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2022年06月30日
お茶の葉とひよこ豆の和え物、豆腐の揚げ物、コリアンダーの和え物、空心菜の炒めもの、ラムの煮込み、ココナツコーンクリームスープのラーメン
今日は午後から早稲田の藤原書店に行って、女優の中村まり子さんと翻訳家の松岡和子さんと鼎談し、帰りに寄った高田馬場のミャンマー料理店で食事。たまたま入ったこの店が何を食べても初めての味でしかもおいしかったので、後になってネットで店名を確かめようとしたら、高田馬場はミャンマー料理のメッカだったみたいで店がいっぱいありすぎて(!_+)結局わかりませんでした(^^ゞ
ところでどういうテーマの鼎談だったかといえば、なんとこれが近年のコロナで『ペスト』が再脚光を浴びたカミュ作『戒厳令』という戯曲についてで、カミュなんて私は『異邦人』と『ペスト』くらいしか読んだことがないのに鼎談オファーを受けて超ビックリしたものの (@_@;) お二人とはまんざら知らない仲ではないどころか大変親しい間柄だし、まり子さんが翻訳した戯曲を初めて上梓される記念すべき本ということもあってお引き受けしたのだった。で、その翻訳戯曲を読ませてもらって、最初はペストでロックダウンされた町の戒厳令状況を描いているのかと思いきや、どっこいそんなありきたりの展開では全然なくて、ペストをメタファーとした恐ろしい全体主義的な管理監視社会の現実を描くという、まさに70年以上前に今日の世界を見通したような凄い作品だったことにまたまたビックリしたのだった。なのでご興味のある方は、藤原書店から恐らく年内には刊行される『戒厳令』(タイトル未定?)をお読み下さい。