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2021年03月08日
天ぷら定食
歌舞伎座第3部を観る前に三村さんと銀座三越内「天一」で食事。
今日は朝から国立劇場の大稽古場で例の日本博イベント「寿ぎの宴」で上演される「やまと古事抄」の総稽古に立ち合うため新幹線で東京入り。コロナ禍のこの時期大宮に住んでる最大のメリットはラッシュを避けてガラガラの新幹線を利用できることかもです(^^ゞ
国立の大稽古場に入るのは30年以上前に近松座制作「けいせい仏の原」の稽古に臨んだ時以来で、当時と比べたらワタシも随分と落ち着いたオバサンになっちゃってるものの、久々の和モノ芸能の稽古場でさほど違和感なくいられたのは当時に染みついた和モノ芸能業界の匂いがまだ消えてないということなんでしょうか(?_?)ともあれ演出をなさる今藤藤十郎師の横で稽古に全集中し、自分が関わってて言うのもなんだけど、これは今まで滅多にないというか初めてかもしれないイベントなんだろうけど、コレってアリだよな〜と感じさせる面白さに仕上がっていたことに満足し、和モノの舞台芸能ならではの贅沢な気分を久々に味わえたものである。長唄2曲、清元1曲、常磐津1曲、箏曲1曲それぞれに書き分けて合方(間奏部分)を含め10分前後の寸法に収まっている点は結構プロっぽい仕事したじゃん!と我ながらいささか自惚れてもいるのだけれどf(^ー^; それとは別にこのイベントが面白いのは、邦楽がふだん日本舞踊のBGM的な扱いになりがちで、そうでなければ邦楽のみの演奏にするのが原則であるにもかかわらず、このイベントではあくまで邦楽の演奏を中心としながらそれの絵解きのような形で日本舞踊を挿入することである。かくして邦楽の色んなバリエを短い時間でしかもわかりやすく楽しめるという点で、コレってアリかも?と感じさせたのだった。舞踊の他にアニメーションも挿入されるため、きっかけやその他の点でまだまだ大変なことになりそうな本番当日の舞台稽古にも立ち合うよう言われていて、ワタシとしては小松原庸子さんのフラメンコの新作舞踊に立ち合った時以来のナマな体験をこのコロナ禍中でするのも何だかフシギな気がしております(^_^;)そんなわけで「やまと古事抄」の稽古は午前中に終わったため、その後Pメディアの三村さんとマスクお茶マスク会食して歌舞伎座の第3部を観劇しましたが、その話は明日にします(^^ゞ
コメント (1)
少し前に、日本で暮らして十数年というフランス女性のことを描いたコミックを読みました
フランスのテレビ局の技術部長だった時、バカンスで日本に来て、日本が大好きになり、とうとう仕事を辞めて日本に住むようになり、いろいろあって、今は、フランスの有名な通信社の日本支局員となったカレンさん
元来が音響マニアなので、初めて歌舞伎を見た時から、歌舞伎の音に魅了されてしまう
ストーリーがわからなくても、たまらなく心地よい!と感動するのです
この作品は、カレンさんが喜びそうだなぁと思いました
投稿者 せろり : 2021年03月12日 01:21