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2025年12月19日

初の秩父行

昨日12/18は朝から秩父線の鈍行に延々と揺られて、まずは武州日野を目指すことに。同じ埼玉県内でも車窓から見る秩父地方の景観はまさに異郷であり、だんだん秘境っぽい感じもして来て見飽きなかった。
そもそもは先月の授賞式に関西から来てくれた妹が、同じく関西から埼玉に嫁いだ友人と一緒に秩父の長瀞を観に行く予定だと聞いて、たまたまその直前にTV報道番組で秩父の「鈴加園」という料理店が熊の肉を提供し、それを美味しそうに食べている人の姿を観て勧めたところ、妹は早速そこに行って「熊の肉ほんまに美味しかったわ〜」と大感激。口のおごっている妹から美味しいと聞いてはワタシもそれを食べないわけにはいかない気持で、元ミセス副編のグルメ福光さんをお誘いしたところ、何とこの押し詰まった年内に行こう!と話がまとまって、熊の試食が今年度の掉尾を飾るイベントと相成った次第です(^^ゞ
さすがに年の瀬の平日だからか武州日野駅は人っ子一人いない雰囲気だったものの、鈴加園の送迎車に乗って合掌造りっぽい店に辿り着くと客の姿がそこそこ見えて、広い店内から窓越しに雄大な景観を眺めつつ熊、猪、鹿3種のジビエを石器で焼いて味わうことに。血抜きが上手なせいかそれぞれ臭みは全くないし、中でも熊の肉は脂身が甘くて美味しいから熊肉を追加して食べたいくらいだったのだけれど、今年は在庫が少なくなったそうなので断念。もっとも3種の肉に前菜と茸ご飯と茸汁のセットだけでも満腹する量だったし、肉につける行者ニンニク醤油や地元の植生を活かした前菜や、意外なほど淡味に仕立てた茸ご飯と茸汁も非常に美味しく戴いて大満足した福光さんとワタシは今度また熊肉の鍋を食べに来たい気持ちに。それにしても確かに美味しい店とはいえ、秘境感溢れるこの里で半世紀以上も続いているらしい「鈴加園」にわざわざ足を運ぶ客層は一体どんな人たちなのかも興味があって、肉の焼き方を教えてもらったオーナーらしき男性に伺ったところ、近年は中国や台湾から来る人もあるのだそうで、その理由は中華料理の珍味でごちそうとされていた熊の掌が現在の中国では食べるのを禁止されているからなのだとか。それを聞いて「ここでは熊の掌の料理も出すんですか?」と訊いたら、下処理が大変なので値段はそこそこ張るけれど提供していて、それでも東京の店なんかとは比べものにならないリーズナブルな値段なので押しかけてくる人が沢山いるらしい。熊の掌はやっぱり美味なのかどうかも訊いたら「ふかのひれみたいな味」だと答えられて納得。要は肉球がコラーゲンの塊なのだろう。福光さんとワタシは興味津々で、今度は熊の掌を食べに来ようかという話に。武州日野のすぐ先には神秘的な霊場として名高い三峯神社があるし、近場の温泉もあるから、次回は泊まりがけで来るほうがいい気もしたのは如何せん電車の本数が少なくて交通が不便なせいである。というわけで食後もしばら店内で待たせてもらって帰りの電車に乗り込み、途中の長瀞で下車して、これまた幸い人けのほとんどない岩畳を撮影に(*^^)v終日、小春日和に恵まれたのも幸いな年内最後の小旅行でした\(^O^)/



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