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2022年09月29日

早稲田な一日

今日は午後から早稲田に出かけて、まずはリーガロイヤルHのラウンジで「オール読物」の著者インタビュー取材を受けた。インタビュアーは「オール」の新担当八馬さんで、今までミステリーを担当することが多かったという方から『愚者の階梯』を絶賛してもらえたのは何よりでした(*^^)v 『愚者の階梯』のインタビュー取材を早稲田で受けるのは今回が2度目であり、同シリーズの主人公が早稲田の講師という設定だから完結編の取材場所にふさわしいというのもあるが、前回は演劇博物館主催の素浄瑠璃イベントに参加するのとからめてのこと。今回は前にこのブログで紹介した ポートランド州立大学の英語歌舞伎が同大学の小野講堂で上演されるというお知らせを旧友のモリからもらって観劇に駆けつけた次第だ。
演目は前にYouTubeで見た『鰯売恋引網』で、大人数の来日はさすがに無理だから主役の男女2人だけで演じるハイライトシーンの上演に限られたものの、マイケル君とエミリー嬢のお二人はナマで見ても単なる学生さんの余技とはとても思えないプロ級の役者としての魅力がたっぷり感じられたし、上演の過程や衣裳製作等々の具体的な説明も聞けて大変に見応えのあるイベントで、満席の場内からは大きな拍手が送られていた。モリの紹介で主宰者のコミンズ教授や衣裳担当の奥様にもご挨拶を申し上げ、義太夫三味線の烏丸ゆみさんからは浄瑠璃の英語バージョンを生みだす苦労話を伺ったし、また会場には歌舞伎の中村京蔵丈や清元志摩太夫ことマーク大島氏ら古典芸能芸関係者の姿も多く見えて、当ブログでお馴染みのウサコの母さんにもお目にかかれたのは何よりでした。
会場を出たら急に雨が降りだしたので、お誘いくださったモリご夫婦とは早めにお別れして帰宅したところ、郵便受けに早稲田でお世話になった故河竹登志先生の夫人からお手紙が届いていた。『愚者の階梯』の主人公桜木治郎は登志夫先生のご父君であられる河竹繁俊先生をモデルにしているため、夫人はシリーズ全作に目を通して下さっているのだが、今は登志夫先生の昭和7〜12年の日記を河竹オンラインHPにUPしておられて、たまたま昭和10年4月6日の満州皇帝来日の件をUPされた直後に『愚者の階梯』に目を通されて、その話が冒頭に出てくるので非常にビックリされたとのこと。というわけで今日は夜まで何かと早稲田に縁がある1日でした(^^ゞ


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