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2016年03月11日
桜エビ鍋
今シーズン今日ほど寒い日はもうないものとみて最後の鍋料理。レシピは去年の1/8のブログをご参照ください。
2011年3月11日の東日本大震災。あれからもう五年も経ったというべきか、まだ五年しか経っていないと感じるのか、人によって思いは様々だろうが、私は当時の気持ちを想い出すと、こうして今も同じ家に住み、同じ仕事をしていられるのが本当に有り難いと、これは別にキレイゴトの表現ではなく、心底から思えるのだった。当時購入したばかりのこのマンションに住んでいなければ、恐らく郷里に戻って住み着いたかもしれないほど、色んな編集者の方から「とにかく京都に帰って下さい!」メールを頂戴したのが忘れられない。それくらい東日本における原発事故リスクが極めて高かったのは今日に検証済みだし、私自身こちらに残るのにはそれなりの覚悟を要したのが想い出される。そう考えると、五年も経てば人の気持ちはこんなにも変わるのか!と驚かされるし、まだ五年しか経っていないのに世の中こんなに変わっていいんだろうか?と不安にもなるのだった。結局のところ、本格的な原発論議はいつの間にか止んで、なし崩し的に再稼働を容認する政府の方針がさほど激しい批判も浴びないままずるずると進行し、ようやく強制起訴に至った東電経営陣に対しても今やほとんど無関心でいられるのは、喉元過ぎれば熱さ忘れる民族性のなせるワザかと思えば何だかそら恐ろしい気がする。一方で、もう五年も経ったのに被災地の復旧復興がトータルで3割くらいしか進んでいないらしいという現実と、もう五年も経て東京オリンピックが始まるという現実のギャップが心理的に応えることなく、むしろそれを平然とリップサービスに利用して恥じない政治家の神経もまた恐ろしいものがあります(-.-;)y-゜゜
コメント (1)
もうもまだもどちらの気持ちもありますが、やっぱりと思ったのは三割です。一応新聞紙や週刊誌に目を通してはいますが、はっきりと復興が何割進んだという情報に始めて出会いました。
メディアは全く責任追及されることは流したくなく、政府はそれに輪をかけているのだと思うと暗澹たる気持ちになります。
自民党の信奉者のような母の持論を聞いていると、話しにならない事が多すぎるのに、他の自民信奉者の話もほとんど持論が正しく他は間違っていると言う内容なので議論の余地が無く空しいです。
詳しく言えば私の考えを述べると受け入れる事が出来ず母の考えを押し付けているだけの展開となります(面倒くさいので適当に折れて私はそう思わないと逃げる展開になります)。
私は今でも東京オリンピックは返上する事は可能と思います。避難民として生活しなければいけない人のせめて80パーセント永住できる地を確保出来ないならば返上したほうが良いのではないかとも思います。
多分、欲にまみれた人間の関わりによって実現はしませんが。
私が絶対正しいわけではありませんが、悔しくて腹が立ってなんともいえません。
投稿者 nao : 2016年03月12日 00:11