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2022年11月06日
埼玉県民馬術大会
今週末は埼玉県民馬術大会が催され、愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンは馬場馬術競技M課目に出場し、なんと優勝してしまいました\(◎o◎)/
先月16日のブログにも書いたように、クリトンは不治の蹄病とされるナビキュラーで競技会から遠ざかって久しく、21歳という高齢でもあるだけに出場できるようになっただけでもメデタイ気持ちで、あとは何とか無事に行って帰ってこられることだけを念じていたのだけれど、まず無事に行けなかったのが最初のオドロキでした。
会場までは馬運車と呼ぶトラックで移送するのだが、厩舎から馬運車の駐車場までの結構な距離を引き馬するのは意外と無事に行ったものの、馬運車にクリトンを乗せたワタシが降りた途端に凄まじい声で鳴きだして、馬運車のBOXをガンガン蹴り始めたからさあ大変(◎-◎;) ワタシがもう一度乗ってクリトンの顔を見たら、目ん玉をひん剝いて歯を剥きだしにした今まで見せたことのない恐ろしい形相に変わっていて、クリトンに騎乗して出場されたA子先生曰く「あれは松井さんに裏切られた!という顔でしたね」とのこと。考えてみればクリトンはこれまで競技会場に1頭だけで行った経験はなく、馬運車に1頭で乗せられたのはそのクラブを出された時だけに、捨てられるとでも思ったのか、とにかく悲痛に泣き叫んで暴れて手に負えないため、馬運車のドライバーさんに「この馬いくつですか?」とまたしても訊かれる始末(-。-;)仕方なくワタシはそのまま馬運車に乗り込んでクリトンに付きっきりで移動するはめに(^_^; ドライバーさんからは「オーナーさんがケガされても困るんで、やばくなったら逃げてくださいね!」といわれてもコンテナの中に閉じ込められて逃げる場もないから、メチャ怖くなってるクリトンに20分くらい声をかけ続けて、ようやく落ち着いてくれたのが一番上の写真の顔です。で、会場に着いたら、な〜んだこんなことか……というふうに落ち着いた感じで、急にベテラン競技馬の雰囲気を醸しだしたクリトンは準備運動場や待機馬場でも他の馬を全く気にせずに危なげない走行をして、こちらも競技を落ち着いて見てられたのでした(*^^)v
そもそも馬場馬術競技がどんなものかを説明するのも難しいのだが、一口でいえば馬のフィギュアで、アリーナに径路と呼ばれる大きな図形を描きながらポイントポイントに指定された動きを見せる競技であり、易しい順にA課目からL,、M、S課目、セントジョージ、インターメディエイト、グランプリとなっていて、オリンピック種目はグランプリ。クリトンはもともとセントジョージクラスの馬で、年を取って当クラブに来てからは御殿場の大会でS課目に出場して2位を獲得した過去があるとはいえ、ケガをしてさらに年を重ねた現在はM課目に出場できれば御の字だった。会場にはもっと若くて素晴らしい動きをしそうな馬場馬も沢山いただけに、優勝できたのはA子先生の馬術テクニックとクリトンのここぞというの頑張りが実を結んだ結果といえる。今回は当クラブからたった1頭の出場とあって、クラブは通常業務をしていて、ただでさえ数少ない他のインストラクターさんに協力は頼めないため、ベテラン会員のFさんと芦毛レール君ママのMamiさんにお願いしてお手伝いを願えたのも非常に有り難かったし、応援に駆けつけてくださった会員さんもいらして、なおかつクリトンの出番直前に当クラブのオーナーご夫妻が観に来てくださったのは嬉しいオドロキで、掲示板を見に行ったFさんから「クリトン1位になってますよ」と告げられたのが最後のオドロキでした\(^O^)/
コメント (4)
優勝、おめでとうございます。
投稿者 N : 2022年11月07日 00:10
クリトン、かわいいですね。
投稿者 長谷川 純 : 2022年11月07日 12:36
うわー!優勝すごいです。
クリトンおめでとうございます。
クリトンに話しかけながらトラックにゆられている松井先生のお姿が、目に浮かびます。
投稿者 はっち : 2022年11月07日 17:38
ブルーリボン受賞おめでとうございます!
パニック時のいななきは凄いですよね。
先日丸馬場で妊娠中のサラブレッドが何に恐怖を覚えたものか、突然のいななきとともに立ち上がりました。
恐怖の目と立ち上がった馬の大きさにびっくりしてしまいました。
日頃接しているとはいえ、狭い馬運車の中で興奮している馬とともにいるなぞ、今朝子様は余程胆力がお有りですね
\(◎o◎)/!
投稿者 小山雅子 : 2022年11月09日 18:14