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2022年01月21日

ブリの照り焼き、粕汁

ブリ照りのレシピは不要かと。粕汁はこないだ作ったシチューで使い残した酒粕を使用。具は大根とニンジンと油揚げのみ。
今日は午後から文春の川田さんと柘植氏がお越しになって新作の打ち合わせを。「オール読物」誌編集長の川田さんは一昨日開催された一大イベント直木賞選考会の仕切りを終えられたばかりなので、「どう、今回はすんなり決まった?」と訊いたら非常に順当な選考で珍しく芥川賞が決まるより早かったくらいなのだとか。「両作品とも、きっと松井さんもお好きだと思いますよ」と言われて拝読しなくてはいけない気持ちになりました。
小説はもう読んでるだけにしたいくらい、書くのは疲労困憊はなはだしいばかりで全然ペイしない感じがするのだけれど、川田さんには『江戸の夢びらき』を上梓した時点で次回作をオファーされ、その後すぐに編集長になられて「わたしがオールにいる間に是非」と言われつつコロナ禍に突入し、今日久々にお会いして蒸し返しになった次第。で、『江戸の夢びらき』は初代市川團十郎の生涯だったから「次回作は初代坂田藤十郎で行きませんか?」と以前にオファーされた際に「藤十郎よりは近松門左衛門じゃないの」とウッカリ返したものの、近松は作品量だけでも厖大で近世芸能の一大分岐点に立つ怪物だし、既に杉本苑子著『埋み火』という作品があるからどうなんだろう(?_?)と怯みながら少し調べ直してみたら2024年が近松のちょうど300年忌に当たるのにお互い気づいてしまい今日は「できれば2024年に出版ができるよう年内か来年早々には連載を」というオファーになってウーン(-。-;)と唸ってしまいました。というわけでその昔、故四世坂田藤十郎(当時中村扇雀)が主宰した「近松座」で近松原作の脚本を手がけていたワタシに近松とのご縁が果たして復活するのかどうか、なまじ少しは知ってるだけに書くのはホント大変なだけじゃん!という気がするばかりで、まだハッキリした答えは出しておりません(-.-;)y-゜゜ところで下は京都の妹がけさ金閣寺を観に行って撮った写メの転送です(*^^)v


コメント (1)


新作! 楽しみです。
知らなかった世界が、パーっと鮮やかに幕が開くような、
そして読むほどに引き込まれながら、
表現の美しさ、深さにうっとりする今朝子様の作品。
知らなかった言葉を辞書を引いて
あぁ、日本語はこんなにも豊かで美しいと
気づかせていただいたり。
心沈みがちなこの頃は、今朝子様の作品に
胸のすくような爽快感や、勇気や、あたたかい愛情など
さまざまな力をいただいています。
もう一度、
新作、楽しみです!!

投稿者 彩の女 : 2022年01月22日 01:52

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