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2020年07月21日

鰻重、キュウリとワカメの酢の物、ミョウガと豆腐の味噌汁

おととい乗馬クラブで頂戴したキュウリがあったし、今日は土用の丑なので国産の小さな蒲焼きで鰻ざくにでもしようと近所の高島屋に行って、いや〜国産のはやっぱどれも高いよな〜と物色していたら売り場の人が寄って来て「国産でこんなに安い鰻重はありませんよ!」と導いた先にあった鰻重は確かに非常にリーズナブルで見た目も美味しそう。「宮崎産の鰻なんですが、何故こんなに安いかというと……」と重要な秘密を耳もとで囁くかに見せて「鰻が安く手に入ったんですよ!」と急にごまかされたので、宮崎の鰻は全て地元のヤクザが仕切ってるという話を現地で聞いたのを想い出し、さもありなんとゲットしたら(^_^;)見た目通りの美味しさで頂戴できました∈^0^∋
食後はライブ配信のための演劇『プレイタイム』を、先日LIVEでもアーカイブでも見そびれて残念に思っていたら、ブログをご覧になったシアターコクーンの方がバックアップサイトをお知らせ下さったので、遅ればせながら拝見させてもらいました<(_ _)>
コロナ禍に世界の各劇団、劇場、俳優らがこぞってオンライン演劇を発信する中で『プレイタイム』はまず森山未來と黒木華というキャスティングの妙が注目されたが、この二人のからむ芝居が始まる前にコクーン劇場のいわばバックステージツアーにかなりの時間を割く構成で、二人の稽古風景の合間に簀の子から下がる照明のバトン、ブリッジが可動する様などハイテクな舞台機構がワンシーンワンカット風の撮り方により狭くて暗い宇宙船内のように映しだされて観る者の求心性を高めていく。
芝居が始まってもワンシーンワンカット風の撮り方は変わらず、役者はブリッジにいてそれを舞台の袖やフライギャラリー?から撮ったりもしてるので、いわゆる舞台中継とは全く趣の異なる映像になっていて、芝居を覗き見するような感覚が面白いというべきか。取りあげた戯曲は昭和初期に書かれた岸田国士の『恋愛恐怖病』で、これがふしぎに現代の若者でもありそうなというか、日本男子は昭和から令和の御代に至るまで男女関係における成長がちっとも見られないんだ!と断じたくなるほどリアルな男女の会話で成り立っていて、それぞれのセリフを森山と黒木が共にナチュラルなタッチで聞かせてくれた。森山は可動性のある舞台機構を利用したお得意のダンスパフォーマンスも披露したが、これはもう少しハッキリした映像で観たかったところ。BGMが生演奏だったのもコロナ期ならではの贅沢さといえそうで、とにかく開演前の準備から終演後の撤収の様子までが映しだされて舞台は大勢の人で成り立つのが改めて実感されると、何としても早く劇場が再開し、ナマの観劇ができるようになることを祈らずにはいられなかった。


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