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2019年01月14日
牛肉とカリフラワーのオイスター炒め
乗馬クラブの近所で買ってもらったカリフラワーを前に見たQPのレシピ通りに調理してみた。牛肉は酒醤油を揉み込んでカタクリ粉をまぶして炒めておく。ブロッコリーは生姜の薄切りと蒸し炒めしておく。長ネギと生キクラゲ(が無かったのでワタシはヒラタケに替えた)をしんなりするまで炒め、牛肉やカリフラワーを戻してオイスターソース酒醤油砂糖少々胡椒で調味し、カタクリ粉でとろみをつける。仕上げにスクランブルエッグをトッピングする効果はイマイチよくわかりませんでした。彩りだけかも?
今日は世間の連休モードと関係なく朝からずっと新連載の執筆を続けており、『江戸の夢びらき』と題した新作は初代市川團十郎の一代記にしている。役者の一代記は時代小説大賞を受賞した『仲蔵狂乱』以来で、同作がテレビドラマ化した際の記者会見でお目にかかった故十二代目團十郎丈から「次は初代團十郎のことを書きませんか?」とおっしゃって戴いた当時は、まだ小説を続けるつもりも余りなかったし、「近松座」の仕事をしていた直後だったので、何故ワタシが團十郎を?坂田藤十郎ならまだわかるけど……というような気持ちでいた。ところが以来フシギと團十郎について書いたり講演したりする機会が増えていろいろと調べているうちにだんだん面白くなってきたのだけれど、ことに初代團十郎は荒事の創始者であり、劇場で殺されたという事実一つ取っても非常にドラマチックな人生だし、台本作家でもあって作品の梗概もいくつか残っているし、ほかにも当時の資料がそこそこ無くはないにもかかわらず、これまたフシギと小説を探したら全くといっていいほどないから、なるほど十二代目の「書きませんか?」も実にむべなるかなという気が改めてしたのである。なので何の叩き台もなく書き始めたところこれが想像以上に大変な作業で、とにかく現行の歌舞伎の演目はおろかその形態も用語も江戸の町自体もまだゼンゼン出来上がっていない状態の時代だからして、それをどう表現するかに四苦八苦している。てなわけで「オール読物」の来月号から毎月1年間連載予定だからご興味があればご購読戴きたいが、正直いって掲載誌上でちゃんとした小説にまとまるのかどうかは甚だ心もとない限りで、ワタシ的には単行本の段階で何とか帳尻を合わせてカタチがつくのを願うばかりなのであります。