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2016年09月17日

カレー、レタスとプチトマトとルッコラのサラダ

カレーは幻冬舎のヒメに頂戴した五十六カレー。サラダは自家製ドレッシングで食す。
今日はまずお知らせから。
拙著「歌舞伎の中の日本」英訳版“Kabuki a Mirror of Japan”が10月には国内の大学生協や一般書店(紀伊國屋書店や丸善の洋書売場等)でも買えるようになるそうです。販売価格は¥3640(税別)に改定。英題がいいからでしょうか、海外の大学で大人気\(^O^)/だという嬉しいお便りも版元のJPICから戴いております。
ところで今週の関東地方は豊洲新市場の不備をめぐるニュースでもちきりだったが、全国的にそうだったのかどうかは知らず、昨日の沖縄県ではそれどころか、辺野古基地の訴訟判決で大いに荒れていたに違いない。県に敗訴をもたらした多見谷裁判官はこれまでにも千葉県で国策裁判といえそうな国側の勝利判決をもたらしているところから、今回も直前の人事異動を政権の謀略と見る向きがあるようで、今後また最高裁でも同様の判決が下った際に、県民感情の収まりがつくのかどうか、下手をすると独立問題にまで発展するかもしれないことがマジに懸念される事態といえよう。
それにしても、この問題に関しては国会で今もって審議される様子のないのが不可解で、要するに臭いモノに蓋というか、見て見ぬフリというか、日本人気質の卑怯な一面が如実に出ているような気もしてならない。沖縄に限らず国防問題がこれまで公然と語られてこなかった背景には、憲法九条がいわば隠れ蓑になっていたとされても否定できない感じがあり、私はもちろん可能な限りにおいて九条護憲を望んではいるが、もうそろそろこの問題は右派や軍事オタクやネトウヨだけに委ねておかないで、日本人の多数がオープンに語れるような雰囲気を醸成しておかないと、国家官僚の手によって気がついたらまたぞろ引き返せないところまで来ていたなんてことにもなりかねないという危惧が一方であるのだった。たとえばフランスの公共放送などは現在のフランスが軍需産業にどれほど依存しているかを数字ではっきりと示したりもしていて、実際のところ、どんな戦争にも経済的側面が必ずあるわけだけれど、日本における軍需産業の伸び率や雇用面、景気浮揚における依存度なども今のうちからきっちりリサーチしてできる限り公開しておくべきだろうと思う。
軍事費などは機密扱いが多いために正確な数字を把握しにくいとはいえ、それゆえに不正や汚職も起きやすいのはロッキード事件で検証済みなのだから、日本は軍備なんかしてはいけないはずでは?なんてカマトトぶるのはもう止しにして、しっかりとその現実に目を向ける必要があるのではないか。トランプ大統領にならないまでも米国の内向き志向や影響力の凋落は顕在化しているなか、東アジア情勢の今後を考えるためにも現実を知った上での国民的議論が深まらないと、結局は誰も何も知らないからホントの責任を感じられないまま「一億総懺悔」して他国の顰蹙を買うという愚をリフレインするはめになるのではないでしょうか(-.-;)y-゜゜


コメント (2)


「料理通異聞」、出版が遅れた経緯もブログで伺い、ずいぶん先の事と思ってましたが、やっと手にできました。以前、話に出た新刊発行にちなんだ「八百善」の企画話は消えたみたいですね。KABUKI A Mirror Of Japan も買うことはなくても、手に取ってみたいです。「仮名手本忠臣蔵」現代語訳の出版も間近になり、期待してますが、読む速さが著しく衰えてしまい、手元にあっても、読み始めるまでの時間が長くなり、本も熟成させているみたいです(汗)。
アメリカ大統領選まで1か月半となり、クリントンの健康問題も加わって、悪夢のシナリオがまさに現実味を帯びて来ました。こんな日が来るとは!どうか2か月後には(あの頃は本当に心配したよね。)と笑える日が来ますように…と願わずにはいられません。

投稿者 ウサコの母 : 2016年09月18日 21:35

ウサコの母さまへ
「八百善」の企画話はまだ消えてません。これから交渉するところです。

投稿者 今朝子 : 2016年09月18日 23:12

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