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2021年05月20日

ブログ再開

今日からブログを再開します\(__ )
15日に父の葬儀を終えてすぐに帰宅したものの、その後何かと連絡事項が重なって、おまけに今日が月刊連載の〆切りだったので、先ほど無事に入稿を済ませてから、こうしてブログを再開する次第です。
コロナ禍では多くの方がさまざまな不都合をこうむっておられるでしょうが、私は職業柄さほどのこともなく過ごしていたものの、およそ一年半にわたる父親の入院中に結局一度も見舞わずに、というより見舞えずに、逝かれたことには多少の悔いがないではありません。延命治療をお断りしていた結果、容態の急変で妹も死に目には会えなかったわけですけれど、亡くなる前日に甥っ子ともども会っていて、その時は最後の元気を振り絞って軍歌の「広瀬中佐」を大声で歌っていたのだとか。その前の週までは病院食をペロリと完食していたという話ですから、本人が苦しんだ時間はほとんどなかったのを幸いとしたいところです。
葬儀に関しては生前から妹との相談で、祇園「川上」店主の座を譲ってかなり長い年月が過ぎたといっても、やはり現店主の加藤氏のご意見も訊いてみないわけにはいかないような話になっていたのですが、これもコロナ禍で通常の葬儀はできないから一応は家族葬の形を取らせてもらいました。もっとも父の松井新七はいわゆる「家庭人」らしいところがおよそなかった人だけに、家族だけで見送られるのを可とするかは大いに疑問だったし、また私自身もさまざまな葬儀に出るつど故人に対する惜別の情は必ずしも家族や親族が血縁のない方に勝るものではない!という気がするため、加藤氏には料理関係や祇園町で父とご縁のあった方々に、マネージメントをお願いしている幻冬舎のヒメには新聞各紙に訃報通知をお願いするかたちでの家族葬だったので、斎場には問い合わせが結構あったようだし、コロナ禍を押して通夜や葬儀にご参列くださった方が意外なほど沢山いらっしゃったのを父はきっと有り難く見ていたことでしょう。勿論こういう時期でもあり家族葬としたことで、ご遠慮された方も大勢いらっしゃることと存じ、改めて生前の父をごひいきしてくださった皆様に、父が九十五歳の長寿を全うして安らかに逝けたことを、初七日に当たる今日謹んでご報告申し上げます<(_ _)>



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