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2022年08月15日

車麩、茄子、いんげんの煮もの

今日のQPで見た料理。砂糖、塩、醤油、味醂で調味した出汁で車麩と茄子とインゲンに、ワタシは豚ロース肉の薄切りをプラスして、10分以上じっくり煮込んだだけなのに意外とおいしく食べられました∈^0^∋車麩は水に30ほど浸けて戻ししっかり水を切って使うこと。茄子は縦二等分してから斜めに切れ目を入れておき、皮目から表面を油で焼いておくこと。フライパンを使うと食材別に分けてたっぷり煮ることができます!
終戦記念日の今日ちょうどウチに届いた「小説すばる」誌に、歴史学者の加藤陽子さんが9月新刊予定の拙著『愚者の階梯』を早くも書評して下さっているのが有り難かった。
ご存じの通り、加藤さんはスガ政権下で起きた日本学術会議任命拒否問題でパージされた6人のうちのお1人で、スガドンも唯一この方の「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」という名著だけは読んだことがあると発言。わたしはその問題をきっかけに戦前の滝川事件や美濃部達吉の天皇機関説問題が気になったのはご多分に洩れずといったところだろうが、当時の新聞記事を読んでみたら天皇機関説問題の異常さが再認識されたのと、たまたま同時期にラストエンペラー溥儀が来日して歌舞伎座で観劇していた事実を知って、この二つの出来事をモチーフに『愚者の階梯』を書き上げたわけなので、学術会議問題の当事者であられた加藤さんに書評して戴けたのは当然ながら望外のことである。実は加藤さんとは、翻訳家の松岡和子さんが去年の毎日出版文化賞を受賞された会場で初めてお目にかかった折に、先方がなんと拙著を読んで下さっていることにビックリし(!_+)集英社の編集者にその話をしたら、「小説すばる誌」担当の布施さんがさっそく『愚者の階梯』の書評をオファー(゜;)それを快諾されたと聞いてまたまたビックリしたのでした(^_^;)ともあれ近現代史の泰斗であられる加藤さんからのご好評を得て、歌舞伎界を舞台にした時代ミステリー昭和三部作がついに完結するのは我ながら嬉しい限りで、本書の紹介はまた後日お知らせ覧に掲載します<(_ _)>昭和5年に開始して10年で完結する同シリーズで、わずか5年間に時代がガラッと変わる恐ろしさ痛感したわたしとしては、いったん始まったら最後だれにも止められない「戦争」というものを起こさせない方法は、とにかく皆がそこに至る芽を見つけ次第に潰すしか手はないので、今後やたら芽が出そうな気配が漂うこの国の警戒を怠らないようにしなくてはなりません(-.-;)y-゜゜


コメント (1)


「愚者の階梯」の刊行が待ち遠しくてなりません。この暑さが少しおさまって、気持ちも読書に向くころ手に取ることができますね!
先日「トップガン マーヴェリック」を観ました。前作の期待を裏切らなさ過ぎる展開で、ふむ、デジャヴ感しかない・・・とは思いつつ、冒頭ケニー・ロギンズに”Highway to the danger zone♪”とハモり、トム・クルーズがKawasakiのバイクで戦闘機と並走するシーンは「ですよね、ですよね、ヒューヒュー!」と心の中で叫びました。ただ大きく違ったのは、敵機とのドッグファイトのシーンが、前作では映画だからね、としか思わなかったのに、今回は明日起こるかも、と危機感を覚えた事です。35年経って世界が大きく変わりました。戦争の記憶を人間は忘れてしまうものなのでしょうか。

投稿者 マロン : 2022年08月17日 15:43

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