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2020年10月24日

木ノ下歌舞伎 摂州合邦辻

昨夜は池袋のあうるすぽっとで木ノ下歌舞伎を観たあと集英社の伊藤さん、畠山さん、眞田さん、現代人形劇センターの塚田理事長と食事して久々に帰りが午前サマになったのでブログが更新できませんでした(^^ゞ木ノ下歌舞伎は上演を重ねるごとにシェイプアップされるので再演作は見逃せないのだが、今回の『摂州合邦辻』もその観を強めた。ストーリーやその時の印象は昨年 2019/3/16のブログに書いてあるので、そちらもご参照いただきたく今回は余り詳しく書かないけれど、原作にないドメスティックな要素を加えつつ、中世の「弱法師」や「しんとく丸」伝説に遡る日想観を強調したことで、これがホームドラマと宇宙的な広がりを持つ神話的運命悲劇という両面を併せ持つ作品として紹介し得たところに木ノ下歌舞伎の真骨頂があるといえそうだ。再演で追加されたとおぼしきナンバーによってそのことがさらにハッキリとした。出演陣では前回も特筆した主演の内田慈やベテラン武谷と西田の合邦夫婦コンビが相変わらず健闘していて、原作通りのセリフを言っても、そこに一人一人の孤独な人生の襞が見えてくるのは素晴らしい。今回初出演で俊徳丸を演じた土屋神葉にも神話的運命悲劇を担えるだけの深みが感じられたし、声に特徴のある「花組」の谷山知宏を起用したのも舞台のイイ味つけになっていた。


コメント (1)


昨年3月以来の木ノ下歌舞伎、前回からどう進化したのか、私は明後日見るので楽しみにしています。木ノ下歌舞伎は、従来の歌舞伎では思い浮かばない現代との関連を考えさせられ、娯楽性もあり、毎回どんな切り口かと期待しています。今年5月の全通し「三人吉三」が中止で、早い復活が待たれます。
昨日の報道1930大統領選がテーマでしたが、木村太郎のボケぶり、トランプ愛に仰天しました。前回トランプ勝利を予測した元NHK解説者という認識でしたが、「昨日の討論はトランプ快勝」とコメント、今回も勝利を確信して、心なしか楽しみにしてる風に見えました。来月の投票日終了後も、開票に時間がかかり、決着が長引くことが予想され、この選挙の非常に複雑な仕組みに理解が付いて行かなかったものの、トランプ陣営にはあっと驚く裏技もあり得る様です。その後のBS-NHK国際報道も、前回トランプ勝利を的中させたアメリカの評論家2人が登場し、今回はバイデン・トランプと予測は分かれましたが、再選されたら悪夢が世界を覆うのは間違いなく、バイデン勝利を祈るばかりです。

投稿者 ウサコの母 : 2020年10月24日 21:54

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