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2018年02月20日
塩だらとジャガイモの蒸し煮
昨日のQPで見た料理。塩ダラに胡椒してさっと表面に火を通しておき、ニンニクのみじん切りとベーコンを炒めたオリーブ油でジャガイモを炒め合わせ、白ワインと水を加え、塩ダラを戻してじっくり蒸し煮にする。仕上げに塩で調味してQPはパセリを散らしたが、ワタシは冷蔵庫に残っていたタイムを散らして煮込んで大正解!塩ダラは胡椒する前に水気を拭き取っておくこと。
昨日は午後から外出したため女子フィギュアSPや優勝したチームパシュートが見られなかったのは実にザンネン(v_v)もっとも競技結果や途中経過は出先でもスマホがしっかり報せてくれたが、報せに驚いたのは大杉漣の急逝で、自分とほとんど変わらない年齢の俳優だけに、改めて人はいつ何時どうなるかわからないという気がした。近年は映画やTVのバイプレーヤーとして引っ張りだこだった故人を、多くの方は根っから映像の人のような印象をお持ちかもしれないが、ワタシが初めて見たのは転形劇場の『水の駅』だったから、映像で見た時は「この人セリフもちゃんといえるんだ!」とヘンな驚きを覚えたものである。エリック・サティのBGMが流れるなかで俳優が無言のうちに緩やかな動きを見せつつ、そこに某かの人生の一片を表現した転形劇場の舞台は当時コンテンポラリーなお能といった感じに受け取られた先鋭的な前衛劇だったし、そこに登場した大杉漣も心身をシャープに鍛え上げたストイックな感じの男優だったから、後年のフレキシブルな活躍は意外に過ぎたというべきか。亡くなるのも早過ぎたというべきで、記憶に残る男優の訃報に昨夜は一種の感慨を催さずにはいられなかったのである。