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2018年06月20日

ニンゲン御破算

渋谷コクーンで松尾スズキ作「ニンゲン御破算」を観る前にコクーン内のカフェで食事。
初演から15年も経ったという事実に感慨を催さずにはいられないほど、やはり故・勘三郞にハメ書いて、彼の存在をイジル面白さが主眼の作品であることをひしひしと感じさせられつつも、幕末から明治にかけてを時代背景にしてすべてが逆転するストーリー展開もよく出来ていて、随所のセリフで久々に大いに笑わせて貰った。初演で勘三郞が今回阿部サダヲが演じた実之介は一種の「もたれ役」ともいえそうで、初演でサダヲが演じた灰次のほうがよほどスカッとした役どころで、今回は岡田将生が気持ちよく演じている。とにかく体調がまだ万全ではない中でも面白く観られたのは幸いで、ただし渋谷の人混みを歩くのに相当な緊張感を要したのは鼻骨骨折が完治していないため、人にぶつかって顔面御破算になったらどうしよう(>y<;)と思っていたからでした(^◇^;)


コメント (1)


順調にご回復のご様子、よかったです。渋谷の雑踏を歩くのは怖かったでしょう。「新宿駅のぶつかり男」みたいなのがいるかと思うと、普通でも恐怖ですから、弱っている時はなお更と思います。
相変わらず歌舞伎初心者の私、今月の歌舞伎座で『妹背山婦女庭訓』を見ながら、「何で私、このチケット買ったんだっけ?」という自問。途中、松也登場!ああ、だからかぁ、と疑問解決。願わくば、松也、もっと出ててほしかった・・・でも、時蔵さんがいっぱい見られて、それはよかったです。ただ、やってる三輪という娘は可哀相すぎて、見ててストレスだわ。あと驚きは、殺陣というのか、あんな長袴でとんぼ切っちゃうって、すごい!美しかった。
そういえば、最近、珍しいものを見ました。20年くらい前に、瀬戸内寂聴さんが「歌舞伎座のチケットが3階席から売り切れていく」と面白がってた、まさに、それを目の当たりにしました。
7月の歌舞伎座の発売日に、「あ、チケット」と思い出したのが11時くらいで、もう1時間も過ぎていた。あわてて、買いにいったら、ほんとに3階席は売り切れの日がいっぱい!ほんとだった。おかげで、前の方の席が買えて、友だちにも喜んでもらえてよかったです。私は2月の歌舞伎座で、『木挽芝居賑』という芝居仕立ての襲名披露口上を見ていた時、もちろん仁左衛門さんを中心に見て大満足してたんですけど、中にひとり際立ってすっきりとした立ち姿の人がいて、よく見たら、海老蔵だった。「ほぉー、これが」と初めて納得。花形役者って、ああいうんだろうなぁ。と思いながら、私、こういう風にひとり際立って見えるのを、以前にも見たことある。ああ、あれだ。もう十年以上前のこと、野球場で初めてダルビッシュ有を見た時、ほんとに衝撃だった。もうそこだけ少女マンガの世界だった。すごかった。
話戻して、だから、7月の歌舞伎座で源氏物語をやるというのを見て、「あれが光る君をやったらよろしかろう」と友だちを誘ったのです。そしたら、テノール歌手とかカウンターテナーとか、能楽師とか、出演者多彩なんですね。宙乗りや、プレジェクトマッピングもあって、イリュージョンを見に行く感じなのかしら。

投稿者 せろり : 2018年06月22日 18:13

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