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2020年03月10日

豆腐入りつくね胡麻照り焼き

QPで見た簡単ヘルシーでリーズナブルな料理。鶏ひき肉に塩と生姜汁とカタクリ粉を入れて練りあげ木綿豆腐を混ぜ込んで団子にし、フライパンで両面を焼いてから蒸し焼きにして練り胡麻と砂糖醤油水を混ぜたタレをからめるだけ。付け野菜には茹でたほうれん草を。
昨日のタカラヅカを皮切りに大劇場の幕が次々と開くかと思いきや、国立劇場と松竹系の劇場は休演を15日まで延長したようだし、今日は19日までの自粛要請が発表されたから今後また劇場関係者の判断が変わったりするのだろうか?とにかく興行界にとっては大変に痛い話だろうと、かつてその業界にいた人間として本当にお察し申し上げる次第だ。
今回の劇場封鎖に関しては野田秀樹氏が「公演中止で本当に良いのか」と題した意見書をHPで発表し「演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません」としたことで、スポーツを馬鹿にしてるのか!というようなトンチンカンな非難が沸き起こったらしいが、「演劇」とか「芸術」とか書くと確かに何だかスポーツよりも高級でエラそうな感じがするけれど、所詮は野田秀樹の「演劇」といえど今や芸能の興行だから無観客では成り立たないのであった。そもそも「芸能」とは人が集まっているところや誰かがいる前で見せたり、聞かせたりするものであり、どちらかといえば征服者に対して被征服者がお見せするカタチで発生したというふうに考えられているのに対して、スポーツは上層階級における軍事トレーニングの平和利用が出発点でそれ自体で成立しており、観客はそれをたまたま拝見しているのが基本形だから、そうして出自を考えるとスポーツのほうが演劇よりも権力に近いという意味では遙かに高級なのである。もしスポーツを馬鹿にしてるように感じるスポーツ関係者や愛好家がいるとしたら、それは本人自身がただバカだからなのではなかろうか。
ともあれ人が集まる場所に感染が起きやすいことでは演劇映画興行界も大相撲やプロ野球といったスポーツ興行界も大変な痛手をこうむっているのは確かだし、かりに自粛要請がなかったとしても客足の退潮が否めないであろうことは、この国でPCR検査が徹底されずにいて実際問題のべ人数でどれくらいの感染者数があって、どの程度の感染率であるのかがいまだ不明というか、国民の多くが実数を隠蔽されているように感じていることと決して無縁ではあるまい。この検査の進捗が他国と比べて常識外に鈍いという甚だ不条理な日本の状況を、別役実さんだったら一体どんなふうなセリフの応酬で描かれただろうか?と今日の訃報に接して痛切に思いました。合掌。


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