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2017年07月25日
第九回朝日時代小説大賞選考会
選考会後に朝日新聞社内のアラスカで会食。
今回はこれまでの時代小説で余り取りあげられていないモチーフの作品を選ぶか、コンパクトにまとまった比較的完成度の高い作品を選ぶかが判断の分かれ目だったが、縄田一男委員、葉室麟委員と私とで意外にすんなりと意見がまとまって、最速の選考により後者が受賞した。受賞者は最終選考に残られたのが3度目の正直ということだったらしく、それだけの筆力を十分に備えられた読み応えのある作品が選ばれたのを可としたい。なるべくなら新しいモチーフの作品をと考えつつ、今回は私も2度読み直した結果、やはり完成度において受賞作にははるかに及ばないと見ていたので順当な結果に満足しており、とにかく選考会を無事に終えて今夜はほっとひと息であります\(^O^)/