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2016年10月22日

関西取材旅行10/20〜

まずは右欄の新刊紹介にご注目。私が『仮名手本忠臣蔵』の現代語訳を担当した河出の日本文学全集第10巻がついに刊行されました。今年は新刊が相次いで恐縮ですが、日本の古典芸能にご興味のある方はご購読下されば幸いです<(_ _)>
さて10/20は新潮社の小林姐さん、田中範央クンともども大阪に出張し、道明寺天満宮の門前にある日本料理店でランチしながら母の実家大野屋に縁のある大崎さんと寿万子叔母に取材。従妹からも焼け野原になった心斎橋辺の風景写真を貸してもらったおかげで大野屋の位置と規模が確認できたし、母から聞いていた話の裏付けが取れる一方で、微妙に喰い違う点もあって、何かと興味がつきなかった。
ところでなぜ道明寺天満宮の門前町で取材したかというと、そこに大崎さんのお住まいがあるからだったが、「道明寺」といえば文楽や歌舞伎の愛好者ならよくご存じ『菅原伝授手習鑑』二段目の舞台だし、また料理や御菓子作りに用いる道明寺粉の発祥地としても有名だ。なので取材後は天満宮にお詣りした後すぐそばの道明寺にも訪れることができたのはラッキーだった。現在も真言宗の尼寺として存続する道明寺は楼門の佇まいからして古刹の趣きを十分に窺わせ、ひっそりと静まり返った境内に金木犀の香り漂う何とも優雅な雰囲気が私たちを魅了した。
このあと京都に行って駅ナカのイノダコーヒーでお茶して何かと打ち合わせが済んだら姐さんたちはささと東京へ。私は駅ナカの近鉄ホテルに投宿し、お昼ご飯がたっぷりだったので晩ご飯は駅ナカの志津屋でサンドイッチを買って済ませ、BSフジのプライムニュースで米大統領選最後の候補者公開討論会の模様を呆れながら見ておりました(◎-◎;)
翌21日の朝はまたまた駅ナカのイノダコーヒーでモーニングを食べ、10時に妹とホテルで落ち合って亀岡の老人医療施設にいる父を見舞い、施設長のドクターとも何かとお話をしてから京都駅に戻り、駅ナカの伊勢丹最上階のレストラン西櫻亭でランチしてたら突然ワタシのケータイだけがウイーンウイーンと緊急速報を鳴らしたので「関東が地震と違う?」と妹が言った途端にドンと突き上げてグラグラと揺れ始めて鳥取の地震と判明。京都は震度3だったのに11Fでは揺れが強く感じられて妹は怯えまくるし、結構長く続いたから南海トラフと連動したんじゃないかと私までがひやひやし、日本列島で超高層マンションなんかに住みたがる人の気が知れない!と思ったものである。
この日は早めに京都を発ち、帰りに銀座の画廊に寄って、いつも軽井沢でお世話になる星野和彦氏の写真展を見るつもりだったのだが、私が地震で慌ててケータイを忘れたり、また新幹線が遅れるなどして結局は時間に間に合いませんでしたf(^ー^;
ともあれ今回はせっかく京都に行きながら、すべてを駅ナカで済ませるとはなんて勿体ないことを!とお思いかもしれませんが、たまたま今日が時代祭と鞍馬の火祭のダブルだから前日の京都駅は気持ちが悪くなるほど沢山の旅行者で大混雑し、町ナカへ足を延ばす気にはならなかったのです(-.-;)y-゜゜
写真は上から道明寺天満宮、道明寺の楼門、明智光秀の亀岡城跡。


コメント (1)


お留守の間、ノリ君は無事だったでしょうか?昨日の鳥取地震も、この時間だと、関西にいらっしゃるはず、と気になってました。
今週の花の会、真っ先に池田さんに八百善の会をお話したのですが、皆さんにも報告して欲しい、とムチャ振リされ、昨年6月に講演して頂いた経緯もあり、献立も含めてお伝えしました。今回は「花の会の活動を振り返る」として、池田さんが30年間の活動を講師の方々の思い出を交えて語り、改めてハイレベルな内容に驚きました。特に、服部幸雄先生の連続講義や先代権十郎さんとの対談など、とても地域の学習会とは思えず、今朝子さんの読書会、ドラマ「仲蔵狂乱」を観る会など、魅力的な項目が並び、ここ数年の新米会員にはうらやましい限りでした。

投稿者 ウサコの母 : 2016年10月22日 23:24

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