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2022年09月30日

ひっつみ汁

今日のQPレシピを適当に作りかえてみた。ひっつみは中力粉か、薄力粉と強力粉を混ぜてつくるところが、ウチに残っていた白玉粉と薄力粉を混ぜて作ることに(^^ゞ 釧路土産の羅臼産の昆布だしを煮立てて鶏もも肉、イチョウ切りの大根、半月切りのニンジン、斜め薄切りのゴボウ、舞茸を煮てアクを引いてから酒、味醂、醤油、塩で調味し、いずれも柔らかく煮えたら斜め薄切りの長ネギとひっつみを加えて火を通し、水菜を添えて七味を振って仕上げた。
今日の午後は赤旗の金子記者と朝日新聞の野波記者から『愚者の階梯』に関するリモート著者インタビューを立て続けに受けて、問われるままに何かとお話しした次第。昨日の「オール読物」の八馬さんもそうだったが、両記者とも『壺中の回廊』から同シリーズをしっかり読み込んでくださった上で、現代の世相と共通する時代の空気を指摘されて、シリーズ全体の構想をどこまで意識したかを訊かれたので、時代ミステリーを生みだすのは難解なパズルを解くのと同様アタマちぎれそうな感じになるから、頭脳も年老いた今、当初は3部作にまで持ち込める自信はとてもなかったことや、何とかまとめられてホッとしたことを正直に申し上げたのだった。それでも昭和初期に設定したのは、日本が破滅的な戦争に向かう過程の一体どこが決定的なターニングポイントだったかを把握したい気持ちがあって史料を読み続けた結果、法曹界における権威でもあった美濃部学説が突如排斥されて、天皇が超法規的な存在になってしまった昭和10年が、実は後世に思われている以上の重要なポイントだったという認識で『愚者の階梯』を書き綴ったのは確かなことをお伝えしたのである。最後に野波記者が「今度は同シリーズのスピンオフというか延長線で、戦後三部作シリーズをやりませんか」と仰言ったので「そんなのやったらアタマちぎれて死んじゃいます!」とお応えするしかなく(^_^;)何せこう見えて来年あたしゃ古稀を迎えるんだから(-。-;)と言いたかったのであります(-.-;)y-゜゜


コメント (2)


一昨日は3年ぶりにお会いできて、とてもうれしかったです。ひつみは私の地元の郷土食で、よく食べました。醤油味が一般的ですが、ウチでよく作ったのは牛乳ひつみと小豆ひつみ。クルミ味もあったし、日本の手打ちパスタですね。ひつみ自体も、お団子状にボッテリしたのや上手な人のはワンタンの様に薄くふわふわで、翌日味がしみたのを煮返しても美味しいし、懐かしいです。
スピンオフ、私もぜひ読みたい!と思いましたが、最後の件で爆笑してしまいました。

投稿者 ウサコの母 : 2022年10月01日 14:11

『愚者の階梯』をまだ読み始めたばかりで、すみません。丸ビルが出てきました。その近くの明治生命館の話です。

「静嘉堂@丸の内」に行きました。
ステキでした。
私は、リノベとか大好きで、九月までやっていたドラマ『魔法のリノベ』を楽しく見ていました。特に、ドラマの終わりに、リノベができた後を、見せてくれる部分がとてもよかったです。
昭和9年竣工して、古典主義様式の傑作として高評価の明治生命館の1階部分を中心にリノベされていて、ほんとにステキな空間です。
美術手帖のページを見ていただきたいです。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/26105/pictures/1

写真21番目の秋草蒔絵謡本箪笥が、扉裏まで装飾されていて、すごいです
写真の30番目の曜変天目のぬいぐるみは大人気で、売り切れてます!(高いですよね、5800円!)
でも、私が行ったのは、オープンの日の13時です。それで、すでに売り切れって?!
和漢朗詠集が片方しか展示されてなかった!
2つある巻物の1つだけ
つまり、「君が代」が無い!
上軸の、「晴」から「草」くらいまでが見れるように拡げてありました
「君が代」の歌詞のもとになったのは、下軸の「祝」に書いてあるので、見れない
でも、音声ガイドでは、2つ展示されてる前提で解説してるから、直前になって、こうなったのかな
図録を見ると、君が代の部分は、ほんとに褪せている。あんなになっていたら、保存の方に重きをおくだろう。


投稿者 せろり : 2022年10月06日 01:15

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