トップページ > ナシゴレンとフォーのセット
2014年09月26日
ナシゴレンとフォーのセット
整体治療の前に新宿ルミネ内で食事。いつもなら中村屋でカリーにするところだが、現在ビル移転に伴う長期休業中でした。
寺門先生も夏休み明けとあって、今日は各人にかなり気を入れた治療をなさって時間がかかったが、私はまた膝痛が始まったことを訴えたところ、ギャッと飛びあがるほど脛の筋を強く刺激されて、さらに鍼を刺して「ああ、これは肝臓系ですね」とのこと。肝臓系と言われたら、何か病気でしょうか?それとも食べ過ぎでしょうか?と訊かずにはいられなくなり、「いや別に、肝臓は筋肉の使い過ぎでもやられますから、遊びすぎでしょう」とアッサリ(^_^;)そんなわけで先月末に旅行した知床の映像をいろいろとお見せして「こんな熊が出そうな所に行くなんて、今朝子センセイは馬やってるからだろうけど、やっぱり度胸がありますねえ」と言われた次第。その後帰りに階段を降りたら膝痛がきれいサッパリ消えてるのにビックリ(*_*)寺門先生の鍼は相変わらず凄みがあるな〜と思いつつ、鍼は鍼灸の学校に行けば誰でも出来るというようなもんじゃないよね〜という気がしたのも相変わらずだった。もちろん習えばある程度はできるのだろうけど、巧拙は断然天性のものに違いなく、少なくとも私は誰にでも鍼をしてほしいとは決して思わないのであった。考えてみれば鍼に限らず、あらゆる業種業態に向いている人と不向きの人はどうしてもあるわけで、その向き不向きを無視してある程度の課程をクリアすれば誰にでも資格を与えるみたいな方式にはどこか無理があるような気が前からしているものの、それをいいだすと、では何にも不向きな人はどうしたらいいの?というような突っ込みが必ず来るので、これまたなかなか難しい問題ではあるのだった。
それにしても日立が年功序列型の賃金体系や昇進制度を来月から廃止するというニュースに驚いたのは、ええっ、まだ年功序列なんて制度が生きてたんだ!!!そんなものとっくに無くなってるもんだとばかり思ってた(-.-;)y-゜゜からなので、賃金はともかく、管理職に関してだけはゼッタイに向き不向きがあって、ただ年を喰ってれば人をマネージメントできるなんてもんじゃないよな〜という気持ちは、会社勤めを一度でもした経験のある人なら誰でもあるんじゃないかと思う。本人だって向かないことをするのは不本意だと思うのだけれど、ある程度年を取ったら「長」が付かないとカッコが付かないという思いのほうが強い方もこれまでは沢山いらっしゃったのかもしれない。国会議員の当選回数が何回か超えたら大臣にならないとカッコが付かないというセンスも同断である。最近はさすがにあんまり見なくなったが、一時はナントカ理事といった意味不明の肩書きをどっさり書き込んだ名刺をもらったりするたびに、私はなんだかその人を憐れんでいたもので、それって逆にカッコ悪いというセンスが持てないのは子供っぽいオッサンだよね〜としか思えないのであった。いずれにしろ日本には包装紙文化というか、形付け文化みたいな幼稚な傾向が大昔からあって、実質を伴わない肩書きが氾濫していたのだから(たとえば受領みたいなもの)それが現代に及んでいたのはフシギでもなんでもないわけである。かくして実質マネージメントをしないマネージメントの肩書きが氾濫し、全体として誰が責任取るのかわからないようなシステムを構築するのもまた日本の伝統かもしれないと思えるところが今となってはコワイのでした(-。-;)