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2014年09月28日
馬と猿の誕生日
もはや「めでたく」と言っていいかどうかもわからぬ61歳の誕生日を迎えた今日は日曜だったので、昼間は素晴らしい好天の下やっぱり乗馬をしていた私(^^ゞ 近頃お馴染みのアイドル系鹿毛ヤブサメ君に騎乗して相変わらずの径路レッスンながら、今日は二頭立て走行で先頭が超ゆっくりの栗毛J爺さんだったために、ヤブサメ君もマッタリと走るしかなく、おかげで反動がメチャ大きい右手前の駈歩でもナントカ座りきれたのは何よりでした。ヤブサメ君の場合は「昔よくバクハツしてたのでとても怖くて乗れません」と仰言る方もおられるくらいに瞬発的爆走力がある馬だし、反動で弾かれると背中を刺激し過ぎて爆走させる恐れがあるから、そうならないよう一定のペースにコントロールするのが肝腎で、とにかく私としては誕生日に落馬なんてことにならなくて良かったのでした(*^^)v 今回は クラブハウスでお見かけした会員のTさんにお願いして騎乗中の写メも撮って戴いたのだけれど、これからは毎年誕生日前後に写真を撮ってもらって肉体的な衰えを騎乗姿勢の面からチェックしたい気がしている。
Tさんは私と同じハイセイコーのお孫さんファンでいらっしゃって、今日は月に一度のお孫さんご機嫌伺いの騎乗をなさっていて、最近はお孫さんが病気がちで心配だという話をオペラ歌手のSさんから聞いていただけに心配して「調子どうでした?」と訊いたら、「いや〜元気、元気。どんどんスピードあがって最後は止まらなくなりましたもん」とのこと。私もお孫さんにあやかって死ぬまで元気な肉体をキープしたいものであります(-o-)/
乗馬の後はさいたま新都心の映画館に急行し、大宮映画女子部の三村さん、ミミさんと「猿の惑星〜新世紀」を鑑賞してから「セラフィーナN.Y.」で食事(写真はここの名物ピッツァマルガリータ)。
「猿の惑星」シリーズは子供の頃から結構好きでよく見ているが、これもホントにいつまでも腐らないネタだよな〜と改めて思ったくらい、今回は極めて現代的な寓意に満ちて示唆に飛んだ佳作といえそうだ。要するにこの作品には、建国以来ネイティブアメリカンに始まってさまざまな未開(と彼らが思っている)の異民族との闘争に明け暮れているアメリカに切実なテーマが盛り込まれており、戦争を引き起こすのは、いずれの側も恐怖心が培う排他性であって、臆病なヤツや虐げられたヤツほどキケンという発想や、最後は身体能力の勝負になるという展開はいかにもアメリカンとはいえ、猿がなぜかとてもヒューマンしているストーリーは娯楽作品の王道を行くし、実写とCGの区別がほとんどつかない映像も見応えがありました。