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2015年09月19日

カレーパスタ、レタスとトマトのサラダ

カレーは幻冬舎のヒメから頂戴した五十六カレーの牛肉入りニューバージョン。サラダは自家製フレンチドレッシングで食す。
とうとう今週中に成立した安保法案に関しては海外のニュース(といってもアジア・オセアニア地域限定だが)でも意外に大きく扱われていて、中で最も欧米の平均的な認識に近そうな( といっても欧米自体はほとんど無関心だが )オーストラリア放送では、先進諸国ではごく当たり前にも思えるこの法案が戦後 70 年も経た日本で多くの人びとから忌避された理由は何だったかを分析していて、それがまた意外に当を得てるように思えたのだった。とにかく一番の理由は安倍首相の説明不足にあったとし、一方で日本が平和憲法の下で大変な経済発展を遂げ、戦争による死者もほとんど出さなかったという好いことずくめだったにもかかわらず、なぜ今さらそれを放棄しなくてはならないのか国民の多くが理解できなかったのだろうという、日本のどんな識者の分析よりも端的にわかりやすあっけらかんとした分析だったのである。
確かに政府の説明不足は甚だしくて、一番の理由はこの複雑にこんがらがった法案を咀嚼して、官僚の作文棒読みでなく自分のコトバできちんと説明できる頭脳の持ち主が国会答弁をする人びとには皆無だったことである。はっきりいうとアベボンも中谷ハンもアホすぎてお話になりませんがな(×_×)
中谷ハンの答弁では、防大出ってこのレベルなんだろうか?だとしたら幕僚長とかもまともな作戦とか立てられそうにないよね。だから米軍の指揮下に属するしかないわけか。まあ昔は陸大出のエリートが暴走しちゃったわけだし、暴走できるほどの頭脳の持ち主でないだけましなのかも?と思ったりもした。
アベボンに関しては、私が国を変えるんだ的なアピールを国内外でしちゃったことが、良識ある国民には関西弁でいう「アホのイキリたがり」にしか見えず、多大な反発を招いたところも大きいように思う。もっとさらっと、これまでの海外派兵におけるネックを具体的に挙げて単にそれを解消するための法整備です的なごまかし方をしたら、ここまで反対運動が起きることはなかったであろう。ともあれアホのイキリたがりのおかげで、結果的に憲法改正がそんなに簡単には進まなくなりそうなことや、今や日本人の多くが平和主義にどっぷり浸かっていることが国外にアピールできたことは可としなくてはなるまい。でもって今後はこの法案をことあるごとにチェックして、さまざまな危険性を排除する追加法案を加えて、当初の法案を廃案に近い形に持って行くべく、国民としては選挙の場を通じて根気強く投票権を行使しなくてはならない。忘れっぽいアホや無関心すぎるアホも、イキリたがりのアホに負けず劣らす困ったもんなのである。
オーストラリア放送がいう通り、平和憲法の下だからこそ得られた幸福をたやすく手放すわけにいかないのは、戦争は一度始めちゃったらイイ感じで終わらせることが今や不可能だからであって、そのことは集団的自衛権の対象国である米国を見れば一番よくわかることなのであった。そもそも第二次大戦以降、米国がイイ感じで終わらせた戦争があっただろうか?ベトナム戦争からして泥沼化しちゃってどうにもならず、中東はメチャメチャにしちゃうし、よくぞまあそんな国と組んでたら絶対安全神話なんてのを信じられる人がいたもんだと思う(@_@;) 
戦争に限らず、人類は今や色んなことに歯止めがかけられない状態になることを本当に憂慮しなくてはいけないはずだ。たとえばFRBのバーナンキが推進した金融ジャブジャブ政策なんかもいまだ収拾のメドが立たないのは、人口爆発と経済のグローバル化とイノベーションの促進がいっぺんに押し寄せた結果、タイムラグによる民度の開きや個々人の格差が甚だしくなって、イイ感じのところで収束を図ることが非常に難しくなっているからにほかならない。今後もこうしたカタストロフィーはさまざまな面で起こりやすくなるだろうし、中でも戦争なんてのはもはや絶対にイイ感じで終わらせられない要素を余りにも多く含んでいることを政府要人は肝に銘じて欲しいものである。



コメント (3)


「アホのいきりたがり」久しぶりにききましたわ、(^◇^)
安倍ボンのアホは北朝鮮拉致問題の時から分かってましたけど中谷はんまでアホとはねえ。安倍ボンは多分仰山のお金かけて家庭教師頼みはって、あの大学。中谷はんは日本で東大以上に難しいと言われる防衛大学卒業しはってあの程度とは(@_@;)
アメリカは政権が代われば直ぐに戦争を始めたがる国。そんな所とこれ以上防衛的に付き合って自衛隊をこき使われ、殉職者出す必要が無い。それを有ると思わせるだけの説明を誰も出来ない。
中には北朝鮮や竹島問題で中国が責めてきたら自衛隊だけでは塞がれない。アメリカの力を借りる為にこの法案はベスト!とインタビューに答えるオッサンが居ますが、アメリカは一番中国に気使ってる、あそことだけは絶対に揉めたくない。日本と戦争状態に入っても絶対に日本側には付きません。北朝鮮はアメリカとしては自然崩壊を待ってる。しかし中国も韓国、ロシア、日本は難民が押し寄せる事を危惧してる、「半島をい出よ」状態は困る。だから何処も手が出せない。アメリカがどうしてくれるわけでは無い。あの法案はどう考えても自衛隊をアメリカの戦争の助っ人要員、としか考えられない。

投稿者 お : 2015年09月20日 10:30

日経新聞の明日への話題で想い出の誤謬の記事についてお知らせしたいと思います。わたくしに父は終戦時京都(祇園)におりました。飛行機乗りの教官をしていたそうです。舞鶴から出撃することになっていたと申しております誤謬ではないことをお知らせしたくてメールしました。

投稿者 磯野洋子 : 2015年09月21日 23:26

磯野様へ
この件についてはもう一度きちんと調べなくてはいけないと思っておりましたので、お知らせ戴いて大変有り難く存じました。

投稿者 今朝子 : 2015年09月22日 22:05

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