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2016年08月04日
豆腐ともやしのチャンプルー、チキンカレーの残り、枝豆
ゴーヤの入らないチャンプルーはQPで見た料理。木綿豆腐をしっかり水切りしてから割り崩して胡麻油でこんがり色づくまで炒めておく。もやしは水に5分ほど浸してしゃっきりさせてから炒め、豆腐と炒め合わせて塩、砂糖少々醤油で調味し、仕上げに花がつおを振りかけて溶き卵を回しかける。今日は無水鍋で枝豆を試してみたらアッという間に火が通って食べられましたヾ(℃゜)々。
昼間に録画しておいた「ヒットラー〜最後の12日間〜」を見ながら食事。食事中に見る映画ではなかったが、見そびれずに済んだのは正解で、ヒットラー自身と彼に精神的に支配されていた人びとの狂気が淡々と描かれて、しかも徹底したリアリズムの映像が観る者を震撼とさせる、なかなか凄い映画であった。ベルリン陥落寸前まで飲んで浮かれ騒ぐ人びの群れを含めて、この期に及んでこんなことがあったのか!と驚くような出来事が次々と描かれることで(例えばゲッペルス首相夫人は自害する前に幼いわが子6人全員を自らの手で殺してしまう)戦争という異常事態がいかに人を狂わせるか、それを真正面から捉えた秀作といえる。ヒットラーに最後の秘書として雇われた実在の女性の視点から描かれており、映画の冒頭とラストには高齢者となった彼女のインタビューが挿入されるが、彼女はヒットラー政権下で600万人ものユダヤ人が殺害されていたのも何も知らずに秘書の公募に応じてヒットラーに仕えたことを長らく若さ故の過ちだとしていたが、今にして「若かったということは言い訳にならない。目を見開いていれば、気づけたのだ」と苦い告白をしたのが頗る印象深い。日本人は自国の戦争映画をここまでリアルには描けないように思えるほどの悲惨なシーンが数多い辛口の映画だが、その手の映像には平気で、まだご覧になってらっしゃらない方にはオススメしたい。本当はこれぐらい辛口に描いた自国の戦争映画が製作できて、且つそれをきちんと鑑賞できる人が多くいてこそ、正規の軍隊を持つ資格あるようにも思えるのでした(-.-;)y-゜゜