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2019年03月07日
あすパラガスの肉巻き
いよいよシーズン到来\(^O^)/とあって今日は近所のマルエツで太めの福岡産アスパラガスを見つけたのでコレにした。長野産エリンギの大入り袋が超リースナブルだったので塩炒めして添えました(^^ゞ
けさのワールドニュースの特集は早くも騒がしくなってきた米大統領選に対する民主党の動向で、来年の秋が選挙なのに、なぜか早くも候補者が次々と現れている民主党独自の代表候補の選出方法がまず語られて、今年の6月にはもう候補者の絞り込みが始まるだろうとのこと。現在は乱立気味で、ことに女性やマイノリティや左派寄りの考えを持つ候補が多いため、結果トランプ君に漁夫の利を与えることも大いに懸念されているらしい。米国は社会主義アレルギーが強いから、民主党の左傾化が都市部ではともかく、広範囲の農村部を含めた米国全体で受け容れられるかどうかはまだまだ問題のようであり、都市の集合体といった感じの欧州において、市民運動が大きく盛り上がって政治を左右するトレンドになっているのとはまたひと味違った雰囲気なのだろう。それにしても、日本は今年が選挙の年であるはずなのに、一体いつから盛り上がるかも見えないというより、全く盛り上がらないまま、結果アベボンをいい気にさせておくことの責任って感じなくてもいいんだろうか(-.-;)y-゜゜
コメント (1)
先だって今朝子先生が話題になさった川﨑秋子さんの「颶風の王」、あらすじを読むとどう考えても動物好きの自分にはキツイ内容。購入したものの何度か逡巡した後「お馬さん愛に溢れる今朝子先生でも読んだんだ、大丈夫!」と心を強く持ってエイヤッで読み始めましたが、最後まで一気でした。馬で命をつなぐ場面は覚悟していたので思ったほど打ちのめされはしませんでしたが、やはり電車の中では号泣しそうになって読めず、家で読んでいても半ページ読んでは休み、また半ページ読んでは休み、と重過ぎるものではありました。
この場面では「ディファイアンス」、「コールドマウンテン」の2本の映画を思い出しました。前者では愛馬を自分の率いる集団のために食し、後者では山の奥で一人で暮らす老婆が飼っているヤギを潰して旅人をもてなします。生きていくことについて考えた映画でした。
「颶風の王」を読んで感じたのは、物語の中の馬と人間は、私と愛犬の関係とは決定的に違うということです。馬は家族であり、大切な存在であることは同じでも、同時にあくまで商品であり、働き手であり、人間の生活を支えているものだということ。ただかわいがられることが仕事ではないということです。
ゆえに小学生の和子が真夜中ひとりでワカを探しに行く場面は、子供だからといって甘えは許されない厳しい生活の象徴でした。祖父の叱責に頭を垂れ真摯に向き合う和子の何という責任感。心の強靭なこと。我が身を顧みて恥ずかしくなりました。
読み終えて、一生懸命生きることはそれだけで気高く美しいものなのだな、と心に沁みました。
残念だったのは、これだけ壮大な一族の歴史の物語は文庫本250ページ足らずではあまりに駆け足に過ぎ、登場人物の人生ももっと深く知りたかったという気持ちが残りました。願わくば文庫なら上中下3巻くらいのボリュームが欲しかったかな、と思いました。
投稿者 マロン : 2019年03月09日 06:00