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2021年12月29日
白菜とツナの生姜蒸し
前にQPで見た超カンタン料理。フライパンか土鍋に白菜、ツナ缶、生姜の千切りの順に重ねて塩を振り、これを二段にして酒を回しかけて蒸し焼きにするだけ。
食事しながら見たBS-TBS報道1930は眞子内親王の結婚等で今年改めて話題にされた日本の皇室問題を特集。昨日は台所仕事をしながらたまたま見たNHKBSで、メーガン妃騒動によって改めて問題視された英国王室の特集を見てしまい、街頭インタビューに答えた若い英国女性から「王室には税金が100万ポンドくらい使われているらしいけど、まあ彼らも観光資源にはなってるわけだから別にいいんじゃないのかしら」的な発言があったので、英国でも世代によって王室に対する感覚は相当に違うんだろうな〜という気がしたものである。日本でもむろん世代や環境によって随分と違うはずで、京都生まれの亡父は大変な皇室好きだったが、大阪生まれの亡母はどちらかといえば嫌っていたようだし、ワタシ自身は今や人類の存続すら危ぶまれている時代なんだから自然消滅しても仕方がないくらいに思っているのだけれど、日本という国を考える際には天皇の存在を歴史的に見る必要があるとは感じていて、そもそも近代の天皇制は日本が近代国家としての統一を果たす際に英国王室を見習った部分と、キリスト教に代わる聖域を担わされた部分があるよう思うのだった。明治5年に日本で戸籍というものが出来た際に天皇はその筆頭に記されていたのに、いつ戸籍から離脱したのかを指摘する人がいないのもフシギだが、とにかく維新直後から神格化されていたわけでもないし、天皇は一つの国家機関であるというのが昭和10年までは法学的な常識だったはずで、強いていえばキリスト教国におけるローマ教皇的なあるいは大司教的な存在として認知されていたのを、文字通り神輿に担ぎあげて神格化してしまう輩が生じたところに近代日本の大変な不幸があったといわざるを得ない。その不幸の出発点となる昭和10年を背景にした時代ミステリー『愚者の階梯』の単行本を来年夏に刊行する予定なのでご高覧戴ければ幸いです<(_ _)>というわけで今年もコロナ禍は明けぬまま、年明けまであとわずかとなりました。今宵で年内のブログは終了し、年明けは三が日後にUPするつもりです。読者の皆様どうぞ良いお年をお迎えください!来年またお会いしましょう(^o^)/~~~
コメント (2)
こんにちは。
記事と直接関係ありませんが、『芙蓉の干城』を面白く読ませていただいたので、こちらに書きます。これ誰なんだろう?というモデル探し(二・二六事件まで到達するのかと思ってドキドキしました)や、文章のキレが良くて楽しく読めました。
シリーズの前の本はまだ未読ですので、これからの楽しみにします。
ブログの記事で毎日考えたり、へぇと思ったりしています。ありがとうございます。
松井さんも良いお年をお迎えください。
投稿者 ぱぐ : 2021年12月30日 13:31
今年も残り数時間になってしまいました。2月に義兄、10月に愛猫が旅立って気落ちしていた所に吉右衛門さんの訃報で、5月には秀太郎さんも他界してしまい、この年末は寒さがひとしお身に染みます。コロナの先行きは見えず、ブースター接種もいつになるか。今年は日本の政治が変わる兆しが見えるかと期待したのに腰砕けな結果でしたが、ここで関心を失ってはいけないと思ってます。来月から花の会が再開するのが明るい話題で、ここ10数年はこのブログが私の指針となっており、来年も楽しみにしております。
投稿者 ウサコの母 : 2021年12月31日 21:15