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2025年08月14日
茄子と豚肉と油揚げのうま煮
近所のマルエツで、お盆のせいか、群馬県の茄子がえらくお買い得だったのでこの定番メニューに(^^ゞしょっちゅう作ってるのでレシピは不要かと。
今日は裏千家の千玄室宗匠の訃報に接して、享年からすれば、ああ、とうとう逝かれた……という感慨を催すのが当然でも、いささか意外の念をも禁じ得なかったのである。
京都は家によって代々「表」か「裏」に分かれているようだが、わが家は表千家に茶道を習っていたため、玄室宗匠との師弟関係はなかったものの、個人的には京都で開催されたシンポジウム等で何度かお目にかかっており、当時既に相当のご高齢だった宗匠にきちんと認識してもらえていたことに驚きもし、恐縮もした。一方で102歳の大往生を遂げられながら意外の念を抱いてしまったのは、今月号の「馬術情報」誌で、日本馬術連盟の理事会において千玄室会長が12期目の選出を受諾された旨の記事を読んだばかりだったからである。日本馬術連盟はオリンピック選手を始め日本で馬術をする人が会員になっている全国組織で、不肖わたくしも会員だから「馬術情報」を配布されているのだけれど、その会長を2003年以来20年以上も務められたのは、むろん学生の頃から嗜まれた馬術が卓越していたのもさることながら、組織を束ねる人間力が人並み外れて優れてらしたからなのだろう。正直わたしは会長といっても著名な方にありがちなお飾りなんだろうと最初は思っていたのだが、わたしがよく通っていた北軽井沢の乗馬クラブの元オーナーで馬術連盟の役員もなさっている石田先生に伺ったところ、お飾りなんかではゼンゼンなく、会議には必ず出席して総意をまとめることに関しては余人に代えがたい存在だったようで、だからこそ高齢にもかかわらず会長を12期も務めるはめになられたのだろう。茶道の上ではまるで接点のなかった宗匠ながら、乗馬の大先輩としてずっと敬服の念を抱き続けていた方に、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。