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2014年11月03日
玄米餅、沢庵、味噌汁、米飴
ヘンなメニューだが、酵素ファスティングの回復食セットの指示通りに食す。
今日は連休中でも私は朝から完全なお仕事モードで執筆に勤しんで、夕方は関西唯一の食べ物雑誌「あまから手帖」の編集者穴田さんがお越しになって、これまた完全なお仕事モードで食に関するエッセイのオファーを受けていた次第。穴田さんはブログをお読みになっているので「今日はその話も伺いたいと思って来たんですよ」とのこと。食関係の仕事をなさっているのだから、それは確かにご興味があるだろうと思って、私も率直な感想を述べさせてもらった。「まず、人間が食べるということについて、改めて考える機会にはなったかなあ。今まではひょっとしたら、人間しっかり食べなくちゃ頭もカラダもしっかりしない的な一種の強迫観念みたいなものもあったような気がするんだよね。だから朝昼晩とはいわないまでも、昼夜どちらかの一食は必ずしっかり取るようにしてたんだけど、玄米粥一杯でしっかり乗馬が出来るんだったら、これまでのは単なる幻想だったわけ?という感じでしょ。で、本当にカラダが欲求しているのかどうかもわからないまんまに、必要以上の食物摂取が常態化していってる感じって何だかコワイことだなあって思っちゃったんだよね。そういうことが今は食だけの問題じゃないと思うわけよ。着るモノだって何だって、今の世の中にはとにかくモノが溢れかえってて、それを消費して貰わないと経済がしっかり回らないからとかいって、必要以上のモノをどんどん買うことが奨励されちゃってる感じでしょ。今や本当に必要なモノってなかなか無い感じのする世の中じゃない。それをイベントにかこつけたりして無理やり消費させちゃうような雰囲気が、きっとカラダの肥満よりもっとコワイ心の肥満を生んじゃってる気がするんだよね。心の肥満した人間が溢れかえった日には、もう誰も手が付けられなくて、世界は滅びるしかないわけよね〜」な〜んて話を私はして、穴田さんからは関西の色んな話、たとえば心斎橋は今や中国の観光客に席巻されてもう日本じゃなくなってる感じだとか、祇園の舞妓さんたちも今や観光客に追っかけ回されるばかりか帯を引っ張られたりしてとても気の毒だとか、今京都で予約の取れない店ベストスリーとかを仕事の話以外に聞かせてもらいました。で、今夜は大宮でどうしても食事したい店があると仰言って、どこかと訊けば、平松洋子さんもご案内した「大宮0760」とのことなのでご案内したものの、私はまだフツー食を控える期間なので、店の前で失礼しました。