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2019年10月17日

洋風総菜セット5種のアミューズ

世田谷区烏山区民センターで「花の会」の講座を終えた帰りに大宮ルミネ地下でゲット。
今回の講座テーマは現在「オール読物」誌で連載中来春に単行本刊行を予定している「江戸の夢びらき」の前宣伝をかねて(笑)初代市川團十郎についてのお話。この会は何しろ歌舞伎座プログラムの英文翻訳をなさっていた池田さんを始め相当な知識を既にお持ちの方が沢山いらっしゃるので、荒事の創始者といわれる通り一遍のイメージを少し裏切るような突っ込んだお話をいろいろとした上で、最後は彼が亡くなる前年に江戸を襲った元禄大地震があって、没後3年目には南海トラフの宝永大地震と富士山噴火があったことを述べた次第。何しろさまざまな天災に見舞われることの多い現代ニッポンだけに初代團十郎に関してもついその手の話で〆る格好になったのだけれど、当時の歌舞伎資料を見てワタシがとても感心したのは、元禄大地震の翌々月には早くも江戸で歌舞伎芝居が興行され、宝永の南海トラフ地震が起きた翌月にも京と大坂でやはり歌舞伎の顔見世興行がなされていたという事実である\(◎o◎)/木造建築ばかりの時代は却って復興が早かったようで、そもそもこんなリスキーな島国は3匹の子豚の兄さんたちの家のほうが向いてるのかもしれないが、そうした昔からリスキーな島国に住んでいた先人たちの逞しさを偲ぶためにも貴重な事実かと思われて今回お話した次第だ。すると講座を終えた後にもお馴染みの会員さんたちと今度の台風の話になり、中で狩野川台風のことも良く憶えていると仰言る会員さんから当時は世田谷のど真ん中も水浸しになっていたというお話を伺いました。


コメント (2)


ごめんなさい。あまりの知識のないままに、今日1番前に座ってしまい、目薬差し差し、、、。わたしは漢字を面倒臭がって、受験で日本史を取らず、横着した結果、大河ドラマにもついていけず、時代物や伝統ものに弱いのです。海外生活で「これじゃまずい」といろいろトライしましたが、能、歌舞伎、浄瑠璃、仏像、どれもまだ身につきません。漫画歌舞伎入門や江戸料理やら、軽いものしか読んでなく「松井さんは、どんな人だろう?どこから切り込めば、入っていけるんだろう?どこまでアレンジできるのかしら」などと、気楽〜〜な感じで行ったら、ずらりと並んだ勉強家のお年を召した方ばかりに、あちゃーー!お呼びじゃない感じ?89歳の母を連れて来ればよかった。(母は高校時代、梅こうさんに歌舞伎を習った)でも歌舞伎の未来も心配になりましたね。若い人が1人もいなかった。歌舞伎も庶民の文化からどんどんかけ離れて行って、今じゃ子役の可愛さだけで客を引っ張っているような、、、。私のいうことじゃないですね(笑)失礼しました。でもまたどこかで、ナイスとぅスィーユー!

投稿者 野村千恵 : 2019年10月18日 04:11

昨日の講義も非常に興味深く、江戸時代の文献を読み解いて、独自の世界を構築する創作過程を垣間見せて頂き、早く初代團十郎の物語が読みたくなりました。気が短いせいか、新聞・雑誌の連載は苦手で、来春の単行本化が待ち遠しいです。書籍雑誌が売れない出版不況といわれる今、読者としては、近年、作家の講演が増えた気がして、ごひいきの作家の肉声に触れられるのは大きな喜びです。特に、ここ1か月は4度も大好きな作家、著述家の講演が聞けて、先月も同じ会場で逢坂剛さんのトークが聞けた上、思いがけずお話もできて至福の時間でした。終わったばかりですが、また来年の講義を楽しみにしております。

投稿者 ウサコの母 : 2019年10月18日 21:00

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