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2025年10月25日
豚しゃぶ鍋
急に冷え込んだ今年は早くも鍋料理に(^^ゞ具材は豚ロース肉のほかに白菜、長ネギ、水菜、椎茸、豆腐、春雨。
今週は高市政権発足で「保守」とか「右派」とかいう言葉が飛び交っていたが、これらの用語を明解に定義づけて語れるマスコミ人は意外と少ないような気がしたものである。もちろんこうした政治用語は内実がどんどん変化するのも珍しくはなさそうで、たとえば米国でも「リベラル」は今や左派と同義語になっているような感じだけれど、そのことを初期のリバタリアンが知ったら仰天しそうだし、保守右派を自認するのであろうトランプ君の昨今の国内施策は習近平体制の中国と一体どこが違うんだろう (?_?) と思わざるを得ないのだった(-.-;)y-゜゜
ともあれ本来「保守」の内実は国や民族によって相当異なるはずで、欧米における保守はキリスト教的世界観と不可分だろうし、日本の保守は「修身斉家治国平天下」のフレーズに代表される東アジア的家族観と無縁ではないはずだ。自民党の世襲議員や縁故主義も東アジア的家族観に根ざすのだろうし、裏金問題等も中国共産党の腐敗と相通ずるところがありそうだ。日本の保守をそうした儒教的な世界観とは別に神道と結びつける考え方もあるが、それは歴史的に比較的浅いもので、近代国家創設に際し、西洋の王権神授説を借りてきて国学と結びつけ、近代の天皇制を構築するための方便であったのが明治初期の文献を読むとよくわかる。その天皇制もまた東アジア的家族観に取り込まれた結果、戦前戦中の国民は「天皇陛下の赤子」と見なされていたわけで、それはキリスト教的世界観とは全く相容れない思潮と言わなくてはならない。科学技術の目覚ましい発達によって異常なスピード感で進行する現代社会では、多くの人が保守の内実を漠然とさせたまま、ただ昔の方が良かった的な情緒に絡め取られて社会の進行を遅らせようとするのかもしれない。Japan is back=日本を取り戻す!という主張もまた多分に情緒的でありはしまいか?と懸念されるところであります(-.-;)y-゜゜
