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2023年05月31日
馬旅女子会2023初夏
当ブログを一週間ほどお休みした間の旅行先は相変わらずの北海道釧路で、今回は翻訳家の松岡和子さん、文筆家の平松洋子さん、元ミセス副編の福光さんとご一緒に2泊3日外乗ツアーと相成りました(^^ゞ
当初は雨予報で心配されたにもかかわらず、これまた相変わらずの晴れ女パワーで写真のような好天に恵まれて、 28 日午前中に到着次第まずは釧路湿原を走る「ノロッコ号」に乗り込み、激しく揺れる車中で弁当の箸を使いながら新緑に彩られた車窓の風景を堪能。タンチョウヅルや鹿の水浴びが見られたばかりか「皆さん、クマがいます!」とコーフン気味の車内アナウンスで車窓から首を伸ばせば、そこにはたしかに茶黒いカタマリが見えるも、あっという間に消えて、クマだったという確信は得られませんでした(^0^;)
ともあれ列車を降りた後は松岡さんのレンタカー運転でホテルのチェックインを済ませた後、炉端焼きの名店「ひょうたん」のおかあさんのご自宅を訪問。残念ながら「ひょうたん」は今年の3月一杯で閉店しており、閉店前に必ず伺う約束をしながら果たせなかったワタシたちは今回おかあさんにお目にかかるのが旅イチバンの目的でもあったのだけれど、折角ならおかあさんの手料理もご馳走になりたい!なんて厚かましい下心でご自宅を襲ってしまうことに(^_^;)「汚いウチだし、そんなに出来ないわよ」と言われたにもかかわらず、美しい庭に面したリビングでご馳走になったツブ貝の突き出しやホッキ貝ニシン等のお刺身に始まって、取れたてのフキの煮物や、このシーズンならではの時鮭のあら煮と焼き物、庭で採れた無農薬野菜のサラダや朝採りの山菜の天ぷら、独活の胡麻和え、朝摘みのヨモギ団子等々どれもこれも全員が一口ごとに唸る美味しさで、中でもワタシの大好きな蒸しメンメは2尾もご用意戴いており、これに関しては食のエッセイで知られた平松さんがおかあさんに根掘り葉掘り作り方のコツを訊かれても「適当よ〜」のひと言。帰りの車中でも平松さんはコーフン気味にその蒸し方と塩梅の良さを語られて「お店でならともかく、フツーのお宅のリビングで食べてあれだけ美味しく感じられるのは本当にスゴイ!」と絶賛。是非ともご自宅で予約限定の「ひょうたん」再オープンを願いたいと全員一致でお願いしたのでした。
29日は早朝から松岡さんの運転で鶴居村のどさんこ牧場に直行。メンバー最高齢の松岡さんに運転をお願いするのもどうか(^_^;)とは思いながら、ご本人が運転好きで、しかもお上手!だからお任せして、アルコールが入った後や何かの折には福光さんが代行を。ただしレンタカーの不具合が途中で見つかったため、どさんこ牧場には時間ギリギリの到着となり、外乗出発はいささか遅れたものの、その遅れがすぐに取り戻せたのは、常歩がほとんどなく速歩中心で今までになく駈歩する機会が多いという極めてパワフルな外乗だったせいで、その理由はインストラクター兼ガイド役の角田さんが新馬調教を兼ねての走行で、新馬が暴れるのを封じるためにとにかくひたすら前方に行かせることで全体がスピードUPすることに。おかげでワタシたちは駈歩満載の爽快な外乗が楽しめました(*^^)vところで今回のメンバーはコロナ禍直前の外乗でワタシが落馬して鼻梁を骨折した際にご一緒した方々でもあり、落馬直後に血だらけで寒けに震えるワタシの背中を抱いて下さった平松さんと、ワタシの乗った車椅子を押して下さった松岡さんには今でも感謝に堪えず、朝9時に出発し午後2時に帰着する間およそ12,3キロをトータル5キロ以上は駈歩した今回のハイスピード外乗を無事に終えられたのが何よりでしたσ(^◇^;)外乗を終えた後は「ハートンツリー」という近くのオシャレなカフェでお茶して、店内貸し切り状態だったため、お互い腹を割って話し込むことができて、元編集者の福光さん曰く「これはこのまままとめても本になりますよね〜」という深く突っ込んだ会話が弾み、松岡さん曰く「基調は怒りだよね!」という感じでこの間に起きた日本社会や文化のさまざまな歪みのみならず人類社会全般の行き詰まりについても熱く論じ合うことになったのでした。この夜は「ホテル・タイト」に宿泊してモール温泉に浸かって体を癒し、翌30日も早朝から外乗し午後までたっぷり素晴らしい新緑の景色を目に焼きつけて帰宅の途に就いた次第であります(^o^)/~~~
写真上段は鶴居どさんこ牧場の早朝風景、中段はノロッコ号の車内、下段は「ひょうたん」のおかあさんとご自宅の庭で。
コメント (1)
素晴らしい景色の中、外乗も無事に堪能され、北海道ならではの美味しい食べ物も堪能されて、とても充実したご旅行ですね!
前に骨折されたとは知りませんでした。本当にご無事で良かったです。
確かにいろいろな面で、行き詰まりを感じる昨今です。いろいろなことが複雑になって、その一方で、便利になり過ぎて人間が弱くなっているように感じます。
投稿者 にしのあやこ : 2023年06月01日 10:57