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2014年07月01日

豚ロースの塩麹焼き

昨日買っておいたトンカツ用のロース肉を、けさ塩麹味醂醤油少々を混ぜ合えたタレに漬け込んで焼いただけ。塩麹に漬けると肉が軟らかくなるのでGOO!
集団的自衛権の行使容認が予定調和的に閣議決定された今日、青い空に映えるきれいな入道雲を久々に見てゆくりなく亡き母親のことを想い出してしまったのだが、彼女は大変な教育ママで、そうなった理由はどうやら「あたしらはホンマに何にも知らんアホやったから」ということにありそうだった。
彼女はまたどちらかといえば反体制的なことをよく言う人で、ウチのお客さんの中には自民党の政治家で総理経験者みたいな人も何人かいたにもかかわらず、一貫して自民党にはゼッタイ投票しない人だった。で、結局、私もその点では大いに母の影響を受けてるわけだけど、彼女が妙に反体制的だった理由は何かといえば、一つには中央に反発しやすい大阪人だったこと、一つには戊辰戦争で薩長に負けた長岡藩の士族だという意識がとても強かったことなども挙げられるが、やはり一番の理由は多感な思春期が戦前と戦後にまたがり、戦前の「教科書に全部スミ塗らされた」ことで、体制は全く信用できず、国家も必ずどこかで間違いを犯す、というのが肌身でわかっていた世代だからだろうと思う。
今回アベボンに易々と本望を遂げさせたのは、自民党に大勝ちさせた人たち以外の何ものでもないので、もしその人たちの中に「こんなはずではなかった!」とか思ってる人がいるとしたら、それは単なる「ホンマに何も知らんアホ」だったので、あとでまた子供にそう言いなさいよ、としか思えないのだけれど、大勝ちさせた原因はそうしたアホの存在ばかりでなく、94年に導入された小選挙区制にあることはいうまでもない。この選挙制度によって自民党内部でも異論を唱えるのが難しくなったことは内閣及び党執行部の独走や暴走を許す結果につながっている。でもって非常に皮肉なことに、この小選挙区制の導入を決めたのは自民党内でもリベラル寄りの三木派に属し、なんだか頼りない感じしか受けなかった海部俊樹であり、これに真っ向から反対したのが結果的に一番得したようなコイズミだったのだから世の中わからないもんである。つまり、いかなる法制度もそれを決めた時点では誰も予測できないような事態を巻き起こす代表的な事例ともいえるが、今回の集団的自衛権行使容認も現段階では誰も予測できないような事態を生みだす恐れが無いとは全く言えないところが恐ろしいのであります(-。-;)


コメント (1)


松井さんのお母様や私の母が生きて居たら「又同じ事くりかえすんかいな。アホやな」と言うでしょうね。権力が嫌いな典型的な大阪人でしたから。子供時代から一家で選挙演説会に行きました。私は連れて行かれたのですが、一度も自民党の代議士のは聞いた事が無かった。だから私も一度も自民党に一票を投じた事はないです。しかし、今は与党の反対勢力と言える野党が無い状態。これが一番安倍さんがやりやすい状態になってる。

下にも書いておられますが軍需産業で経済を下支えをしたいのも見えてきます。そうなれば防衛族と軍需産業を扱う会社との癒着も起こり、そのまま戦前の日本の再現です。三菱は早くから自衛隊向けの軍需品を扱ってましたが1980年代に住友系列が日本特殊金属、戦前は中島航空機を吸収して軍需産業の仲間入りをしましたが、その頃からいずれ日本は軍需製品を輸出出来る国にする事が経済界と自民党の密約だったような気がします。

投稿者 お : 2014年07月01日 22:47

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