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2015年01月01日

皆様あけましておめでとうございます

新年最初は未年でも馬上からのご挨拶写真を。次いで祇園「川上」のおせち。釧路の川で樹氷に囲まれた群鶴の幻想的な光景。最後はめでたい丹頂鶴の映像をご堪能ください!


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あけましておめでとうございます。

今朝子様のますますのご活躍をお祈りもうしあげます。

おめでたい 鶴の飛翔 今年も良い年となりそうです。
元日は、朝は良いお天気でしたのに、午後からあっという間に15cm以上の積雪となり、夜には、雪かきとなった京都です。
「川上」のおせち。美味しいかったです!!!

投稿者 カロ : 2015年01月02日 19:33



2015年01月04日

中華総菜三点盛り、30品目サラダ、コロッケ

乗馬の帰りに大宮高島屋でゲット。
わが故郷の京都が61年ぶりの大雪に見舞われたお正月も関東平野は晴天続きとあって、新年も相変わらず週末は乗馬クラブで過ごした私であります(^^ゞ
しかし実を言うと今週乗馬するのはかなりの勇気が要って、なぜなら年末にとんでもないアクシデントに見舞われたからである。釧路雪原で快適な外乗を楽しんだ直後、懸命に駈けてくれたドサンコの大ちゃんにご褒美のニンジンをあげようとして焦った私はアイスバーンと化した斜面でもろ仰向けの大転倒。後頭部がまともに地面にぶつかった衝撃でメガネがぶっ飛んだ瞬間は、あーあ、これで私の仕事も一巻の終わりよね〜と思ったほどで、起きあがろうとしても独りでは起きあがれず、何とか他人様の手を借りて起きあがってもまだフラフラしていて、同行のSさんとOさん、ドサンコ牧場の皆さんにも大変なご心配をおかけしたのでした<(_ _)>何しろ頭は打ち所が悪ければ脳内出血やくも膜下出血のリスクもあるし、腰もしたたかに打って骨折はともかくひびが入っている恐れもあるとはいえ、旅先でおまけに年末とあって病院に行く気もせず、なんとか帰宅した後も痛みは持続しながらも、年末年始に病院に行くのは憚られ、ただひたすら安静に過ごすようにしていたのである。頭も腰も打撲の痛みに過ぎないとは思っても、マズイのは例の顔面痙攣に関係する症状としてときどき偏頭痛や立ちくらみに襲われている私にとっては、それが従来の症状なのか、脳に新たな障害が出ているのかの判別がつかず、家で安静にしていればいるほど不安に襲われるので、いっそダメ元の迎え酒をするみたいな心境で乗馬に挑んだというわけである。なので一鞍目は絶対安全パイのヤブサメ君にまたがって速歩のみの馬場レッスンを受け、結果なんともなかったので、レフィ嬢、ハイセイコーのお孫さんと立て続けに騎乗して気持ちよく駈歩もクリア。これで脳内出血してたらとっくに死んでるよね〜てな感じで馬に揺られて、もう大丈夫とは思いつつも近々一応検査はしてもらうつもりです。それにしても何てゲンキンな体なんだろう!と自分でも呆れてしまったのは馬に乗ってる間は腰の痛みがゼンゼンなくて、顔面痙攣の症状も収まっていることで、今コレを書いてる時点でも乗馬特有の疲労感はあるけど体調はむしろ良くなった感じがするのでした(*^^)vというわけで打撲痛は日にちグスリで何とかなるのを祈りつつ、明日からしっかり仕事をしようと思いまーす\(^O^)/上段の写真はクラブのお隣にある動物園で接写しました。




2015年01月05日

チンゲンサイと蟹と豆腐の炒め物

新年初QPです。ゴマ油とサラダ油を入れた中華鍋でチンゲンサイを先に蒸し炒めしておく。鶏ささみを細切りにして酒、生姜汁、塩、胡椒で下味し、カタクリ粉をまぶして同じくゴマ油とサラダ油で炒め、おろし生姜、潰した絹豆腐を炒め合わせ、かに缶の汁と酒、砂糖少々、塩、醤油を混ぜた合わせ調味料を加え、最後に先のチンゲンサイと蟹肉を入れたら出来上がり。いかにも正月で飽食した胃にやさしい感じの料理だ。
今日は世間様と同様、私も仕事始めで比較的スムースに執筆や入稿の準備が捗って正直ホッとした。頭を打ってもアホにはならなかったみたいですf(^ー^;
ところで昨日のブログをご覧になった方々からご心配メールをいろいろと頂戴して恐縮し、一応検査だけはしておこうと思いつつも、年明け早々の病院は救急患者や常連の方々で凄く込んでそうだし、何しろふだん行きつけの病院がないもんだから、余計に行く気がしないのだった。近所に病院はあるのだけれど、以前、三茶に住んでいた頃、やみくもに家から一番近い病院に飛び込んでヒドイ目に遭った私としては(この恐ろしい顛末は大昔にブログに書いた憶えがある)大宮でもそうなるのはゼッタイ避けたいし、とにかく子供の頃は小児結核のため主治医がいた関係で、紹介もなく行きずりのお医者さんにかかるのは超不安なマインドがいまだに喪われないようなのであった。もっとも、ここが離島とでもいうならともかく埼玉最大の繁華街に住みながらレントゲン検査くらいで遠くに足を運ぶのはバカバカしいので、今週中にはなんとかするつもりだけれど、その前にいつも体を診て戴いている整体の先生にご相談してみようかと思ったりしている今夜でした(^^ゞ


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あけましておめでとうございます。
元日は更新されたものの、その後は空白で、何か起きたのでは…と気がかりでした。1年前、2週続けて、眼鏡が飛ぶほど転んだことがあり、頭は打たずとも、痛さと情けなさ、更には眼鏡の高額支出に泣けました。その前は、家人が頭を打った半年後に慢性硬膜下血腫で手術、忘れた頃に老化に似た症状が現れ、発見できたのは幸運でしたが、私が指摘するまでもなく、今、診察で異状がなくても、後日、異変が起きる可能性があり、まずは、すぐに寺門先生に診て頂くよう、お願いしたい気持ちで一杯です。

投稿者 ウサコの母 : 2015年01月05日 23:45

明けましておめでとうございます。今年もブログを楽しめて幸せです。昨年末に問題かも発言をしたので今年は自重しようと思っていたのですが。
 多分頭を打った後の体調は悪く無さそうだし吐き気や頭痛眩暈食欲不振も無さそうですし多分に心配ないような感じはしますが、硬膜下血腫は急性と遅発性があるので掛かりつけ医を選ぶのにいい機会なのではないかと思います。以前に伺った顔面神経の時の医師もよい方だったので電話でこういうことがありましたと相談しても良いのではないかと思います。(返事を早急に求めるので無ければ大抵相談すれば答えてくれる可能性が高いと思います)。他に行ってみたい医院があれば行ってかかりつけ医にするかしないか吟味しても良いかと思います。(もちろん整体の先生に相談して一番良い方法を考えるのがベストだと思います)。今年は余計なお世話と冒頭につける心配性な発言はなるべく控えようと思っていた矢先なのですが。

投稿者 nao : 2015年01月05日 23:55



2015年01月06日

鶏団子鍋、レンコンの素揚げ、ポテトサラダ、肉豆腐ほか

整体の治療後に西麻布の「龍」で食事。おばんざい風の料理が美味しい店で、女性オーナーが拙著の愛読者なので今日は新年の挨拶かたがた訪れた次第。写メをうっかり消してしまったのがザンネンf(^ー^;
寺門先生に診てもらったら、頸部がやはり軽いむち打ち症になっていて(これは本人も自覚があって、三が日は首に湿布をしていた)腰も骨が少しズレているので炎症が収まってからキチンと治すので、しばらく連続通院してくださいとのこと。「みんなが心配して病院で検査してもらうように勧められるんですがどうしましょう?」と訊いたところ、「断言はできないけど、もし頭の中がやられてたら、まずこんな風にはできないでしょうしねえ。僕としては、念のために検査するだけなら、僕の治療が済んでからやってほしいですね」とのことでした。というわけで明日もまた診てもらうことにしています。


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寺門先生の診断で、少しホッとしました。検査の結果が良くても、後日、影響が現れるかもしれず、どうぞ頭の隅に置いておいて下さいませ。

投稿者 ウサコの母 : 2015年01月07日 22:30



2015年01月07日

豚の岩塩焼き、茸のサラダ

整体治療の前に近所のイタ飯で食事。
年始から私事ばかり書いて恐縮だが(といっても私的なブログなので我慢してください)、今日翻訳家の松岡和子さんからお電話を頂戴し、釧路どさんこ牧場の角田さんがご心配の由を伺ったので、またまた転倒後の症状についてご報告を。頭と首のほうはもう大丈夫なので、あとは腰の痛みを鍼と整体で治して貰っている最中です。それも今週中には良くなりそうなので本当にご心配なく<(_ _)>それよりも北海道にまた低気圧が押し寄せているみたいなので、猛吹雪の中をどさんこ達がどう過ごしているかのほうが心配です。
ところで北海道といえば、晩年は北海道によくいらっしゃっていたような宮尾登美子さんの訃報を今日知った。現在ちょうど執筆中の『料理通異聞』のモデルにしている料亭八百善に関しては早くに宮尾さんが『菊亭八百善の人びと』と題する小説を書かれており、拙作とは背景となる時代も趣も全く異なるとはいえ、資料収集や取材面で参考にさせて戴いた経緯があるので、本来はご挨拶申し上げるべきだったのかもしれないと今にして思うのだった。以前ラジオの番組で嶌信彦氏とお話しした時には、宮尾さんのような作家を目指さないんですか?と訊かれた覚えがあって、その時はとても意外な気がしたのだけれど、確かに色町育ちという生い立ちが若干かぶるところもあるので、そんな風に思われたのかも知れないと後で気づいたのだった。もちろん世代も異なるし、いわゆる女流作家の正当派だから、実際はおよそ私なんかとは無縁な方だったのだが、その昔「徹子の部屋」に初出演された際に、自分が小説の中で使う言葉だけを収録編纂したオリジナル辞書を持参されたのは驚きを持ってよく憶えており、当時作家になるなんて夢にも思っていなかった私に、作家とは使う言葉を選ぶ職業なのだと強く印象づけられたのが今でも忘れられない。謹んで御冥福をお祈り申し上げます。


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若い頃よく宮尾さんの本を読みました。最期の長編小説は確か帯屋さんがモデルだったと思いますが。
朗読ボランテイアをしていた頃、宮尾さんの本はリクエストが多かったのですが、私が携わっていた頃宮尾さんは「日本語は同音異語が多いし、私は自分が納得行く漢字をあてはめる為にピッタリの言葉が見つかるまで探すので、安易な朗読はして欲しく無い」と朗読の許可は貰えませんでした。その言葉を聞いた時に「ボランテイアだと思いあがってはいけない、作家は一つの単語に心血を注がれている」と思いました。スイスホテルで開催された宮尾登美子さんの講演会で一度お会いできましたが、とても気さくな楽しい方でした。

投稿者 お : 2015年01月07日 22:55

お様ありがとうございます。宮尾登美子さんは大好きな作家の一人ですが芯の強いきりりとした印象とふわりと温かな印象のどちらもありました。けれども朗読に関して厳しく許可しない発言は想像もしていなかったのですがその厳しい姿勢にとても好感を持ちました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

投稿者 nao : 2015年01月07日 23:27

ご報告、ありがとうございます。何せ昨年2月に私自身も転倒し救急車で運ばれて人生初の入院を経験した事も有り心配していました。ところで今回の低気圧による影響は鶴居村にはほとんど無く、道産馬達は雪原の中、眩しそうな目をしてウトウトしたり牧草ロールに顔を入れムシャ、ムシャと食べては寝てを繰り返しています。

投稿者 どさんこ牧場 角田 : 2015年01月10日 22:56

料理通異聞を毎朝楽しみに読んでいます。読みにくい漢字はルビが打ってあるので良いのですが、たまに簡単な漢字の送り仮名が自分の知識になくて読めない時があります。広辞苑や漢和辞典で調べてもわかりません。本題とかけ離れて恐縮ですがご教示下さい。「荒けない言い方」とは「素っ気無い」でもなく「すげない」でもないということはわかりました。何と読むのでしょうか?そのまま「あらけない」だと荒々しいとなり、意味は通じるのですが、時代の違いで当時はこういう言い草だったのでしょうか?

投稿者 中山崇文 : 2015年07月04日 07:35

中山さま
拙著をご高覧くださってありがとうございます。
「荒けない」は「荒気ない」と書いて粗暴なというような意味になります。近世ではわりあい一般的な言い方だっので使ったのですが、現代に通じにくいとしたら、ご投稿くださったことを記憶して、単行本にする際の加筆訂正の段階で言葉を換えようかと思います。

投稿者 今朝子 : 2015年07月06日 07:46



2015年01月08日

桜エビ鍋

音楽ライターの守部さんから伝授された鍋料理。昆布だしにコンソメスープの素、めんつゆ、生姜の薄切り、干し桜エビを入れたベースに椎茸、豚肉、イチョウ切りにした大根、白菜、長ネギを加えて煮込むだけ。生姜の薄切りをどっさり入れるのがポイント。スーパーで売ってる袋入りなら2袋くらい使いたい。豚肉はさっと湯通しして脂を落としてから使ってもいい。静岡発の鍋らしいが、出汁の浸みた野菜が意外なほど美味しく食べられるし、体が温まるし、安上がりで手間いらずだから全国に広げたいですヽ(^0^)ノ
今日の夕方は「清流」誌で日本の助数詞に関するインタビューをお受けし、そういえば最近は年齢でも1コ下というような言い方をする人が増えているようだけど、あれは一体いつ頃から、どんな世代の人たちによって始められたんだろう?てなことが気になってしまった。
次いで全国で料理教室を展開しているベターホーム協会の熊谷さんが機関誌で食関連の連載を開始するに当たってのご挨拶にいらっしゃったが、この間の私の負傷をブログでご存じな上に、大宮ジモティーの方なので、病院のことや何かを教えて下さったのは幸いである。もっとも子供の頃からずっと住んでるジモティーの方にありがちなことで、現在の大宮がいかに交通や買い物の利便性が高い街であるかにイマイチ実感が伴わないようだったから、それを滔々と述べさせてもらった私であります(^^ゞ


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宮尾登美子さんの小説、好きな作品は沢山ありますが、一番好きなのは「きのね」です。去年、團十郎さん追悼で掲載された執筆の経緯、作家としての強固な意志と執念が非常に印象的でした。
ベターホーム機関誌、月刊誌には実用的なレシピが多く、増刊号も役立つ情報が満載で、普段も良く参考にしますが、コンパクトで低価格なのがうれしいです。歌舞伎座そばの教室はショップがあり、バックナンバーや出版物等が買えて便利です。

投稿者 ウサコの母 : 2015年01月09日 22:52



2015年01月09日

プルートウ

新年初観劇はシアターコクーンの「プルートウ」。手塚治虫の作品をオマージュした杉浦直樹の同名漫画を舞台化したもので、いわゆる演劇とはいささかテイストを異にするも、結構面白く見られた舞台作品である。演出はコンテンポラリーダンスの気鋭シディ・ラルビ・シェルカウイで、見逃した前回の演出「テヅカ」では森山未來のダンスパフォーマンスが評判だったので、それに対する期待だけで今回の作品を見たわりにはダンス部分の少なかったのが残念だったのだけれど、映像を多用した舞台装置のみごとな転換や、その操作もするダンサーたちの動きには圧倒された。イラク戦争後の憎しみの連鎖を彷彿とさせるストーリー展開や、ロボットから人間存在を逆照射するテーマ性もわかりやすくてビビッドである。和調を取り入れた音楽のせいばかりでなく大変に日本的な作品に感じられたのは、文楽や歌舞伎の人形振りを彷彿とさせるようなパフォーマンスが多かったせいかもしれない。テーマも含めて、外国人から見た、これぞクールジャパン!の真髄といったところだろうか。いっそ文楽もシェイクスピアよりこういうロボット物をやったほうが、本来の人形劇が持つ意味をコンテンポラリーに発揮できるんじゃないんだろうか?なんて思ってしまった。




2015年01月10日

ブリとネギの柚おろしかけ

前にQPで見た料理。ぶつ切りにした長ネギと椎茸をフライパンで焼いたあと、塩をしたブリを焼き、大根をおろしを載せて、柚の絞りと出汁と味醂と醤油を混ぜた合わせ調味料をかけ、仕上げに皮のすりおろしを振るだけ。
昨夜たまたま渋谷駅のホームで、全身黒ずくめにしてブルカをかぶった女性とすれ違った一瞬どきっとした自分にショックを受け、日本人の私でさえこうなんだからと思い、欧米諸国ではイスラムに対する無用な警戒感が否応なく強まるであろうことを大変に懸念せずにはいられない今度のフランスのテロであった。もう十年以上も前になるが、イラク戦争が始まった頃にバリ島へ単独旅行し、現地のドライバー兼ガイドさんがとてもイイ人だったので何かと親しく話をして、彼がイスラム教徒だったところから教義の話も伺いつつ、当時アメリカに追随する一方だった日本に対して幻滅したという心情も聞かされたのだった。とにかく話に聞いたところでは真面目で穏健な人間になるしかないような教義だっただけに、多くのイスラム教徒がこうしたテロによる一番の被害者かもしれないと想像される。
それにしても今やグローバリゼーションの反動が色んな形で表面化してきた感じだが、各国で民族主義と差別意識が強まっているのはその最たるものだろう。フランスにも根強い差別感情を抱く人びとのいることが、こうした悲劇がもたらされるきっかけの一つであるのはいうを俟たない。差別される人びとのみならず、差別する人びともまた往々にしてグローバル化した経済社会の犠牲者でもあるのが、フランスのみならず今日の世界のありようで、あなた方双方にとって本当の敵はそっちじゃないのに、と思わずにはいられないのであった。




2015年01月11日

中華総菜三点盛り、根菜のクルミだれホットサラダ、昨日の残り

乗馬の帰りに大宮高島屋でゲット。
穏やかに晴れた絶好の乗馬日和といえそうな今週末は久々に栗毛まったり系牝馬のラビ嬢に騎乗。元々ボーッとしやすい馬だけに、この陽気とあって、まったりし過ぎてしまい、何度かムチで文字通り叩き起こさないと寝ちゃうかもしれない雰囲気だから、とにかく脚の合図を間断なく入れてたら途中でこっちが息切れする始末。径路走行もめちゃめちゃショートカットされたとはいえ、老嬢にしては懸命に駈歩をしてくれたようなので、下馬してからは大いに感謝したものである。駈歩をしている内にだんだんテンションがあがって来て、走行終了後にテンションがピークを迎えてなかなかストップしないのもある意味ラビ嬢らしいというか、相変わらず何だかちょっとズレた感じのフシギちゃんなのがおかしくてカワイイ牝馬であった。今週もう一頭騎乗した鹿毛のリュウ君はグイグイサクサク行く馬で、部班の前の馬に接近し過ぎると聞いたから、こちらがそれを用心しすぎたせいか、駈歩にしようとしても速歩で逃げられっぱなしとあって、初顔合わせは完敗に終わった。次回は是非ともリベンジしたいものである。
ところで今日は年末に釧路へ一緒に行ったペンギンのOさんと会って次の外乗ツアーに関する打ち合わせもした。去年の秋は釧路外乗のついでに知床ツアーをして日本の最北端ともいえる国後島を見てきた私が、今年は最西端の与那国島に行く予定といっても、別にウヨクのように海防問題とかを考えてるわけではゼンゼンなくて、ただ与那国島に棲息するドサンコをひとまわり小さくしたような和種の馬に乗りたいだけの話であった。それにしても『鳴神』の「東は奥州外ヶ浜西は鎮西鬼界ヶ島」の上を行く東奔西走ぶりには我ながらビックリなのだけれど、「今年行けても、来年行けるとは限りませんもんねえ。日本全国至る所が一体どうなるかわからないじゃないですか」とOさんも仰言るように何しろスリリングな日本列島だし、自分だっていつまで元気でいられるかもわからないので、行ける時には行っときたい気持ちが強まっているのだった。もっとも海外旅行熱はガラパゴスで収まったいうのもあるし、円安だから割高感もあるので、勢い最近は国内旅行に偏りがちとはいえ、かってはウエストエンドの芝居を観に何度かロンドンへ行ったインドア派の私が、今や旅行面でも完全にアウトドア派になっちゃったんだから人生はホントにわからないものであります(^◇^;)




2015年01月12日

豚しゃぶ

祝日の今日は雑事に追われず執筆に集中して家に引きこもっていたせいで、夕方買い物に出かけて昨日と余りにも違う寒さに体がビックリし鍋が食べたくなった次第。
ビックリといえば朝起きてすぐに見たNHKの海外ニュースではほとんどの国がトップニュースでフランスのデモの映像を流しており、全仏で370万人もが参加したという人数の多さにも驚嘆せざるを得なかったが、デモの先頭で独仏のトップが手を組み、英国の首相を始めとする欧州各国のみならずイスラエルやパレスチナの首脳までが参加している光景にはいささか度肝を抜かれた。
これはこれで求心力を喪いかけているEU連合を建て直す起爆剤に使われているんじゃなかろうか?とか、これもまたある意味で欧州が対イスラムの全体主義に突き進む兆候なのではなかろうか?とかの懸念も持たざるを得なかったのだけれど、新聞社のテロを表現の自由が侵されたものとして、政府と民衆が、仮に表面的にであっても、一致結束したという点は、東洋人にはいまだ本当の意味で理解されることの難しい西洋の基本理念から来るもんなんだろうな〜と改めて思った次第。たとえば日本なら朝日新聞社が襲撃されてアベボンがデモに参加してくれるとは誰も思えないのではなかろうか(サンケイならするかもだが、仏で襲われたシャルリー・エブド誌は左派寄りの新聞のようである)。
欧州では民衆が市民革命によって旧体制から権力を奪取したという経緯が明瞭だからこそ、民衆の代表こそが政府であるという認識の建前が揺らがずにいて、フランスはそのシンボル的な存在として今もそれに対する並みならぬ矜持があることが今度のデモでよくわかったともいえそうだ。いまだ政府を「お上」としか認識できない人が多いらしい国から見れば、それはやはり驚きの映像なのでした(-.-;)y-゜゜




2015年01月13日

チキンソテー、シーザーサラダ

整体治療の前に近所のイタ飯で食事。
年末の転倒事故による負傷はもうほとんど回復し、乗馬OKという許可も出たが、むち打ちになった首と腰の打撲による炎症がまだ少し残っているのでまめに治療に通っているのだけれど、そのための時間が取られるため、年始から毎日なんだか仕事がイッパイイッパイの感じで余裕がないこと夥しい。とはいえ、もっと大変な事態になる可能性もあったわけだし、体調はゼンゼン悪くないのだから有り難い話である。ただ、そんなわけで色んなニュースに目配りする余裕もないまま、今朝も起きたてに見たのは海外ニュースだけで、案の定というべきか、ドイツの反イスラムデモの映像には暗然とならざるを得なかった。グローバリズムの反動がいよいよ来るべきところへ来たのだろうか、第一次第二次共にヨーロッパが揺れ出して世界戦争へと突き進んだ過去がふと想い出されたほどに、きな臭い感じが漂っていた。とにかく人類の歴史を振り返れば、ふしぎとなのか、当然のことなのかは知らず、世界各地の現象が同期しやすいようだから、民族差別の問題は欧州の叡智を結集してなんとか乗り越えて欲しいものである。まさか同じようことを繰り返すほど人類のマインドに成長が見られない、なんてはずはないと思いたいのだけれど(-.-;)y-゜゜




2015年01月14日

タコとカブのナンプラー炒め、味噌おでん

ベターホーム誌を参考に作ってみた炒め物。ニンニクスライスと鷹の爪を入れた油で蒸しタコとカブを蒸し炒めにして酒とナンプラーで味付けしただけ。仕上げに軽く塩胡椒で調味。味噌おでんは市販の名古屋製。
食事中しながら久々に見たNHKのクロースアップ現代では、ああ、やっぱりね〜と思い当たる節が大いにある物流の危機問題を取りあげた。建築現場が若手の人材不足に陥っている昨今、当然ながらドライバーのなり手も不足して高齢化が進んでいるようで、何しろクルマを運転する若い男の子自体が減ってるのだからさもありなんというべきか。それなのに現在物流の90パーセントはトラック輸送に依存する形だということにも驚かされた。即日配達というような消費者側へのサービスシステムがさらなる負担をかけているらしいので、アマゾンを始めネットショッピングをしばしば利用する私にとっても耳の痛い話だったが、出版社やその他からも色んなものが毎日のように届いて、ピンポンを聞かされる度に何だかちょっと荷物多すぎだよな〜という感じはしてたのである。肝腎の農作物が送れなくなってるという現状を聞けば、あんまり余計なものを送ったり送ってもらったりするのは控えようという気持ちにもなった。ともあれトラックに頼るばかりは何なので、最近は鉄道にモーダルシフトする傾向にもなってるそうなのだけれど、大宮に住んでたら駅で必ずといっていいほど貨物車を見かけるから、あれは一体どんなものを積んでるんだろう?といつも気になっていた。で、今日は貨物係の人もインタビューされたので聞き耳を立てたところ、「ああ、あれは薬とか化粧品とか、いろいろ積んでますよ。アイスクリームなんかもね」と答えられて、あまりにも意外な品目ばかり並んだのが結構面白かったのであり
ます!(^^)!


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物流はそんなにトラック輸送に依存しているのですね。薄々はそうではないかと思っていましたが、たぶん貨物車を使うよりトラックのほうが割安な料金で使えるようになっていて、貨物のついた駅からの輸送を含むと貨物のほうが割高になりやすいのかな?。と思いました(その代わりドライバーやトラック会社が無理をかさねているのだろうなとも)。けれども、輸送会社によってその働く内容もピンキリあるのだろうと思っています。今までに経験した限りでは、くろねこのほうが好きでさかわ急便は使い勝手が悪いのですがどちらが働きやすいかは全く摑めません。私の印象は多分どっちもどっちで上司や関わる人の人間関係だけが一番働きやすさを決めるのだろうと思っています。都会に住めば運転免許は決して必要ではないですが、田舎だと無いと不便なものなので働きやすさと報酬がそこそこであれば人気もありそうに思うのですが、この不況と働きにくい政治のせいでなり手が少ないのではないかと少し思っています。
 私はイスラム教について詳しく考え情報収集したことが無いのでよく解らないのですが、テロや自分の意見を通すために他人を殺すことは厳に戒められているのがどの宗教でも現されているのではないかと思っています。それで無ければ長年信じる人が他人を自分のために犠牲にすることをためらわない人が好き放題して信仰は途絶えるように思います。過激派や戦争を辞さない覚悟の考えの方はそれが自分のエゴであることを疑ったことはあるのでしょうか?。
 しかし、私も過激なイスラム教徒が本当は怖いのに、他のイスラム教徒の方も怖い感じに染まりつつあり嫌な世の中社会情勢だなと思います。

投稿者 nao : 2015年01月14日 22:57

埼玉県にはJR貨物の駅が結構あります。物流センターも多いと思います。どの業界の人手不足も低コスト、低価格を求め過ぎたつけだと思います。
フランスの件については、寛容と敬意がないと真の平和はこないと思います。表現の自由と言葉の暴力を同列に並べてはいけません。また、宗教を免罪符にしてはいけないと思います。

投稿者 tucci : 2015年01月15日 12:16



2015年01月15日

ふぐ刺し、ふぐちり他

西麻布のふぐ料理専門店「臼杵ふぐ山田屋」で会食。やはりミシュラン三つ星は伊達じゃないようで、写真でも輝くばかりの刺身は舌触り歯ごたえ共に快い食感で、ちりにした切り身の食べ応えもさることながら、突き出しに出た表面をぱりっと焼いた白子のクリーミーさにまず舌が蕩け、〆の雑炊に至るまでいずれも素晴らしいご馳走を久々に頂戴した感じであった。
ご馳走してくださったのは知性コミュニケーションズの小石原昭代表で、半世紀以上も「ふくの会」なるものを主宰され、各界から毎回三人ずつの客人を迎えられるとのことで、今回は私の他にサントリーHの濱岡役員広報部長と週刊文春の新谷編集長というメンバーだった。文春はともかくもサントリーといえば小学校の同級生クウちゃんこと宣伝部長の久保田クンはもとより新浪剛史新社長とも面識があり、今回も全く偶然のようだから、何かよくよく縁がある会社なのだろう。「マッサン」で同社がいかに描かれるのかが、放送開始前は社内的に気がかりな事項だったのだそうで、堤真一のキャスティングには皆がホッとなったという話は面白かった。小石原代表は米寿で矍鑠として現役で社長業を務めておられ、海外旅行も頻繁になさっていたが、パリのテロ事件で今年はすべて取り止められたとのこと。現在こうしたさまざまな余波が世界中に巻き起こっているものと想像された。新谷編集長は佐賀知事選の誤算が安倍政権の今後にどう響くかという国内政治情勢を気にしてらっしゃるようで、何かと時事ネタが飛び交う中、私はもっぱらガラパゴス旅行の話なんかをして(皆さんがどうもその件に興味を持たれたようなので)カメ好きがバレてしまい、そうしたら「うちの社員にも高橋というカメの好きな女性がいるんですよ」と石原代表が仰言って、それは以前私が寄稿したある機関誌の担当者で、共にカメ好きであるところから、いまだに年賀状を交わしている方だと判明。何だか相変わらず世間は狭い!という一語で括れそうな一夜の豪華な宴でした∈^0^∋




2015年01月16日

牛肉と里芋と牛蒡の煮物

QPで見た料理。筑前煮の牛肉バージョンといったところ。先にゴボウ、人参を蒸し炒め煮し、そこに牛肉、コンニャク、里芋、椎茸の順に炒め合わせてから水、酒、砂糖、味醂、醤油を入れて煮込むだけ。最後に汁気を飛ばして仕上げる。
今週は国内外ともに様々なニュースがあったが、個人的に気になるのはやはり介護報酬の引き下げによるところの影響で、とはいえ社会保障費が31兆円を超える時代ともなれば「そら、どっかを切らな、国も立ち行かんで~」と今年ようやく理学療法士になる息子を持つ京都の妹は言うのだった。
うちの父親も今はまだ元気で独り暮らしをしているけれど、そろそろ考えなくてはならない時期が来ていて、このところ妹とは何かと協議を重ねており、「お姉ちゃんはとにかくそっちでしっかり稼いどいて~」と言われていても、ワープロが打てるだけの女の細腕で、無貯金無年金の高齢者を長く支え続けるのはやはり並大抵ではない。今は来る仕事をなるべく断らないようにはしているものの、正直いって自身も妹が言うところの「年行くと皆だんだん傷んでくる」即ち経年劣化がどうしても避けられないわけだから、今後どこまで持ち堪えられるかは自分にも全くわからない。それにしても「日本全国で今この問題を抱えてへん人はいてへんよ~」というのも実にごもっともで、先々どんどん深刻になるのは必至だから、それを考えると長生きしたくなくなる人も私の世代だと結構多いのではなかろうか。「今の若い子のほうが、体に悪いことばっかりしてるさかい、わたしらよりもっともっと傷みが早い気がするわ〜年寄りだけが残ったら一体どないする?」という心配もまた決してあり得ない話とも思えないところが怖いのでした(-.-;)y-゜゜


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早く死んだもん勝ち、ゆう気がしてきましたわ。確かに高齢者が増えて福祉予算がパンクしかけてるのは分かりますが、介護報酬を引き下げしたら「介護保険では満足な介護は受けられへん」思うて高齢者の小金持ちの財布は余計引き締まります。消費税が今後もアップする事を考えれば余計引きしまる。
自営業の方は国民年金に入って無い方結構居られる、松井様のように甲斐性のあるしっかりした子供さんの居られる方はなんとかなりますが、少々のお金を貯めても何時まで生きる?それを考えるとやはり年金には入ってもらいたいもんです。たとえ6万円程度でも毎月入るお金があって預貯金から補うのと。全く入らないのとは違うと思うんですが。

投稿者 お : 2015年01月16日 23:28



2015年01月18日

スターズ・オン・アイス

フィギュアスケートの試合中継があると大抵見ている私としては一度ナマで見てみたいという話を色んな人にしていたのだが、集英社の担当伊礼さんと真田さんが結構ハマってらっしゃるようで今回初めてお誘いを受け、文庫担当の伊藤さんともども17日は代々木体育館でアイスショーを見た帰りに近所の「松原庵 欅」で会食。
とにかくどんなスポーツでもナマで見ると映像とはゼンゼン違ってやっぱりナマならではの素晴らしさがあるのを私は子供の頃から実感していたが、今回のフィギュアでまたさらにその感を強くした。アリーナ席の前方で見たから、とにかくテレビでは得られないスピード感や、エッジがシャーッと氷を削る音、ジャンプで着地した瞬間のズンという意外に大きな衝撃音がまず迫力満点。村上佳菜子の背中の美しさ、織田信成の足の長さは驚嘆モノで、このファニーなふたりに代表されるように、それぞれの選手がテレビで見るよりずっとスリムで、男子は格好良く、女子はキレイに見えた。意外だったのは、競技会でいうところエギジビションだから無難にまとめるのかと思いきや、パトリック・チャンを始め世界中から金メダル級が何人も集まっているのに一度もミスしない選手のほうが少ないくらいで、ジャンプの成功率そのものが素人の想うよりも低いのだろうし、ミスを承知で果敢にチャレンジするのが当然というのがこの世界の常識なのかもしれない気がした。着地の瞬間の音を聞いてもその衝撃はただならぬものを感じさせ、体に相当なダメッジを与えるであろうことも想像された。そんな中ノーミスで且つ客席を最も盛りあげたのは案のじょう高橋大輔だ。リンクを縦横無尽に駈け抜けて、壁に激突するような勢いで客席に最接近して愛嬌を振りまくサービスぶりには皆ただただウットリ。DISKのロゴ入りタオルや大輔の旗を振る人たちが続出して演技終了後の会場は総立ち状態である。ソロの大トリはこれまた案の定の真央ちゃんで、リンクが真っ暗になり、まだ何も見えないうちから「真央ちゃんよ」「真央ちゃんだわ」というご婦人方の声がざわざわと聞こえたのもさすがというべきか。長期休養明けとあってカラダはまだ絞り切れていない状態でも、手足の細さはこれまたやっぱり驚嘆モノで、スケーターのカラダの作り方の凄さに納得させられ、この世界は半分がスポーツで半分は芸能興行的な匂いがするだけに、今お金を払って見たいと思えるような身体性の獲得を、舞台に立つ人たちはもっともっと心がけるべきだろう!特に高い料金取ってる古典芸能の人たちは!なんて気もしちゃった私であります(^_-)


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こんにちは。今井先生の大ファンです。
いつも、わくわくしながらページをめくっています。

そして、同じ位にフィギュアスケートファンです。
思いがけず先生のコメントに触れる事が出来、大感激しています。
これからも、胸躍る作品を楽しみにしています。

寒さ厳しい折、ご自愛下さい。

投稿者 貞政仁美 : 2015年01月19日 13:10



2015年01月18日

餃子、海老チリ、生春巻き、コロッケ

天気晴朗なれども風強し今週末も乗馬した帰りにクインズ伊勢丹でゲット。
昨夜はアイスショーで大いに盛り上がった四人がそのあとの会食でも盛り上がってなかなか話が尽きず、気がつけば11時を回っていて、久々の午前様帰宅と相成り、おまけにゴチでたらふく頂戴したからすぐには眠れず、ベッドの読書が長引いて、結局まともには3時間も眠れたかどうかという感じだったのだけれど、昨夜のアスリートたちを想い出すと人間やっぱフィジカル大切だよね〜てな気持ちで臨んだ今日の乗馬レッスンであった。最初のお相手は先週駈歩すら出せなかったイケメン鹿毛のリュウ君で90分レッスンだから心配されたが、今日は人馬共に苦手な右手前はともかく左手前の駈歩は意外とスムースに出て、径路もきちんと回れたのでほっとひと安心。「もっと乗り慣れたらイイ感じになるんじゃないですか〜」とインストラクターのIさんにも言われて、また新たなお相手候補の一頭になるかもと思われた。しかし当クラブ一のイケメンといわれるリュウ君にはアイドル鹿毛のヤブサメ君に勝るとも劣らぬ女性ファンがいらっしゃるので、専用馬予約の難易度はそう変わらない気もする。ところでリュウ君は人間の女性にモテモテながら、去勢されたセン馬だから牝馬の人気はまでは得ていないようだが、なぜかクラブに少数いる去勢してない牡馬にモテているらしく、その牡馬がやたらにリュウ君の後ろに回ってブブブと鳴くという話を聞かされ、へ〜馬の世界にもそういうことがあるんだ〜と思いながら笑いを噛み殺すのが大変でした(^◇^;)今週もう一頭のお相手は気の強い系女子鹿毛のレフィ嬢で、駈歩が巧く出ると凄く乗り心地のイイ子なのだけれど、高速速歩で逃げられるケースがままあるのは難点で、今日はそのケースが多かった。とはいえ余り寝てないカラダで90分レッスン含めて3鞍騎乗して無事に帰れただけでも今日は可しとしたいくらいだし、朝は体調不良っぽかったのに、乗馬してたら不快感が吹っ飛んだのだから、人間ほんとフィジカル大切だよね〜と改めて思った次第。もっともやっぱり少しぼーっとしてたのか、写メするのをうっかり忘れたので写真は先週の使い回しです(^^ゞ




2015年01月19日

鶏スキで新年女子会

去年久々にお目にかかって旧交を温めた作家の森まゆみさんと翻訳家の松岡和子さんとは面識があるのを知って一度3人で食事会をしようということになり、上野の韻松亭で新年会をすることになったのだが、ちょうどその時たまたま森さんが劇作家の永井愛さんとお会いになったか、連絡があったか何かしてお誘いになったので、今日4人で新年会を催した次第。でも考えてみたら、これって結構凄いメンバーだよね〜と思いながら参加した女子会なのだけれど、実際ホントに凄くて、一瞬たりとも会話が途切れることなく4時間があっという間に経過した。何しろ森さんは谷根千の編集長として市民運動にも取り組みながら『鴎外の坂』を始め近代の評伝を多数著してらっしゃる方だし、永井さんは『歌わせたい男たち』のように社会問題をシニカルなコメディタッチで描ける希有な劇作家だし、松岡さんはシェイクスピア全作品の翻訳を試みる日本初の女性なわけで、勢い話はフェミニズム色を帯びながら演劇関係からあらゆる文化現象や環境問題、政治問題にも及んで、とにかくこんなに長時間ハイブロウな会話に終始したのは私もさすがに初めてで、大変勉強にもなり、おまけに皆さん気持ちがいい方ばかりで話し方も面白いから爆笑に次ぐ爆笑で楽しいことこの上なく、最後はまた必ずこの会をしましょうね〜と誓い合ってお別れしたが、話の内容は余りにも盛り沢山だったので残念ながらここに紹介するのはちょっと無理です<(_ _)>韻松亭の鶏鍋コースも美味しくて盛り沢山なので歓んで食べ尽くし、いざお勘定という段階で私はなんとバックの中に財布が無い!!ことに気づいて真っ青になり、近々劇場でお会いする予定の松岡さんにお借りして帰宅するはめに(>_<)家に帰ったらちゃんとあったのでほっとしたものの、全く初対面の永井愛さんもいらっしゃった中でとんだ失態を演じて恥ずかしいこともこの上なかったのでしたf(^ー^;


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鳥スキは田舎の親戚の宴会メニューで大好きです。けれども鳥スキは味が濃い目なのでそれにあわせたコースってどんなメニューにしているのだろうと興味津々になりました。大体田舎ではそれに刺身酢の物寿司の皿鉢(長年使っていない単語なので漢字を間違えているかも?)煮物が定番でした(約50年前位の冠婚葬祭も大体このメニューでした)。多分、味付けや材料や雰囲気でまた違った味わいであろうと想像しています。
 お財布が家にあって良かったです。しっかりものなのにうっかりしてしまったこのようなエピソードが大好きです。また余計なお世話病かもしれませんが、私はなるべくものを少なくしてバッグに財布は入れて動かしません。TPOに合わせてバッグを取り替えるなら必ずバッグに入れておく必要のあるものを入れる内袋を定位置にするのはどうでしょうか?。
 なるべくそう決めていても私もうっかり者の忘れっぽさで物を減らして整理整頓して尚且つまだ工夫をしなければいけない状態を脱してないでので全く目安にもならないかもしれません。(でも多分私の勘違いで無ければ忘れ物がよくあるのはただ忙しくてうっかりがたまたまあるだけではないかと思っています)。(またまた世話焼きおばちゃん発言ですみません・・・)。
 

投稿者 nao : 2015年01月20日 20:26



2015年01月20日

牛肉とジャガイモとブロッコリーの炒め物

以前にも作ったQPメニュー。酒醤油胡椒で下味してカタクリ粉をまぶした牛肉と、細切りにして先に揚げ炒めしておいたジャガイモと下茹でしたブロッコリーを炒め合わせてオイスターソース、すり下ろしニンニク、酒、醤油、砂糖、カタクリ粉を混ぜた合わせ調味料で味付けし、仕上げに香り付けの胡麻油を垂らす。
今日は朝から執筆に集中し、夕方五時頃にやっと一応の形が付いたところで京都の妹から電話があり「お姉ちゃん、今すぐテレビ見てみ」と言われてようやく知ったイスラム国の人質事件である。電話をしてきた理由はプライベートな用件なのだが、やはりこの問題に触れずにはいられなかったようで、「アベがええかっこしてお金をばらまくさかいやで〜」というのはいくら何でも暴論に過ぎるにしても、タイミングや一方的な向こうの言い分を聞く限りにおいては、少なくとも国際社会で旗幟鮮明にすることのリスクというものを、今後は日本人もちゃんと考えた上で色んな問題を判断しなくてはならない時代になった気はするのだった。それにしてもイスラム国といい、つい先日起きたフランスのテロといい、いずれもイスラム教という宗教色を前面に押しだしているとはいえ、本当のところはイスラム教の教義とほぼ無関係に、金融市場経済によるグローバル化を果たした現代社会の矛盾を暴力的に破壊しようという集団原理に基づくのだろうし、若い世代による旧体制の破壊や既得権益者に対する糾弾はいつの時代にもあったことなのだけれど、昔のそうした若者たちに比べて完全に理屈が通じなくなっている感じは、やはりイマドキの若者だからなのかもしれないという気もするのだった。民族とか宗教とか関係なしに、今やてっとり早く感覚に訴える情報ツールの氾濫によって、人類が長いあいだ文字という不自由なツールでじっくりと練りあげてきた思索の回路を喪失させた若い人たちが世界中に増えつつあるのではないか。今後ますますそうした傾向が強まるであろう中で人類は一体どこでどうした融和が図れるのだろうか、なんてことまで考えざるを得ないのでした(-.-;)y-゜゜




2015年01月21日

桜エビ鍋、汲みあげ湯葉

寒いので温まるこの鍋にした。レシピは1/8のブログに。湯葉は市販品。
今朝も例によってNHKの海外ニュースを見たら、当然ながらイスラム国で日本人が人質になっている事件を取りあげており、英国のBBCは日本が身代金を出すのかどうかについて極めてシビアなコメントを出したのが印象的だった。要するにテロリストの脅しに屈してお金を出すべきでは断じてないというのが英米のスタンスだから、日本も当然そうあるべきだという前提で、屈することが過去にあった国だが、今回は当事者のふたりが自分の意志で現地に行っている点から考えても、屈することは恐らく無いだろうというふうに締めくくられたので、よくぞまあ他国のことについて、ここまでハッキリ言い切るよなあと呆れたのだけれど、翻って日本の報道をTV各局で見る限りにおいて、余りにも何も言わないことに、これまた物凄く呆れざるを得ないのだった。映像に加工が施されているというような、だからどうなの的な報道を延々とやってお茶を濁しているのは、今回の件について誰もしっかりと腹をくくって発言する度胸がないからだと思しい。こういう点のメンタリティーの弱さはやはり日本人ならではなのかもしれず、もしメンタリティーがそれほど弱いのだとしたら、まるで明治時代の日本みたいに英米追随型で富国強兵をしちゃおうという雰囲気がかつてないほど鮮明な現政権のリスクを、マスコミ各位がもっとちゃんと認識して報道しておくべきだったのではないか。とにかく日本人の多くは、今水面下で誰かが必死になって、もちろんお金も含めた交渉に当たろうとしているか、すでに当たっているはずで、きっと二人は無事に戻ってくるというふうに信じたいに違いない。それによってテロリスト集団にお金が渡ってしまうことが非常に大きな問題だというふうには誰もあまり考えないのではなかろうか。どこかの局に出ていたコメンテーターの一人が「身代金を言いなりに渡してしまうのはアメリカやイギリス対してどうなんでしょうかねえ」というような発言をしたのがせいぜいで、その人も自分自身はそれについて本当のところどう思うのかを全く明らかにしなかった。欧米のセンスからすれば、それだと精神的に大人の付き合いが出来る相手ではないと見くびられても致し方がないのであろう。
一方、米大統領は一般教書演説でイスラム国の殲滅を謳ったが、そもそもイラク戦争がすべての始まりで、いくら軍事力を使って潰しても潰しても事態は拡散して悪化するばかりで世界中に迷惑を撒き散らす結果となることに、お前らなもいい加減に気づけよ!!!と日本のマスコミは英米に向かって言ってやるくらいの度胸を持てと、今日のBBCに刺激されて私は思うのでした(-.-;)y-゜゜


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私はBBCの意見にほとんど賛成します。人質になった方が無事に帰ってこれるよう尽力するのは国として当たり前だけど、強請りかたかりのチンピラのような要求にお金を出すことは相手のしていることを認めてしまう行為になると思います。高額すぎるから信じられないけど、やってることは普通の身代金要求の誘拐と同じだし、人質はこうなる覚悟もあったのだから帰ってこれなくても冷たいですが自業自得だと思います。
 米大統領の発言には?が飛び交っていますが、ではどう対応し発言することが一番正しいのだろう?とこれも?で考えがまとまりません。

投稿者 nao : 2015年01月21日 23:33

小泉政権の時のイラク人質問題を思い出します。あの時まで日本国政府のありようは「人命第一」で交渉に当たり、要求額を支払い人質となった日本国民を救出してきました。しかしイラクで3人の方、特に私は高藤さんがやってこられたイラクの人達への支援活動はたとえ国是として、あの時点では入国を禁じられていたとしても非難されるべき事ではないと思ってましたので、小泉さんの「非国民」と言った言葉が国中に蔓延し、彼らが救出されて空港に着いた時の大勢の罵声と非国民と書かれたプラカードにショックを受けました。
確かに身代金は税金から支払われるのですから、今回の人質の一人の方のように軍事会社を作る為に危険な国に入国された人は自業自得だとは思いますが、基本的自国民は守る国であって欲しいと思います。日本人は世界中で経済活動をし、ボランテイア活動をしています、その方達が何時人質になるかと?怖いですね。

投稿者 お : 2015年01月22日 10:39

ボランティア活動で人質になった方と今回の経緯は少し違っているとは思いますが、自己責任とか非国民とかの言葉は批判したい人たちが都合よく使っている言葉だと思います(少なくとも非国民と他者を形容する人を私は何があっても信用できません)。
 命も心身ともに無事で帰ってきて欲しいと単なる傍観者の私は思いますが、それでも身代金を支払うのはベストの行動では無いと思います。加えて今回は身代金を支払ったら、その代償に公開処刑の映像を送りつけて終わらせる可能性が高いのではないかと思っています。

投稿者 nao : 2015年01月23日 00:36



2015年01月22日

ハムレット

さいたま芸術劇場できょう初日を迎えた「ハムレット」は病休明けの蜷川演出とあって心配された方も多かったのだろう、いつになく俳優や関係者が客席にどっと押し寄せ、舞台も良い意味で緊張感をもって進行し、4時間という上演時間の長さを全く感じさせなかった。何しろ主演の藤原竜也が幕開きからただならぬハイテンションで激情型のハムレットを演じ、そうした部分のセリフはやや一本調子に流れて聞きづらい部分もあったのは否めないとはいえ、内省的なセリフはスタイリッシュに聞こえたし、オフィーリアやレアティーズやフォーティンブラスも含めて、芝居全体が親世代の価値観に引きずられた若者達の悲劇といったニュアンスを前面に打ち出したものと感じさせた。有名な「生きるべきか死ぬべきか」のセリフは舞台を歩かせながら煩悶の独り言風にごくさりげなく言わせる一方で、意外なセリフを正面切らせてメタフォリカルに伝えさせるなど、新たな解釈による演出の主張もそれなりに納得させられた部分がある。たかお鷹のポローニャスを始め蜷川チームの達者な脇役陣が健在だからコミカルなシーンも十分に楽しめる。ただし役者自身の力量によって、この芝居全体のバランスを欠くまでの異常な存在感を発揮するのはやはり平幹二朗演じる敵役のクローディアスであろう。かつてのハムレット役者がクローディアスを演じた例が過去の世界演劇史上にあるのかどうかは知らないが、とにかくこんなにクローディアスに注目せざるを得ない「ハムレット」の舞台を見るのは後にも先にもないことを確信した。海外上演を控えているせいか能囃子など和調の効果音が多用され、「唐版滝の白糸」の舞台などで知られる長屋の装置を使い回ししている、正直いってこの装置は効果的に用いられている感じはしなかった。




2015年01月23日

中華焼きそば、サラダ

整体治療の前に新装オープンした新宿中村屋に初めて入り、数少ないここのメニューの中で一体なぜコレが?と昔から気になっていた料理をオーダーした次第。
イスラム国の人質問題にまだ決着がついていない今夜の時点では、なるべく人道的な解決に至るよう祈るしかないのだけれど、イスラム国も一応それなりに「国家」というものを目指しているらしいだけに(オウムに近い感じにしても)、単にカネ目当てでなく、日本という国家の今後に対して牽制をかけてきたという要素、つまり英米追従の方針が露骨になってきたので、それに楔を打ち込むという思惑も当然あるのだろう。で、こうした「国家」になりかけの集団を見ると却って「国家」というものがいかに虚構の枠組みに過ぎないかを端的にわからせてくれる利点もある。成立から時間が経って古ければ古いほど虚構が堅牢に練りあげられてリアルに整ってくるので、たとえば日本に生まれたから自分は日本人であり、日本を愛するのは当たり前だといったような意識まで持ちやすくなるのだけれど、基本的にはどんな「国家」も虚構性においては同じなわけで、その虚構が生身の人間を犠牲にするというおかしな仕組みは世界中で古代から延々と繰り返されてきたことをきちんと認識しておく必要はあるのだろうと思う。まず生身の人間がいて「国家」という虚構を産みだしたのであって、その逆は断じてあり得ないことは子供でもわかるような理屈だろう。にもかかわらず、多くの人たちが「国家」という虚構を優先し、それを守るためには個人が犠牲になってもやむなしといった心理に陥ることも稀ではなかったりするところが、人類という動物のフシギさであると私は常々思っているのでした(-.-;)y-゜゜




2015年01月24日

大根、ニンジン、豚肉の胡麻煮

前にQPで見た料理。酒と醤油で下味した豚肉と大根ニンジンを炒め合わせ、水を加えて煮立たせてアクを取ってから酒、砂糖、醤油、味醂で味付けしてじっくり煮込み、仕上げにすり白ゴマを入れた。
昨日サウジのアブドラ国王の訃報を聞いて瞬間的に、ああ、これで80人のうちの1人が亡くなったんだな〜と思っちゃった私。つまりそれくらい世界の富裕層上位80人の有する富は今や貧困層35億人分に匹敵する(@_@;)という報道が今週は印象的だったのである。 でもって来年にも上位1 パーセントの最富裕層が世界の富の半分を握ってしまうという予測がなされ、その数字に信憑性がどこまであるのかどうかはともかくとして、世界各地で経済格差がどんどん広がりつつある傾向は否定できず、だからこそ米大統領も一般教書演説で富裕層に対する課税強化を謳わずにはいられなかったのであろう。ただしイマドキへたに一国だけで課税したらさっさとタックスヘイブンに逃げられちゃうわけだから、グローバルに連携を取り合って富裕層を取り逃がさないようにしなくちゃいけないというと、富裕層もテロリストも同じ穴のムジナみたいに聞こえちゃうところが結構笑えます(^◇^;)
それにしてもアブドラ国王みたいな昔からいる生粋の富裕層は別として、急にここまで経済格差が広がったのは、英米アングロサクソン文明の中でCEOとか呼ばれるスーパー経営者の報酬が激増したこととその世界的な波及効果によるところが大きくて、つまりはサッチャー、レーガン時代から始まるに過ぎないらしいことをピケティは書いている。むろんその間には純粋な労働所得よりも株式等のキャピタルゲインのほうが勝る傾向に突き進んだことも忘れてはいけない。一方で経済成長をしてインフレ状態にある時のほうが格差は縮小され、逆に経済が停滞する時のほうが格差拡大の傾向になりやすいらしいことも指摘している。でもって資本主義で経済格差が最も是正されたのは戦後の一時期だけということになれば、人類の間にはいっそ戦争をして何もかもチャラにしちゃおう的なムードが高まる時もあるのかも?なんてふうに思えちゃうのは困ったもんであります(-.-;)y-゜゜




2015年01月25日

芙蓉蟹、海老チリ、焼売、昨日の残り

乗馬の帰りに大宮駅前の中華総菜ショップでゲット。
春の訪れを実感させる穏やかな天候に恵まれた今週末も乗馬クラブは当然のごとく超満員で、お昼時は写真のごとく恵まれたマンツーマンレッスンもあるのだが、その予約はなかなか取れないのが困りもの。専用馬の予約もなかなか取れなくて、今月は初対面のお相手が続出し、中ではイケメン鹿毛のリュウ君に少し馴れたような気がするけれど、今日また新たなお相手として現れた芦毛のデル君は相当な人見知りのようで厩舎からなかなか出てくれず、オペラ歌手のSさんに助っ人を頼んだところ「この馬賢いんだよね〜」といわれて、どうやら舐められた感じがありありの中、私がまた人見知りならぬ馬見知りなものだから、強い合図が出せないまま駈歩もなかなか出ず、径路のラストランでようやく快走してくれたものの惨敗のレッスンに。とはいえ最後に騎乗した超お馴染みハイセイコーのお孫さんにはこちらもフシギなくらいに強い合図が出せるので、気持ちの良い駈歩をして締めくくることが出来たのは何よりでした。
それにしても今日はオペラ歌手のSさん以外にも釧路外乗をご一緒した人事部のSさんやペンギンのOさん始め他にも沢山の馬トモと顔を合わせ、何かと話もしているのに、例の人質事件について皆さんひと言も触れなかったのは、各自が迂闊に話題にする気にもなれないくらいの衝撃を受けていたせいかもしれない。少なくとも私はそうだったので、それについてはまた日を改めて書くことにします<(_ _)>


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また私の偏見かもしれませんが。イスラム国の一人の殺害について、私は脅迫する前から、殺害されていたのではないかと疑っています。映像から何年の何月何日か全くわかるものは無いように思うからです。
 もう一人が生きているのなら、どうにかして救って欲しいです。けれども今現在生きているか生きていないかもわからない映像しか出さないのは脅迫するにしても片手落ちな印象で、殺してないなら、インチキでなく年日時のわかる映像で生きていると知らせるくらいして欲しいです。中東の方は信義を重んじる方だと思っていますが、イスラム国に関しては全くそうではないのかな?と信じきれず、失礼かもしれませんが、イスラム国の正義のためならどんなことでも正義の名の下にしたと言えば何でも許されると思っているとしか思えないからです。

投稿者 nao : 2015年01月26日 21:48



2015年01月26日

刺身の盛り合わせ、カサゴの唐揚げ、カスベの煮付け、イカのメンチカツ、さんが焼き他、

関西の食マガジン「あまから手帖」の穴田さんと大宮東口の「魚匠基」で食事。穴田さんは連載に関する打ち合わせでおいでになり、居酒屋で食事しながらも出てくる魚がゼンゼン違うことにビックリされて、関東と関西の食文化について延々と話し合うことになり、これだけ情報と流通が日本全国隅々行き渡ったかに見える今日でも、やはりまだまだ双方の違いが活きているのを改めて確認させてもらった次第。出版社は大阪でも穴田さんご自身は宝塚の方なので、関西も京都、大阪、神戸はよほどに違うというような話から、大阪の気質は日本全国でもユニークさにおいて際立っていて最もグローバル化に向いてるのかもという意見で一致。ハシモト市長の大阪都構想もホントは日本から離脱したい気でいるのかもね〜なんて話にまでなったのは、ギリシャのユーロ離脱が念頭にあったのかもしれない。食事し終わった後「イスラム国の人質事件は進展したんでしょうか?」と穴田さんも気にしてらっしゃったが、現時点では書くのを控えます。


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確かに大阪と球京都、神戸、関西圏以外の方は同じように思われてる方が多いと思いますが、アクセントはかなり違いますし、気質も違います。
大阪は日本の中の治外法権区域?(^◇^)ユニークと言うか、やはり異質なのかも?と大阪人も思います。私の実家は6代前は大和ですけど、全然大和の質素で落ち着いた気風は祖父の代から消えてました。お上(政府)には表立った反発の態度は見せませんが、全く信用はしてまへん、いつの時代も。

投稿者 お : 2015年01月27日 22:23



2015年01月27日

鰹の刺身、ブリ大根、鶏唐揚げ、焼売ほか

日本橋公会堂で「中村京蔵舞踊の夕べ」を観た帰りに近所の和食店で松竹の前川さんと食事。客席は知り合いだらけで、なんと「祇園川上」の現店主加藤氏の姿もあって少し話をしたが、隣の席が故川口秀子師の高弟牡丹さんで、神宮外苑で上演された野外オペラ「ローエングリン」や他にも武智先生の前衛劇によく狩りだされて出演なさっていた方だから、幕間に当時の裏話をいろいろと聞かせてもらったのが面白く、前川さんとは食事してこれまた松竹の裏話などが興味深く聞けた。
さて肝腎の会は「豊後道成寺」と「二人椀久」という京蔵の師匠雀右衛門の代表作といってもいいような舞踊二題の上演で、「豊後」はこの人の初演を観ており、当時は本人の熱意ばかりが前面に押しだされて観るほうはいささか食傷気味に終わったのを想い出すが、今回はさすがに巧い具合に力が抜けたのだろう、「恋の分け里〜」のあたりから俄然面白くなるこの作品の魅力が却ってストレートに伝わってきた。「恋の手習い」の件も「娘道成寺」のそれとはひと味違う、いわば熟女のクドキだし、その後いっきに段切れに向かい、一人立ちの舞踊としてダレ場のないコンパクトな曲構成もまた魅力にカウントされてしかるべきだろう。曲構成の点ではさらに成功しているはずの「二人椀久」が今回それほど弾んだ感じにならなかったのは地方のせいもあるのかもしれない。この曲は「お茶の口切り」以降の踊地がいつも滅法弾んで面白いのだけれど、本当はそれまでの連れ舞いをストイックなまでにぐっと絞り込んでおくからこそ、反動でわっと浮き立つような踊りになるわけで、今回前半の絞り込みがいささか物足りなかったのは、大曲二題を続けて演じる体力と気力の問題でもあるのかもしれない。それにしても幕切れに会主の姿が舞台にないという演目の選定はいかがなものか、という気もした。同演目で京蔵が椀久にまわり、松山を京妙で演じるという手もありそうだが、それは体力的にもっときついだろうし、考えてみたら連続して二題を完璧に演じるのはどんな役者をもってしてもなかなか難しいことに違いないのだろう。




2015年01月28日

豚肉と白菜の味噌炒め

鷹の爪を入れた油で、豚肉、白菜の芯、葉と椎茸の順に炒め合わせて、味噌酒醤油砂糖を混ぜた合わせ調味料で味付け。QPは味噌に酒の粕を入れたのだが、沢山買うと処理に困るのでカットして、代わりに酒を多めに加えました。




2015年01月29日

ふわとろ焼き

久々にこれはゼヒ作りたいと思ったQP料理。擂った大和芋に卵と塩を入れて十分に混ぜてから醤油で下味した豚ひき肉、薄い輪切りにしたネギ、花がつおを加えてさらにしっかり混ぜ込み、油を入れて熱したフライパンに流し込んでフタをして中火でじっくり火を通し、裏返してさらに焼くだけ。超お手軽で難しいのは崩さずにひっくり返すことくらい。味醂醤油塩で調味した出汁をつけて食す。見た目より美味しいし非常に食べでがあります。
今もって予断を許さないイスラム国人質事件だが、ヨルダンでは有力者だという捕虜になったパイロットの父親が、アメリカと同盟関係を結んで戦争すること自体がマチガイだ的な発言をインタビューでしている映像が昨夜BBCで流され、もしヨルダンがイスラム国側の要求する交換に応じたら、たちまち米国との関係が悪化すると締めくくられたのは、まさしくイスラム国がまんまと目論見を達した証拠のように聞こえたものである。敵ながらあっぱれというような表現はしたくないけれど、背後に余程のブレーンが控えているのか、この間のいわゆるカードの切り方の巧さには舌を巻かずにいられないイスラム国である。日本に対しては、アベ発言のタイミングを捉えて二人の人質を公開したのが皮切りとなったため、政府にも世論の動向を考えて断じて見殺しには出来ないというプレッシャーが相当かかっているはずだし、次はそれをヨルダンに振って欧米との同盟関係に揺さぶりをかけるなど、イスラム国も切羽詰まった状態らしいわりには、やりたい放題されている印象が否めないのも確かである。それにしても、湯川氏の消息を確かめたくて出来れば救いたくて現地に赴いたとおぼしき後藤さんが、彼の殺害された写真を持つ映像は当初言葉を喪うくらい残酷なものであり、後藤さんは心を殺されたも同然のように感じられたが、それでも今は何とか生きてジャーナリストとしての使命を全うしてほしいと願わずにはいられない。そもそもイスラム国は各国のジャーナリストを殺害するという点だけでも常軌を逸した許しがたい集団であり、少なくとも今日までジャーナリストという存在がこんなにも簡単に抹殺され続ける事実は近現代史上類例を見ないのではなかろうか。近年はあらゆる事件において、これまでの常識や理屈がどんどん通じなくなるような時代が始まっていることを思い知らされて情けなくなるばかりである。


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 今回のBBCの交換に応じたら米国との関係が悪化するには賛成できません。はっきり言って普通の誘拐犯よりリスクのほとんど無い自身の勢力圏に身柄を拘束し要求を突きつける行為に米国は怒るべきで命を優先してしぶしぶ取引をした国と関係を悪化させたらそれこそイスラム国の思う壺だから、そうならないのではないかな位の根拠の無い勘ですが。
 私は今回の件で全く感情移入できないのは本人が騙されたかもしれませんがその国に行ったからです。これに比べれば北朝鮮の拉致被害者の方のほうが気の毒に思います。本来なら比べることではありませんが拉致被害者が帰って来ないことは殺されると脅されるよりも家族に長年苦痛を与えていると思います。この方の妻には感情移入していますが、母については取り上げるマスコミ全てこれから疑ってかかろうと思っています(そっとして伏せたほうが良い行動をしているように思います)。

投稿者 nao : 2015年01月30日 22:08



2015年01月30日

牡蠣のオイスターバター炒め

QPで見た料理。カタクリ粉を薄くまぶした牡蠣をバターソテーして、オイスターソース、酒、醤油、砂糖、胡椒、水を混ぜた合わせ調味料をまぶし炒めるだけ。付け野菜はほうれん草をバターで塩炒めしたもの。シンプルだが旬の素材なので美味しかった。特に埼玉の特約農家製のほうれん草は茎根に甘みがあってGOOでした。
今日は河野多惠子さんの訃報に接し、この方とは本当に何の接点もなく、その昔国立小劇場でお姿をちらっとお見かけしたくらいで、もちろん作風に何らかの影響を受けたというようなことは微塵もないのだけれど、少しばかり書かせて戴く。『谷崎文学と肯定の欲望』はやはり実作者で且つ自身マゾヒズム性向がなければ絶対に書けない傑出した谷崎論であり、六十代の著作で代表作が生まれたともいえそうな『みいら採り奇譚』も面白く拝読したが、私にとって非常に想い出深い作品は旧友の劇作家岡本螢に薦められて読んだ掌編集『いすとりえっと』で、これは余りにも不可解なショートショートの連続だったから何十回となく繰り返し読んだものである。不穏な文体という表現が適切かどうかはともかく、長編短編問わず、淡々としていながら妙な不安に駆り立てる独特の文体はこの方ならではだったし、鳥の形を見て女が後ろ手に縛られた姿を連想するというマゾヒズム的感性も一貫していた。一読者として謹んで御冥福をお祈り申し上げたい。