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2015年09月07日
牛肉と茄子とトマトのオイスター炒め
QPで見た料理。ニンニクのすり下ろし塩酒胡麻油カタクリ粉を揉み込んだ牛肉を炒め、蒸し炒めした茄子と生トマトを炒め合わせてオイスターソースと醤油少々胡椒で調味。トマトは皮がめくれるくらいまで熱したほうがいいが、火を通しすぎると全体に水っぽくなるので要注意。
観光客にさえ白い目を向けてしまう人が少なくない日本ではまだ本当に他人事のような報道ながら、年明けから難民報道一色だった欧州では、一枚の写真が情勢をがらっと変えたのだからやはり画像映像の訴求力というのは凄まじいものである。難民の受け容れに極めてガードの堅かった英国でさえ、保守党のキャメロン首相が民意の突き上げを喰らってかなりの受け容れを認めざるを得なくなった形だ。英国の保守党にしろ米国の共和党にしろ日本の自民党にしろ、要は保守系といわれる政党は既得権益をなるべく保守したい人びとの支持によって成り立つせいか、ともすれば排他的な傾向になりがちな点も共通している。もはやそうした保守性が地球規模的な限界点に来ているのは人間ちょっとでも理性を使えばわかるはずなのだけれど、人間そう理性だけでは生きられないもので、異民族との共存共栄はごく日常的な情緒的なレベルでこそ躓きやすいものだろうと思われるのだった。ともあれ亡くなって写真に撮られた少年アイラン・クルディ君はアンネ・フランクのように語り継がれるのかもしれないが、アンネ・フランクの悲劇を生んだドイツがナチスの過去に対する痛烈な反省に基づいて難民の受け容れに最も積極的であるのは大いに認めるべきなのであろう。ただし、この国は余りにもEU優等生的な振る舞いが目につくため、そうしたことのストレスが積もりに積もってとうとうキレてしまうような日が来ることも一方で恐れずにはいられない。現在はEUで桁違いの移民難民を受け容れながら経済的に最も成功しているようだから、よほど素晴らしい融合政策が東ドイツとの合併によって培われたものとおぼしいけれど、この国とて理性的な人びとだけではないはずだから、今後の国内情勢は多分に波乱含みであろう。ギリシャ危機も含めメルケル首相の舵取りで、もし経済的な暗礁に乗りあげることにでもなったら一気に国内世論が排他主義に傾くことも決してないとはいえないところが恐ろしいのである。
コメント (1)
ニュースでドイツを目指す大勢の難民を見ますと、昔ナチスから逃れようとしたユダヤ人難民はこんな風だったのかと思いました。
投稿者 tucci : 2015年09月08日 20:51