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2019年01月29日

カブと鶏手羽元と油揚げの煮物

カブが美味しそうだったので、昆布あごカツオ出汁で煮て酒砂糖淡口醤油味醂塩少々で調味した。
食事しながらNHK7時のニュースで橋本治氏の訃報を知ってショックを受けている。
私は「男東大どこへ行く」のポスターをリアルタイムで知った世代であり、演劇界のイラストでも知り、桃尻娘や無花果少年に共感し、「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ」の少女漫画評論に感心して、劇場でお姿を見かけて意外とデカイ人だなあ驚かされ、近年は鶴澤寛也さんの会で面識を得て、以来毎年のようにお目にかかっては「日本人って一体いつからこんなふうになっちゃったんでしょうね?」というようなお話もしており、つい最近寛也さんから今年の会のご案内を頂戴して、ああ、今年もお目にかかれるな〜と思っていただけに、この急逝は残念で堪らず、今はただ謹んで御冥福をお祈り申し上げるばかりです。


コメント (3)


 お会いしたことは一度もないのですが、私もとてもとても残念です。
すごい勢いでどんどん本を出されるので、半分も読めていないのですが、小説もエッセイも評論も、心に残るものが沢山ありました。
同じ時代に生まれて、ステキな作品に次々出合えて感謝しています。

投稿者 はっち : 2019年01月30日 21:49

2月1日、お通夜の訪問客がほとんど帰ったお寺の斎場は翌日の準備にに取り掛かっていました。横たえられていたお棺の右上には、それまでなかった3点が重ねて置かれています。きちんと畳まれた「背中のイチョウ」イラストのトレーナーの黒、その上に真っ赤なマフラー、さらにその上は日本刺繍の紫の小花の袋。これを明日お棺に入れるのですねと振り向いて聞くと、係りの男性がそうだと答えました。袋はふっくらと盛り上がり、きっちりと細紐で蝶結びされていました。私はその中に入っているものが推測できました。ああ火打石。明日は火葬場に着いてから使うのだろう。迎え火をおこし、橋本治さんはきっと戻ってくるつもりなのです。

投稿者 富沢よし子 : 2019年02月03日 17:17

2月1日、お通夜の訪問客がほとんど帰ったお寺の斎場は翌日の準備にに取り掛かっていました。横たえられていたお棺の右上には、それまでなかった3点が重ねて置かれています。きちんと畳まれた「背中のイチョウ」イラストのトレーナーの黒、その上に真っ赤なマフラー、さらにその上は日本刺繍の紫の小花の袋。これを明日お棺に入れるのですねと振り向いて聞くと、係りの男性がそうだと答えました。袋はふっくらと盛り上がり、きっちりと細紐で蝶結びされていました。私はその中に入っているものが推測できました。ああ火打石。明日は火葬場に着いてから使うのだろう。迎え火をおこし、橋本治さんはきっと戻ってくるつもりなのです。

投稿者 富沢よし子 : 2019年02月03日 17:18

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