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2014年10月10日
ニガウリの冷製、豆腐面、刀削麺
今日の夕方はLVMHのWEBマガジンの取材を受けたのだが、ルイ・ヴィトンとシャンパンのモエとブランデーのヘネシーが合体して今や一つの会社LVMHになっていることを、私は今回の取材を受けるまで寡聞にして知らなかったのだった。で、なぜそんな会社の取材を受けたかというと、麹町平河町に同社の新社屋が建つにあたって、麹町を舞台にした拙作の時代小説『老いの入舞い』に関する話を聞きたいとのことだったからで、インタビューに来られたライターの冨部さんは以前にも私の本を家庭画報で紹介された方なのだとか。今回はFacebookを通じて直に依頼があったのだけれど、一応文春の担当川田さんを通してお受けした次第だ。近頃はFacebookを通じてシンポジウムの依頼も直にあったりするので、本当にSNSの活用もハンパじゃなくなってきたよな〜と思ってしまうのでした。冨部さんは『老いの入舞い』を大変気に入って戴いたようなので、話もスムーズに進行し最後に「これってシリーズ化するんですよね」と言い置いて帰られた後、同行された川田さんからおもむろに「あのう、先日、平松さんとの対談で武田が伺った時は、とてもその話を切りだすような雰囲気じゃなかったみたいなんで、今日私が行くといったら、訊いといてといわれたんですがす」とのことで、案の定というべきか、とうとう続編連載のタイミングをどうするかの話になってしまった。「お宅に先に書く約束しちゃうと新潮社の小林姐さんが怒っちゃうんだよね」とか何とかごまかしつつも、シリーズ再開をどうするかは懸案事項でもあって、「ああ、そうこうしてる間に地震が起きちゃったりして」と私が言ったら「地震が起きても『オール』は出るんですよ。前の時だって私は校了してたんですから」と川田さん。それにしても出版界全体が斜陽化してるのに、というよりも斜陽化してるからこそなのかもしれないが、編集者も作家も昔より逆にメチャメチャ忙しくなっちゃってるみたいで、川田さんは明日やっと何ヶ月ぶりかに家で過ごす土曜日だそうだし、私は私で今週はけっこう色んなことがあってもうヘトヘトであります(◎-◎;)
ところで拍子郎種取帳シリーズのラジオドラマを放送する新日曜劇場はセリーグのクライマックスシリーズや日本シリーズの放送が入る可能性のある10/19、26,11/2の放送に関して順延となる場合もある旨NHKから連絡があったことをお伝えいたします。