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2020年11月09日

トランプ君の嘘もさすがに通用しなくなりつつある今日は午後から六本木の俳優座劇場でその名も『嘘』と題する芝居を翻訳家の松岡和子さん、旧友のモリともども観劇した次第。仏劇作家フロリアン・ゼレールの同作品はネタバレになるので詳しくは書けないものの、二組の夫婦が会食するに当たっての軽い嘘に始まって、その場その場で互いにさまざま嘘をつくなかで段々と何が嘘で何が本当かを当事者の夫婦もわからなくなって行き、最後にミステリーの謎解きのようなドンデン返しがあるトリッキーな秀作で、いかにもフランスらしい男女関係の描き方がなされているが、非常にナチュラルな会話によって日本人の観客にも違和感を与えずむしろ共感できる舞台に仕上がっているのは翻訳した女優中村まり子のお手柄だろう。彼女はコロナ禍で舞台女優の本業はしばらくお休みながら、本職はだしの二足のわらじで翻訳業に専念したのが幸いした格好で、翻訳界の重鎮である松岡さんも絶賛なさっていた。観劇後はその松岡さんとモリと3人で超久しぶりに「アマンド」でお茶しながらトランプ君が何故あれほど支持されたのかという問題を話し合って一応の結論に達した上で、英米文化と日本文化の違いなどをアレコ例示しながらの楽しい歓談の時を過ごしたのでした(*^^)v


コメント (1)


ついに民主党の勝利で、この所続いてた憂鬱が一気に解消した気分でした。そしてカマラ・ハリス氏のスピーチはとても感動的でした。明確に、子供にも分かり易く歴史から説いて、未来への希望を伝える熱い想いがストレートに伝わり、<言葉が持つ力>を感じました。歴史に残る名演説と言えるでしょう。片や日本は、自分の言葉を持たず、話相手に視線を合わせず、虚ろに紙を読むだけの政府トップ。子供はおろか、誰にも理解できない矛盾だらけの発言を続け、支離滅裂で質疑応答も出来ず、その場逃れに汲々とする政治屋たちに慣れてしまった日本とあまりにも対照的です。「民主主義とは状態でなく、行動です」とのハリス氏の言葉が心に残ります。

投稿者 ウサコの母 : 2020年11月10日 22:11

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