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2018年05月24日

豆腐と海老とアスパラガスの旨煮、油揚げ

旨煮は昨日のQPで見た料理、生姜の薄切りとアスパラガスを炒め合わせて水を入れ酒醤油砂糖塩胡椒で調味し、絹ごし豆腐を加えて煮込んでカタクリ粉でとろみをつけ、酒塩で下味してカタクリ粉を振った海老を足して火を通し胡麻油を垂らして仕上げる。海老を最後にして火を通しすぎないのがポイント。大判で厚い油揚げは越前・竹田製。集英社の伊礼さんのお土産で、両面をかりっと焼いて塩を振るだけで美味しく戴きました∈^0^∋
伊礼さんは午後からおいでになり「小説すばる」で連載した『芙蓉の干城』単行本化の打ち合わせを。『壺中の回廊』に引き続いて昭和初期の歌舞伎座をモデルにしたバックステージ・ミステリーだが、前回は左翼運動が意外な高まりを見せた昭和5年当時の世相を背景にしたのに対し、今回はその3年後の昭和8年に起きた右翼の軍事クーデター未遂事件をからめていて「今の社会との符合が鳥肌ものですね」と評された伊礼さん。むろん私は最初からそんなつもりで書いたわけではゼンゼンなくて、暗喩しようとしたのはむしろ昭和天皇の戦争責任みたいなことだったりしたのだけれど、連載の終盤にさしかかったあたりから、自衛隊の日報隠しや財務省の文書改竄や、それらに関係した人たちのあらゆる責任逃れが次々と明るみに出て、やっぱ日本人の体質は根本的に変わってないんだよな〜という印象を抱きつつ書き進めていたのは確かである。そんなわけで、今日も伊礼さんと刊行スケジュールや書き替えの打ち合わせをしっかりしながら、昨今何かと不祥事続きのニッポンを語り合った上で、世界の未来をお互い深く憂い合ったのでした(-.-;)y-゜゜


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