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2018年09月18日
前菜、松茸と鱧の吸物、鰤と鰹の刺身、蓮根餅のあんかけ、太刀魚と牛肉の焼き物、カワハギの唐揚げ、ざる蕎麦ほか
新潮社の小林姐さん、ノリオくんと大宮の吉香で食事。「申しわけ無いけど今オタクの仕事はムリなのよ」と姐さんには連絡があった時点で予め断っており、「じゃ、お顔を見るだけ」といってお越しになったので、今日は仕事の話を全くせずに、たとえばアベ政権の異次元金融緩和がこのまま続いたら日本の経済どうなるの(-。-;)的な専ら世相を憂う話に終始したのだけれど、最後に「で、いつ頃になったら仕事の話ができますか?」と訊くあたりはやっぱり相変わらずの姐さんでした(^0^;)
コメント (1)
朝日時代小説大賞受賞作の「火神子ー天孫に抗いし者ー」を読みました。確かに難しい。中学高校で習った歴史の教科書では数ページにまとめられてしまっていた古代史は、漢字は多いし人名もほぼほぼ知らない人、ましてや大陸にまで話が及ぶとなると歴史苦手の私には高すぎるハードル・・・なのですが、読み始めて早々に戦いの場面が目の前に開けていくような臨場感があり、時代小説=人情の機微、という洗練された土俵でなく、もっと原始的な荒々しさを感じて楽しめました。今後選評にもあったようにわかり易く改稿され、「三国志」的なスペクタクル大長編!になったらまた始めから読みたいです。
古代史は未だ謎だらけですから、その分書き手にとっては想像力を自由に駆使できるフィールドなのかもしれないと感じました。まだ日本そのものが曖昧な形をしていた時代。昔大河ドラマで「平将門」を見たときに感じた違和感と似ているような気もします。戦国も幕末も元禄も面白いけど、もっとずっと昔も面白いんだな、と。
また、選評を拝読し、選考委員のおふたりの奮闘も大変なものだったのだとわかりました。意見がパックリ分かれてしまった場合、多数決という選択肢もありませんし。
朝日時代小説大賞が今回で最後となるのはとても残念です。
投稿者 マロン : 2018年09月18日 23:55