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2019年11月06日

吉例顔見世大歌舞伎

昨夜は歌舞伎座の夜の部を集英社の伊藤さん、眞田さん、伊礼さんとご一緒して、帰りに近所のビストロ「アンテリブル」で伊礼さんに代わって野田さん参加で会食し、話が弾んで帰宅が午前様だったのでブログは更新できませんでした(^^ゞ写真はとても美味しく戴いた鯛と松茸のパイ包み。
今月の歌舞伎座は顔見世に中村梅丸の莟玉襲名を兼ねており、集英社は「ナルト」上演のご縁で莟玉を後援しているらしくワタシにも観劇のお誘いがかかり、ワタシはワタシで以前から梅丸を高く買っていただけに、この襲名を観ようかどうしようか迷っていたから有り難くお誘いを受けた次第。で、夜の部の莟玉は「菊畑」の虎蔵で水際だった若衆ぶりを披露。虎蔵は新たに養父となる梅玉の本役だけに指導も行き届いており、また莟玉は風貌といい、所作といい、セリフのいい方含めていずれも端整の一語に尽きる爽やかさが身上だけに、もってこいの襲名披露狂言だったかもしれない。これに養父が智恵内で付き合うのは当然ながら、芝翫はよくぞ老け役の鬼一を引き受けたものだが、顔立ちを活かした魁偉さが発揮されていたのは何よりで、実年齢が若いせいもあって智恵内と兄弟という設定にも違和感がなく、役の色気が見えたのも可としたい。中幕の「連獅子」は高麗屋親子がこれまたきちんと端整に踊り込んで、パッショネイトな中村屋親子の舞いぶりとはまた違った味わいであろう。最後の池波正太郎作「市松小僧の女」という一風変わったカップルを描いた市井物はずいぶん気楽に観られた作品とはいえ、顔見世と銘打った興行の切り狂言としては余りにも軽すぎる演目というべきか。とにかく今月の夜の部は顔見世とはいいながら座組も薄ければ、狂言立ても弱すぎて、集客が難しいのは目に見えているだけに、役者よりも興行体制の責任を問うべきかとも思われたのでした(-.-;)y-゜゜


コメント (1)


NARUTO の時のサクラさんですね。すっごく可愛かったです。
きれいでしょうねぇ。
私は、ポイントゲットがなんとかなったので、今年はもういいかな、と歌舞伎座詣ではお休み状態です。そういう意味では、11月に設定したことがよくなかったのかしら。
ここで演舞場の話題にいっていいものか、言い難いなぁ
私は、隼人くん版を見てきました
近くの席の他の方も言ってたんですが、「先月と変わってる!」と
どこが、というのは正確に言えないんですけど、ちょっと退屈なところが無くなって、劇の流れが滑らかになった感じです
前は、「長い芝居だなぁ」という印象でしたが、昨日は「あれ、もう終わり?」という感じでした
猿之助さんって、すごいわぁ!
そう、筋書きはそのままで、生写真みたいなの販売してました
梨園の役者さんだけなので、私が求める高橋洋は無いの、石黒英雄もね
なので、玉太郎くんを買いました、篠笛持ってるの

投稿者 せろり : 2019年11月07日 21:19

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