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2025年05月15日
焼きそば、塩麹トマトスープ
昨夜の鉄板焼きの残り食材で、〆に用意したもののお腹いっぱいで食べられなかった焼きそばを(^^ゞスープは近ごろのマイブームで何度も作ってるからレシピは不要かと。
昨夜わが家に一泊した旧友のモリとは久々にゆっくり話をしたが、何かと興味深く聞けたのは宗教にまつわる話であった。そもそもキリスト教、イスラム教、ユダヤ教といった一神教は太陽しか見えないような砂漠の宗教であり、豊かな自然環境に恵まれた日本はキホン一神教とは無縁なはずの国だとワタシはずっと思い込んでいたのだが、同じアジアの島国でもインドネシアがイスラム教国であることはバリ島に独り旅行した際に知り合った現地の人からも強く感じたし、外交官夫人としてマレーシアに赴任随行したモリも「インドネシアは宗教色が非常に強い国で、小学校の頃に、あなたのウチは仏教か、イスラム教か、キリスト教か?ってハッキリ訊かれるらしいのよね」とのこと。キリスト教はフランシスコ・ザビエルが布教に来たおかげで世界中に広まった経緯に日本でも大概想像がつくわけだけど、インドネシアやマレーシアにイスラム教が広まった理由は何だったのか2人とも急に知りたくなってウィキに当たったモリは「どうも鄭和みたいよ」とのこと。「ええっ!鄭和って、あの中国明朝の時代に大航海した人よね?」「そう、鄭和の一家はムスリムだったみたいなのよ」「そうするとイスラム教は中国を通じて東南アジアに広まったことになるわけなんだ〜だったら日本にはなぜ一神教が根づかなかったのかふしぎな気もするよね〜インドネシアやマレーシアも砂漠と違って豊かな自然に恵まれてるわけだから」とワタシが言えば「いや、日本よりずっと厳しい自然だし、太陽も一年間ほぼずっと同じ時間に同じ場所で昇降するのよ〜それって日本とはゼンゼン違う感じなのよね〜」とマレーシアで暮らしたモリは言うのである。「なるほど、四季がないってそういう感じなんだ〜つまり永遠に同じことが繰り返される感じで『移ろい』ってものがそこにはないわけか。ああ、そう考えると日本文化はまさに永遠を求めるのではなく『移ろい』を受け容れることにあるといえそうだよね〜人の一生も春夏秋冬の移ろいに従って、老いも素直に受け容れるのが本来のメンテリティで、だから今どきのアンチエイジングなんてちゃんちゃらおかしいのかもね〜」などと実に壮大なテーマを2人とも超いい加減にたわいない調子で話し合っていたのでしたσ(^◇^;)