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2025年10月27日
鴨つけ汁蕎麦
今日は吾妻徳穂邸でランチ松川の鰻重をたっぷりご馳走になったので、帰りは米朝事務所の大島さんと恵比寿アトレ内の麺類店で晩御飯を軽くした次第(^^ゞ
先日、有吉佐和子作「真砂屋お峰」の文庫解説で、有吉さんと初代吾妻徳穂との関係から、二代目徳穂とわたしの縁戚関係にちょうど触れたところで、ご当人からメールをもらってびっくり(!_+)それは拙著「一場の夢と消え」柴田賞受賞のお祝いメールだったのだが、同書は徳穂さんの舅に当たり、且つわたしの父の義従弟に当たる四世坂田藤十郎主宰の「近松座」に上演台本を提供していた頃の経験を活かして書いた部分が随所にあるため、お互いの御縁を改めて何かと感じながら、元藤十郎のマネージャーだった大島さんを交えて今日は3人で久々に会食することになったのである。まずは松濤にある故坂田藤十郎、故扇千景夫妻の邸宅を訪れ、仏壇に拙著をお供えしてから隣家の吾妻邸に移動し、故人の思い出話をあれこれ伺ったり話したりして歓談の時を過ごしていたら、徳穂さんの子息である中村壱太郎丈が帰宅。彼が病院で誕生した時にこれまたちょうど近松座の稽古場に居合わせた大島さんとわたしは彼を見るとついついその話をしてしまうのだが、あのオバサンたちはオレと会うといつも生まれた時の話をするんだよな〜って、きっとご本人は嫌がってるよね〜と後で反省した次第f(^ー^;数々出た四方山話の中では、徳穂さんからスペインの馬の町として有名なヘレスの話を伺ったのが非常に意外だったが、ヘレスはフラメンコ発祥の地でもあるので、そのフラメンコに魅かれて徳穂さんは3年連続で現地に通ったとのこと。それに影響されたのかどうかは訊かなかったものの、壱太郎丈もフラメンコと歌舞伎のコラボ・パフォーマンを来月世田谷で披露するのが興味深く思われた。帰り際に徳穂さんから「扇ママの形見としてもらって戴けないかしら」と見せられた豪華な付下げは扇さんが夫の坂田藤十郎襲名時に作られた藤色の着物で初代藤十郎以来の定紋である梅鉢紋が縫い付けてあるため、これにも何やら深い御縁を感じて頂戴し、有り難く今度の授賞式に着させてもらうことにしたのでした<(_ _)>
コメント (1)
授賞式でのお着物、ブログでお写真拝見できることを楽しみにしております。
投稿者 みたか : 2025年10月28日 10:20
