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2022年01月28日
朝日賞贈呈式
今日は午後から朝日賞の贈呈式にご招待されて帝国ホテルへ。
第1回の受賞者はなんと彼の坪内逍遙(!_+)という由緒ある朝日賞を、今年度は逍遙と同じくシェイクスピア戯曲37作品全訳を成し遂げられた松岡和子さんが受賞されるという大変なめでたさにもかかわらず、オミクロン株が猖獗を極めている最中とあって、列席者は相当に絞り込まれた上に、ソーシャルディスタンスをしっかり取った椅子席に固定された、何だか物々しい雰囲気の会場だったが、松岡さんばかりでなく各受賞者のお話が、ふだんゼンゼン興味を持たないような方々のお話でも、ある程度しっかり聴けたのは何よりだったかもしれない。たとえば俵万智さんが新宿のホストに和歌を教えて「ホスト万葉集」を編まれていたなんてゼンゼン知らなかったし、生物の体内時計が神経細胞を正常に作らせていることの発見や、植物が発生する仕組みにも遺伝子が大きく関連することの発見などから、生命とは何か?という大命題が自然科学の研究では今や説き明かされつつある\(◎o◎)/のもわかったし、朝日賞と併せて授賞式が執り行われた大仏次郎賞の受賞者からは、戦前戦中に日本の海上輸送を担ったのは海軍ではなく実は陸軍だった(゜;)のを教わったし、スポーツ賞を受賞した大谷翔平選手はさすがに出席がなかったものの、高校生時代のへ〜というようなエピソードが聴けたし、というわけで、なまじパーティなんかないほうが授賞式の意義が深まるかも?と以前の毎日出版文化賞と併せて今回も思ったのでした。とはいえ毎日賞の時は贈呈式後に受賞者の写真撮影タイムがしっかり設けてあったので油断してたら、今回はすぐに解散で、しかも受賞者から退場したため、慌てて写メして松岡さんの姿を撮り損なってしまい^_^;その後どこに消えられたのかもわからず、あちこち捜しまわってようやく見つけてご一緒したのが下の写真であります(^^ゞ