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2014年08月23日

牛肉とキュウリの四川風炒め

前にQPで見た料理。塩と酒で下味した牛肉を炒め、火が通ったら豆板醤と生姜ニンニクのみじん切りを炒め合わせ、縞目に剥いて乱切りしたキュウリを加えて火が通るまで炒めてから酒醤油砂糖少々胡椒を合わせたタレとザーサイのみじん切りを入れて味付けし、仕上げに香り付けのゴマ油をまわしかける。キュウリが美味しく食べられます。
お盆明けの今週は何かと慌ただしく過ぎたが、やはり広島の水害は気になるニュースだったし、ご遺族の声を聞くと胸が痛んだ。私が子供の頃にも神戸で同じような土石流による激甚災害があって、百人近くの方が亡くなったと記憶するが、土石流という言葉を聞いたのはそれが最初だったかもしれない。とにかく通常の鉄砲水ではなかった、と力説された報道だったような印象がある。六甲山も花崗岩で出来た山なので、恐らく今回と同様まさ土の地滑り現象だったのだろう。神戸はそれを機にいろいろと対策が講じられたのか、その後はそこまで激しい災害は起きていないのではなかろうか。神戸の災害が強く記憶されたので、その後司馬遼太郎氏の確か「この国のかたち」に収められた随筆の中に、日本にはそもそも高台に住む習慣がなくむしろ疎まれており、その習慣は近代に西洋人によってもたらされたものだという一節を読んだ時にも想い出されたことであった。高い場所に住むのはリスキーだという日本古来の認識は、あらゆる生活様式に便利さと快適さとカッコよさをもたらした西洋人が好んで高台に住んだことによって、忘却され消滅するに至ったのだろうか。あるいは常に過密な人口を抱えるこの島国では、耕して天に至る棚田と同様、絶えず山の斜面に土地開発が行われる宿命にあるのかもしれない。いずれにしろ如何なる土地も本当に人が住んで安全な場所になるまでには、百年や二百年ではきかない、長い長い年月がかかっているという認識は常に持っておいたほうがいいように思う。CO2による地球温暖化ばかりでなく、過去の歴史を見ても異常気象は何度も起きているわけで、単に第二次大戦後の半世紀くらいが日本は未曾有の自然環境に恵まれた時代だったのだ、というくらいに思っておいたほうがいいのではなかろうか。


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