トップページ > 生湯葉、ズッキーニのおかか炒め、焼き椎茸、オクラ納豆
2014年09月11日
生湯葉、ズッキーニのおかか炒め、焼き椎茸、オクラ納豆
きのう調子に乗って焼肉を食べ過ぎたので、今晩のご飯は胃腸にやさしい精進メニューにしました(^^ゞ
大宮はお昼頃にちらっと雨が降ったくらいで済んだが、全国的には大荒れの天気だったようだから、今日があの9.11であることを想い出した人は日本にあまりいないのかもしれないが、ビン・ラディンがこの世から退場させられても、新たに「イスラム国」なるものが登場して、欧米が何をしようが、結局は根本的な解決にちっともならないことだけが、極東の人間には理解のできる中東情勢であった。
で、これに関連して先日ある方が下さったメールには、ビン・ラディンがアラブ最大の敵とみなしたのは世界的に金融経済を牛耳っている人びとでだったことが指摘されており、それは別に驚くに値しないわかりきった話のように思われたのだが、その理由として、イスラム教は金利という概念すら否定している宗教だという事実を指摘されたのにはビックリして、別に私は現在そうヒマしてるわけでもないのだけれど、さっそく岩波文庫の「コーラン」を購読して昨日電車の中で読み始めたのだった。そしたら確かに「アッラーは商売はお許しになった。だが利息取りは禁じ給うた」という一節があったではないか(!_+)「コーラン」を読んだのは今回が初めてだが(ふつう読みませんよねえ)旧・新約聖書のような物語性がほとんどなく全体的にご託宣のようなかたちを取る戒律集でありながら、アブラハムもモーゼもイエスもマリアも登場して旧・新双方の聖書の内容を踏まえていることで、キリスト教やユダヤ教と母胎を共にする宗教であることがはっきりと見て取れる。踏まえた上で当然ながらユダヤ教やキリスト教よりもイスラム教のほうが正統だと主張してやまないわけで、こうした感じは日本人にわかりやすい例だと、鎌倉時代の有力な新興宗教がすべて比叡山の天台宗を母胎とし、最後に登場した日蓮宗が最もアグレッシブで、浄土宗系と激しく争ったりしてるのと似ているかも、と思ったりした。とにかく同根だけに、いわば本家争いのような形で互いにぶつかり合うのだろうけれど、歴史上どうしても金融経済に特化した生き延び方をせざるを得なかったユダヤ教徒との軋轢は、「コーラン」が書かれた段階ですでに既成事実だったに違いない。世界中が金融経済に牛耳られてしまった現在、それを宗教的な戒律によって完全否定するとしたら、やはり国際的なテロに頼るしか方法はないのかもしれない、と思い当たって暗然とした(-.-;)y-゜゜
コメント (1)
「コーラン」は読んだことありませんが、「汝殺すなかれ」という戒律は無いんでしょうね・・。
投稿者 礼華 : 2014年09月12日 10:16