胡椒、醤油で味付けしたソースをかけて仕上げる。
今週はさすがに疲れたせいか、けさ起きたのは9時過ぎでした。それでもエッセイ2本仕上げて入稿し\(^^)/明日は乗馬に行けま〜す。
昨日は京都グランビアホテルで開催された京都府物産協会の総会で講演。「旅人の目に映る京都〜馬琴とブラック〜」と題して明治初期の英字新聞「ザ・ファー・イースト」に書かれた京都博覧会などの話をして、その後パーティーにも陪席相伴させてもらった。いずれもデパートの京都展に必ず登場するような老舗の代表者の集まりで、同会の会長である聖護院八ツ橋の鈴鹿社長のご依頼でお引き受けした仕事である。鈴鹿夫人からインフルエンザの風評被害が京都では20億円にものぼるという話を伺い、臨席して挨拶に立たれた山田知事もこの間の騒動がいかに大変だったかという話をユーモアたっぷりに語っておられた。おかしかったのはパーティーコンパニオンとして現れた祇園の芸子さんの話で「うちらが通てる女紅場(舞妓さんや芸子さんが舞いや器楽の演奏、書画等を習う場所)も学校法人でっしゃろ。そやさかい休校になりましてん。その日は特別のおさらいがあった日やったさかい、朝早うからしんどい目ェして行ったのに、あらへんようになって何やコレちゅうか。ほんで、東京に感染者がひとり出たらすぐ解除でっしゃろ、ほんま、よういわんわ」とのこと。会場では早くもインフル流行第2波が来たときの懸念が語られており、結局のところ今回は関西だけが風評被害を押しつけられて、中でも京都が神戸よりも損害を被った格好だから、憤懣やるかたない思いの方も京都には大勢いらっしゃるのではなかろうか。とにかくちょうど修学旅行シーズンにバッチリ重なったのが京都にとっては痛かったようでした。
ところで今日ポストを見たら競馬雑誌「優駿」が届いており、なぜ?と思って見たら、書評欄に『今朝子の晩ご飯〜忙中馬あり篇』がしっかり紹介されていました(^^)/




2009年05月31日

ちらし寿司、魚介と野菜のサラダ

 乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。NHKスペシャル「インドの衝撃」第2回を見ながら食事。インド政界における女性パワーの凄さや、今なおカースト制度を残しながら、少なくとも表面的には極めて民主的な選挙が行われていることの不思議さに驚きを禁じ得ない番組だった。 
 ところで雨にもめげず今日も2鞍騎乗し、2鞍とも乗ったのはデカ牝馬ハッちゃん。亡き芦毛の牝馬がお局さまなら、こちらは仇名からして、しっかり者のお手伝いさんという感じで、人間だと6,70代くらいのオバサン馬だから、市原悦子とか樹木希林を想像してみてください(笑)。いつもはドーンと落ち着いてる馬なのに今日は妙に挙動不審が目立ち、馬場で急に後ずさりをしたり、背後の馬をやたら気にするのである。最初ウシロにいたのは例のチビちゃんと呼ばれるナイスビンゴ君♂で、自分よりデカい♀のハッちゃんに見つめられてビビったらしく、くるりと向きを変えてしまった。次に背後に来たのは気のいいデカ♂フルカード君で、こいつは人好き馬嫌いが徹底していて、他の馬がちょっとでもそばに寄ると物凄く嫌がる馬なのに、停止したときにハッちゃんがツカツカと近づき、いきなり唇を寄せてヒヒーンと嘶いたから大あわて。ハッちゃんは要するに発情しちゃってて、ビンゴ君には秋波を送って怖がられてしまい、自分よりデカいフルカード君には積極的にチューしちゃったのである。2頭とも♂とはいっても去勢された騸馬なのに、それでも発情したハッちゃんは見境なしに迫りまくるのだった。ここでおかしかったのはフルカード君の反応で、徹底した馬嫌いのくせに、いきなりファーストキスを奪われた男の子状態で妙に目をキラキラさせてハッちゃんをじい〜っと見つめるのであった。かくして「馬場の恋」を目撃した私だが、乗ってる身としては、いつ何時お祭騒ぎを起こされるかわかったもんじゃないのでヒヤヒヤしておりました(笑)。


コメント(1)

昨日のブログで祇園の女紅場が学校法人である事を知り「へえ〜〜」と驚きました。しかし職業訓練校である事は確かやから当然と言えば当然ですね(^o^)

「インドの衝撃」1回は見れなかったのですが、2回目を見て国ってインドに関らず差別問題も冨の格差も表面的には変わっているように見えても中々変える事はできないもんですね。テレビ画面に出てきた女性達は自分の意見を持っているようですが、夫が亡くなれば若き未亡人は無理やり後を追わせられる風習がある、この格差をどう理解しているのか?不思議な国ですね。

投稿者 お : 2009年05月31日 23:05